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■--槌田ゼミ 原発事故基礎講座(6)報告
++ 坂東喜久恵 (小学校中学年)…14回          

   「川内原発再稼働と加圧水型の過酷事故」 9月24日(水)
 │  【DBA(科学技術)を無視すれば、安全は確保できない】
 └────(たんぽぽ舎)

○まず、【規制委は川内原発について新基準合格と発表】に怒りのスタート
 「この決定は過去の原発過酷事故の教訓を無視している。規制(放棄)委員会だ。」から始まりました。
「スリーマイル(TMI)、チェルノブイリの教訓を入れていない。キセイしない委員会だから、民間の規制委を作るべきだ。」とまず打ち上げました。
○この日は【DBA(科学技術)を無視すれば、安全は確保できない】
 DBA(Design Basis Accidents 設計基準事故)とは、「事故を想定し、科学技術により設計する」思想である。この考え方は原子力が作った。
(例)ECCSと格納容器に頼って過酷事故を止める.等々
 しかし、この後あり得ないはずの事故が3回も起きた。(1)スリーマイル(2)チェルノブイリ(3)福島第一 ・・・ 原子炉DBAの失敗である。
☆事故を想定すれば設計をし直す。→規制委はこの原則を全く取り入れていない。

○3回のDBAの失敗・過酷事故の説明の後、対策を提示
【3つの苛酷事故は新しいDBA、だが】
 すでに述べたように、建築ではDBA(科学技術)は成功している。原子力においても3つの苛酷事故をDBAとして、設計変更する必要がある。ところが、原子力では、苛酷事故があってもDBA(科学技術)による設計変更がなされない。炉心崩壊についても、核爆発についても、格納容器ベントについても無視である。
 DBAによる対策として(1)誤表示する計器の改良(2) 水素爆発を防ぐ(3) 核爆発を防ぐ(4) 格納容器ベントはDBA思想の放棄(5)沸騰水型になった加圧水型原発の苛酷事故対策
 このDBA(科学技術)をキチンと追及していけば、どんどん次々対策を立てていかねばならず、(とにかく)金がかかる。原発は経済的に行き詰る。

☆質疑でも:問題点と対策を(きちんと)考えると、全て「金がかかる」方向に。
  経済的にも追い詰めよう。
☆原発で核兵器は?: ふたを開けておいて「ちょっと核分裂させて(不純物が増える前に)燃料棒を取り出
しプルトニウム239を取り出す」(黒鉛炉風)を繰り返せば可能でしょうが、発電はできませんね。

※次回のお知らせ  
 槌田ゼミ新シリーズ 福島原発事故基礎講座(7)
 テーマ:科学技術を無視した川内原発再稼働 (続き)
 日 時:10月29日(水)19:00−21:00 (開場18:30) 
 場 所:スペースたんぽぽ     参加費800円

.. 2014年10月14日 12:36   No.812001

++ 上岡直見 (小学校中学年)…12回       
.【伊方の避難は「ロボコップ」が活躍?】
 │   愛媛県の原子力防災訓練のいい加減さと欠落していることがたくさん。
 └──── [環境経済研究所(技術士事務所)]

 2014年10月21日に愛媛県は「平成26年度原子力防災訓練」を実施する[1]。
 改めて県の「愛媛県広域避難計画[2]」を検討して呆れたのを通り越して笑うしかない説明に気づいた。同計画の「愛媛県原子力防災広域避難対策(避難時間推計)検討調査結果概要」によるとシミュレーションにより渋滞が予想される交差点には「現場の状況を踏まえたインテリジェントな交通誘導が可能な警察官を配置」することによって、基本ケースに対してUPZ避難時間を1時間短縮できるという。
 愛媛県警にはSF映画の「ロボコップ」ではあるまいし、放射線下で高度な情報処理をしながら活動する「インテリジェントな警察官」がいるのだろうか。
 この報告書業務を請け負ったのは「ユーデック」というコンサルで、伊方の他に泊・福島・東海第二・志賀・川内の検討も受託している。どこの報告書も同じような構成で、非現実的な仮定を積み重ねた机上の計算に過ぎない。要援護者の移動、マイカーが利用できない住民のバス避難、スクリーニングの時間、ヨウ素剤の配布等は一切無視されている。
 別の資料によると、社会福祉施設等における原子力災害避難計画の策定状況は名目上でもまだ半分程度[3]だが、策定済とされる施設の中で具体的な行き先が決まっていない施設が多数あるという有様である。このような検討を以て再稼働の条件が整ったとはとうてい言えないし、いつになったら整うのか全く見通しがつかない。
 伊方直近の伊予灘では2014年3月14日に震度5強の地震が発生している。もし震度があと1ランク高ければ原子力防災指針のEAL発動の基準に達する。福島事故の時、福島県警には「インテリジェントな警察官」がいたのだろう。住民より先に撤退してしまった。
10月21日の訓練では「インテリジェントな警官はどこですか?」と聞いてみよう。

