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あめりか国民は小学校から「星条旗への忠誠の誓い」を暗誦する。「私はアメリカ合衆国の国旗に対して、そして国旗が象徴する共和国、すなわち、全国民に自由と正義をもたらし、神の下で一体不可分である国に対して忠誠を誓います」。ところで、どこの国でも世間体を気にせず?主張する人がいるのだが、八歳の娘が公立学校でこの宣誓をさせられているのは違憲だと訴えた。ところが変わった?裁判官がいて、この誓いが公立学校で行われることは、政教分離の原則に照らして合衆国憲法に違反するという判決が、2002年6月26日サンフランシスコの連邦控訴裁判所から下された。この判決は全米を怒りと興奮の渦にまきこんだそうである。連邦控訴裁はあまりの反発に一日で判決の効力を停止したという。どうもここらはアメリカ宗かなと思う。リンカーンの格調高い演説「・・・・またこの国家をして、神のもとに、あたらしく自由の誕生をなさしめるため、そして人民の、人民による、人民のための、政治を地上から絶滅させないため、であります。」を思い出す。が、現実のその実行はしばしば格調が低い。これもどこも同じことかもしれないが。
.. 2007年05月16日 21:55 No.78001
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