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来年配備の原子力空母[ロナルド・レーガン] (9月19日 <神奈川版>より)
横須賀市の米海軍横須賀基地に来年配備される原子力空母「ロナルド・レー ガン」(RR)が東日本大震災で米軍の救援活動「トモダチ作戦」に参加した 際、原発事故の影響で乗組員が被ばくしたと米メディアが報じているのをめぐ り、吉田雄人市長は十八日の市議会一般質問で「RRに付着した放射性物質の 放射能レベルは著しく低いと米側が説明した」と述べ、被ばく線量を確認する 必要はないとの考えを示した。 (中沢佳子) 山城保男市議(無会派)がただした。山城市議はRRの除染が済んでいるこ とに触れ、「人的被害が及ぶ線量ではないというが、具体的な線量を明らかに するよう米側に求めるべきだ」と指摘した。 吉田市長は「米側が日本政府に『RRの放射性物質は適切に除去した。付着 した放射性物質の放射能レベルは著しく低く、乗組員や市民の健康、環境に懸 念を生じさせるものではない』と説明した」と答弁。米側の説明そのままの政 府見解を、市が受け入れていることを明らかにした。 山城市議は国を通じて具体的な数字を確認するよう求めたが、吉田市長は 「自衛隊の艦船や飛行機、警察や消防の車両も福島での活動に使われた。RR だけ線量を知りたいというのは、考え方として相いれない」と拒否。放射線監 視装置(モニタリングポスト)で監視体制をとっているとした。 また、山城市議は原子力艦災害の対応で国の基準が複数あることをめぐり、 市独自の基準がつくれないか質問。吉田市長は「避難には自衛隊や交通機関な どの協力と連携が不可欠。市独自の基準を設けても国の考えと合わなければ、 協力は得られない」と答え、国に考えをまとめるよう要請を重ねる意思を示し た。
.. 2014年09月22日 08:21 No.798001
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