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■--原発いらない
++ 鈴木千津子 (小学校中学年)…10回          

今週の日曜日は選挙の日です。
 │ 再稼働反対
 └────(たんぽぽ舎)

2011年3月11日以前に東京電力の原発が全てストップした時も、新宿、銀座等
の繁華街はネオンサインが、まばゆいくらいに夜空を煌々と照らしていました。
町でも日常生活でも原発がなくても生活様式は何も変わらず(勿論、皆がエネ
ルギーの節約の努力にも成功)、「原発いらない」が立証されました。

けれど2011年3月11日東京電力福島原発の事故から3年半が過ぎ、今は日本全
国の全ての原発が停止されている。そんな中で各自が電気が足りなくなったり
して不自由をしいられましたか? 3.11以前の夏は、テレビ等のメディアは
節約をうたっていましたが、3.11以降は昨年と特に今年は、熱中症の予防の
ために適度にクーラー(電気!)を使って、涼しくする対策をメディアは訴え
ていました。

政府は、今、なぜ、原発再稼働に力を注いでいるのか。他の目論みが伺えます。
2011年3月11日東京電力福島事故と同じ気象条件であってはならない原発事故
がおこれば日本は全滅です。

利権がらみと危険な原発NOを、(全てのエネルギーにも問題はありますが)
選挙で原発NOの意思表示を! 一票の大切さを政府に届けたいものです。
.. 2014年12月15日 08:47   No.842001

++ 柳田真 (平社員)…138回       
原発いらない、川内原発再稼働反対のコールひびく
 │  東京渋谷の繁華街で12・13反原発大行進
 └──── (たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

・金曜官邸前行動を主催する「首都圏反原発連合」呼びかけの、2014年最後の反原発の大規模デモ=川内原発再稼働反対、反原発渋谷大行進が行われた。
 参加者1000人以上(主催者からの発表は解散時でまだ出ていなかった)
・衆議院選挙を明日に控えて、原発反対を焦点に、若い男女が大勢集まる繁華街で、“川内原発再稼働反対のコール”が大勢の人々に届いたのは、それなりの大きな意義があったと思う。
 福島を忘れたい政治家、原発を争点にしたくない政治家に対し、市民が声を大きく上げた。
・たんぽぽ舎も10数人で800枚のビラ(原発なくそう週刊金曜ビラ130号と12月18日(木)、23日(火)の2回の講演・討論会=衆議院選挙後も元気が出る(元気を創る)反原発討論会の案内ビラ)を配布した。
 また、デモ行進では、川内原発再稼働反対の横断幕を先頭に5団体200人弱で行進した。5団体は、たんぽぽ舎、経産省前テントひろば、脱原発かわさき市民、アソシエ、原発・核燃とめようかい。


.. 2014年12月15日 10:29   No.842002
++ 柳田真 (平社員)…139回       
2人に1人しか投票せず、低投票に理由あり
 |  沖縄(1−4区)自民党全滅、大衆運動が勝利原因
 |  12月18日(木)と23日(火・休)『衆議院選結果と今後の反原発運動(方向)』
 |  元気を創る講演・討論会のご案内
 └──── (たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

1.衆議院選挙は、自公が大勝し、巨大与党が今後も続く。
 [自公で326(前回326)、自民-前回295から291人、公明-前回31から35人]
  菅官房長官は、「選挙前は1割位減るつもりで選挙に突入した」と語っていたが、野党が力ない中で、かつ小選挙区という悪い制度で(4割の得票で8割の議席)自民党が圧勝した。

2.有権者2人に1人しか投票しなかった(52.66%)、戦後最低の低投票率だ。低投票は「政権に批判的な人の多くが棄権した」結果と思われる。
  自民党若手小泉進次郎氏が開票時にテレビで述べている−「政治に魅力あれば、政治家に魅力あれば投票は増える」と。

