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電力余剰時代の到来を予感 │ 危険で、環境を壊す枯渇性燃料から、 │ 無尽蔵で持続可能なエネルギーへの転換の歩みはとめられない! └──── (たんぽぽ舎ボランティア)
10月16日の東京新聞から 「制度設計に失敗」 再生エネ買い取り破綻 こちら
これは、原発なしでは電気は不足すると捲し立てて来た電力事業者をはじめ 政府・原子力マフィアが、みずから電力余剰時代[※1]の到来を認めざるを得 なくなったに等しい皮肉な事態としか言いようがありません。 九電に続く各電力事業者の動きを受ける形で、経産省も諮問機関の総合資源 エネルギー調査会新エネルギー小委員会を開き、太陽光、風力、地熱など再生 可能エネルギーのFIT(固定価格買い取り制度)見直し作業に着手。混乱に 拍車をかけています。
日本の自然エネルギーはたった2%以下という情けない状態です。それでも、 制度(FIT)ができた以上、利にさとい、産業界からここぞとばかり先を争 うように売電業(メガソーラー[※2])への参入が始まった訳で、今の混乱の もとはエネルギーシフトを着実に進めるべき国(経産省)の原発回帰動機によ るサボタージュ・やる気のなさからくる再生エネへの政策誘導ミスです。全エ ネルギーの25%以上を再生エネルギーで賄っているドイツなどでは既に経験済 みの問題でしょう。 危険で、環境を壊す枯渇性燃料(核燃料・化石燃料)から、無尽蔵で持続可能 なエネルギーへの転換の歩みはとめられません。
具体的に見ることにしましよう。 ことの発端はやはり、“火山リスク”も“地震リスク”も“住民避難計画の 不存在”をも、ものともせず闇雲に川内原発再稼働に突き進もうとする九州電 力。 九電が発した「九州本土の再生可能エネルギー発電設備に対する接続申込み の回答保留について」によると「九州の再エネ設備認定量・接続量は全国で最 も高い水準」であり、「昨年度末に太陽光の接続契約申込みが急増」し、これ を「全て接続すると太陽光・風力は近い将来約1,260万kWに到達」し、「太陽 光が需要を上回り電力の安定供給が困難となる見通し(参考) 需給のバラン スが崩れると大規模な停電となる恐れ」があるといっています。 <九州電力HP>こちら
冗談にしてもたちが悪い。近い将来供給過剰ということなら、まず大容量の バックアップ蓄電池を用意すべきであり、それは技術的にも現実的にも解決可 能です。需要に合わせた出力調整ができない原発のバックアップ用にコスト度 外視で建設してきた揚水発電所が現在遊んでいます。揚水発電の活用で需給
.. 2014年10月27日 11:37 No.816003
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