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■--再稼働
++ 上岡直見 (小学校中学年)…11回          

.「7500人「NO」鹿児島市で反原発集会」
 └──── [環境経済研究所(技術士事務所)]

『西日本新聞』2014年9月29日掲載
こちら

※空撮の写真が迫力。主催者発表で7500人というが、会場の天文館公園の面積と人の詰まり具合から推定すると、これでも堅めではないか。真夏なみの暑さの中だったが、23日の東京と立て続けでこの人数には驚く。
.. 2014年09月30日 08:07   No.804001

++ 山崎久隆 (社長)…469回       
火山噴火予知はできない-大地動乱の時代だ-原発再稼働どころではない
 |  これが「火山影響評価ガイド」の「火山活動モニタリング」の実態
 └──── (たんぽぽ舎)

○ 御嶽山噴火に巻き込まれて被害に遭われた方々の生還を願い、御見舞い申し上げます。

 川内原発の再稼働が日程に上り、今月末にも設置工事認可申請などが九州電力から規制庁に提出されると見られ、9月28日鹿児島市で全国集会が行われる直前、木曾の御嶽山が噴火した。「自然からの警告」だと強く感じる噴火だ。
 1979年以来34年ぶりの大きな噴火で、(ただし2008年には規模の小さい水蒸気爆発を起こしている)その時の噴火で初めて気象庁により「活火山」だと認識された火山だ。
 9月中旬には火山性地震が増加する様子は観測されていたが、警告は出されていなかった。
○「御嶽山噴火で多数の行方不明者 気象庁「予知は困難だった」」
こちら (ハフィントン・ポスト28日)
 「気象庁によると、御岳山は九月中旬に火山性地震が増加していたが、他の観測データに変化はなく、噴火警戒レベルは1(平常)を維持。噴火後にレベルを五段階のうち3(入山規制)に引き上げたが、同庁は「噴火の予測は難しかった」としている。」(中日新聞27日)
 日本で二番目の標高の火山にもかかわらず、裾野の広がりが大きく比較的傾斜が緩やかなので7合目付近まで車で上がれる。御嶽信仰もあり、観光登山としても人気が高く、この日も天候にも恵まれ推定250人もの人々が登山を楽しんでいたという。

○火山噴火予知はできない

 2013年11月20日の西之島新島は遙か遠くの海底火山だったから予知出来なかったのだろか、2011年1月26日の新燃岳は監視を十分していなかったから出来なかったのだろうか、2013年8月3日の口之永良部島新岳噴火はどうして予知できなかったのだろうか。
 火山の噴火予知が出来た例は、そもそもあるのだろうか。
 北海道の有珠山の噴火(2000年)は予知が成功した例として良く語られるが、藤井敏嗣火山噴火予知連会長によれば「ただし、この時の噴火予知は、あくまでも噴火前には地震活動が増えるという経験に基づいて判断したもので、地下のマグマの動きを捉えての噴火予知ではありませんでした。」としており、かなり例外的な成功例で「これまでわが国で確実に前兆を捉えた例は、「数日前から数時間前」がほとんどで、何週間も前から噴火を予知した例はありません。」としている。
 気象庁がマグマの動きを捉えて警報を出したのは2009年2月2日の浅間山噴火だが、それは噴火13時間前だった。とても予知と言えるものではない。

○出来ないことを「出来るかのように言う」

 『現在、気象庁により 110 の活火山が指定され、このうち 47 の火山について観測体制が設けられている。また、火山噴火予知連絡会が設置されており、全国の火山活動について総合的に検討を行う他、火山噴火などの異常時には、臨時に幹事会や連絡会を開催し、火山活動について検討し、必要な場合は統一見解を発表するなどして防災対応に資する活動を行っている。』
 規制庁の策定した「火山影響評価ガイド」に記載された「火山活動モニタリング」について書かれた一文だ。その防災体制下において御嶽山の噴火が起きた。
シーズンには毎日何百人も登る人気の山なのに、全くの不意を突かれた。

.. 2014年09月30日 08:29   No.804002
++ 山崎久隆 (社長)…470回       
 9月16日の気象庁地震火山部の「火山の状況に関する解説情報」でもレベル1(平常)としていた入山規制を継続するとしていた。
 日本の火山全部でさえなく、そのうちの47山についてさえ噴火の予知はできない。これは現実である。
 川内原発を再稼働するのは来年早々だという。では、その時には必ず噴火の予知が出来る段階になっていなければならない。少なくても火山影響評価ガイドにおいてはそうなる。しかし現実にはそんな観測態勢は存在しないし、予知が可能な組織もない。そもそも火山噴火予知連会長が「無理だ」と言っている。
 九州電力と規制委員会は責任を持って「予知できる」というのだろうか。
 新たな安全神話以外の何物でもない。
 川内原発に影響を与える可能性がある火山は多数ある。桜島が噴火中だがそれ以外にも将来活動の可能性がある火山が周辺には26山はある。これらのうち口永良部島は既に噴火を予知できなかった。

