返信


■--放射能兵器
++ 山本勇祐 (小学校中学年)…14回          

―ウラン兵器の材料となる核燃料(原発)をなくそう!
 |  11月29日(土)ウラン兵器禁止を求める国際行動デー集会へのお誘い!
 └──── (劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワーク)

     2014年(11回)NODU国際行動デー集会

日 時:11月29日(土)14:00(13:30開場)〜17:00
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
お 話:山崎久隆さん(劣化ウラン研究会代表・たんぽぽ舎
    「劣化ウランの情報 地震・火山と原発」(仮題)

  劣化ウラン兵器禁止を求める国際行動デーとは、2001年の国連総会は、微力紛争時の環境破壊が、紛争終了後も国境や世代を超えて長年にわたって生態系と天然資源に悪影響及ぼすことを考えて、11月6日を「戦争と武力紛争による環境破壊を防止する国際行動デー」として宣言しました。このことを踏まえて、ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)は同年、この11月6日を「ウラン兵器禁止を求める国際行動デー」とし、この日を中心にして様々なNODUの活動を全世界に呼びかけ、以降毎年世界各地で国際行動デーの取り組みが行われています。
 私たち「劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワーク」でも2004年から毎年はこの呼びかけに応えて集会と問題提起をしてきました。
 今年は11回目となり、劣化ウラン弾が大量に使われたイラク戦争から11年が過ぎてウラン兵器のことの風化を感じつつも、イラク現地ではいまだにこの後遺症で苦しみながら生活している状況があります。世界各地のウラン兵器の禁止を求める様々な運動の成果でもあり、近年紛争地でウラン兵器が使用されたという報告はありません。今後も、ウラン兵器の全廃まで、その製造、保管、使用を禁止する運動を続けていく必要があります。
 また現在、九州電力川内原発の再稼働の問題は薩摩川内市議会が再稼働を容認し、鹿児島県伊藤知事も11月7日再稼働に同意を表明しました。
 核兵器や核燃料の製造過程で生じる劣化ウランをなくすためにも、全ての原発をとめ、廃炉にする運動も併せて取り組んでいます。
 今年も(11回)ウラン兵器禁止を求める国際行動デーを行います。
 ぜひ多くの方の参加を呼びかけます。
.. 2014年11月14日 12:00   No.828001

++ 横関彩子 (小学校低学年)…8回       
汚染水を漏らしたままのこの状況を放置・容認し
 |  原発の再稼働を許してしまっては、今度は私たちが
 |  未来世代や世界の人々に対しての加害者になってしまう
 |  12/20おしどりマコ&ケンさんの講演会
 └──── (たんぽぽ舎・いろりばた会議)

○ 「未来&世界への責任」と題して、おしどりマコ&ケンさんに12月20日(土)「スペースたんぽぽ」で講演をしていただきました。
 私たちは原発事故以降、放射能の不安に怯える日々ですが、汚染水を漏らしたままのこの状況を放置・容認し、原発の再稼働を許してしまっては、今度は私たちが未来世代や世界の人々に対しての加害者になってしまいます。そうならないためにどうすればよいか、マコ&ケンさんに多くのヒントをいただきました。

○ 最新の福島第一原発についての情報として、12月17日のJタンクエリアでのALPS汚染水漏れの問題について説明していただきました。驚くべきことに、先がつながっていない配管に流してしまったことが事故の原因だそうです。その結果6トンもの汚染水が漏れ、トリチウム濃度は88万Bq/Lでした。しかしながら、福島中央テレビの報道ではトリチウムを無視し、セシウムが0.4Bq/Lであると、「大した事故ではない」という印象操作が行われました。ヒューマンエラーが続き、ALPS(核種のうちトリチウムを除去することはできない)の性能も劣化している状況は非常に問題です。東京電力を市民がしっかり監視し続け、改善を求めていく必要があると感じました。そのためにはマコ&ケンさんの情報収集・分析・発信がありがたく、これからも応援していかなければと感じました。

