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■--金曜行動には「鳴り物」と「光り物」が必需品
++ 小山芳樹 (小学校低学年)…5回          

 5/23金曜官邸前行動(第103回)に参加して
 (たんぽぽ舎ボランティア)

○ 久しぶりの金曜行動参加。この日もメールマガジン「地震と原発事故情報」の発信担当のため原稿を整理していたので、「経産省前テントひろば」に到着したのは、17時25分頃でした。「事故情報」の発信は、金曜行動終了後、たんぽぽ舎に戻ってからにする。
 この日の私の担当場所は、「財務省上」交差点の一角、先輩スタッフに連れられて移動する。コーナーにシートを広げ(通行の邪魔にならないよう)、6月に行く「九州川内原発再稼働反対」の激励を書く大きめの紙を置く。金曜行動参加者に一言書いてもらえるようマジックインキなども用意する。シートの上にいくつか発光ダイオードの「光り物」を置く。
○ もう1つ、このコーナーの目玉は、7種類になった「ハガキ」運動。川内原発再稼働反対や、「経産省前テントひろば」を守ろう、泉田新潟県知事を応援しようなどの内容。
 「ハガキ」は、電力会社や経産省、立地の自治体などに宛て、個人の意見を直接、届けることができ集会などに参加できない方でも関われる取り組みなので数多くの方がハガキを出しているとのこと。
○ 国会正門前や、官邸前など他のコーナーも見学・参加する時間をもらった。新聞に載った金曜行動の写真は、この場所・この角度で撮影したのかと確認できた。
 それにしても、参加者一人一人の創意工夫による「鳴り物」や「光り物」には、ほんとに感心させられる。次回は、自分でも何か「光り物」を工夫しようという意欲をかき立てられる。
 「財務省上」交差点のもう一つの一角では、ドラムと管楽器の伴奏付きのナマ「ドンパン節」を体験できました。感激!
.. 2014年05月27日 08:29   No.738001

++ 柳田真 (大学院生)…113回       
再稼働は日本を滅ぼす・連載17
| 原発「安全審査」ではない。「適合審査」だ。
 | NHKなどまちがい(報道)を訂正せよ
| 国民世論を再稼働にもっていきたい狙い
 └────  (たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

1.朝のNHKテレビ(5月21日)を見て、腹が立った。原発の「安全審査」は…とまちがった報道をしているから。私が自宅でとっている新聞(毎日新聞)も原発報道は「まし」だが、それでも「安全審査」の単語を使っている。まちがいだ。原発の「適合審査」がより正確な表現だ。悪名高い原子力ムラ(原子力利権共有帝国)出身の田中規制委員長も「適合性審査」といっている。当事者がそう言っているのになぜまちがった「安全審査」という報道をするのか。早く訂正せよ。
2.思うにこれは、原発の再稼働を急ぐ安倍自公政権の意をくんで、国民世論を原発再稼働へもっていきたいがため−であろう。
 私の記憶では、東京新聞が最初にまちがいを規制委員会へ質問−確認し、それ以降東京新聞等は「適合審査」を使い始めたと思う。
 規制委員会も、テレビ・新聞報道各社にすぐに訂正を申し入れるべきだ。「同じ穴のムジナ」といわれないためにも。
3.私たちも規制委員会と報道各社へ働きかけよう。あなたもどうぞ。

.. 2014年05月28日 08:26   No.738002
++ 中嶋 多恵子 (幼稚園生)…1回       
福井地裁で画期的な判決
|   生存を基礎とする人格権が公法、司法を問わず、すべての法分野において、最高の価値
 |  関電が控訴したので裁判は続きます。高裁が安易な判断をしないように、国民的大運動が必要と思 います。
 └──── (福井から原発を止める裁判の会&サヨナラ原発福井ネットワーク)