3.沖縄(1−4区)は自民党全滅(但し4名とも比例で復活)。原因は基地をめぐる沖縄の大衆運動の高揚にあり。
 沖縄の勝利は、大衆運動こそが勝利のカギだと教える。そして政党のエゴを押さえて自民党に立ち向かう野党の統一戦線をつくらせたのもこの力だ。
 私たちは、沖縄の大衆運動の高揚・その作風にこそ学ぶべき点が多い。

4.12月18日(木)と23日(火・休)にご参加を!−元気の出る(元気を創る)講演・討論会へどうぞ
 ▲第1回
  日 時:12月18日(水)19:00−21:30 先着80人
  登壇者:北村肇さん(「週刊金曜日」発行人)、
      ミサオレッドウルフさん(首都圏反原発連合)、
      河合弘之さん(弁護士)、
      天野恵一さん(再稼働阻止全国ネットワーク)、ほか
  会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
  参加費:1000円
 ▲第2回
  日 時:12月23日(火・休日)13:30−17:00 先着80人
  登壇者:鎌田 慧(ルポライター)、広瀬 隆(作家)、
      柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)、ほか
  会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
  参加費:1000円

.. 2014年12月16日 08:01   No.842003
++ 山崎久隆 (社長)…491回       
.「川内原発の耐震対策の達成度(工事計画認可と保安規定)」について
 |  −工事計画認可はできないはず  (上)
 |  情報は公開されていない・地震で破壊される危険性・「安全余裕」なし
 |  制御棒挿入時間のゴマ化し
 └──── (たんぽぽ舎)

 12月11日(木)に参議院会館講堂で再稼働阻止全国ネットワーク主催の、原子力規制委員会との交渉に参加をした。「川内原発の耐震対策の達成度(工事計画認可と保安規定)」に関する質問を作った立場から感想を述べる。

情報は公開されていない

 まず、当日発言冒頭にも述べたとおり、2万ページ公表したという工事計画書の中身とは、大半が白抜きばかりで構造図や生データは、ほとんどが消されていた。「安全性に問題なし」との結論ばかりを書き連ねた作文に過ぎない。
 規制委に「何のための公開なのか」と問いただすと、答えに窮する。それはそうだ。データが無ければ検証できない。公開文書から、誤った計算や評価をしていないか、もともと無理な計画になっていないか、あり得ない想定をしていないかなどが、データが無ければ読み取れない。
 現在では科学論文が公開されると、その記述や実験の誤りについて誰もが検証し、場合によっては追試まで出来る時代だが、規制委の公表姿勢は時代に逆行している。
 勿論白抜きをしたのは九州電力であり規制委ではないが、その白抜きを何の批判も無くそのまま垂れ流しで公表したのでは企業の言いなりだ。「どっちを向いて審査をしているのか」ということに他ならない。
 規制委は「核物質防護と企業秘密の保護が理由であり(前日施行された)特定秘密保護法とは関係はない」としているが、そもそも建屋の大きさや構造材の寸法や地震時にかかる力の大きさなどは秘密にして良いものではない。それが分からなければ検証のしようがないからだ。電力が「非公開」と主張しても規制が「公開せよ」と命ずればいいのであって、それこそが「事業者と市民のどっちを向いて規制しているのか」が問われるのである。