○ その他、今年ドイツで複数の学校で講演をした際、多くの質問をうけ、中学生から「原発以外のことなんですけど、NHKの会長はあれで大丈夫なんですか?」ときかれてびっくりしたというお話や秘密保護法に反対する学生有志の会SASPLの、団体参加ではなくあくまでも個人にこだわったデモのあり方についてなど興味深い話が盛りだくさんでした。芸人ならではの元気のいい語り口に会場は沸きました。芸能界に身をおきながらの胆のすわった活動ぶりには頭がさがります。
 私たちは未来と世界への責任を果たすために、今後も東京電力福島第一原発の事故を決して忘れないこと、再稼働を絶対に許さないことを運動の中心に据えていきたいと思います。
  ※12/20の動画です
  「福島原発事故を忘れない!未来&世界への責任〜加害者とならないために、
   今、私たちがすべきこと」

.. 2014年12月26日 07:58   No.828002
++ 横関彩子 (小学校低学年)…9回       
DELIさん「脱被ばく」のシングルイッシューで松戸市議に当選
 |  昨日発信の12/20おしどりマコ&ケンさんの講演会報告に追加
 └──── (たんぽぽ舎・いろりばた会議)

 DELIさんは南相馬と松戸を比べ、松戸のほうが線量が高い箇所があることを調べ、「脱被ばく」のシングルイッシューで松戸市議選に出馬しました。
 DELIさんは、たんぽぽ舎共同代表の鈴木千津子さんが、3・11以降に松戸の土壌の放射能を測定していたことを知り、松戸市議選告示の2日前にたんぽぽ舎を訪問。鈴木さんより当時の話を聞いてから、選挙戦に臨み、見事当選しました。


.. 2014年12月29日 08:08   No.828003
++ 吉田照勝 (小学校低学年)…9回       
福島県南相馬で配布「ベテランママの会」の冊子、放射線は怖くないと宣伝
 |  福島原発事故で原発安全神話が崩れ、今度は放射線安全神話の刷り込みをしている
 |  「東大御用学者・IAEAは政府広報で放射線の:虚構:を風評している。」
 |  福島県内のチョウで子の世代で死ぬ確立が高い:英科学誌電子版に発表
 └────  (たんぽぽ舎会員)