○ 5月21日(水)午後3時、福井地裁の樋口英明裁判長が「・・大飯発電所3号機及び4号機の原子炉を運転してはならない」と言い渡しました。
「勝訴」を知った瞬間です。100席ほどの傍聴席からは拍手が湧き「よっしゃ!」という声も聞こえました。私も思わず拍手しており涙が出てきました。私の前の最前列に座っていた「福井から原発を止める裁判の会」の事務局の仲間も肩を震わせていました。
○裁判所の外では、傍聴席の抽選にもれた人達が待っていました。主文が読まれると、弁護団の若い弁護士と裁判の会のメンバーが、垂れ幕(「差し止め認める」と「司法は生きていた」)を持って法廷から駈けだしました。主文が読み上げられた後、裁判所から判決要旨が弁護団に渡されました。その判決要旨を増刷りするために私は退廷したので、画期的な素晴らしい判決であることを知ったのは、記者会見場で弁護団による説明を聞いた時でした。
○私が特に感激したところは「生存を基礎とする人格権が公法、司法を問わず、すべての法分野において、最高の価値をもつ・・」・・・「人格権は憲法上の権利であり(13条、25条)又人の生命を基礎とするものであるがゆえに、我が国の法制下においてはこれを超える価値を他に見出すことができない」、「原子力発電所の稼働は法的には電気を生み出すための一手段たる経済活動の自由(憲法22条1項)に属するものであって、憲法上は人格権の中核部分よりも劣位に置かれるものである」です。個人の生命が最優先されるものだと初めに示し、原発は単に電気を作る一手段でしかない、命に対して原発は「劣位」なのだとハッキリ判断したことに感動しました。
○さらに最後の部分、「原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下して生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失であると当裁判所は考えている」と、「(原発がCO2排出に寄与すると電力会社が述べることが)原子力発電所でひとたび深刻事故が起こった場合の環境汚染はすさまじいものであって、福島原発事故は我が国始まって以来最大の公害、環境汚染である・・」は圧巻です。魂が揺さぶられる思いです。

.. 2014年05月28日 08:33   No.738003
++ 中嶋 多恵子 (幼稚園生)…2回       
憲法に則り、安心してその土地で暮らし続けられる事が何より優先されるとの判断です。ここまで一般人が読んでも理解できる判決文を書いてくれた裁判官はいたでしょうか? 勝訴集会の中で、河合弁護士は、「判決の時に泣いたのは初めてだ。今回の判決文は150%、原発裁判のバイブルになる」とおっしゃっいました。
○私は数年前に東京から福井へ転居してきました。福井に来て最初の1年間は驚きと感動の連続でした。野菜や魚介類の新鮮さと水の美味さ。また、秋には白い花を咲かせるソバ畑や、黄金色に光り輝く初夏の麦畑に見とれ、夏の稲穂の緑の絨毯に癒され、カエルの大合唱に驚きました。そこには日本伝来の瑞穂の国があり、海と山がありました。日本の伝統的な食文化を育んだ四季の移り変わりを見ながら、大地や海・山がいかに人間の生活と密接に関わっているかを実感しました。福井に来て初めて、様々な生物がいる大地と共にしか人間は生きていけないことに気づかされたのです。
 その様なことを感じていた折りに、3.11事故が起こりました。その年7月に福井の人達と脱原発の運動を始め、翌年には「裁判の会」の立ち上げに関わり始め、今日に至ります。3.11後に始まった金曜行動のパレードでは、マイクを持った時には「再稼働反対」と共に、「福井の大地を守ろう、海を守ろう、山を守ろう」と言ってきました。
今回の福井地裁判決でも、人が生きていく為には安全に住み続けられる国土が有ることが国富だと述べているところに強く共感します。福島の人達の犠牲を無駄にしない判断をしてくれたことがとても嬉しいです。
○5月23日の金曜パレードでは、裁判所前で「樋口裁判長ありがとうございます」とマイクで叫びました。会の名称「福井から原発を止める裁判の会」のとおり、日本の原発を止める足がかりとなる素晴らしい内容の判決が、原発銀座と言われる福井で出たことを嬉しく思います。
○当日、県外から福井地裁に駈けつけて下さった方々に、この場を借りて感謝申し上げます。有難う御座いました。
なお、関電が控訴したので裁判は続きます。高裁が安易な判断をしないように、国民的大運動が必要と思います。

