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■--川内原発「合格」6月以降に
++ 日経新聞 (小学校低学年)…7回          

 第2陣も見通せず

  原子力規制委員会から優先的な審査を受けている九州電力の川内原子力発電所1、2号機(鹿児島県)の審査合格が、当初見込みの5月から6月以降にずれ込む見通しとなった。合格に必要な書類の提出準備に時間がかかっているためだ。
 川内原発に続く原発再稼働の第2陣も、まだ見通しにくい状況だ。
 「地震想定の見直しがあったため、再解析の作業に時間がかかる」―。規制委が10日に開いた審査会合。九電は川内1、2号機の審査合格に必要な書類が、すべて準備できるのは5月末との見通しを明らかにした(中略)。
 ただ、詳細な設計内容を記した工事計画などの申請書づくりが遅れている。審査の過程で地震の想定値を引き上げたため、耐震評価のやり直しに時間がかかるという。(中略)
 一連の手続きにかかる時間を逆算すると、夏の節電期間が始まる7月1日までの再稼働は困難な情勢だ。電力需要がピークを迎える8月以降にずれ込む可能性もある。
 川内原発に続く再稼働の第2陣もまだ見えてこない。有力候補とされる四国電力の伊方3号機(愛媛県)の審査は、規制委からの厳しい注文で一進一退が続く。昨夏に動いていた関西電力の大飯原発3、4号機(福井県)は、規制委から地震の想定で厳しい指摘を受けており、今夏の再稼働は絶望的な状況だ。(後略)
  (4月11日・より抜粋)
.. 2014年04月14日 09:33   No.718001

++ 茨城新聞 (大学院生)…106回       
ずさん浮き彫り もんじゅ虚偽報告の疑い 「組織が崩壊」厳しい声

  事実上の運転禁止状態にある日本原子力研究開発機構の高速増殖炉原型炉もんじゅで10日、新たな未点検機器や、自ら定めたルールを逸脱した多数の不正が明らかになった。機構は「運転再開に向け改革を進める」と宣言してきたが、原子力を扱うにはあまりにずさんな管理体制。「組織が崩壊している」との厳しい声も出ている。
 ▽動揺
 3月10日から始まったもんじゅの保安検査は、序盤から大荒れとなり、原子力規制庁や機構職員の間に動揺が広がった。
「何だ、これは…」機構が策定した点検計画表に記載された「点検時期」に二重線と担当課長名の訂正印が押され、別の日付が書き加えてあった。訂正は保安検査の2〜3日前に行われ、100カ所以上。訂正の理由を記した報告書は1枚もなかった。(中略)
 ▽体質
 ナトリウム漏れ事故後、2010年に運転再開した際には幹部が涙さえ流し、職員が結束した。だが、その後、炉内装置の落下事故が起き、さらに東日本大震災と東京電力福島第一原発事故が発生し、もんじゅ再開は全く見通せなくなった。機構職員自身「士気はがた落ち」と自嘲気味に話す。
 保安検査担当の規制庁職員も「外部の指摘がなければ気付かない体質は変わっていない」。(後略)(4月11日より抜粋)

.. 2014年04月14日 09:45   No.718002
++ 茨城新聞 (大学院生)…107回       
地下水からトリチウム 福島第一 井戸運用の説明混乱 東電

  東京電力福島第一原発の汚染水対策として、地下水を海に放出する「地下水バイパス」計画をめぐり、東電は10日、地下水をくみ上げる井戸の一つで1リットル当たり1300ベクレルのトリチウムを検出したと発表した。この井戸の運用に関し、東電の説明が二転三転する混乱があった。
 東電によると、12本ある井戸のうち、最も南側にあり、汚染水漏れがあったタンクに近い「12番」の井戸で、8日に採取した水から過去最高となる1300ベクレルのトリチウムが検出された。
 地下水放出で東電と国はトリチウム濃度を法令基準(1リットル当たり6万ベクレル)の40分の1の1500ベクレルと厳しい基準を新たに設定し、福島県の漁協の了解を得た経験がある。
 東電福島本社広報部は10日夜の記者会見で「仮に今後1500ベクレルを超えた場合は、その井戸でのくみ上げを停止する」と説明。だが、会見中に東電本店から連絡が入り「傾向を監視するため、くみ上げを継続する」と正反対の内容に訂正した。(4月11日より)