.. 2014年10月14日 16:23   No.812002
++ 柳田真 (平社員)…133回       
富士山は「5年以内」に必ず噴火する
 │  御嶽山噴火を的中させた地震学者が警告!
 │      木村政昭・琉球大学名誉教授
 └──── (たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)
   
○週刊現代10月18日号が4頁の小特集を組んでいる。富士山噴火の話だ。これは他のメディア・週刊誌でも近年たびたび報道されてきたテーマだが,今回のこれは、人物が琉球大木村政昭名誉教授の指摘というので、
私も一層注目して買って読んだ。
 実は,たんぽぽ舎の地震研究会(約15年)で顧問の生越忠氏(地質学者)が、日頃はすごく辛口なのに、こと木村政昭氏については“あの人の地震分析はよく当たる”と、かつて賞めてみえたから。
○10月18日号は4つの筋からなっている文だ(異変の長考兆候はもう出始めていた)。
 1 ここで「何か」が起きてきている−富士山の北東の山梨側の林道で謎の異常現象
 2 「噴火の目」を観測した−2013年±4年に噴火する。
 3 せりあがってきたマグマ(今)
 4 山は今も動いている
○木村名誉教授が2013年に出版した著書「東海地震も関東大地震も起きない」(宝島社)の中で、御嶽山の噴火時期について、2013年±4年=2009年−2017年その間に噴火するという予測を発表。(当たってしまった)。同じ本で富士山については2014年±5年という分析結果を掲載。ここから「富士山は5年以内に必ず噴火」という予測が現実味を帯びてくる。

☆週刊現代(2014年10月18日号)より抜粋
◇富士山は「5年以内」に必ず噴火する
  御嶽山噴火を的中させた地震学者が警告! 木村政昭・琉球大学名誉教授
  異変の兆候は、もう出始めていた           
 (前略)本当に富士山噴火は近いのか。実は、M9.0と推定される東日本大震災以降、多くの火山学者・地震学者が、日本での火山の大規模噴火が起こるリスクが高まっていると指摘してきた。
 なぜなら、20世紀半ば以降、世界で発生したM9クラスの地震後の経過を辿ると、1952年カムチャッカ地震(M9.0、カルピンスキ山などが3ヵ月以内に噴火)、1960年チリ地震(M9.5、コルドンカウジェ火山などが1年以内に噴火)2004年スマトラ地震(M9.2、タラン、メラピ、ケルート各山が3年以内に噴火)など、すべて例外なく火山の大噴火につながっているからだ。
 駿河湾、相模湾から連なる地殻の境界線上にそびえ立ち、東日本大震災の影響を受けたと考えられる富士山は、元より、近い将来に噴火する最有力候補なのだ。
(中略)
 「富士山の南東方向には宝永噴火(1707年)の火口があり、国は次の富士山噴火についても,そちら側が危険だと考えているようです。しかし私(木村教授)は、そのラインよりも、北東−南西ラインが気になる。さらに言えば,北東斜面です。
 これまで、富士山噴火の火口となった場所は、北東−南西の線上と、北西ー南東の線上を、ほぼ交互に繰り返している。直近の宝永噴火は南東側で起こっています。ですから私は、次は北東側の斜面が破れて熔岩が出ると予測しています」
 まさに危険地帯と木村名誉教授が予測する北東側で起こっている富士山の異変。やはりその日は近いのか。富士山が噴火すれば、その被害は御嶽山の比ではない。 (後略)

.. 2014年10月15日 08:02   No.812003
++ 木村雅英 (高校生)…59回       
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その23
 │  国会事故調を敵視し「吉田調書」を無視する規制委
 │ 「−事故の分析に係る検討会」中間報告書確定
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)
 