○福島県南相馬市は、2014年12月28日に特定避難勧奨地点から全て解除された。それに先立って南相馬市では、よくわかる放射線教室「ベテランママの会」という名称の冊子が配られた。
早野龍五(東大大学院理学系研究科特例教授)著。放射線は゛それほど恐れなくてもいい゛神話づくりの広報紙である。
 ●原発事故によって始めて放射線を浴びたわけでない、もともと放射線は存在している。
 ●人間や動植物、食べ物の中に原発事故以前から放射性物質は含まれている。
 ●大気中に放射性物質は舞っていない、子供の外遊びは安全マスクの必要はない。
 ●内部被曝はほとんど食材由来、南相馬市の市街地の空間線量は西日本と変わらない。
 ●井戸水のように充分澄んだ水は放射性物質と泥が結合、沈殿、安全性は高い。
 ●病院の検査で放射線・放射性物質は使われる等。日常生活のどこにでもある、慎重になりすぎなくていいという趣旨の内容である。
○放射性物質の影響は、小さな生物から異変を及ぼしていく。琉球大学の大滝丈二准教授(分子生理学)研究チームらは、原発事故直後福島県、茨城県、東京で2011年5月と9月に集めたチョウの一種「ヤマトシジミ」成虫から生まれた卵をふ化させて育て、孫の世代まで調べた結果
福島県内のチョウで子の世代で死ぬ確立が高い、放射線量が高い地域ほどオスの羽のサイズが小さい、羽の配合パターン、斑点の数に異常があった等、事故が周辺の自然に影響をあたえ遺伝的な異常が出ているのは間違いない。調査結果を研究チームがまとめ、英科学誌電子版に発表した(2012.8.11毎日新聞)。最近では、殺処分を拒否して育ててきた牛に異常な斑点がでてきたことが報告されている。
○政府は、原子力発電所爆発事故により原発安全神話が崩壊したことから、放射線はそれほど怖くないと、今度は放射線安全神話の刷り込みを浸透させようとしている。2014.8.11、朝日新聞など全国紙と福島民報・福島民友に「放射線についての正しい知識を」政府広報で、復興庁、内閣官房、外務省、環境省名で大きく掲載した。著者は、中川恵一(東大医学部付属病院放射線科准教授)、レティ・キース・チェム(国際原子力機関IAEA保健部長)。
 ●福島で被曝によるガンは増えないと考えられる。
 ●100msv/年以下では甲状腺ガンは増えない。
 ●運動不足などによる生活習慣の悪化がガンリスクを高める。
 ●セシウムの放射線は体を突き抜けるので内部被曝は低い。
 ●放射線の影響に関する誤解はメディア報道の仕方に問題。
 ●IAEA・ ICRP(国際放射線防護委員会)の国際基本安全基準「一般市民1msv/年、原発事故発生地域の人20msv/年」は、科学的根拠に基づき健康の影響はない。原発事故が起こると安全基準値が急に20倍に上がる、これがIAEA・ ICRP・国際機関の科学的根拠である、お粗末の極まりである。
○南相馬市の152世帯の住民の多くは「線量がまだ高い」解除に反対、「すぐには帰還しない」と話している(2014.12.29朝日新聞)。政府は、御用学者・マスコミ・地域冊子を利用して放射線安全神話つくりを綿密・計画的に行なっている。゛放射線汚染の本質を見逃してはならない゛


.. 2015年01月15日 07:58   No.828004
++ 冨塚元夫 (高校生)…59回       
2月10日(火曜日)田中一郎さん学習会ちょぼゼミ3回目
 |  放射線被曝を理解するための基礎知識と(被ばくの評価単位)シーベルトへの疑問
 └────  (たんぽぽ舎ボランティア)

 2/10(火)開場18:30開会19時 講師 田中一郎さん 
「ちょぼちょぼ市民のためのちょぼちょぼゼミナール(ちょぼゼミ)その3」
「放射線被曝を理解するための基礎知識と(被ばくの評価単位)「シーベルト」への疑問」 

 よくわからないが今更聞けないこと。その一つがシーベルトです。「生体の被ばくによる生物学的影響の大きさ(線量当量)を表す単位」と定義されています。「線量当量とは吸収線量(放射線から受けるエネルギー)に線質係数をかけたもの」と定義されています。しかし放射線を受けても熱を感じません。ガンマ線は電磁波なので人体を通過します。人体に与えるエネルギーをどうやって測るのでしょうか?ベータ線は
電子です。ベータ線は2-3cm位しか飛びません。線量計では測れないようです。槌田敦さんによると、ガンマ線による外部被ばくとベータ線による内部被ばくは、本質的に異なる。「ベータ線は生体組織内の電子との衝突を繰り返し、多数の電子を弾き飛ばしてエネルギーを失って止まる。そのため生体組織は各所で電子を失い、たとえば活性酸素化して、生体を破壊する。ガンマ線被ばくはシーベルトで、ベータ線被ばくはベクレルで表現しなければならない。ベータ線被ばくをシーベルトで表現するのは間違いである。」
 田中一郎さんの説明はどうでしょうか? ―


.. 2015年02月09日 12:09   No.828005
++ 山田昌郎 (小学校低学年)…6回       
.「サクラ調査」のおすすめ−原発や地球環境汚染との関わり−
 |  科学は本来,身近な自然からの情報をこつこつと蓄積していく営み
 └──── (サクラ調査ネットワーク)

