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■--テント日誌
++ 淵上太郎 (小学校低学年)…8回          

テント裁判第6回口頭弁論(4月23日)での淵上意見書
 |  4月23日(水)経産省前テントひろば956日目 商業用原発停止220日
 |  わが国憲法等で保障されている国民的諸権利を行使しているだけ
 |  東電福島原発大事故がなければ、そもそも存在しなかったもの
 └──── 
 「経産省前テントひろば」に対する国側の土地明渡請求裁判は今日第6回口頭弁論を迎えました。今回も多数の人が参加していただきました。被告とされている淵上太郎の意見書を正清さんに続いてお伝えしたい。傍聴記は順次掲載します。

☆意見書   
 本意見書は、本件と密接に関連する原発、特に九州電力川内原発の再稼働の問題について述べると同時に、新たに着任された裁判官殿に、被告がどのようなスタンスで本件に臨んでいるのか明らかにしようとするものであります。
1 本件は、国が所有管理する当該国有地について、被告がこれを不法に占拠しているので、これを直ちに明け渡し、今日までの占有に対して当該土地の路線価による損害賠償を求めるものとなっています。
 被告は、本件土地が国有地であるとしても、その有効利用という点では大いに争うところであります。その使用という点で、不法に占有して使用しているのではなく、国民の一人として、2011年3月の東電福島原発大事故に関連して、止むに止まれぬ政治的・具体的理由のもとで、当該土地にテントを設置するなどして、国民に訴え、国あるいは経済産業省に対して抗議をする、そのような場として使用しているに過ぎないと、考えている次第です。
 東電福島原発事故は、世界でもまれに見る大事故であり、3年が過ぎた今日でも事故は引き続いており、なおかつ東電はもとよりその監督官庁も、全く責任を取っていません。我が脱原発テントは2011年9月来、監督官庁である原発事故に最大の責任を負うべき経産省が管理する当該土地で、大事故の責任を問い、原発推進及びその再稼働に抗議する場、国民的議論の場として2年有余存在してきています。
 全国の人々がこのテントに集い、全世界の人々がこのテントに関心を寄せ、脱原発のかけがえのない物理的空間として存在してきたのであります。つい先頃には、チェルノブイリ原発事故の被害者(当時妊娠中で死産されたベラルーシの女性など)もこのテントを訪れており、いわゆる国際貢献にも重要な役割を果たしております。
.. 2014年04月28日 10:12   No.726001

++ 淵上太郎 (小学校低学年)…9回       
 私たちは、国有地にテントを設けて、無用な騒ぎを起こしているわけではありません。わが国憲法等で保障されている国民的諸権利を行使しているだけであり、東電福島原発大事故がなければ、そもそも存在しなかったものです。
2 さて原子力規制委員会に審査請求が出されている10 原発17 機の原発のうち、川内原発の1、2号機の適合性審査を優先して進めることが決定されています。優先的に審査をするということは、川内原発が一番先に再稼働に至る可能性が高い、ということでもあります。
 適合性審査は、昨年7月に施行された原子力新規制基準に、それぞれの原発が「適合しているか否か」の審査ですが、原子力規制委員会田中委員長は「最終的に審査の合格が出る方向に向かって進めることができるという判断だ」と言うように、一番早く適合性審査を終了し、合格となるということであります。
 だが原子力規制委員会の審査なるものは、自らがつくった「新規制基準」に適合しているか、否かを判断するのみです。そして「適合性審査に合格した」ことによって、原発の安全が保障されるものではない、ということを、規制委員会自身が認めているものです。 しかも、新規制基準は東電福島事故以後の「最低の基準」であって、それ以上のことは原発事業者が責任をもって更なる安全性を確保・追求すべきである、とされています。つまり万一の原発大事故にあっても、規制委員会は、規制基準に適合しているかどうかの判断をしただけで当該原発の安全性を保障したことはないと、主張することになるのです。
 他方、電力事業者は、規制委員会の指導に従い規制基準に適合しているとの審査結果を得たのであり、法的に何ら逸脱していない、と主張するのは火を見るより明らかです。
 国は、4月11日に閣議決定した「エネルギー計画」では、「原子力規制委員会により規制基準に適合すると認められた場合には、その判断を尊重し原子力発電所の再稼働を進める」と公言するものですが、昨年12月に総合資源エネルギー調査会基本政策分科会が纏めた「エネルギー基本計画に対する意見」(前回陳述書別紙1)の
、「原子力規制委員会によって安全性が確認された原子力発電所について再稼動を進める」とあるものを若干修正しています。にもかかわらず、今日までの経過からすれば、政府は「規制基準に適合すると認められた場合=安全」という解釈をあちこちで言い張るでしょう。但し、厳密な意味では、政府としての正式な安全宣言のようなものは出さないはずです。
 政府は、安全性の担保はあくまでも、規制委員会にあるとする「逃げ」の体制です。安全性については、全く自信がないからです。そして次には、(安全だから)、再稼働させる、実際のところ、これだけが至上命令ですから、そのために「地元の」理解・協力を得るように、政府として努力する、ということになります。

