返信


■--パブリックコメントも無視した
++ 豊島耕一 (幼稚園生)…1回          

川内原発審査書の「決定」は許されない
 |  原子力規制委員会御中
 └──── さよなら原発佐賀連絡会(代表)

 貴委員会は7月16日に川内原発の審査書案を決定し,その日にパブリックコメント募集を開始しました.1万7千もの意見が寄せられたにも拘わらず,その内容はもとより,検討プロセスや結果は未だ公表されていません.しかし貴委員会のホムページによると,9月10日(水)の定例会議の主要議題は「九州電力株式会社川内原子力発電所1号炉及び2号炉の審査書案に対する意見募集の結果等及び発電用原子炉設置変更許可について」とされており,パブコメ回答の形式的な報告で,充分な審査書案の修正も検討もなされずに審査書が決定されるのではないかと懸念致します.
 万一にもそのような議事運営と決定がなされれば,何のためのパブリックコメントだったのかという問題になり,コメントを寄せた人を愚弄することになります.これだけの量の文章を規制委員会メンバーは実際に読まれたのでしょうか.また,「意見」は公表され人々に知られ広く吟味されて初めて「意見」になります.「お上」が受け取るだけでは江戸時代の「目安箱」と変わりません.
 多くの人が自らのパブリックコメントをネット上に公表しています*.その中にはもちろん,規制委員会の指定どおり「科学的・技術的」なものが多いと思われます.例を挙げれば,溶融炉心が原子炉圧力容器をメルトスルーした際の,水蒸気爆発の危険性や,コア・コンクリート反応(MCCI)に対する評価の甘さの指摘(CO等の可燃性ガスの発生の可能性の無視),格納容器内の水素等可燃性ガスの爆轟条件や対策に関する問題,燃料デブリ(溶けた燃料が原子炉の構造材や炉心を格納している格納容器のコンクリート等を溶かし,これらと混合することで出来た様々な組成の物質)の再臨界リスクの問題など,多々あります.
 何れも審査書案の妥当性を根底から問うもののように思われます.これらに明確に答えることが,審査書案自体の「審査」の不可欠のプロセスです.そのような当然の手続きを経ることなく決定がなされることがないように,貴委員会に対して厳重に申し入れるものです.       2014年9月9日
.. 2014年09月12日 08:50   No.793001

++ 芦原康江 (幼稚園生)…1回       
川内原発規制基準適合性審査「審査書」を白紙撤回してください
 |  原子力規制委員会委員長 田中俊一様
 └──── 島根原発増設反対運動 代表  2014年9月10日
 福島第一原発が事故後も高い放射線によって、事故の詳細を把握することすらできず、未だ冷却し続け、汚染水対策に追われるような状況の中、その場しのぎの「安全対策」を取ったところで、原発の安全が担保されるものではありません。そのような中、本日は川内原発の規制基準適合性審査「審査書」が、出されましたが、原発の安全を保証することもできない審査に適合させた結果は、原発の再稼働へのやみくもな突進を後押しするだけです。このような審査は無責任極まりない行為です。
 そもそも、川内原発の審査に関しては様々な問題が指摘されてきました。基準地震動の過小評価、事故時の汚染水による放射能拡散防止対策の欠如など、専門家の間からも指摘されてきました。なにより、川内原発の火山影響評価については重大な問題があります。九州電力が、「巨大噴火の前兆現象をとらえることができる」とした根拠に挙げていた論文に関しても、専門家からは「カルデラ一般について適用できるものではない」と指摘され、火山ガイドが要求する前兆現象の判断基準も示されておらず、核燃料搬出の方策もありませんでした。
 貴委員会は、このような様々な指摘を無視したまま、審査書を承認しました。
私たちは、現在、審査にかけられている島根原発の近くで日々暮らしています。 規制委員会による川内原発審査の実態は、私たちの暮らしをますます不安なものにしており、容認することができません。
 本日の「審査書」を白紙撤回するよう、強く申し入れます。