地震で破壊される危険性

 白抜きが多い資料でも、いくつか分かるポイントがある。
 その中でも驚くべきは圧力バウンダリと呼ぶ原子炉一次系の容器や配管の耐震強度にある。
 Ss基準地震動は解放基盤表面の地震動で620ガルとされ、それが基になって原発内部の構造物などでの揺れの大きさを決め、その揺れで発生する応力値が決まる仕組みになる。
 もともとが375ガルで設計、施工されていた原発で、大きな改造でもしない限り耐震強度は変わらない。その設備で揺れの大きさだけが大きくなれば、「掛かる力」だけが大きくなるわけだから余裕は無くなる。設計・施工時には地震の揺れに比べて構造物の「耐える力」は十分大きかったところも、揺れの大きさが二倍近くになれば当然ながら余裕を食いつぶしてしまう。しかもこれは、地震の揺れだけの話だ。炉心が損傷し、燃料からの高温の熱が圧力容器や加圧器や蒸気発生器などに伝達した状態で基準地震動に揺さぶられるケースなど考慮もされていない。
 「そんな地震に遭遇することなどあり得るのか」というのならば、そういう想定をすることが3.11以後の日本では必要になったというほかない。本震に匹敵するほどの余震または誘発地震が襲う可能性は3.11以後の日本では通常起こり得ると考えるべきだ。 (下)につづく

.. 2014年12月16日 08:08   No.842004
++ 木村雅英 (高校生)…68回       
.「あれはあれ、これはこれ」と東電を支援する規制委会
 |  福島第一原発事故は「水に流し」柏崎刈羽の再稼働を認める?
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その31
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

○次の2つの記事をご覧いただきたい。
・「汚染水「処理後は放出を」=田中委員長、福島第1視察−規制委」
 原子力規制委員会の田中俊一委員長は12日、東京電力福島第1原発で増え続ける放射能汚染水について、「(放射性物質濃度が)規制基準以下になった水を捨てずに、廃炉をできるはずがない」と述べ、浄化装置で処理した汚染水は海に放出する必要があるとの考えを示した。第1原発を視察後、福島県楢葉町で記者団に語った。(時事ドットコム、2014/12/12-19:16)
・「柏崎刈羽を現地調査 福島原発と同型で初」
 原子力規制委員会は12日、再稼働の前提となる審査を進めている東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の設備や事故対策について現地調査した。担当の更田豊志委員長代理は「ケーブルやホースのつなぎ方に改善がみられ、福島第一原発事故の反省や教訓を生かそうとする緊張感が垣間見えた」と評価した。
 (東京新聞12月13日)

○ 同じ12月12日に、田中委員長が福島第一原発を視察して汚染水の海洋放出発言をし、更田委員長代理が(審査会合の一環として)柏崎刈羽の現地調査をして「反省や教訓を生かそうとする」東電を褒めた。
 昨年9月に柏崎刈羽原子力発電所原子炉設置変更許可申請が東電から出た時に、10月2日の原子力規制委員会定例会合で、田中委員長は「福島第一原子力発電所の汚染水問題が極めて喫緊の課題であることはまず認識していただく必要があるということであります。東京電力はもちろん、規制庁においても、汚染水問題を含む廃炉問題が万が一にもおろそかになってはいけないと思いますので、その点を十分に配慮していただきたい」と述べ、更田委員は「東京電力には、廃炉作業、それから、十分な汚染水対策を実行することによって、福島第一原子力発電所におけるリスクの低減を最優先と捉えるべきであって、これから生じるリスクを十分に抑え込むことができているかどうかという活動よりも、今そこにあるリスクへの取組が優先されるべきであるというのは当然のことだろうと思います。とにかく別の話だ、あれはあれ、これはこれと考えるわけにはいかないだろうと思います。」と話して早や1年2カ月。

○ この舌の根も乾かぬ昨年10月から柏崎刈羽の審査を開始し、この1年間に、審査会合を20回以上、非公開の事業者ヒアリングを85回も実施しているのだ。
 おまけに、福島第一原発近傍の海水のモニタリングでは、日常は検出限界値が高い方法で測定して海洋汚染を隠している。
 東電への対応を見れば、原子力規制委員会が私たちの安全や環境保全よりも事業者優先規制を実施する「再稼働推進組織」であることが良くわかる。
 最後に、前30号で紹介した『原発と大津波 警告を葬った人々』(添田孝史著、岩波新書、2014年11月20日発行)が12月12日の福島原発告訴団の行動でも大きく紹介されていた。
 東電も原子力安全・保安院も原子力規制委員会も同罪だ。是非ご一読を。