.. 2014年05月28日 08:43   No.738004
++ 広瀬 隆 (中学生)…40回       
原子力規制委人事を原発推進者(田中知)へ変更
   安倍自民党が本音=旧体制へ逆戻り
 
 原子力規制委員会の委員の田中知が候補というのは、由々しき問題です。
向こう側の反撃が予想通り原子力規制委員会の人事という形で始まりました。
原子力規制委員に田中知(さとる)だと・・・おそろしいことになりそうです。
 あの人物は、1996年2月29日に再処理工場安全性チェック検討会「主査」として安全の結論を提出した男だ。つまり阪神大震災直後に、科学技術庁と組んで、国内で最も危険な六ヶ所再処理工場のゴーサインを出した重大な犯罪者です。
 そして福島第一原発事故のあと、2011年9月12日に設立された原子力損害賠償支援機構の運営委員をつとめ、電力会社の走狗として立ち働いてきた人間です。2013年11月5日にその原子力損害賠償支援機構の運営委員会「委員長代理」に再任されて、福島県民の救済を遅らせ、被曝を助長してきた親分です。
 それが、新聞のどこにも書かれていません。

.. 2014年05月29日 08:30   No.738005
++ 木村雅英 (中学生)…31回       
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! 連載その4
 |  拡散シミュレーションによるUPZ30kmは
 |  「科学的・技術的」でなく政治的押しつけだ
 |  沢山の現実性のない前提をおいて30kmを我々に押しつけた
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

 原子力規制委員長は「科学的・技術的」判断をし、政治的判断をしないと何度も言っているが、規制委は実は非「科学的・技術的」でかつ政治的な提言を出して、「国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全…」を脅かしている。その一つが緊急時防護措置準備区域UPZ30kmである。
 40kmも離れた飯館村への高濃度汚染、3.11直後に米国政府が80km圏外避難を指示、近藤駿一前原子力委員長の「福島第一原子力発電所の不測事態シナリオの素描」で250kmに及ぶとしこれを福井地裁が採用、各地からの風船飛ばしの結果等を見れば、UPZ30kmがあまりに狭すぎることは明らか。
 30kmとする為に規制庁が使ったのが拡散シミュレーション。2012年秋の規制委発足後間もない時期に間違ったシミュレーション結果を何度も発表したことはご記憶でしょう。何度も間違った結果を出して何度も報道させて30kmを民衆に刷り込んだのかも知れない。が、この拡散シミュレーションが曲者。
 シミュレーションは、現在のシミュレーション技術やコンピュータ能力からいくつもの前提条件を定めるが、今回使われた拡散シミュレーションモデルは、定常で、地形を考慮しない2次元モデルで、年平均評価である。すなわち、ガウスプルームモデルで、「定常で一様な風向・風速のもとで、拡散方程式を解いて濃度を求めるもの」を「年間を通じた気象条件」を参照して計算している。
 事故が起こった時にどれだけ離れた距離にまで放射性物質が到達するかを評価するのに、定常モデルで分かる訳が無い。当然飯館村への高濃度汚染は再現できなかったであろう。おまけに、毎時の風向・風速データを使うのに、基準時刻の風向は基準方向にしたまま風速データのみを各時間の値を使って評価している(規制庁防災課談)。実際には起こっていない風を使って計算している訳だ。また、米国で開発されたMACCS2コードを使っているが、起伏の激しい山国日本で地形を全く考慮していないことも欠陥だ。更に、評価基準の実効線量100mSvも高すぎる。
 規制委は、沢山の現実性のない前提をおいて、もっともらしい濃度分布図を見せて、30kmを我々に押しつけた。非「科学的・技術的」で政治的だ。