.. 2014年09月12日 08:59   No.793002
++ たんぽぽ舎 (社長)…786回       
声明
 |  川内原発の「合格」はありえない
 |  審査書決定に抗議し再稼働を許さず全力で阻止する
 └──── 

1.原子力規制委員会は9月10日、川内原発1、2号機の設置許可変更申請書について「審査書」を決定した。パブリックコメントに対して17,819件の意見が集まり、そのほとんどが審査に対して批判的なものと見られるが、決定に際して真摯に検討し、決定に反映されたものは無かった。極めて不当なものである。

2.火山の評価についても、根拠はないままに安全に影響する可能性は小さいなどと結論づけ、新たな安全神話を作ったに過ぎなかった。多くの火山学者は予知、予測そのものを不可能に近いと批判しており、姶良カルデラの火砕流が到達したり周囲の火山の火山灰が降り注ぐことも十分あり得る立地地点についての妥当性は考慮されなかったのは規制委員会の軸足が「規制」ではなく「推進」に置かれたものであることを明確に示した。

3.基準地震動Ssの策定については、どのような根拠があるかさえはっきりせず、単に540ガルを620ガルに引き上げた程度で「規制委員会の要求に従った」と、もはや科学とは無縁の策定方法には呆れるほかはない。「震源を特定しない地震」はマグニチュード7.3クラスの地震さえあり得るとの地震学者の指摘や、既設原発で最大の柏崎刈羽原発の2300ガルが、実際にマグニチュード6.8の地震を経て策定されたことからも、620ガルで十分などと断言できるはずはない。基準地震動を少なくても既往最大の柏崎刈羽を最低限超えるものでなければならない。

4.原子力の「審査」は何のために行うのか。そのことを規制委員会は、繰り返し考える必要がある。東京電力福島第一原発事故により、大勢の人々が被曝し、故郷も仕事も失った。これを繰り返さないためのものではないか。そのためには、事故が起こること、事故から逃げられること、被曝は避けられることを保障しなければならない。ところが規制委員会は防災を審査対象外としている。これが審査を有名無実にした最たるものである。IAEA第五層の防護、すなわち住民を守ることを放棄した規制委員会の「審査書」は無意味である。

5.これはいくつもある手続きのたった一つに過ぎない。むしろこれから、審査書で実施、実現されるとした耐震、対津波、電源喪失対策などの工事認可がある。その内容が妥当なのかどうか、本当にSs620ガルで耐えられる設備になるのか、電源喪失対策はできるのか、そして燃料崩壊、メルトダウン、格納容器破壊を阻止できるのか、厳しく監視しなければならない。

6.重要なのは、立地自治体及び隣接自治体の市民の声を議会や首長に働きかけ、同意をしないように、強く強く働きかけていくことだ。
 大飯原発差し止め訴訟は「人格権」が「経済活動」よりも優越する権利であることをはっきりと示した。逃げられない住民の命を危険にさらしてまで行われる「経済活動」にどのような価値があるのかが問われている。
 原発が地域活性の唯一の方法などではないし、事故が起きれば地域は破壊され、つながりも崩壊してしまうことは双葉町を始め福島県の現実を見れば明らかだ。

7.全国の力を結集して川内原発の再稼働を止めよう。そして伊方、泊、高浜、柏崎刈羽、日本中の原発の再稼働を止めるためにがんばろう。

.. 2014年09月12日 09:14   No.793003
++ 木村雅英 (高校生)…52回       
引き続き厳しい眼で監視、規制委員会解体の声を結集しよう
 |  「川内原発再稼働をやめろ!規制委抗議行動(第5波)報告
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

規制委前抗議アクション 川内原発再稼働審査書(合格証)確定を許すな!
日時:9月10日(水)9時半〜13時
場所:原子力規制委員会(六本木ファーストビル)前
9時半〜12時:原子力規制を監視する市民の会(主催)、
       再稼働阻止全国ネットワーク(協力)
(パブコメ無視、火山学者無視の川内原発の審査書に反対!規制庁前アクション)
12時〜13時:再稼働阻止全国ネットワーク(主催)、
  原子力規制を監視する市民の会(協力)
川内原発再稼働をやめろ!規制委抗議行動 第5波全国行動)

