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.「原発を止めていて良かった」と言えるために | 長野県北部の地震(M6.7) └──── (たんぽぽ舎)
○ 11月22日10時8分頃、長野県北部、小谷村や白馬村を中心とした地域でマグニチュード6.7の地震が発生した。震源は5kmと浅かったこともあり、震源近くの住家に被害が出た。また、多数の山崩れなどの地盤被害が出た。41名が負傷した。幸い犠牲者は出ていない。 糸魚川静岡構造線の北部に位置するこの地域は、2011年3月12日に発生した長野県北部地震(栄村)とほぼ同じ規模で、同様に逆断層型の内陸直下浅発地震である。 地震が起きた地域は、新潟―神戸ひずみ集中帯と呼ばれる地震多発地帯に属しており、日本列島が大地動乱の時代を迎えると必ず、大きな地震を多発させてきた。今回の地震も、日本列島が東西圧縮応力下にあるため、大きなひずみが溜まりやすい地域に発生した内陸地震である。 過去の歴史を調べると、日本海溝や相模トラフ、南海トラフで巨大地震が起きると、その影響で各地に大きな浅発地震が多発する。 2011年3月12日に起きた長野県北部地震もまた、そのような地震の一つだし、付近で起きた中越(2004年長岡市)中越沖(2007年柏崎市)の地震も関連している。 日本列島では、大規模プレート境界型地震が発生する前後に、2つの特徴的な地殻変動が起きる。1つは火山の噴火、もう1つが内陸浅発地震の多発である。 火山の噴火は西之島新島、新燃岳、口永良部島、御嶽山で起きている。その中でも最大規模が西之島新島。これは伊豆・小笠原島弧で起きており、海底から4000メートル級の火山が立ち上がっていて、山頂付近が海面に姿を現している。 これと同じ噴火が富士山で起きたとしたら、貞観噴火のようなストロンボリ式噴火になるだろう。東北地方太平洋沖地震を引き起こした太平洋プレートの火山フロントが伊豆・小笠原島弧であるから、大地動乱時代の火山噴火現象は既に各地で起きている。ちなみに現在火山性地震が増えている蔵王山も太平洋プレートの火山フロントだ。
.. 2014年12月02日 10:41 No.837001
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