○今年もあと一月余りで桜の便りが聞かれる季節がやってきます。たんぽぽ舎の「サクラ調査」は,桜の花びらやガクの,数や形状と,原発や地球環境汚染との関わりを探ることを目指して2004年に始まり,今年で12回目を迎えます。
 南は鹿児島から,北は北海道まで,各地の有志の皆さんが地道に継続されている調査結果をお寄せくださり,それらを合わせたものを報告集としてたんぽぽ舎ホームページで公開しております。
○「科学」の話題として,テレビや新聞では宇宙ロケットや生命科学など巨額の研究費を投じたプロジェクトがさかんに喧伝されています。しかし科学は本来,身近な自然からの情報をこつこつと蓄積していく営みです。これからの時代にリニアや遺伝子組換えなどで原発の過ちを繰り返させないためにも,サクラ調査のような「市民の科学」の力で環境汚染を監視することが肝要ではないでしょうか。
 また,ある年のある地点でのサクラの花の状態に関する情報が得られるのは開花期の短い期間だけであり,散ってしまったら二度と調べようがありません。この意味で,たった一本の木の,それも一部分の枝の花の調査結果であっても,かけがえのない貴重な情報であると言えます。
○サクラ調査へのご参加を希望される方は,たんぽぽ舎ホームページにある昨年度の報告集(第11集)をご覧下さい。
こちら
 調査方法・調査項目は昨年度と同じです。調査結果はたんぽぽ舎宛て郵送かFAXかメールでお寄せ下さい。
写真や感想文を添付していただけると,なおありがたいです。


.. 2015年02月12日 08:14   No.828006
++ 春橋哲史 (小学校低学年)…5回       
福島第一原発の最新情報 液体廃棄物(汚染水)の貯留量、
 |  大気中への放射性物質(セシウム134・137)の放出量
   凍土方式遮水壁(陸側遮水壁)
 
○液体廃棄物(汚染水)の貯留量は、2月19日現在、約60.9万トン
 その内、ALPS処理待ち水が約26.3万トン、同処理済み水が約31.4万トン
 設置済みタンクの貯留容量上限は約78.1万トン
○1〜4号機原子炉建屋から大気中への放射性物質(セシウム134・137)の放出量
 14年12月 約90万ベクレル/時(日量換算で約2160万ベクレル)
 15年1月 約80万ベクレル/時(同 約1920万ベクレル)
(放出量の数字は、1月29日開催の「廃炉・汚染水対策チーム会合 第14回事務局会議」に、東電が提出した「環境線量低減対策」より)
○凍土方式遮水壁(陸側遮水壁)造成の為のボーリング
:2月17日現在、2049本予定中1274本。全体の約62.2%終了。
 凍土壁に関しては、2月9日に開催された『第31回特定原子力施設監視・評価検討会合』(注/特定原子力施設=福島第一原発)で、更田豊志委員(原子力規制委員長代理)や規制庁の担当者から、「注ぎ込むリソースに比して、必要性や効果が乏しいのではないか。岸壁には海側遮水壁が有り、完全閉合すれば、『洩らさない』効果は充分に見込める。地下水の建屋への流入抑制についても、地下水サブドレンが稼働すれば、相当期待できる」との意見が出されました。
更田委員は、「『念の為』とか『重層的』という説明は言葉の遊びだと思っている」とも言い、次回会合で、東京電力が、凍土壁の必要性や効果の根拠を改めて説明することになりました。
 成り行きによっては、約320億円の国費が投じられる凍土壁造成計画が「大幅変更」「大幅延期」「中止」を迫られる可能性も有ります。そうなれば、予算を認めた国会の判断根拠が問われますし、問うていかなければいけません。
 私は凍土壁造成計画には反対ですが、結果がどうあれ、監視・評価検討会合の議論からは目が離せないと思っています。
○この内容は、2月20日に金曜行動(国会前・希望のエリア)でスピーチした内容を加筆・訂正したものです。