  とうとう、原子力規制委員会は川内原発再稼働審査書(合格証)を出した。既存原発を動かす為の甘い甘い「新規制基準」を作り、川内原発を優先させて地震・火山・避難・責任所在など問題だらけでの審査をし、審査書案に対して1万8千通のパブコメ意見を受けながらそれらをないがしろにして合格証。多くの市民や専門家やメディアの不信感を無視して審査書決定に邁進した規制委は、原発推進機関であることを自ら明らかにした。解体すべきだ。
 いよいよ審査書確定かと4日(木)頃に報道され、2団体共催を決定してタイトルが定まらないまま急遽呼びかけて実施した抗議行動に約120名が集まり、抗議のアピールとコールを多くのメディアの前で実施し、署名の提出と、原発現地他8団体からの申入れを実施した。
 まず、9時半に規制委前ビルに集合、毎週金曜夜に規制抗議行動を続けている「原子力規制を監視する市民の会」の人たちが次々に怒りのアピールの声を上げた。特に火山噴火を専門家が予知できないと言っているのにそれを無視して合格とすることに強く抗議した。10時には、緊急署名『川内原発の「形だけ審査書」に反対』の署名を規制庁に提出した。
 10時過ぎになって、多くの参加者が傍聴のためにビルの中に入っていく。規制委から傍聴を一年以上受けてもらえない私を始め、居残り組で再稼働より汚染水対策だ、審査書を撤回せよ等と気勢を上げ続けた。原子力規制委員会が原発推進組織であり、委員が「原子力ムラ」からでて国会承認もなかなか得られず、その後の防災指針・政治的な提言・再稼働ありきの「新規制基準」・再稼働ありきの審査、等を確認しながら。
 11時半過ぎには、柳田さんが出てきて、審査書決定に至る定例会議の中の雰囲気を一早く伝えてくれた。まともな議論なしの決定に多くの傍聴者が抗議の声を上げた、賛同できたのは大島委員がパブコメの扱いの尊重意見を述べた時のみ、と。
 12時からは、既に13回の規制委抗議行動を実施してきた阻止ネットの担当。規制庁広報担当に対して、原発いらない福島の女たち、川内原発建設反対連絡協議会、再稼働阻止全国ネットワーク、福島原発事故緊急会議、島根原発増設反対運動、伊方5団体連名、大間原発反対現地集会実行委員会、さよなら原発佐賀連絡会の抗議申入れ書を逐次読み上げて提出した。更に、「川内の家」の岩下さん、伊方からの堀内さんが怒りのアピールをし、阻止ネット小川さんが怒りと悲しみに耐えないと傍聴報告をした。
 規制委では、次に工事計画認可、使用前検査などの手続きがあり、その都度規制委定例会議で確認されるそうだ。引き続き厳しい眼で監視するとともに、原子力規制委員会解体の声を結集していきたい。一方、現地の闘いにも全国から結集して川内原発の再稼働を何としても止めたい。


.. 2014年09月12日 09:26   No.793004
++ 青木幸雄 (幼稚園生)…2回       
ストップ川内原発再稼働9/9鹿児島県庁行動報告
 |  −県知事へ3点の質問要請書を提出
 └──── (宮崎の自然と未来を守る会)