※5/29(木)原子力規制委と院内交渉! 参加歓迎!
 川内原発再稼働阻止、規制委の姿勢と再稼働審査を問う!
日時:5月29日(木)14時より17時
場所:参議院議員会館 B108会議室
主催:再稼働阻止全国ネットワーク

.. 2014年05月29日 08:40   No.738006
++ 柳田真 (大学院生)…114回       
東電福島第一原発1号機の非常用電源喪失の謎
 |  その本当の原因は地震か?津波か?
 |  伊東良徳さんのお話(元国会事故調協力調査委員)
 └──── (たんぽぽ舎)

1.5月28日(水)「スペースたんぽぽ」で、弁護士(元国会事故調協力調査委員)伊東良徳さんの講演会があった。東電福島第一原発1号機の非常用電源喪失の謎−その本当の原因は地震か?津波か?−であった。
 A4判13頁の資料(写真版)に基づいて、とても説得力のある話であった。
2.伊東講師の結論は、(3年間いい続けてきたことだが…と前置きして)「津波ではありえない」であった。この結論は、しかし3年間無視され続けたが、5月21日福井地裁の画期的な大飯原発判決で、引用されたりもして、再び注目を浴びたりもした。
3.講師のレジメから引用する。
  ◎2 なぜ津波到達時刻の評価が重要か?
   ・福島第一原発1号機の全交流電源喪失(Station Blackout=SBO)
    時刻は15:37
・津波の1号機敷地遡上時刻がそれより後ならば、1号機のSBOの
    原因は津波ではあり得ない
   ・1号機のSBOの原因が津波でなければ、耐震設計や老朽化、単一
    故障指針等の再検討が必要となり、現在の規制基準の正当性が失わ
    れることになり、再稼働の安全性を検討する大前提が変わってくる
4.◎43 東京電力からの批判について
   ・東京電力は写真5と6の津波が写真7と8の南防波堤南側に写って
    いないことを論拠に伊東の主張を批判している
   ・写真5と6の津波の「その後の行方」について確たる説明ができな
    いことが伊東の主張の、おそらく唯一の、弱点であることは認める
   ・しかし、伊東が写真5と6の津波の「行方」が十分説明できないだ
    けなのに対して、東京電力は写真5と6の津波の「存在」も
    「行方」も説明できない
   ・伊東は、この問題解明のために国会事故調として写真撮影者のヒア
    リングを度々求めたが、東京電力は頑なに拒否し続け、そのために
    この問題を解明できなかった
   ・少なくとも東京電力に、この問題を批判する資格はない
5.◎74 結論
   ・1号機敷地への津波遡上は、写真16の30秒後かそれ以上後と考えら
    れるので、15時38分以降となる
  →1号機のSBO時刻は15時37分よりも後である!
6.ここから柳田の意見・感想
 東電福島第一原発1号機の非常用電源の喪失が「津波でない」となれば、おおぐくりで考えれば「原因は地震」となるしかない。「地震が原因」となると、日本中の原発(50基)はすべて、地震対策をやらねばならない。そうしなければ再稼働できない。ただでさえも津波対策で防潮堤など何百億円もの対策費が必要になった(浜岡原発では2000億円も必要)が、これに地震対策費用数百億円が必要になる。電力会社はイヤだ。ぜひ津波だけの原因にしよう。ガンガン頑張って、「地震が原因としない」ようにしよう−と原子力ムラの総力を挙げて努力した。これが故に、2011年3・11以降3年も経過したのにいまだ、事故原因が不明なのだ。
 これが結果として、電力会社を助ける=得する。地震対策費○○○億円が浮くから。かくして原子力ムラ(原子力利権共有帝国)は栄える。彼らは原因不明のままの方が良いのだ。

.. 2014年05月30日 08:07   No.738007
++ 柳田真 (大学院生)…115回       
5月29日(木)の2つの集会など報告
 |  規制委交渉、川内原発動かすな集会
 └──── (たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)