.. 2015年02月24日 09:15   No.828007
++ 田中一郎 (幼稚園生)…3回       
海に汚染水が流出している切れ目を広河隆一氏が空撮
 |  経済産業省前テント(UPLANより)
 └──── (「本日(3/1)のいろいろ情報です」より抜粋)

3.海に汚染水が流出している切れ目を広河隆一氏が空撮
  最新記事 OSHIDORI Mako&Ken Portal - おしどりポータルサイト
       こちら

6.経済産業省前テント(UPLANより)
 本日(3/1),右翼が経済産業省前テントを襲撃してテントの1つを破壊したようです。本来,ホンモノの右翼は原発には反対するものですから,こういう連中は,右翼でも愛国でも何でもなくて,まさに社会のクズ・支配権力(原子力ムラ代理店)の使い捨て「イヌ」・チンピラやくざのような連中と考えていいでしょう。なお,本日のたんぽぽ舎総会では,経済産業省前テントを守る1つの方法として,多くの方々が「赤,ピンク,水色,黄色,緑,青」(赤に近い色が優先)などのカラフルな色の傘を持ってテントに集まり,テントの強制撤去に反対しましょう,という提案がなされました。さっそく「カラフル傘」を買いに行ってこようと思っています。

.. 2015年03月03日 08:22   No.828008
++ 冨塚元夫 (高校生)…60回       
除染して大熊町に帰ろう」は復興利権です。
 |  格差・分断はますます広がっています。 復興利権と「原子力むら」の復活
 |  利権に群がる人々はいわき市に「除染御殿」を建てている
 └────  (たんぽぽ舎会員)

 3月1日たんぽぽ舎26周年のつどい第2部の記念講演で木幡ますみさんが「福島の現状―2011年3月から現在に至る大熊町の状況」を話されました。
 1時間の短かい持ち時間で、いろいろ話されました。原発事故の前の出来事、事故当時のこと、そして現在のこと。
 事故前のことは、モニターとして原発内部を見学にいった時のこと。地下一階の洗濯所では作業員の防護服を洗濯していますが、働いているのは身寄りのない年寄りで、乾燥するときに放射能が飛ぶ中をはだしでマスクもつけずにいるので、みな早く死ぬと言われていたそうです。
事故以前から大熊町は子供の病気が多く、白血病や甲状腺がんもありました。そういう子供の父親は原発作業員でした。
 3.11事故の時東電社員は逃げた人が多かったが、逃げない人もいました。東電社員の中でも格差・分断があります。
 格差・分断はますます広がっています。現在末端の作業員は酷い生活をしています。いろいろと経費を引かれて弁当代しか残らない人もいます。
 彼女は一時帰宅で時々実家に帰ると、ネズミや猪のふんとともに、毛布やラーメンのカップを見つけるそうです。その日の仕事にあぶれた除染作業員が宿泊費を節約するために線量の高い空き家に泊まるようです。
 収束作業で一番酷い仕事をしているのは外国人が多いそうです。やくざが集めてくるのですが、外国から直接連れてくる場合もあります。フク1の1号機から3号機で作業したロボットを回収する作業は彼らがやるそうです。
 除染で儲けているのは、町長、役場職員、商工会長など、利権に群がる人々はいわき市に「除染御殿」を建てている一方、仮設住宅で長期間住み続けている人々がいます。自死者が増えています。
放射性廃棄物の中間処理施設建設でも利権で金が入る一握りの人がいます。
 復興利権と「原子力むら」の復活によって、「福島と原発」の現状に取り組むのが難しくなっています。そうした集会には会場を貸さない市町村が増えています。「除染して帰ろう」という町長に逆らう職員は移動させられます。
困難な状況でも、状況を冷静に分析し、差別された人々とともに元気に活動されている木幡ますみさんは素晴らしいと思います。


.. 2015年03月05日 08:06   No.828009
++ 三輪祐児 (幼稚園生)…3回       
いま福島の地元で語られている過酷な話題が次々と
 |  汚染物質大量海洋投棄と情報隠蔽
 |  情報とは闘って奪い取るものである。
 └──── (ユープラン)