.. 2014年12月19日 07:58   No.842005
++ 寺崎明子 (幼稚園生)…3回       
.「地方自治体と原発裁判〜海外の事例をふまえて」
 |  11/26第2回大間原発を考える学習会の報告
 └──── (大間原発反対関東の会)

 11月26日(水)午後7時から上記テーマで、海渡雄一弁護士のお話を伺った。雨にもめげず、30名が参加。海渡さんの都合で予定より早く終了したが、質問時間も十分にとり、中身の濃い学習会になった。
 まず、福島原発事故の引き起こしたさまざまな悲劇を概観し、この事故は防げなかったのか、との問いから、伊方原発訴訟(1973年)以来の主な原発訴訟を辿った。伊方判決はよく読み込んでいくと、今後、原発訴訟を闘うときの武器に出来ることに気づき、それは1985年提訴の「もんじゅ」訴訟に活かされた。
 3.11前に勝訴したのは、この「もんじゅ」訴訟(2003年、名古屋高裁金沢支部)と、2006年の志賀原発(金沢地裁)の2つのみ。
 しかし3.11以後初の判決となった福井地裁判決、福島原発告訴団に対する第5検察審査会の判断は今後に希望を与えるものだった。
 今年5月にはドイツ連邦行政裁判所を訪問。自治体と市民が原告となって、廃炉を勝ち取ったことを知った。これからも目先の結果にめげずに地道に運動を続けていくことの大切さを強く感じさせるお話だった。
 次回学習会は2月上旬の予定。この学習会の詳細はブログ「原発いらない女たちのテントひろば〜福島とともに」12月4日付けにアップされている。
 こちら

.. 2014年12月19日 08:16   No.842006
++ 青山晴江 (小学校中学年)…17回       
県知事が同意をしても3・11前の日本に戻すわけにはいかない
 |  再稼働の嵐に立ち向かう、その闘いはこれからが本当のスタート
 |  11月川内原発再稼働反対・鹿児島抗議行動に参加して (下)
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク・詩人)

○ 住民の声を聴け!
 11月6日、臨時県議会の中日、原子力安全対策等特別委員会の審議が行われ、1つだけの推進側の「川内原発の1日も早い再稼働を求める陳情」の採決は真夜中にもつれ込み、記者会見は午前1時でした。(再稼働反対の31もの陳情・請願は多数決で否決されたのです。)県外で議場内傍聴席に入れたのは5人限定、退席指示にもめげず頑張っている様子に、議会玄関前でも数10人がリレートーク・歌・シュプレヒコールなど16時間、抗議集会をやり続けました。
 最近噴出量が増えている火山灰が風に舞い、ざりざりと顔に吹き付けます。横断幕を持ちながら鹿児島で出会った人たちのことを思い出していました。特に真夏の「辻説法」で、日置・姶良・出水・いちき串木野市などを現地市民の方々と、畑の中の団地・商店街・海岸・住宅街でチラシを手渡したり、ポスティングして回ったことが蘇りました。
 炎天下で「鹿児島のみなさん、福島から来ました。ここを福島のようにしてはいけません。再稼働を止めましょう!」郡山の黒田さんの絞り出すような声に耳を傾け頷いている人々。
 民家の庭でチラシを受け取り「ここには情報がない。みんな何も知らずに考えずにいて、政治はどんどん悪い方に流れ自分たちが犠牲になるばかりだ。腹がたって胸が痛むがそれを話す相手もいない。」と語る男性。
 網戸越しに腰をかがめた女性は「いい話をしてると思ったら福島からですか、ありがたいことです。原発は反対じゃ。」と。
 店のシャッターの小窓から細い指で隙間を開け、おばあさんがじっと聞いていました。そっとチラシを差し出すと潤んだ目で頷いてくれました。
 これらの人々の民意をこそ為政者は恐れていることでしょう。
 県知事が同意をしても、3・11前の日本に戻すわけにはいきません。
 再稼働の嵐に立ち向かう、その闘いはこれからが本当のスタートなのだと心を新たにしました。 