 規制委は、先の10月8日の定例会合で「東京電力福島第一原子力発電所における事故の分析に係る検討会」中間報告書を確定した。「新規制基準」がほぼ固まった後の2013年5月にこの検討会を開始し、6月、8月、10月、11月と開催した後、ずっと休んでおいて2014年7月に第6回を急遽開催し、中間報告書案を提出して確定したものだ。
 中間報告書は国会事故調が指摘したことに対して検討した結果が記載されているが、田中三彦氏(元国会事故調委員)の言葉を借りれば「内容的には、国会事故調の問題提起をことごとく否定するものになっている。平たくいえば、未解明問題は少しも未解明ではなかった、特別な問題は見いだせなかった、と一方的に断じた報告書」である。
 国会事故調の委員を呼んで意見を交換することもせずに、国会事故調の現場証言聴取に対して「強要」「不正」と述べ、抗議を受けて発言を撤回をした奈良林直委員など「原子力マフィア」側の委員で決めてしまったのだ。
 また、2014年5月に吉田昌郎所長の供述記録すなわち「吉田調書」が朝日新聞の報道で明るみに出て、9月11日に他の「調書」とともに公表された。この「吉田調書」に対する規制委の対応もおかしい。「調書」をしっかり調べて事故検証をし規制基準に反映することが、「科学的・技術的」な組織のあるべき姿である。にも拘らず、「吉田調書」を活かす考えがあるかを記者に問われて田中委員長は「…改めてそれだけの労力を割くということはする予定はありません」と否定した。
 福島第一原発事故の原因究明と検証をなおざりにして、「新規制基準」を作り審査を進めるという、「科学・技術的」に非常に不可解な行動をする原子力規制委員会である。

(参考)吉田調書の意義を見失ってはならない―事故を直視するために(原発規制庁審議ウォッチ・グループ、岩波「科学」10月号)

.. 2014年10月15日 08:27   No.812004
++ 鈴木 薫 (幼稚園生)…1回       
霧島連山えびの高原周辺での地震活動
| 去年の暮れから火山性地震が続き、この夏には火山性微動も観測されたこと
| 今後、噴気や火山ガスが噴出する可能性がある
 └──── (たんぽぽ舎会員)

霧島連山えびの高原周辺で地震活動
    10月8日  22時20分 NHKのデータ放送ニュース
 霧島連山の北西側のえびの高原周辺で去年の暮れから火山性地震が続き、 この夏には火山性微動も観測されたことから、気象庁は火山の状況に関する情報を発表して今後の活動の推移に注意するよう呼びかけています。
 気象庁が8日に発表した先月以降の火山活動の概況によりますと、3年前に噴火した霧島連山の新燃岳では、去年12月ごろから北西側の地下数キロにあるとみられるマグマだまりが膨張している傾向を示す地殻変動が観測されているほか、新燃岳の北西側に隣接する韓国岳の周辺で体に感じない火山性地震が続いています。
 さらに、韓国岳の北西側に当たるえびの高原の硫黄山周辺では、火山性地震のほか、ことし8月20日には、これまで観測されたことがなかった火山性微動がおよそ7分間にわたって発生したということです。
 気象庁はえびの高原の硫黄山周辺では、今後、噴気や火山ガスが噴出する可能性があるとして、8日夕方、火山の状況に関する解説情報を発表し、今後の活動の推移に注意するよう呼びかけています。また、新燃岳については、引き続き火口周辺警報を出して火口からおよそ1キロの範囲では噴石などに警戒するよう呼びかけています。気象庁は、地元の自治体などで作る協議会で登山者や観光客などに注意を呼びかけるかどうかも検討することにしています。

.. 2014年10月15日 08:38   No.812005
++ 上岡直見 (小学校中学年)…13回       
御嶽山災害で露呈した安倍政権の危機管理無関心
 |  防災の第一歩は自民党政権を代えることだ
 └──── [環境経済研究所(技術士事務所)]