○大地動乱の時代

 「大地動乱の時代」とは石橋克彦神戸大学名誉教授が阪神淡路大震災直前の1994年8月に岩波から出した新書の題名だ。高度経済成長期に大地震がほとんど無く、原発を含む様々なインフラが地震や津波、あるいは火山災害を想定しないままに拡大し続ける日本の現状に、過去の歴史的事実を元にして警告した書だった。
 今、東北地方大震災後の日本は、9世紀の貞観地震(869年)前後とよく似た「大地動乱時代」を迎えたと考えるべきだ。
 貞観地震と言えば東北地方に巨大津波災害をもたらしたことは、今では沢山の人が知る史実だが、同時に日本中のプレート境界、断層活動が活性し、さらに各地の火山も大噴火を連発させた。
 富士山の貞観噴火(864年)では現在の青木ヶ原樹海を作った溶岩流を噴出させる大噴火が、伊豆諸島では神津島(838年)、新島(886年)が噴火、南九州に目を転じれば、開聞岳(874年・885年)桜島(麑嶋・764年*)などの噴火があった。

*『続日本紀』の災害被害に関する記事。桜島の噴火によるもので民家62区と80余人に被害がでたことを示す。(時空間情報科学を利用した古代災害史の研究 2010年3月岡山大学大学院社会文化科学研究科)

○原発再稼働どころではない

 日本各地で今後、自然現象である火山や地震などの災害が多発することは避けられない。しかしそれを「人災」である原発災害にしてしまうかどうかを選択するのは私たちだ。
 火山が噴火しているさなかに、さらに原発が大事故を起こしているならば、際限の無い放射能災害を複合させる惨事になる。
 原発再稼働で災害を拡大させないためには、唯一、止めておく他は無い。予知だとかシビアアクシデント対策で回避できるなどと、荒唐無稽な楽観主義と新たな安全神話を認めるのか否か、問われているのはそこだ。

.. 2014年09月30日 08:38   No.804003
++ 柳田 真 (部長)…192回       
.「噴火は予知できる(九州電力川内審査書)」を認めた規制委は大まちがい
 |  御嶽噴火は予知できなかった・爆発−多数の死者、今後も爆発の恐れ
 |  川内原発合格証は不当だ。規制委は謝罪して取り消せ!
 |       再稼働は日本を滅ぼす第18回
 └──── (たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)

○9月10日規制委員会(田中委員長)は「噴火は予知できる」と書いた九州電力川内原発の申請書の合格証を出した。多くの火山学者が「火山の予知はむつかしい」と反対しているのに、それを無視しての決定だった。
 御嶽山の噴火は予知できなかった。噴煙は7000メートル、火砕流もあり、30名をこす死傷者が出た。規制委の審査は「始めから川内原発再稼働ありき」のインチキ審査だった。良心が少しでもあるならば、規制委は九州電力川内原発合格証を謝罪して撤回=取り消すべきだ。
○安倍内閣菅官房長官の居直り発言は許されない!9月29日菅氏は「火山の噴火の予知が困難」でも川内再稼働「影響せず」と発言した。国民の安全を守るべき政府のトップの発言として、許せない発言だ。川内原発は「最も火山の危険が高い原発」といわれている。火山・地震・津波の国日本、しかも今は地震活発期だ。
川内再稼働は日本を滅ぼす。

.. 2014年10月01日 07:52   No.804004
++ 中川敦詞 (小学校低学年)…9回       
私の住んでいる岐阜・長野県境に位置する御嶽山が突然噴火した
 |  気象庁でも難しい噴火予知を事業者が適切に予知することなど到底期待できない
 └──── (岐阜県在住・たんぽぽ舎会員)