.. 2014年04月28日 10:28   No.726002
++ 淵上太郎 (小学校中学年)…10回       
 政府は安全性に関する責任が明確になるような閣議決定などはやらず、野田内閣時代のような4大臣による決定なども行わない、ということになっています。こうした文脈から、再稼働しようというとりわけ川内原発の「安全性」については、誰が、どこの官庁が責任を負うのか全く不明瞭であります。まさか全てを鹿児島県など地方自治体に押しつけるわけでもありますまい。
 これでは、東電福島原発事故及びその経緯と全く変わることはありません。国を含めてどこの誰が責任を負うのか全く不明瞭なまま、原発の再稼働が行われるという、世にも不思議な事態が、今、進行しつつあるのです。
3 結局、原発の再稼働は、法的にも全くの無責任体制のもとにあり、安全性が真に確保されているか否かではないというところに、重要な問題があるのです。
 全ては政府=安倍内閣の責任であることは言をまたないのですが、このような無責任体制は絶対にゆるされるべきものではありません。
 わがテントは当初から「原発再稼働」に反対して設立されたものであります。そうした中で、再稼働を進めんとする経産省=国=原告がテント等の撤去・立ち退きを求める本訴訟は、本末転倒の問題外であります。
 原告は国として恥ずべき訴訟であったとして、自ら本訴訟を取り下げるべきだし、司法は本訴訟を直ちに棄却すべきであります。

.. 2014年04月28日 10:34   No.726003
++ たんぽぽ舎 (社長)…782回       
テント日誌 裁判傍聴記1  一傍聴人
 |   テント日誌 4月25日(金)特別版
 |   経産省前テントひろば958日目 商業用原発停止222日
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■ 4月23日、200人近くの傍聴希望者の中、東京地裁民事37部103号法廷で満員の傍聴人の中公判が開始されました。今回の法廷から裁判官の一人に人事入れ替えがあった為に「被告人」正清、渕上の意見陳述から始まりました。正清氏は、「安倍政権は福島原発事故の解決が何もついていないにも関わらず、新エネルギー基本計画に於いて原発を日本のベースロード電源にするなど、何の反省も無い」と安倍政権を糾弾しました。 
■ 渕上氏は「福島原発の過酷事故にも関わらず、国、経産省、関連省庁、東電等、誰も事故責任を取ろうとしない中で、国民の抗議の権利として、事故責任の中核である経産省の未使用敷地の一部に脱原発テントを作り、福島の人々、全国の人々と共にテントを長期にわたり支えて来ている。」「原子力規制委員会は夏にも薩摩川内原発の規制基準適合審査を終ろうとしている。しかし安全審査ではないという。誰が再稼働原発の安全を宣言するのか。政府?県?市?誰も責任を取るつもりがない。」と無責任体制を批判しました。 
■ 次に河合弁護人から、福島原発事故に対し政府、東電の無責任体制の中で、続々と損害賠償の告発が行われている事が話されました。福島現地では高放射能地域にも関わらず「早期帰還、早く帰れ」だけが政府により圧力がかけられている。汚染水問題の一つも解決せず、事故の張本人が責任も取らず、テントの立ち退きばかりか、「損害金」の要求までする資格があるのか、と裁判の根本問題にせまり政府を糾弾しました。
■ テント裁判も、過去5回の法廷の中で、「被告人」、弁護人により福島原発事故の現状、福島被災者の現実。国、経産省及び原発関連行政庁の無責任さと犯罪性、東電の過酷事故が予測されたにも関わらず経済優先、安全軽視の原発現地政策の現実等が証拠書類と共に意見が述べられてきました。国は訴状に於いてテントの設立者はあくまで二人の被告人により作られたのであり、他の人たちは「補助にすぎない」との主張を続けていました。これに対して被告、弁護人は、今回の法廷より我々のテントが作られた経緯、第一テント、第二テント、第三テントを誰が立ち上げたのか。実際には数十人、数百人の人々によりテトトが作られ管理維持されてきたことが主張されます。裁判第二ラウンドのはじまりです。            
■ 一瀬弁護人はこのテントは「福島の市民の財産、健康、が侵されている事に抗議するために作られた」「福島事故後も原発推進政策を改めようとしない政府」「2011年の反原発の数千、数万の運動の高揚の中で多くの力により作られた」「被告人2人は第2、第3テントの設立には関係していない。」「第二テントは2011年10月27日より3日間の福島の女たちの座り込み行動より生まれた。3日間の記帳者は全国の支援者2371人である」と全国の原発反対の女性たちにより作られた事を準備書面と共に明らかにしました。すなわち第二テントは、「原発いらない女たちのテントひろば〜福島とともに」の全国の女性たちにより、所有、管理・運営されている事を主張しました。又第三テントの設立、管理及び使用形態も説明されました。2014年1月30日には、多くの人々が経産省に「国有財産使用許可申請書」を提出していた事も明かされました。   これにて次回法廷、7月16日の波乱に満ちた法廷を予測させながら閉廷致しました。 


