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「天皇陛下とマッカーサー」という前に買った本をパラパラと見ていたら、こんなことが書いてあった。「(2.26事件の反乱軍鎮圧で・・・筆者注)台頭したのは「米英を討て」と主張する梅津美治郎や石原莞爾ら新統制派だった。歴史は不思議だ。南進派の巨頭・梅津が、敗戦後、ミズーリ号上で降将としてマッカーサーの前に城下の盟をし叩頭したのだから・・・」これにはあきれてしまった。石原は米英を討てなどとは言わない。最終戦争でアメリカと戦うことになると想像したのだ。もしシナ事変を解決できていれば、数十年後にはアメリカと戦うことになったかもしれない。しかし歴史はそういう展開にならなかった。それはさておき、菊池久著のこの本は二十余年前に発刊されているから、そのころはジャーナリストは石原莞爾に対してこの程度の認識しかないのがふつうだったのかもしれない。
.. 2007年05月08日 20:26 No.75001
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