みなさまへ(重複ご容赦)
 今日9月9日午前、鹿児島県庁前で行なわれた「ストップ川内原発再稼働9.9県庁行動」に参加してきました。
 宮崎からは小型バスで参加。宮崎駅から早朝7時発。9時半からの集会に間に合うように、途中休憩は鹿児島空港近くのパーキングエリアでトイレ休憩のみ。 最近の天候不順から考えれば、ウソの様に空は真っ青。バスの行く手に桜島がちょうど爆発、噴煙を上げました。
 集会に間に合うかは心配無用とばかりに、9時15分には県庁着。結構、短時間での到着でした。しかし、なんだか県庁職員を含め、警備陣があちこちに配置され反日常的な雰囲気で、ものものしい嫌な感じを受けました。9時半が近づくに連れ人が増え始めはじめ、いざ開会。主催者や薩摩川内現地、いちき串木野市など鹿児島県内からのあいさつの後、県外組の東京、宮崎、熊本などがあいさつ。 宮崎からは、宮崎県内で取り組んできた「緊急署名」を紹介し、川内原発再稼働反対には、足もとの原発として取り組んでいることを訴え、共に頑張ろうとあいさつ。
 集会と平行して、分担して県議会傍聴と自民党など会派要請行動も行なわれました。最後に残された要請行動は県知事への要請でした。(県知事は出てこず危機管理局が対応)。私はこのグループに同行。15人という限定枠でしたが、ここでも、と言うよりここではさらに県庁職員、警備担当者が各所に配置され、さらに反日常的雰囲気でした。
 しかし、そんなことは意に介さず、最初に主催者の3.11鹿児島集会実行委が署名の追加を手渡し、以下3項目の見解表明の県知事宛要請書を提出。

1、火山、地震、テロ対策など川内原発の安全性に対する所見。
2、川内原発過酷事故時の避難計画が実効性を持っているのかについての見解。
3、川内原発の安全性について、知事が引き受けるべき責任についての見解。

 続いて、宮崎から川内原発で重大事故が起きた時の放射性物質拡散図を掲載したチラシを添付して、「地元同意は薩摩川内市と鹿児島県のみ」との見解を撤回し、「川内原発再稼働に同意しないでください」という要請書を提出。
その後、参加者からいくつかの意見や要望が口頭で出されました。
 9月9日は鹿児島県議会初日、かつ規制委員会が審査書を確定する予定の前日という重要な日。集会等行動参加者は約300名でしたが、非常に重要な集会と行動でした。帰路は往路を急いだ分、桜島サービスエリアでゆっくり時間をとって、午後3時頃宮崎着。次は9月28日の全国集会(鹿児島/集会とデモ)への参加を呼びかけて解散しました。

.. 2014年09月12日 09:57   No.793005
++ にしざきやよい (幼稚園生)…1回       
第116回 首相官邸まえ抗議レポート(9月5日)
 │ 23日はどうなるの?10月からの国会前は?
 │ 千人いたら千の駅前で出来ること。色んな思いとともに今日も官邸前へ
 └────(たんぽぽ舎会員)

 蒸し暑い。最近更年期障害の始まりだろうか(^_^;)。体の中に熱のこもって
なんか暑い時がある。特に今日は午後からの降るのか降らないのか、ハッキリ
せい!と雲に向かって言いたいぐらい。
 官邸前まで上がって行くと、まばらに抗議が始まるのを待つ人がいる。いつ
もなら、ぐみ坂下から始まる赤いコーンの規制が、坂の半分あたりから始まっ
てる。警官も若干少なめ、邪魔な規制も少ないと拍子抜けするね。
 そう言えば国会前も水道工事でいまの抗議ステージが無くなり、まだ、次の
場所も決まってないとか、10月からどうするのだろう。官邸前抗議もチョット
変わってくるね。

 今月23日の代々木公園でのさよなら原発1000万人アクションもどうなるんだ
ろう。いっそ、集まるのがダメなら個別行動ってどう? この日はどこの駅に
行っても再稼働反対のノボリがあったり、思い思いのチラシ配っていたら?
乗った駅、降りた駅、交差点、どこへ行ってもチラリ、チラリと見かけたら。
千人いたら千の駅前で出来るね。東京に駅って幾つあるんだろ?なんて夢想、
ムリかなぁ。
 さて、さて、今日も抗議行動の始まり始まり。安倍さんは直前に官邸前を逃
げ出したそうだけど、いつもの事だからね、最近、歯医者通いが激しいなんて
噂も聞いてるし、お身体大切に。
 でも、首相辞める前に一回くらいは、私達の声、聴きに来てねぇ、その時は、
精一杯のコールでお迎えいたしますわ(^_−)−☆