.. 2014年04月30日 10:43   No.726004
++ たんぽぽ舎 (社長)…783回       
■ その後、午後4時より参議院議員会館講堂に於いて口頭弁論報告集会が200人の参加の元に開催されました。渕上太郎、正清太一の法廷報告とあいさつの後に、講堂利用に力を貸して頂いた福島みずほ参議院議員より挨拶を受けました。まず今日の「自衛隊員のいじめによる自殺問題裁判」に勝利した事の報告があり、「原発事故による避難計画は、自治体に丸投げであり無責任極まりない」と糾弾し、身体の動けない人は「自宅待機」という「見殺し」に近い政府方針を批判しました。
■ 続いて大口弁護人より法廷報告が行われました。「この裁判が始まった時、どこまで戦えるか不安であった。とにかく法律論だけでなく、裁判を広く、深く、大きくしたかった。」「いつも多くの傍聴人の力で支えられてきた。幸い多くの事が主張できた」と裁判の傾向を評価しました。「日本人は広島、長崎で被爆して放射能の恐ろしさを知り、放射能への恐れを知るべきである。テントはその役割をしてきたし、益々テントは大切である」とテントを守る意義を、弁護人の立場を超えて感動的に語りました。そして次の法廷の展望を語り、「こんな事なら裁判など起こすべきではなかった、と国、経産省に思わせる闘いにしよう。」と集会参加者に呼び掛けました。 
■ 続いて「原発ゼロをめざす、鹿児島県民の会」の村上さとし氏から薩摩川内原発再稼働阻止の為の展望と決意が語られました。村上さんの住む団地自治会での活動の経験から川内市民の多くは原発再稼働に反対であるが、地域のしがらみ、血縁者との関係で九州電力に遠慮しなくてはならない現実を紹介しました。「桜島、新萌岳の火山活動の件、活断層の事を考えれば原発の再稼働は認める事は出来ない。」「川内原発の再稼働をストップ出来れば全国の原発はストップできる」と決意を語りました。
■ 次に、「原発いらない福島の女たち」人見やよいさんからの福島報告が行なれました。「原発の被害は、だれも責任が取れない程の大きな被害である。東電のテレビ会議の様子を見てあぜんとした。パニックの連続であった。」「20ミリシーベルトを超えている所にも政府は帰れという」「ベラルーシでは:チエルノブイリ;という言葉を使うなと言われている。何年後かは福島もこのようになるのではないか。」「福島では小さな対立がたくさん起きている。放射能の問題とはこんな事にも及んでいる」「これからは脱原発を掲げる人に選挙で勝ってほしい。テント裁判にも是非勝ってほしい」と訴えました。
■ 最後に「伊方の家」のYさんからの現地活動報告があり、これからの行動の決意が語られました。最後に川内の村上さんの元気な歌で、報告集会も成功裏に終了しました。

※次回法廷は7月16日(水)、東京地裁103号法廷、13時地裁前行動より始まります。国との攻防戦が予測される次回法廷に多くの傍聴者が駆けつけてくれることを期待しています。

■5月7日(水)第8回東電本店合同抗議行動 18時30分−東電前
  呼びかけ団体/経産省テント前ひろば  78団体協賛
経産省前テントひろば(連絡先:090-3919-0604、070-6473-1947)