◎5月29日(木)は、2つの集会とメルマガの原稿と翌日の金曜行動の準備(ビラ2,000枚の用意、その他)など、合わせて4つも重なりとても忙しかった。
その簡潔なメモ的報告です。
◎1.川内原発反対東日本集会「川内原発再稼働はなんとしても止めよう!」開かる―217人参加、カンパ17万円強
 5月29日(木)東京明大リバティホールにて、川内原発動かすな!東日本決起集会が開かれた。217人が参加。会場内カンパ(鹿児島川内行動寄付カンパ)は17万2,000円でした。
1.開会挨拶 細井
2.鎌田慧さん(経産省前テントひろば応援団)
3.佐々木慶子さん(原発いらない福島の女たち)
4.木幡ますみさん(大熊町町民)
5.水戸喜世子さん(大飯原発差止原告団)
6.向原祥隆さん(反原発・鹿児島ネットワーク)
7.行動提起(淵上太郎・柳田真)
8番目に鹿児島川内行動参加者6人から決意表明がされ終了。
◎2.川内(せんだい)原発の横断幕が進行中
 6月13日(金)から14日(土)の九州電力川内(せんだい)原発再稼働阻止行動に向けて、たんぽぽ舎で地道な準備が着々と進んでいる。その一つが横断幕作りとゼッケン作り。ボランティアが何人も集まり、「書く文字の中味」を討論。大きな布を買って来て、みんなで筆を使って文字を描き中。ゼッケンの用意も進んでいる。
◎3.原子力規制委を75人が追及
 広瀬隆さん、山崎久隆さん、向原祥隆さんも参加。
 5月29日(木)午後、国会の参議院会議室で、原子力規制委員会(規制庁)を追及する交渉が75人の参加で開かれた。主催は再稼働阻止全国ネットワーク。広瀬隆さん(作家)、山崎久隆さん(たんぽぽ舎)、向原祥隆さん(反原発鹿児島ネットワーク)も参加。1時間の前段集会と2時間の追及交渉を行った。内容は14頁の資料に基き、質問と規制庁の回答。主な中味は次の五点。
 ※詳細はIWJ(岩上安身さんのIndependent Web Journal)のユーストリームを参照。
・「新規制基準」について
・川内原発審査の地震リスクについて
・川内原発審査の火山リスクについて
・川内原発審査の地質について
・川内原発の原子力防災・避難について
◎4.東京電力本店合同抗議賛同団体88になる! 100に近づく
 原発大災害(現在も継続中)の元凶=東京電力本店への合同抗議の賛同団体がじりじりと増加して88になった。新たな賛同団体は次の通り。
 ・84)アソシエーション よそものネット(フランス)
 ・85)原発知っちょる会
 ・86)今、憲法を考える会
 ・87)あるこう会
 ・88)千葉学校労働者合同組合
この調子なら、100団体に到達できるのもそんなに遠くはないと思われる。

.. 2014年05月31日 07:31   No.738008
++ 木村雅英 (中学生)…32回       
規制委員会は、再稼働第1・安全第2!
 |   新規制基準が世界一とは言っていない
 |   −川内原発再稼働阻止・院内交渉集会があぶり出した事実−
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