 菅官房長官は、菅義偉は御嶽山と川内の再稼働は関係ないと思うなどと述べたが、何の専門的知見もない個人的な憶測に過ぎない。むしろここで露呈したのは、安倍政権の危機管理に対する無関心だ。高山での活動という特殊性もあるが、御嶽山で約50人の被災者の捜索・搬送に対して、自衛隊・警察・消防が1000人体制だという事実から何も学ばないのか。
 もし川内原発周辺で火山の噴火が発生したら、最大規模の噴火という話でなくとも、自衛隊・警察・消防は火山周辺の住民の救援に忙殺される。全国から関係者を招集するにしても、原発周辺の要援護者の事前避難など手が回らないだろう。原発防災とは総合的なものであって「原発に火砕流が到達しなければ大丈夫」というような話ではないのだ。
 御嶽山の救助活動では、3000mの高度と火山灰の状況から自衛隊ヘリの運用は決死的活動に近いものである。それは以前から各種の災害対応で経験を積んでいる機種のCH-47だからできることである。軍事オタクが「オスプレイがあれば御嶽山の救助に役立った」などとネットで騒いでいたが、米軍でもまだ安定的に使いこなせていない機種をあのような状況で使えるはずがない。
 オスプレイ1基の価格でCH-47が2〜3基調達できる。大規模災害に備えるなら数を揃えたほうが有効だろう。しかも防衛の専門家によると、かりに離島防衛の観点からみても、オスプレイは役に立たないという[*1]。
 片山さつきが、御嶽山災害は民主党の仕訳のせいだなどとデタラメな発言をして後日取消・謝罪しているが、被害者を民主党批判のダシにしている。これも安倍晋三が本家だ。第1次安倍政権の時に、福島事故と同じ全電源喪失の可能性を指摘されながら、原子力安全委員会(当時)の評価で安全だと回答している。
 防災の第一歩は自民党政権を代えることだ。

.. 2014年10月20日 08:01   No.812006
++ ぐみ坂キッド (幼稚園生)…3回       
その夜は官邸前に新しい風が吹いた
 |  SASPL:「特定秘密保護法に反対する学生有志の会」がやってきた
 |  10月10日(金)第121回首相官邸前・国会議事堂前抗議
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○茱萸坂(ぐみ坂)は鉄柵が隙間なく張り巡らされ、警察車両も普段の倍。何事かと思ったら19:00からSASPL:「特定秘密保護法に反対する学生有志の会」が官邸前に来るということ。お巡りさんたちも緊張しているかと思いきや普段と変わらず。責任者の方は緊張していたみたいだが。19:00になると反原連は官邸前を撤収し国会前に移動。
 そしてライブが始まった。いやライブではなくシュプレヒコールなのだけれど、途方もなく格好いい。DJの声のあとバックコーラスが続く。とてもクールで美しい音楽。
「特定秘密保護法反対」「民主主義って何だ」「憲法守れ」「Get up! Stand up!」「Don't give up the fight」「安倍は辞めろ」
美しく素敵なライブ。いやシュプレヒコールだった。
○SASPLのHPを是非ご覧に。第2回学生デモのスピーチは感動的。
    こちら
○忘れてはいけない大切なこと。
 誰かにやってほしい、誰かがやればいいのにではなく、新しい風は自分でおこさないとね。
 最初は一人。出来ることなら例え取るに足らないささやかなことでも、自分にしか為し得ないことをしたい。SASPLの風は僕に向かって吹いている。

.. 2014年10月20日 08:11   No.812007
++ 清水 寛 (小学校低学年)…5回       
知事よ!一握りの補助金で鹿児島県民の命と財産を全て失ってよいのか
 |  各地で具体的行動をおこそう
 |  放射能から命と国土を守り、平和憲法を守り活かす情報発信NO.25より
 └──── (たんぽぽ舎会員)

知事よ!一握りの補助金で鹿児島県民の命と財産を全て失ってよいのか

○原発を廃炉にして、新エネルギー確保の事業と廃炉事業、従来からの水産、農業を大切にする方が鹿児島県民の経済は長期的に安全である。
福島事故原因不明、福島の放射能汚染進行、被害者を放置のままで、川内原発の再稼働は県民を放射能事故から守れない。鹿児島県知事は「合格証明書は安全が保障されていない」ことを理解して頂きたい。県民の安全が確保されない限り、再稼働は拒否して頂きたい。
○福島第一原発のような事故が起きた場合に、知事はどのように責任を取られるのですか。知事は鹿児島の文化と歴史と自然を誇りに思い、県民を大切に思われているのでしたら、非難計画については自治体に責任を押し付けた政府の無責任な「合格証明書」を受け入れることはできないのではないでしょうか。
県民の命と暮らしを守る知事としては、再稼働は受け入られないはずです。
○自然は人間の都合のよいように待ってはくれない。地震の専門家によれば、日本は地震の活動期に入っているということであり、いつ地震が起きても、噴火しても不思議でないらしい。
○また、規制委委員会の審査では火山噴火の予知を受け入れていますが、多くの火山学者は予知不可能と言っており、専門家の意見を無視した内容です。
事故が起きた場合、放射能汚染は火災や津波とちがう。チェルノブイリや福島を見ればわかるように長期に居住困難となり、今まであった地域経済どころか地域全体が破綻し、数千年、数万年復旧できないのである。