.. 2014年12月19日 08:31   No.842007
++ 木原壯林 (小学校中学年)…15回       
緊急声明〉高浜原発を「新規制基準」に適合とした
 |  原子力規制委員会(規制委)を満腔の怒りを込めて弾劾する
 └──── 若狭の原発を考える会、「若狭の家」運営委員会
       連絡先: 京都市山科区上花山桜谷40-5

・再びの大事故を招きかねない原発再稼働に断固反対する。
・高浜原発の「審査基準適合」判断を撤回せよ。
・全ての原発の安全廃棄に向けた検討を即時開始せよ。
・国民に犠牲を強いる規制委は解散せよ。

 規制委は、12月17日、関西電力高浜原発の新規制基準適合性審査に関して、合格通知にあたる審査書案を発表した。
 以下の理由により、この暴挙を断固として弾劾し、撤回を求める。

1.人類の手に負えない原発の再稼働を画策すること自体が誤り、犯罪である
 安全な原発はなく、原発は人類と共存し得ないことは、福島原発の惨状が実証している。原発被害避難者の悲惨さは筆舌に尽し難い。事故炉は、高放射線量のため、内部や地下の状態が分からず、事故収束の目途は全く立っていない。汚染土壌や汚染水の除染、汚染水の漏洩防止作業はトラブル続きである。使用済燃料や核廃棄物の完全処理は不可能で、安全保管法もない。原発事故の要因となる地震や火山噴火などの自然災害の時期と規模の予測は不可能である。
 したがって、目先の経済的利益のみを優先させ、国民の安全をないがしろにし、地球を放射性物質で汚染させる原発の再稼働は犯罪といわざるを得ない。

2.原発で重大事故が起これば、住民避難は著しく困難で、故郷を失う
 高浜や大飯の原発で福島原発のような重大事故が起これば、若狭の住民は原発から少なくとも50km以遠に避難しなければならない。しかし、避難ルートは限られ、それも大雪、地震、事故などで寸断されかねない。放射能汚染を検査、除染する場所も限られる。したがって、避難に長時間を要し、その間、相当量の外部・内部放射線被爆を余儀なくされる。避難困難者が置き去りにされる可能性は大である。
 一旦避難できたとしても、故郷に二度と帰れなくなることは、イ.チェルノブイリ原発の30km圏から避難した12万人の中、事故後28年を経た今日までに帰還し得たのは約300人であること、ロ.福島原発周辺からの避難者の中、10万人以上の帰還の目途が今でも立っていないことからも、容易に推測できる。

3.規制委に人類の未来に関わる原発問題を判断する資格・能力はない
 そもそも、福島の原発事故を最悪の事態に導いたのは、現代科学・技術を過信し、安全神話を作り、それによって利益を得た原子力ムラの誤った原発推進と事故対応である。したがって、福島事故の後は、原発を推進してきた人達は、深く反省し、謝罪と恭順の意を表して謹慎するか、原発の犯罪性を認めた上で、原発全廃のために貢献すべきである。それにも拘らず、5人中4人を原子力ムラ出身者で占める規制委は、厚顔にも、原発の再稼働審査を行い、政府や電力会社の言いなりの結論を国民に押し付けている。
 規制委が中立を標榜するなら、原子力界中心の人選ではなく、国内外を問わず、広く人材を求めるべきである。世の中には、原子力界よりはずっと優秀な知恵者が多数いる。しかし、広く人材を求めれば、「原子力ムラ」が浸食され、崩壊し、原発を存続できなくなるから、そうしない。それが、原子力政策の本質である。