.. 2014年04月30日 10:52   No.726005
++ I・K (幼稚園生)…3回       
鹿児島県川内から(「川内の家」ニュース5号)
 |  テント日誌5月1日(木)
 |  経産省前テントひろば964日目 商業用原発停止228日
 

朝方まで降り続いた雨が上がって緑がいちだんと輝いて気持のよい朝
11時頃から第85回日比谷メーデーのデモ隊がテント前を通った

○ Kさん、Sさんが6月8日のチラシを懸命に配る。通り過ぎるデモ隊の中には「原発再稼働反対!」のシュプレヒコールをあげて下さったりして、テントがんばれ!の声もあって励まされた。
 デモの隊列から抜けてテントにカンパしてくださる人も居て感激!私たちも負けずにデモ隊に手を振って応援した。
 デモの通る合間に「制服向上委員会」のメンバーが寄ってくださり、男性スタッフは興奮気味、握手してもらったりして大喜びだった。メンバーも少し入れ替わってより若くなったようですね。またテント前で歌ってくれる日を楽しみにしています。
 デモが通り過ぎた後、サラリーマンらしき人が名も告げずにカンパしてくださったりして、今日は嬉しいことの連続でした。

○再稼働が画策される川内原発現地での行動を伝えるビラから
      14-5/2「川内の家」ニュース5号  連絡先:090-4759-2927岩下

せんだい原発,再稼働反対! 原発事故時、避難路は車のすれ違い不可能
川内市は住民の安全を守る気があるのか

 川内原発が事故を起こした時、ちゃんと避難できるかどうかは、住民の「命」の問題です。ところが川内市長は「原発再稼働に同意するつもり」と言う一方、まともな避難計画も立てていません。それどころか、実際に避難は困難という事例がたくさんあります。
○県道は大渋滞、山越え避難も無理
 地域で「川内の家ニュース」を配布中、城地区の女性が「何とかして欲しい」と訴えました。「川内川沿いの県道3号線は、事故時、大渋滞で逃げ切れない。山越えの市道を使うしかないが、道が崩れて車がすれ違いできない。市になんど言っても直してくれない」―と言うのです。実際に市道を走ってみると、アスファルト舗装は山側からの流水でえぐられ、反対側は崖です。軽自動車どうしでもすれ違い不能、避難が無理であることが判りました。川内市の住民を守る「本気度」が疑われても仕方がありません。
○渋滞中、車の中でも放射能は防げない
 それでは県道を避難する人はどうでしょうか?高江地区のインターから橋を通って車で北に逃げることになりますが、大渋滞は必至です。そのとき車の「放射線防護係数」はゼロとされています(アメリカ環境保護庁の「指針」)。
 つまり何時間もの渋滞中、100%の放射能を浴び続けるということです。
しかも住民全体が車を持っている、運転できる、とは限りません。高江地区の男性は、「徒歩で避難することになるが、高速道路だから橋には歩道がない」―と話していました。
○「ぶじ避難可能か」、と市長に問い合わせを
 車でも徒歩でも、避難は「放射能地獄」に変わりありません。避難後、何年にもわたる「避難生活」の大変さ―生活苦や一家離散などは、福島の例を見れば判ります。しかし安全に避難できるかどうかも疑わしい。市長に「再稼働して本当に安全か」、と質問しましょう。

○5月7日(水)第8回東電本店合同抗議行動 18時30分から東電本店前
 呼びかけ団体/経産省テント前ひろば たんぽぽ舎 76団体協賛


.. 2014年05月07日 15:04   No.726006
++ I・K (幼稚園生)…4回       
.「美味しんぼ読書コーナー」もあって
 |  テント日誌5月18日(日)
 |  経産省前テントひろば980日目 商業用原発停止245日
 └──── 