○日本には110の活火山がある。
 その中の一つ、私の住んでいる岐阜・長野県境に位置する御嶽山が突然噴火した。
 御嶽山は常時監視されている火山であり、噴火警戒レベルの運用もなされていたが、結果的にその噴火を予知することはできず、多くの登山客が巻き込まれる惨事となってしまった。
 この噴火から私達は火山災害の恐ろしさを知るとともに、日本が火山国であることを改めて認識させられた。
 火山は日本全国に存在し、日本全土がその噴火災害の危険にさらされている。
 その日本で原発を稼働することは極めて危険なことである。
 現在、再稼働の審査合格証の出された川内原発、ここでも火山噴火の危険性が取り上げられている。
○川内原発付近は過去にカルデラ噴火による火砕流におそわれた痕跡があることを九州電力自身が認めた。
 これについて九州電力や規制委は、火山噴火の兆候をとらえ、原子炉の停止・核燃料の搬出などを実施するとし、しかも事業者がそれを行うとしている。
 しかし、今回の噴火でもわかったように、気象庁でも難しい噴火予知を事業者が適切に予知することなど到底期待できないのであるし、しかも火山噴火には様々な形態があり、原子炉の停止や核燃料の搬出ができる時間的余裕が必ずあるとも限らず、この火山審査は極めて楽観的なもの、いいかげんなものと言わざるを得ない。
 このような楽観的な審査で安全といわれても、何の説得力もないのである。
 また私個人として、今回の噴火では火山災害が身近なものと考えていなかったことも思い知らされた。
○私は火山が多く存在する岐阜県に生まれ育ちながら、火山災害について何ら教わったことはなく、火山噴火について無知であった。
 今一度、日本が火山国であることを広く知らしめて、それを踏まえ原発は廃炉にすべき必要があるのではないか。

.. 2014年10月01日 07:57   No.804005
++ 斎藤なぎさ (中学生)…45回       
2014年9月26日金曜官邸前抗議行動に参加して
 |  規制委員長は規制基準を満たした原発でもその安全を保障しないと言う
| 財務省上で風刺画を並べているところに吉永小百合さんの似顔絵が登場した
 └────  (たんぽぽ舎ボランティア)

○日中の汗ばむ陽気とは打って変わり、夕方からは風も冷たく秋の訪れを肌で感じた。ぐみ坂の車道では銀杏を拾っている男性がいた。
 この一週間は大きなデモや集会が多く、たんぽぽ舎は金曜ビラを配らないなど、行動を縮小した。事情を知らない参加者からは懸念する声が上がった。また反原連は「財務省上の場所で異常あり!」とレポートに記載したそうだ。これらの反応から、たんぽぽ舎の金曜官邸前抗議行動における影響力がいかに大きいかを痛感した。
○ 官邸前のスピーチでは、安倍総理が日本の原発は世界一厳しい規制基準でおこなっていると言うが、世界一危険な場所に建てられていると指摘があった。
 続くスピーチでは、この日、安倍総理は海外で「100%安全が保障されなければ原発は再稼働させない」と述べたとの報告があった。オリンピック誘致の際の「アンダーコントロール」発言を思い出す。血税をばら撒いて各国からの疑問や批判を押さえ込んでいるのではないかと、想像の翼を広げている。
 規制委員長は規制基準を満たした原発でもその安全を保障しないと言う。ましてや100%の安全なんて原発にはありえない。この言質ひとつ取ってみても再稼働は不可能である。
○養老孟司著『「自分」の壁』に「一時期は、首相官邸前で大規模なデモが毎週のように展開されていたようです」とあった。確かに今は大規模ではないが、抗議行動は毎週おこなわれている。そのことすら多くの人は知らないのではないか。
 マスメディアも最近は東京新聞を除いてほとんど取材に来ない。朝日新聞の女性がデモの写真を撮っていて「撮るな。撮ってもどうせ載せないのだから」などと罵声を浴びせられたのははるか昔のことだ。今のような朝日新聞に対する攻撃に対しては毅然と対処していかなければならないと思う。
 財務省上で風刺画を並べているところに吉永小百合さんの似顔絵が登場した。そこには「タモリさんも反原発ですよね、当然」とあった。時事ネタを取り入れた風刺画が増えていくのを見るのは楽しいし勇気づけられる。
 友達からは「FRAGILE NO NUKES」とデザインされたシールをもらった。シンボルとして身に着けて活用するなど、多くの人に広げているという。その心意気に嬉しくなる。
 また、男性からDVDをもらった。それは、この間のテントやデモを個人的に写した記録映像だ。このような反原発に対する真剣な取り組みは随所に見られる。 金曜官邸前抗議行動がしぶとく長く継続しているのは案外こんなところに秘訣があるのかもしれない。

