|
工程厳守 プレッシャー 福島第一 作業の実態
東京電力福島第一原発で9月と11月、増設中のタンク上部から鋼材などが落下し、作業員が重軽傷を負う事故が相次いだ。福島第一では、作業員の事故・トラブルが大小を問わず増え続けている。浮かび上がるのは、とにかく工程表の通り作業を進めるよう国や東電から厳しく迫られ、しわ寄せを受ける現場の実態だ。 2件の事故の状況を図にまとめた。共通するのは、早急に完成させることが求められている溶接型タンクで起きた▽高さ10m以上もあるタンクの上部からの落下物が原因▽負傷した作業員は、上部で作業が続く現場近くで、別の作業をしていた−ことなどだ。 9月の事故では1人が背中を骨折、11月は3人が脊髄損傷などの重軽傷を負った。鋼材の重量や落下した高さからすると、死亡事故となっていてもおかしくなかった。(後略) (11月16日2面より抜粋)
.. 2014年11月19日 11:55 No.830001
|