 朝テントに着いたらびっくり!テント前の椅子に「美味しんぼ読書コーナー」の表示があり、文庫版一冊と雑誌スピリッツが置かれていた。そして下のほうに"自由にお読みください!読んで応援!いいぞ漫画家! がんばれ出版社"との表示も!聞けば金曜日からあったとのこと、誰が置いてくれたのかな?
 新聞記事などで問題になっていることは知っていたが、読んだことがなかったので早速手にとって読んだ。
 福島の現実がわかりやすく書かれていて批判されるようなものではないと思う。現実を認めたくない人たちが大げさに騒いでいるのではないだろうか。
 ゆっくり読みたかったので帰りに近くの本屋によって文庫版の「美味しんぼ110号」を注文して来た。問題の鼻血の話などはまだ雑誌の方なのだけれどこの調子だと文庫化されるか心配だ。
 昼前にMさんがそうめんとてんぷら、色々な薬味とつゆを保冷バックに入れてを持ってきてくれた(乱さんのリクエスト!)とても美味しかった。
 ドイツの方が二人自転車で通りがかったので英語版の案内を差し上げたらカンパをして下さったので、脱原発扇子をお渡しした。日本には観光で来ていて東京は5日目、これから関西を回るそうだ。2ヶ月のホリディーとか羨ましい限りです。二人はテントと私の脱原発のプラカードを写して官邸のほうへ去っていった。
 その後テントのことは知っていたが、なかなか来られなくて、と小学生ぐらいの男の子を連れた女性が寄ってくださり、居合わせたヨーカンさんなどと色々話して矢張りカンパを置いて帰られた。
 次に若い女性「此処は何をしているのですか?」と聞いてきたのでテントの出来た経緯などを話してチラシをお渡しする。大先輩のSさんと暫らく話していかれた。
 2時からは月一回の川柳句会、今日のお題は「危険」と「意志」。
難しいのでパスしようと思ったけれど、何とかひねり出して参加する。

「危険」の秀句
1)心配だ 政府首脳が 危険思想
2)武器 原発 日本が一番危険物
3)解釈で 危険な道を 進む安倍(私の句)

特選  戦争を とめるブレーキ こわしてる

「意志」の秀句
1)意志強く 脱原発 やりつづけ
2)いま止めよ 戦争準備 着々と
3)安倍首相 退陣 みんなの意志ですぞ

特選  日本中 見えない意志に あやつられ

乱さんのお情けで私も一句だけ選ばれた。

 今日嬉しかったのは修学旅行の学生さんらしい人たちがバスの中から積極的に手を振ってくれたり、タクシーの中からVサインをしてくれる外国の方が居たことなどです。応援してくれる人がいると思うとテントにいる甲斐があります。
   (後略)

.. 2014年05月20日 11:44   No.726007
++ 岩本愼三郎 (幼稚園生)…2回       
多くの団体、個人200名が参加−にぎやかな抗議行動
 |  東電本店前の元気の出る「どんぱん節」、
 |  日音協の「ねがい」歌われる 5/7東電本店合同抗議報告
 └──── (テントひろば)

○ 遅まきながら5月7日の東電本店合同抗議について何か書こうとパソコンを立ち上げたら、福井地裁が、大飯3、4号機の運転差し止め訴訟で原告側勝利判決のメールが飛び込んできた。素晴らしいニュースだ。NHKも夜7時のトップでもかなり詳しく報じていた。安倍再稼働路線に当面かなりの打撃だろう。
○ 5・7東電前は、200名が参加してのにぎやかな抗議行動になった。福島のさらに厳しい現実や安倍の暴走を眼前に、生協関係者などの発言も、広瀬東電社長への申し入れも、最後の1分間スピーチもそれぞれ良かったが、私には今回一番印象に残ったのは歌だ。元気の出る「どんぱん節」は、4月のテント裁判報告集会で九州・川内から参加した方が初めて披瀝したもの。また日本音楽協議会の方の歌った「ねがい」は、広島の中高生らの平和を願う歌をもとに、伊方原発に反対する市民が作った替え歌だという。大衆運動が高まるところには必ず歌が生まれる。
○ それからもうひとつ、この日記憶に残ったのは「デンキ開ケテ世間暗夜となれり 大正二年 田中正造」と書いたノボリ。どういう人がこんなノボリをもって来たのか知らないし、聞かなかった。また正造がどういう機会にこんな言葉を書いたのかも知らない。ただ私たちは正造の闘いを今日に引き継いでいるのだということを改めて知らされた。
○ 「世間暗夜」をこの間うんざりするほど見せつけたのが、例の『美味しんぼ』騒動ではないか。私もテントで問題の漫画を見た。丹念な取材のうえに、福島の真実を暴いている。真実だからこそ、官房長官を先頭に政府高官が、福島県知事が雁首そろえて「遺憾」だという。世も末だ。福島から東京に母子避難し、実際子どもの鼻血を経験しているNさんを取り上げた新聞記事の「不安を口にすることさえいけないのか」という言葉が胸に刺さる。70年前の戦争で、日本の母親は不安や疑問など論外、息子を出征兵士として「万歳、万歳」と死地に送り出すことを強制されたが、今はその一歩手前に来ている。
○ 「差別を助長する」とか、「風評被害が広がる」とか言われているが、その通り、差別も、風評被害も厳然と存在する。問題はその元凶が誰だということだ。『美味しんぼ』を書いた漫画家なのか。冗談ではない。3・11事故を起こし、その後も事実を隠蔽し、責任逃れを続けている国と東電こそ元凶である。だが福島の厳しさは、そこが見えなくさせられ、「不安を口にする者」が敵視され、住民同士の対立が生まれていることだ。敵という言い方が不穏当なら、原因と責任の所在をはっきりさせなければならない。そのためにも、東京で東電本店に対する抗議行動を続けることの意義は大きい。
○ 福井地裁判決は、この「暗夜」に差し込んできた一条の光だ。次回の東電抗議は、首都圏反原連の行動に合わせて、6月1日午後1時から45分間。その後、官邸・国会行動に合流する。