○3月1日、たんぽぽ舎の26周年総会のあと記念講演会が開催され、大熊町から避難中の小幡ますみさんと、山崎久隆さんが話をされた。いつもながら小幡さんのユーモラスで辛辣な語り口、山崎氏の推理小説を読むような鋭利な分析と嘘の暴露、鋭い舌鋒に圧倒された。どちらも映像としてUPLAN上で公開されている。
 小幡ますみ氏 https://www.youtube.com/watch?v=w_jTTi7lPtU
 山崎久隆氏  https://www.youtube.com/watch?v=3stsYjTejEI

○木幡さんからは、いま福島の地元で語られている過酷な話題が次々と披露された。高線量被曝しながら働く地下のクリーニング室、数分で人が死ぬ場所に放置されたロボットの回収に向かわされる外国人労働者、福島のおにぎりを食べたふりして食べなかった安倍首相、除染で儲けて建てられたいわきの御殿、被ばく労働者を作る目的の未来学園、ただ騙されるだけの愚かな町長、そして頻発している病気と同調圧力のもとで沈黙する人々など、報道からは決して知ることができない悲惨な実態を伝えていただいた。
○山崎さんの話は、ちょうどふくいちで問題になっている雨水排水による汚染物質大量海洋投棄と情報隠蔽というタイムリーな話題から始まった。雨水に混ざってしまえば管理責任のない無主物だから知ってる必要もないという東電の姿勢、隠蔽に加担する司法と報道機関への厳しい批判は、他の原発や再稼働など全ての問題にも共通する。川内原発で九電が規制委員会に提出した申請書の公開を求めたところ出てきた、膨大な「黒枠白抜きの紙だけ」がつぎつぎとスクリーンに投影された。「お前たち市民には絶対教えないぞ」というあからさまな情報隠蔽と報道操作。なぜそんなことが堂々と行われるのか、知られたらまずいことが満載だからだという論理的な分析も、事例を示して紹介された。
○両者の話を聞きながら、「情報戦」ということを考えた。
 日本という国は国体護持のためであれば平気で国民を殺してきた。「大のためなら小の犠牲は止むを得ない」という論理で、かつては天皇制護持のために数多の国民を殺した。今はまた官僚制という国体護持のために国民を殺そうと企図し、総力を挙げて国民に対する戦略的な情報戦を仕掛けてきている。報道機関の籠絡はその象徴である。
 情報の語源は「敵情報告」であるという。わたしたちはこの軍事用語の原点に戻らなくてはならないだろう。「敵情報告」は、どうぞ教えてくださいと懇願して出してもらうものではないし、相手から出てきたから正しいと信頼すべきものでもない。情報とは闘って奪い取るものである。敵の無線を傍受しては解読し分析し、最前線では敵地に潜入した斥候兵が命と引き換えに偵察して獲得し、あるいは金で雇われた二重、三重スパイが敵の高級幹部から盗みとってくる。逆にこちらからは嘘の計画を漏洩し味方をも騙し、陽動作戦をもって罠を仕掛け敵を撹乱する。それが情報戦の本来の姿である。福島の人びとのように純情無垢であってはならない。情報を素直に信じ教えられたとおりに行動する純粋さは美しいかもしれないが、情報戦においては敗北への道なのである。
○再稼働すれば私たちはもっと過酷な情報戦の地獄に落ちていかなくてはならない。望まぬこととはいえ、国と電力会社との闘いを闘い抜いて生存を守るために、私たちはこの「情報戦」をどう闘っていくかを改めて、真剣に考えなくてはならないのである。

.. 2015年03月05日 08:15   No.828010


▼返信フォームです▼
Name
Email
ホームページ    
メッセージ
( タグの使用不可 )
Forecolor
アイコン   ICON list   Password 修正・削除に使用