.. 2014年09月16日 08:07   No.793006
++ 槌田敦 (中学生)…35回       
原発事故は科学技術の大失敗 (上)
 │   運転再開は無謀         (上下2回で掲載)      
 └──── インタビュー

原子力規制委員会は川内原発の事実上合格と決定しました。
しかし、この決定には、福島原発の事故が反映されていません。
「原発運転の最低条件は科学技術を満たすこと」と槌田先生は語ります。

○─日本の原子力開発は物理学者の提案で始まったと聞きましたが。
槌田 そうです。東京大学の茅誠司教授と大阪大学の伏見康治教授の提案で始まります。1952 年のことで、アイゼンハワー大統領の「平和のための原子力」の1年前です。
 日本の科学者は原爆開発には協力しないとしていましたが、これは、自主・民主・公開で防げると考えていました。
○─放射能の危険は考えなかったのですか?
槌田 科学者は、原子力の安全は、科学技術で解決できると自信を持っていました。
 原発がどのような事故を起こすかを考えて、それに対して科学技術により原子炉などを設計すればよいとしていました。
 放射能が核燃料から漏れ出す原因は核燃料の過熱だから、緊急炉心冷却系(ECCS)を付けて冷却する。それでも核燃料から漏れ出した放射能は、格納容器で覆い、外部に出ないようにする、としました。
 この考えをDBA(Design Basis Accidents 設計基準事故)と言います。「起こり得る事故を想定して設計する」という意味です。
 今回の福島原発事故は、この想定された事故の範囲内でした。原子炉の過熱はECCSで抑え、放射能は格納容器で漏れだしを防げるはずでした。
 ところが、ECCS が働かず、格納容器は破裂の心配で、ベント(開放)しました。
 その結果、福島県民は大量被曝しました。

○電源を失って最悪の事態に
 ─科学技術が働かなかったのですね。
槌田 科学技術を使うには費用がかかります。ところが、東京電力はその費用をケチったので、6つの問題が起こりました。
 まず、(1)直流電源が確保できず、1、2号機では7時間、3号機では15 時間、原子炉の水位と圧力を測定できませんでした。
 1号機と3号機では、この時間内に原子炉が空焚きになり、最終段階に突入していたのです。状態が把握できていないのですから、どうしようもなかったのです。
 (2)やっと測定できた水位と圧力は誤表示で、作業を混乱させました。2つの水位計の値は異なり、また、圧力が真空以下だったりしました。これでは対処のしようがありません。
 この誤表示の欠陥は、事前にわかっていましたが、東電は欠陥をそのままにしていたのです。
○─温度の測定はできたのですか?
槌田 こちらは、もっとひどいことになっていました。

.. 2014年09月16日 09:00   No.793007
++ 槌田敦 (中学生)…36回       
 (3)高圧交流電源が地震により確保できず、原子炉などの温度は、8日間も測定できませんでした。温度が測定できず、核燃料の冷却ができているかどうか不明だったのです。
 (4)事故の最終段階では、ECCS低圧注水系を使います。これには交流電源が必要です。
1号機と2号機では、非常用交流電源も津波で浸水して使用できませんでした。
 ─菅直人首相は、電源車をヘリコプターで運べと指示しましたね。
槌田 電源車は重くて運べないのです。道路が回復したあとでは持ち込むことができたのに、東電は菅首相の指示を無視しました。

改善しなかった安全装置の欠陥
 ─ ECCS は使えたのですか?
槌田 これはひどいものでした。原子炉が空焚きになると発生する水素ガスの問題です。
 (5)1号機のECCS非常用復水器は、水素ガスが溜まって使用不能になりました。これも事前にわかっていたことですが、東電は放置していたのです。
 (6)2号機と3号機では、ECCS蒸気凝縮系に水素ガスが溜まるとして、これを撤去していました。ECCSの欠陥を改善するのではなく、ECCSそのものを取り外すという、とんでもないことをしていたのです。
 非常用復水器と蒸気凝縮系が生きていれば、運転中の福島原発1、2、3号機すべてで、過酷事故にはならないで済んだのです。
 福島原発の過酷事故は、東電がこのようにDBA(科学技術)で必要な安全費用をケチったことで起こったのです。
 規制委員会は、これら6項目を検討して他の原発の安全に反映させる必要があります。
 ところが、福島原発事故でわかったことを反省せず、これらをすべて闇の中に隠して、川内原発の運転を安全だと認めたのです。
(「食品と暮らしの安全」から許可を受け転載)