.. 2014年10月01日 08:04   No.804006
++ 水尾寛己 (幼稚園生)…2回       
今回の御嶽山の噴火は原発再稼働に対して地球生命体から
 |  私たち日本人への念を押した警鐘のように思われた
 |  御嶽山噴火で各代議士は目を覚ませ!再稼働をストップ
 |  9月27日の川内原発再稼働阻止・相談会及び28日の集会・デモの報告
 |  川内原発の再稼働阻止全国行動は10月26日に決定
 └──── (たんぽぽ舎会員)

○ 川内原発の再稼働を阻止するために、9月28日午後に全国集会、デモが天文館公園で行われた。前日の27日午後4時からは、再稼働阻止全国ネットワークの全国相談会が106名+αの出席のもとに川内文化ホールで行われた。相談会では基調提起、現地情勢報告、招待発言、各地報告などがあった。
 会場は全国リレーアクションによって集まった熱き「寄せ書き横断幕」で囲まれ、活気ある発言が続いた。
 今後の方針では、特に川内原発の再稼働を許さないための山場の行動日について議論になり、まずは川内市議会での再稼働決定の阻止が差し迫った課題で、住民説明会後の市会の動向、それに対する現場の意見・対応を調整した結果、10月26日に山場の集会を設定することになり、全国からもそれに向けて支援することを決定した。
 川内原発再稼働阻止のための具体的行動として、川内市民を代表に各自治体の議員からなる川内市会への請願書提出計画、反原連と地元による脱原発チラシの川内市民8万人ポスティング計画、ハガキによる反対・賛成アンケート、集会での放射能による牛の奇病の公開などマスコミ対策など効果的な行動についての追加意見があった。 また、川内原発の近くの国有地に6番目のテントが設置されているとの報告もあった。
○ 9月28日午前中はバス2台と乗用車で川内原発ゲート前に200名が集合し、再稼働反対のシュプレヒコール、九州電力への申し入れを行ってきた。その後、相談会で報告のあったテントを見学した。川内原発の天井が見える丘と海が見える、広々した砂原の大地の上にトイレテントと3種類のテントが設置されており、頼もしく感じられた。午後は天文館公園で集会・デモがあり、7,500人の熱気で市民へアピールした。
○ 今回、2日間参加しての感想を述べると、まず、地元の参加者が真剣になっていることを強く感じた。しかし、多くの川内市民に「放射能の恐ろしさ、福島の被害の真実」を知らされていないのでないか、火山噴火を伴う原発事故が起きた場合に「避難ができなく放射能に汚染される」「大地、水、植物、動物は放射能に汚染され、永年、居住地を失ってしまう」ことを理解して頂いていないのではと思った。九電による安全神話とマスコミの「原発の危険性についての情報提供不足」によるところが多く、マスコミに強くしつこく協力を求めていく必要がある。また、マスコミが頼りにならない中で、脱原発ちらしの川内市民へのポスティングが、原発再稼働阻止についての市民の理解を広げることを期待したい。

.. 2014年10月02日 07:58   No.804007
++ 水尾寛己 (幼稚園生)…3回       
○ また、27日の相談会の途中で緊急報告のあった御嶽山噴火は、火山の専門家が言っていた「噴火の予知はムリ」であることを直に証明してくれたと言える。福島第一原発事故は首都圏手前での事故であったし、今回の御嶽山の噴火は、原発再稼働に対して、地球生命体から私たち日本人への念をおした警鐘のように思われた。地震学者の石橋克彦氏が告発していた「川内原発再稼働の審査書決定は無効」との理由が現実に証明されたと言える。川内市会議員、鹿児島県会議員、国会議員の方々は、市民、県民、国民それぞれの代表者であるならば、「今回の御嶽山噴火を再稼働に対する自然からの警告」と受け止めて、目を覚まして頂きたいと思う。
 そうして、日本を滅ぼすリスクを放置する鈍感な安倍晋三の原発再稼働にストップをかける役割を果たして頂きたいと願う。

.. 2014年10月02日 08:10   No.804008
++ 木村雅英 (高校生)…56回       
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その21
 |  原子力規制委員会の最初の不祥事 名雪審議官事件
 |  この始末の仕方が示す事業者癒着体質!
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

