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六ヶ所再処理工場は稼働できない? | 危険と無駄の塊再処理工場に、大きな逆風か? └──── (たんぽぽ舎)
○ ますます六ヶ所再処理工場本格操業の根拠がなくなっています。 再処理とは、核燃料を燃やした後に、それを切り刻んで硝酸溶液に溶かし、プルトニウムを取り出して再度燃料として加工し、燃やすための工程の、プルトニウムを抽出する工程を指します。 福島第一原発震災では核燃料が破壊され、大量の放射能をまき散らし、福島県を中心に大規模環境汚染を引き起こしたのですが、再処理とは燃料を溶かして封じ込められているプルトニウムや放射性廃棄物を取り出すので、せっかく燃料棒に閉じ込められている放射能を、わざわざ溶かしだしてしまいます。ここで事故が起きれば福島原発震災を遙かに超える破局的原子力災害になります。 そして六ヶ所ムラは今回の地震の震源域にも近い上、下北半島の沖合には十勝沖地震などを引き起こしてきたプレート境界があり、さらに再処理工場の下や近傍にも断層が走り、かつ、恐山という活火山が半島の真ん中にあります。他にも十和田、洞爺湖などカルデラ火山が近くにあり、現在も活動し続けています。 ○ 2.2兆円の巨額の費用と20年間もの時間を掛けて作ってきたものの、トラブルと事故が頻発し、稼働できないまま「試運転」状態が続いていた六ヶ所再処理工場ですが、推進してきた原子力委員会の委員からも再処理工場の稼働は事実上不可能になるだろうとの発言が出始めたようです。 ただしこれは推進側のリークかもしれません。こういった圧力がかかっているとリークし、「プルトニウム利用計画の実行を図らねば再処理不能となり、使用済燃料の持って行き場がなくなるぞ」と電力会社などを脅しているとも取れます。 世界に例の無い極めて危険なフルMOXの大間原発や、高速増殖炉「もんじゅ」計画、プルサーマルなどプルトニウムを消費する計画を強行させる圧力であるとも言えるのではないでしょうか。ということは、私たちにとっても大間原発とプルサーマルを止めることが、いかに大きいことか分かります。
.. 2014年05月07日 15:54 No.730002
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