○5月29日(木)の午後、再稼働阻止全国ネットワークが参議院議員会館内で原子力規制庁と院内交渉し、新規制基準・地震・火山・地質・避難について論じた。イチエフの汚染水対策や廃炉化に目をつぶって、優先審査する川内原発ばかりか12サイト18基の原発の再稼働審査に猛進する規制委・規制庁に一石を投じた。 今回は、反原発かごしまネットの向原祥隆さん、広瀬隆さん(作家)、山崎久隆さん(たんぽぽ舎)、後藤政志さん(元原発技術者)にも参加していただいた。規制庁側の出席は6人。
○最初に、福井地裁の判決について見解を一人一人に尋ねたが、各担当は「コメントを差し控える」ばかり。
 地震リスクについて:地震による配管破断について岩波科学などの指摘は見ている、規制委のイチエフ事故分析検討会で論点整理して報告書を作成作業中。こちらから断層長さからマグニチュードを推定する回帰式の不適切を指摘、より保守的にと言いながら実は安全側に立たない姿勢を糾弾した。基準地震動については九電からの資料待ち、と620ガルで受け入れたことを隠す。まだ審査中というのでより厳しく審査するべきことを訴えた。
○火山リスクについて:火山噴火予知の難しさを指摘する専門家論文を確認して多くの指摘を認めながらも、モニタリングの専門家会議を待たずに審査書を出すことには曖昧な返事。
 新規制基準について:「安全」から「規制」基準に名前を変えたのは、合格すると安全と誤解されるから、新規制基準が世界一とは言っていない。20年も前からコアキャッチャー議論があったの指摘には、それを義務付けなかったのは新規制基準が性能要求だからと逃げる。
 防災・避難について:前日の規制委定例会議で確認された「緊急時の被ばく線量及び防護措置の効果の試算について」のUPZ圏の屋内退避を合理化する説明に対して、家屋の遮蔽効果を過大評価している、川内では木造が大半、作為的なグラフ、イチエフで検証したか、と追及。指針作成だけで逃げるのでなく、避難を確認するまで合格出すなと訴えた。他の多くの指摘への回答については時間切れで追及できず。
 以上、予定を越えた2時間の交渉で、再稼働が第1・安全は2の次、3の次、住民の避難は自分たちの仕事ではない、の規制委・規制庁の姿勢があぶり出された。
○なお、今回は定員50人の会議室に70名以上の参加があり、会場内で床に座る方が出たり資料不足が出たばかりか院内へ入場できなかった方々も発生し、ご迷惑をおかけしました。お詫びします。
 詳細は、IWJのアーカイブや再稼働阻止ネットワークの報告をご覧願います。

.. 2014年06月02日 07:53   No.738009
++ 金子やよい (小学校中学年)…18回       
5月30日第104回首相官邸前抗議
 |  暑い暑い、梅雨の前の真夏日、何故か決意表明 「ひとり、ひとりが大切なんだ」
 └────  (たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア)

 夏の暑さですね、バスも電車も冷房だけど、ここまで冷やさなくても〜と思える寒さの所も。でもこの冷房の電気、1ワットも核発電で作られて無いんだよねって、改めて「電気、ゼンゼン足りてるじゃん」って思うね。あの節電キャンペーン、何処行っちゃたんでしょうね。さすがに、同じ手には騙されないと思ったか、忘れるのを待っているのか、ま、これからのお手並み拝見、拝見。
 さて、6時、金曜官邸前抗議が始まります、今日は、6/1の抗議行動に備えて、国会前は無し、官邸前、希望のエリア、ウラ官邸はいつも通り、お知らせ兼ねて、国会前でビラを配っていると、石垣に腰掛けていた人が「今日、国会前無いんですか」と話しかけてきた、友達と待ち合わせてると言っていた。他にもチラホラ知らない人が。ネットとかやらない人はなかなか情報が取れないみたい、「官邸前ってどう行くんですか」って聞く人も。初めて金曜官邸前抗議に来た模様、来てみたらやって無かったは、ガッカリ(T_T)だよね。出来るだけ丁寧に道順を説明、国会前にまた来てくれるといいなぁ。と思いつつ後ろ姿をお見送り。国会前なくても、財務省上交差点から国会前までは、キャンドルや清志郎やブブゼラがある、それぞれ自分のスタイルを貫いてる人達、頼もしいね。京大の小出さんも言ってた「ひとり、ひとりが大切なんだ」って、私も自分のペースでこの活動続けていきまぁすp(^_^)q

.. 2014年06月02日 08:05   No.738010


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