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NHKは籾井会長になり、悪質さを増した │ NHKの体制寄りの報道姿勢の遠因 | <上映>息を吹き返した原発推進派と戦い勝利した | 巻町民を描いた市民活動ドキュメンタリー └──── (スペースたんぽぽ講座運営委員) ○12月13日(土) 加藤久晴さんによるシリーズ第4弾の講座が、行われました。 NHKの体制寄りの姿勢の遠因は、1984年に放送された『核戦争後の地球』にある。この番組は核爆弾が東京に落ちた後の、悲惨な状況を描いたものである。 放送後、民社党と自民党は、NHK会長を国会に呼び、締め上げた。 会長は悪意に満ちた質問に屈せず、全てに反論するが、以降、NHKは萎縮してしまう。 政府が一番ふれてほしくないのは、内部被爆の問題である。NHKの生放送の座談会で内部被爆の実際を話した教授が、その後、座談会での発言をできないようにされてしまう。
○<映像上映> 1995年4月巻町、町議会選挙で、原発反対派の議員が、定数22のうち12名が当選。住民投票条例制定案が6月に提出された、原発推進派は切り崩しを画策、反対派議員の2人が離脱してしまった。ところが、住民投票条例は、11対10で成立する。 9月、推進派は、町長に住民投票の実施の権限を与える、条例改正を求め、この案は成立してしまう。 町有地の売買は、住民投票を尊重しなければならない。町長はこれを無視、東北電力に町有地を売却しようとする。町民は怒り、町長のリコールがもちあがる。 12月、有権者の43%、1万人を越える人々がリコールに署名しこれにショックを受けた町長は辞職した。 翌年1月に行われた町長選挙で、反対派の笹口孝明さんが町長になり、8月に住民投票が行われる事になった。 推進派は切り崩しを謀り、料亭での接待や原発見学ツアーを繰り返す。法的拘束力のない住民投票では買収に罰則はない。 自民党は巻町に乗り込んだ。東北電力も社員を送り込む。集票マシーン建設業界も動いた。 しかし結果は、反対12,478、賛成7,904で反対派の圧勝であった。 推進派は法的拘束力はないとし、これを無視しようとするが、町長は国に原発計画撤回を提出、町有地は売らないと宣言した。 東北電力も国も計画を撤回しなかったが、事実上原発推進は出来なくなった。 巻町の住民自治の精神は、住民によって作られた、住民自らが選んだのだ。 民意は示された。
☆シリーズ予告 第5弾 1月17日(土)18時〜20時 会場:「スペースたんぽぽ」 日本製の原発映画の問題点、外国製の原発映画との比較。日本製はなぜ駄目なのか? <映像上映> 刈羽原発のプルサーマル計画を拒否した、市民活動を描くドキュメンタリー。
.. 2014年12月22日 09:25 No.844008
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