各地で具体的行動を起こそう。
●私たちの国は、私たちが守らなければ、誰も守ってくれない。
●私たち一人一人が主体的に原発反対、戦争反対の必要性を家族、友人、知人に訴え、反原発、反戦争の仲間を増やそう。
●1000万人アクションの署名用紙を用いて、街頭や職場などで脱原発を訴え、1000万人署名を実現しよう。
●各地方自治体のいろんな場所で脱原発地方議員と連携して再稼働反対、戦争反対の請願署名を行い、地方議会で議決しよう。
●党派を超えて脱原発、戦争反対で結集し、反原発・反戦争の地方議員を多数誕生させよう。
●脱原発、戦争反対で党派を超えて結集し、脱原発、戦争反対の市・町・村長、知事を誕生させよう。
●安倍晋三を打倒し、脱原発、戦争反対の国を実現しよう。

.. 2014年10月20日 08:50   No.812008
++ 渡辺秀之 (中学生)…39回       
書評 日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないのか
 |  「原発」を止められない本当の理由が暴かれる
 |  今後の脱原発・反原発運動へ、大きな示唆
 |  矢部 宏治((著) 発行:集英社インターナショナル10/24発売
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○なぜ戦後70年たっても、米軍が首都圏上空を支配しているのか。
なぜ人類史上最悪の事故を起こした日本が、原発を止められないのか。
 なぜ被曝した子どもたちの健康被害が、見て見ぬふりされてしまうのか。
 だれもがおかしいと思いながら、止められない。
 日本の戦後史に隠された「最大の秘密」とは?
○大ヒットシリーズ「〈戦後再発見〉双書」の企画&編集総責任者が放つ、
 「戦後日本」の真実の歴史。公文書によって次々と明らかになる、驚くべき日本の歪んだ現状。
 精緻な構造分析によって、その原因を探り、解決策を明らかにする!
<目次>
PART1 沖縄の謎―基地と憲法
PART2 福島の謎―日本はなぜ、原発を止められないのか
PART3 安保村の謎(1)―昭和天皇と日本国憲法
PART4 安保村の謎(2)―国連憲章と第2次大戦後の世界
PART5 最後の謎―自発的隷従とその歴史的起源

○2011年3月11日以降、日本人は「大きな謎」を解くための旅をしている。
 沖縄の米軍基地問題と、東電福島原発事故は、密接に関連している。
 高橋哲哉氏の「犠牲のシステム」のみばかりではなく、「オモテの社会と
 ウラの社会」である。日本では「ウラの社会」こそが、法的な権利にもと
 づく「リアルな社会」である。その代表例が、オモテの最高法規である
 日本国憲法の上に、日米安保法体系が存在することである。
○なぜ、民主党政権時の「原子力稼働ゼロ政策」は、つぶされたのか。
 この答えが、日米原子力協定という「日本国憲法の上位法」にもとづき、
 日本政府の行動を許可する権限を持っているのは、アメリカ政府と日本の
 外務省だからである。
○著者は、最後に問いかけます。
 1)なぜ自分たちは、人類史上最悪の原発事故を起こした自民党の責任を問わず、翌年の選挙で大勝させてしまったのか。
 2)なぜ自分たちは、子供たちの健康被害に目をつぶり、被曝した土地に
  被害者を帰還させ、いままた原発の再稼働を容認しようとしているのか。
 3)なぜ自分たちは、そのような「民衆を屈服させるメカニズム」について
  真正面から議論せず、韓国や中国といった近隣諸国ばかりをヒステリックに攻撃しているのか。
○「日米原子力協定」の実態が明らかになる中で、私たちの脱原発・反原発
 運動における今後の戦略、方針に大きな示唆を与えていると思われます。

※発売日は10月24日です。現在、インターネットでダイジェスト版が読めます。
 「矢部宏治 集英社」で検索してください。

.. 2014年10月20日 09:11   No.812009
++ 岩下 (幼稚園生)…4回       
一気に「決戦局面」に入った川内原発再稼働阻止の闘い
 └──── (「川内の家」)