.. 2014年09月16日 09:29   No.793008
++ 柳田真 (平社員)…130回       
手書きのカラーポスターでき上がり−無料配布中
 │  東電本店・九州電力東京支社への3ヶ月の月例行動の日程ポスター
 └──── 

 西崎さん手書きのきれいなカラーポスターが出来上っています。
 3ヶ月の日程を書き込んだ「3ヶ月ポスター」です。
 10月1日(水)・11月5日(水)・12月3日(水)の3ヶ月貼れるポスター。
 3ヵ月の内容は、九州電力東京支社へは、川内原発再稼働やめよ(17:30〜18:30の1時間)、すぐ近くの東京電力へは、「東電は原発事故の責任をとれ、汚染水止めよ、被害者へ賠償補償せよ、」など(19:00〜20:00の1時間)。できれば両方ご参加下さい。
 ポスターを貼って下さい。多くの人の目にふれます。
 毎月の第一水曜日夕方、ぜひ多くの皆さん、ご参加下さい。(問合せ:たんぽぽ舎へ)


.. 2014年09月16日 09:37   No.793009
++ 上岡直見 (小学校低学年)…7回       
吉田調書公開で東電の責任ますます明確に
 │  安倍政権は慰安婦報道に続いて吉田調書でも『朝日』を攻撃 吉田元所長の英雄化
 └──── (環境経済研究所(技術士事務所))

○安倍政権は2014年9月11日に吉田調書等の「政府事故調査委員会ヒアリング記録(*1)」を公開した。ヒアリング時点の「政府」とは民主党政権だが、安倍政権は慰安婦報道に続いて吉田調書でも『朝日』を攻撃するのに合わせて川内原発の再稼働を推進しようとしている。さらにもう一つの目的は、吉田元所長の英雄化と対比して菅元首相の失策を強調することだ。しかしその策略とは裏腹に、専門的・実務的な知見を以て吉田調書その他の資料を読めば、福島事故における東電本店と規制当局の無策・無責任がいっそう明確になる。
○吉田元所長は、菅元首相が現場に干渉したり、撤退問題に関する解釈を巡り菅元首相に強い不満を表明している。しかしその原因は東電本店および規制当局の無策・無責任であり、菅元首相の行動は適切である。実際、吉田元所長は東電本店や斑目委員長(当時)にも強い不満を表明している。菅元首相との摩擦だけを取り出して報道する政府系マスコミこそ「誤報」である。海水注入も、官邸(当時)が懸念を示したのに対して吉田元所長が続行したことを英断のように評価しているが、海水注入で冷却が継続できたのは単なる偶然であり、最悪事態に転んだ可能性がある。この点は技術的に改めて解説したい。
○第1次安倍内閣の2006年12月の国会で「地震等で非常用電源の喪失が起きたらどうするのか」との質問主意書に対して安倍首相は、「審査の妥当性について原子力安全委員会が確認しているものであり、御指摘のような事態が生じないように安全の確保に万全を期している」と一蹴した(*2)。
 福島事故はまさにその通りに発生した。福島事故の責任は安倍政権にある。もし福島事故が安倍政権で起きていたら、答弁のような無責任体制のまま首都圏総退避の「最悪事態」に進展したことは確実だ。『朝日』始め各マスコミは誤報を口実にした圧力に負けず、安倍政権追及をいっそう強めなければならない。

.. 2014年09月17日 08:10   No.793010


▼返信フォームです▼
Name
Email
ホームページ    
メッセージ
( タグの使用不可 )
Forecolor
アイコン   ICON list   Password 修正・削除に使用