○ いささか古い(2013年春)事件であるが、原子力規制委員会が発足して半年後に判明した名雪審議官事件とその始末の仕方は、原子力推進組織からの独立性を要求されている規制委・規制庁の実態を表す重要な事件だ。
 事件のあらましは次のとおり(共同通信、2013年3月31日)
「文部科学省は31日、官房付で元原子力規制庁審議官の名雪哲夫氏が山形大に出向する人事を発表した。31日付。規制庁審議官在任中、電力事業者に資料を漏えいした問題で処分、更迭された。山形大では教授に就任予定で、放射線分野の研究をするという。
 名雪氏は1月、日本原子力発電敦賀原発(福井県)の断層調査をめぐり、原子力規制委員会の調査団が評価会合を開く前に、日本原電の求めに応じて報告書原案を渡した。また内規に違反して1人で日本原電側と面会していた。規制庁は2月1日付で名雪氏を訓告処分とし、出身官庁の文科省に出向させていた。」
○ この事件は次のことを如実に表している。
(1)規制庁の事業者との癒着
 原子力規制委がまだ国会同意を得ていない(同意は2月15日)時に、規制庁ナンバー3の審議官が一人で事業者(日本原電)幹部3人と面会し規制側の報告書案を事業者に渡したのだ。明らかな事業者との癒着である。新組織の初めての不祥事なのだから、他に同様の事例が無いか、各部門で事業者とどう対応しているかを調査し問題点を改善するべきであるのにそれをせず、おまけに訓告処分で人事記録にも残らない甘い甘い処分で終わらせた。規制委・規制庁で、事業者との癒着が発足直後から蔓延していることを象徴的に表している。
(2)ノーリターンルールの形骸化
 おまけに、処分されるべき名雪元審議官はノーリターンルールに反して出向元の文科省に戻り、更に山形大教授に就任したのだ。名雪氏の後輩の規制庁職員がそれでも更迭で気の毒とかばっていた、事の重大性が分かっていない証拠だ。
○ 川内原発の再稼働審査においても公開されている審査会合とは別に、毎日のように規制庁と九州電力とが事業者ヒアリングと称する内緒話を繰り返している。その為に、九電の技術者170人以上が東京に常駐しているという。
こちら
 今も、名雪審議官事件の反省もせずに、規制委・規制庁と電力会社との秘密癒着会合が続けられているのであろう。


.. 2014年10月02日 08:16   No.804009
++ 冨塚元夫 (高校生)…53回       
10月9日(木)「ちょぼちょぼ市民のためのちょぼちょぼゼミナール」
 |  (ちょぼゼミ)『講師:田中一郎さん』
 |  「東電福島第一原発事故と川内原発再稼働」
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 田中一郎さんをご存知ですか?
 金曜日に首相官邸前や経産省前テントひろばのあたり、土曜日に疎開裁判の会の人たちと一緒に、彼の「論文」を配っている方です。自称「ちょぼちょぼ市民」です。
 彼の最初の論文は「シーベルトへの疑問」(2012年4月16日)だったと思います。そのころ私は、原発のにわか勉強をしていましたが、ベクレルは科学的数字のようですが、シーベルトはどうもそうとは思えないと思っていました。それでこのような論文は貴重だと思いました。2012年にはさらに新規制基準、ストロンチウム、汚染水に関する論文がありました。2013年は甲状腺がん、パブコメ、原発事故賠償問題、食べ物の汚染などの論文がありました。
 たんぽぽ舎のある学習会に来られた時、原子力賠償の法律・組織・実態について詳しく話してもらいましたが、このように詳しい人はあまりいないと思いました。2014年には福島県民健康調査、川内原発再稼働の論文があり、新しいのは「放射能安全神話(政府広報)批判」です。このように時宜を得て考えを発表しています。
 更にふくしま集団疎開裁判の会のMLで連日その時の話題についてコメントしています。 連日A4用紙に数枚の長さのメールを複数発信されています。このようにできるには膨大な知識の累積が必要と思います。印象に残ったのは、従軍慰安婦問題に関する右派ジャーナルの朝日新聞バッシングをすぐ批判したこと、最近の吉田調書に関する吉田元所長批判です。これはまだ続いていますから、「いちろうちゃんのブログ」でご覧ください。
 さて、このような一郎ちゃんが自らを「ちょぼちょぼ」だというのは、小田実の影響のようです。小田実は「人間みなちょぼちょぼ」という持論を展開していましたが、みなが「みなちょぼちょぼ」という哲学を持てば、戦争も内ゲバも起きないだろう。
 「おれが偉いんだ。上なんだ。指導するんだ。絶対だ。」というところから不幸が始まる。べ平連の運動原理と言われています。
 かれの論文やメールのボリュームが多くてなかなか読めない方のために、ちょぼちょぼゼミナールを企画しました。是非ご参加ください。

  ◆「東電福島第一原発事故と川内原発再稼働」
   講 師:田中一郎さん
   日 時:10月9日(木)19時より21時(開場18時30分)
   会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
   資料代:800円(学生400円)

.. 2014年10月02日 08:24   No.804010


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