 川内原発再稼働に抗する闘いが、一気に「決戦局面」に入ろうとしています。
 10月20日に薩摩川内市議会・原発特別委員会が開かれますが、その場で14件の陳情が処理される可能性が濃厚です。処理とは、推進陳情を採択、反対陳情を不採択にすること。
 それをうけ、10月28日に臨時議会を開催、数の力で推進陳情採択を是認。時日をおかず市長が「再稼動「同意」を表明する手はずです。
 鹿児島県議会も同様の計画を立てています。10月27〜28日に規制庁・経産省から参考人招致、11月上旬には臨時議会を招集して、36件の関連陳情を処理する見込み。
 そのさい、「第一の地元である薩摩川内市が『同意』したのだから」と理由づけられるでしょう。
 市・県は、「同意」プロセスを引きのばしたり、遅らせたりすることは、反対派を勢いづかせることになると恐れています。また、小渕経産相の来鹿(鹿児島へ来る)が、プロセス前倒しの圧力となっています。
 それゆえ先手をとり、攻勢的に川内市議会〜市長の範囲内で「同意」を阻止することが肝要です。

「3・11実行委員会」および地元では、直近の数日間、以下の行動を取り組みます(昨日の「3・11実」拡大会議の決定)。
○10・17・・・市長・市議会への申入れ行動
○10・18〜19・・・県内の宣伝カーをフル動員した街宣活動
○10・20・・・9時に市議会3Fに結集。原特委傍聴と抗議行動
○10・26・・・久見崎海岸での集会と原発に向けたデモ
○10・28・・・臨時市議会への20日同様の行動
以上の情報をを拡散し、行動に参加してくださることをお願いいたします。

参考1
14-10/17「川内の家」ニュース29号  連絡先:090-4759-2927 岩下
せんだい原発,再稼働反対!

川内市議会は、再稼働反対の陳情をうけいれろ
10月26日の久見崎行動に参加しよう

 原発再稼働の説明会は、おおかた終了しました。その説明は、「規制庁はがんばって審査した。原発事故が起こらないとは保証しない」、というもの。住民をバカにしています。

○再稼働「同意」に動き出す川内市議会
 9日の説明会では、最後に指名されたのは原発推進期成会の会長です。「川内原発の安全性が良く判った」と発言。ヤラセです。
 それをうけ川内市の原発特別委員会は、再稼働「同意」に向けた流れを進めようとしています。15日の委員会では、14の陳情を4つにまとめることを決めました。提出された各々の陳情の思いを、ないがしろにしています。


.. 2014年10月20日 10:38   No.812010
++ 岩下 (小学校低学年)…5回       
○原特委・市議会は、推進陳情採択やめろ
 市の原特委は10月20日にも、原発推進期成会の「再稼働陳情」を採択、「反対陳情」を不採択にする可能性が濃厚です。下旬には議会が、数の力でそれを了承するでしょう。これをもって市長が、再稼働に同意する手順です。
 鹿児島県議会と知事は、「地元が同意したのだから」と、同じく同意するでしょう。しかし地元も県民も同意などしていません。

○皆で「再稼働反対」ウィークに、皆で参加を
 10月20日の原特委につめかけ、審議を監視しましょう。
 推進陳情の採択を止めましょう。
 私たちは10月26日(日)、久見崎海岸で集会をもち、原発ゲート前までのデモを行います。事故時の放射能拡散を証明する「風船あげ行動」との、連携イベントです。
 再稼働「同意」の流れに圧力をかけ、止める行動が必要です。
 住民こぞって「再稼働は許さない」の声を、大きく上げていきましょう。

10月20日(月)9時〜川内市役所3F集合
10月26日(日)14時〜久見崎海岸集合

参考2
川内原発の再稼働 地元市議会同意へ 20日にも賛成陳情採択

 九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働問題に関し、薩摩川内市議会が20日に特別委員会を開き、再稼働の賛否を求める陳情を採決する見通しであることが16日、分かった。特別委、市議会とも議員の過半数が再稼働を容認する姿勢とみられ、再稼働賛成の陳情が採択される可能性がある。賛成の陳情が採択されれば議会として再稼働に同意を示したことになる。
 特別委で陳情が採択された場合、岩切秀雄市長は今月中にも臨時議会を開催する。再稼働を容認する立場だが、本会議での議論を踏まえて市長としての是非を判断する。(後略) (10月17日東京新聞より抜粋)

.. 2014年10月20日 10:46   No.812011


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