.. 2014年05月26日 08:33   No.726008
++ I・K (小学校低学年)…5回       
テント日誌5月25日(日)
 |  経産省前テントひろば987日目 商業用原発停止252日
 |  テントの日常−道案内や雀さんへ餌をあげたり…
 └────

○ 晴れ時々曇りで午前中は過ごしやすかったが、午後になって蒸し暑くなって今年初めてテントで蚊に指された。3年目の夏これからそろそろ虫対策が必要になりそう。
 昼過ぎ自転車でやって来た方、美味しんぼ読書コーナーを見て、Kさんに美味しんぼはどうなの?と話しかけてきたので、彼女が鼻血のことなど、たんぽぽ舎のチラシにあった槌田先生の解説を示して説明したら…
 東海村のJCOの事故の時、あの近くに親類が住んでいたけど、東海村の住民は多かれ少なかれ原発関連の仕事をしているからなぁ…仕事がなくなっては困る人が多いんだろうね。他に産業もないし人口は減るばかり。市町村合併で小中学校は統合され、子どもたちはタクシーで通学。一台のタクシーに一学年が乗れてしまうくらい子どもの数も減ってしまった…。これには少女誘拐事件が影響したせいもあるとか色々話してしまいにはメール遠隔操作事件の犯人が近所に住んでいたとのことなどなど長々と話していかれた様だ。
○ 他には訪れる人もなく静かな日曜日、虎ノ門はどっちですか?近くにコンビにはありますか?などなど経産省前交番の様でもあったけれど…
 数は少なくなったが、足元までやって来て餌をねだるすずめさんたちに癒される。
 小雀は頬のあたりがまだ茶色のままと言うことを教えてもらって観察し、やっと少し見分けがつくようになった。毎日来てくださるSさん、そしてHさんも現れたので3時過ぎにテントを離れた。

.. 2014年05月27日 09:26   No.726009
++ K.M (小学校中学年)…19回       
テント日誌5月25日(日) 続き
 |  経産省前テントひろば987日目 商業用原発停止252日
 |  大飯原発訴訟判決をここ峠の茶屋からも広めたい
 |  豊かな国土に国民が根を下ろして生活していることが国富であり
 |  これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失だ
 └──── 

○ 昼に反原発自治体議員・市民連盟の総会を聴講した。鹿児島、枚方、東海村、静岡、松山などの市議、村議が、各地の反原発運動の状況を説明し、特に避難の問題が全く解決していないことを確認できた。また、大飯原発再稼働差止福井地裁判決により原発立地地域の反対運動が勢いを増してきたことが、各議員の言葉の端々ににじみ出ていた。愚かにも別用で遅刻して、上岡直見さんの記念講演を聞き逃したことがとても残念。
○ 夜のテントは静か。昼当番のKさんと話しこんだ。半世紀足らず前の仕事に共通部分が沢山あった。囲碁、将棋の高段位を持つKさん、囲碁・将棋に興じて座り込みに話題提供してほしい。
 夜中に仕事を終えて到着したSさん、何だか今とてもハッピーらしく、何を言っても上機嫌に話し続けて私の睡眠時間を奪う。
 「原発停止で多額の貿易赤字が出るとしても、豊かな国土に国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失だ」と述べ、「原告のうち、大飯原発から250km圏内の住民は、直接的に人格権が侵害される具体的な危険があると認められる」と結論づけた大飯原発訴訟判決は、普段私たちがテントひろばに座り込んで話していることを、憲法に基づいて格調高く分かり易く述べた名文だ。
 経産省や資源エネルギー庁や安倍政権に猛省を促したい。霞ヶ関のへそ、峠の茶屋からもこの判決を広めたい

.. 2014年05月30日 08:22   No.726010


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