.. 2014年12月19日 10:02   No.842008
++ 木原壯林 (小学校中学年)…16回       
4.安全を担保しない「審査基準適合」判断は、人々を愚弄するもの
 上述のように、国民を欺くために設置された規制委は、自らが作った科学的根拠も希薄な新基準で原発を審査し、全国の原発の適合判断を出そうとしている。高浜原発に関しては、合格通知にあたる審査書案を12月17日に発表し、来年2月には正式な適合通知=「審査書」を決定しようとしている。
 ところが、どんな審査基準を作っても、安全な原発にならないことは、田中委員長や更田委員の審査書公表に際しての人々をバカにしたコメント、「安全を担保したものではない」、「安全を確保するための最低限の基準を満たしている」などからも明らかである。これは、殺人兵器でもその製造法が兵器推進団体が作った基準に適合していれば、製造を認め、兵器の犯罪性は議論しないというのと同類である。こういう人達は、次に事故が起これば、「想定外」といって言い逃れるに違いない。
 なお、新基準で謳う過酷事故対策は、国際的には(例えば、IAEAから)従来より求められてきたものであり、「世界で最も厳しい」とは真っ赤なウソである。原発の安全神話を鵜呑みにした日本の規制当局が福島事故まで国際的要求を無視していただけである。

5.「審査基準適合」判断は、電力会社の都合に合わせるデタラメ判断
 新審査基準による川内、高浜原発の審査結果は、イ.ほとんどがコンピュータ解析のみの結果であり、実証はしていない、ロ.原発にとって最も深刻な事故原因であり、福島原発事故の真の原因ともいわれる冷却水配管のギロチン破断を全く軽視している、ハ.基準地震動(予想される最大の揺れ)および津波の高さを極めて過小に評価している、ニ.水素ガス対策は荒唐無稽な子供だましである、ホ.汚染水流出防止対策を要求していない、ヘ.複数の原発の同時被災(福島では4機の同時被災)への対応策がほとんどない、ト.事故時の避難計画を審査対象外としているなど、電力会社が譲歩可能な条件=再稼働をさせるための条件への適合審査と言わざるを得ない。国民の安全など頭の片隅にもない。なお、コンピュータ解析は、その前提となる条件とデータの質に強く依存する。
 しかし、現代科学は実証された完全な条件やデータを持合わせていない。したがって、解析者の原発を動かそうとする恣意が大きく結果に反映される。

6.再稼働は再事故の準備である。原発の即時廃炉を要求する
 上記のように、規制委は経済に牛耳られて再稼働を策動するのみで、人間の尊厳や人格権を尊重する態度のかけらも持ち合わせてない。
 「国民の生命、健康および財産の保全に資する」という設置目的は、忘却の彼方である。規制委の審査結果には、科学的裏付けはほとんどない。30年以上を経過した老朽原発が安全なはずがない。  2014年12月18日


.. 2014年12月19日 10:15   No.842009
++ 石垣敏夫 (小学校中学年)…10回       
自民小選挙区支持者24.3%で222人当選
 |  2014.12.14衆議院選挙結果:(総有権者に対して)
 |  小選挙区制の弊害が露呈(自民党支持者は有権者の25%に満たない)
 └──── (さいたま市)

自民党小選挙区支持者24.3%で222人当選(議席率75.3%)
自民党比例区支持者16.3%で68人当選(議席率37.7%)

総有権者数 1億396万2784人
投票者     5474万3186人 投票率52.66%
小選挙区 自民党 得票 2543万1323票
比例区  自民党 得票 1695万6321票
自民党総議員比 61.1%(290人/475人)

小選挙区制の弊害が露呈(自民党支持者は有権者の25%に満たない)
今回争点にされなかった「集団的自衛権閣議決定、特定秘密保護法、
辺野古基地、TPP、原発再稼働」等々は信任されたと言えない。
(資料2014.12.15朝日・東京)

.. 2014年12月19日 10:27   No.842010


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