.. 2014年04月14日 09:54   No.718003
++ 東京新聞 (社長)…634回       
原発推進 エネ計画閣議決定  原子力ムラ復権
  与党議員「再生エネ数値を」  課長足組んだまま「できません」

 政府は十一日、国のエネルギー政策の指針となる新たな「エネルギー基本計画」を閣議決定した。原発を「重要なベースロード電源」と位置付け、原子力規制委員会の基準に適合した原発を再稼働させ、民主党政権が打ち出した二〇三〇年代の「原発稼働ゼロ」方針を撤回することを正式に決めた。
 計画では、原発新増設も必要な原発の数などを「見極める」と含みを残した。原発輸出は、東京電力福島第一原発事故の教訓を国際社会と共有し、原子力の安全性向上に貢献するとして積極的に進める考えを示した。将来の原発や再生可能エネルギーの電源比率をどうするかの具体的な数値目標は盛り込まなかった。
 原発事故後、初の計画。政府は一月の決定を目指したが、与党から原案は原発推進の色が濃すぎるとの異論が出て決定が遅れた。
            (4月12日 より抜粋)


.. 2014年04月14日 13:12   No.718004
++ 東京新聞 (社長)…635回       
金曜日の声より
○横浜市の宗教者 山田信二さん(48) 原発推進を明確にしたエネルギー基本計画だけでなく、武器輸出三原則の見直しも、経済を優先して生命をおろそかにしている。弱者をつぶそうとする政府の動きは一貫していて、恐ろしい。
○東京都江東区の無職 荒木増美さん(70) 事故から3年しかたっておらず、福島第一原発があんな状況なのに原発ゼロを撤回したことは許せない。一時より人は減ったが、続けることに意味があると信じて声を上げ続けようと思う。
(4月12日 より抜粋)

.. 2014年04月14日 14:09   No.718005
++ 東京新聞 (社長)…636回       
福島第一 高濃度汚染水を誤移送 200トン予定外の場所に

 東京電力は十四日、福島第一原発で、使う予定のなかった仮設ポンプ四台が動き、原子炉建屋やタービン建屋地下の高濃度汚染水約二百トンを予定とは異なる建屋地下に移してしまったと発表した。ポンプが動いた原因を調べている。建屋外への漏出は確認されていない。
 福島第一では、原子炉を冷やした水が、溶け落ちた核燃料に触れて汚染水となり原子炉建屋などの地下にたまる。これをくみ上げ、近くにある複数の廃棄物関連の建屋地下に一時的に移した後、除染装置で処理している。
      (中略)
 八日の分析では、汚染水には一リットル当たり計約三七〇〇万ベクレルと、放出基準(計一五〇ベクレル)の二十五万倍近い濃度の放射性セシウムが含まれていた。誤って移送された建屋地下は外部とつながっている部分がなく、東電は外部への漏出はないとみている。
          (4月14日 より抜粋)

.. 2014年04月15日 09:03   No.718006
++ 愛媛新聞 (小学校中学年)…12回       
原発事故3年「解決なし」 福島の避難者 過酷さ訴え 八幡浜で講演会

東京電力福島第一原発の事故で、同原発がある福島県大熊町から避難し会津若松市の仮設住宅で生活している木幡ますみさん(58)の講演会が11日、八幡浜市沖新田のみなと交流館であり「事故から3年たつが何一つ解決していない」と、原発事故の恐ろしさを訴えた。
避難者でつくる「大熊町の明日を考える女性の会」の代表も務める木幡さんは「福島原発からたくさんの労働者が一斉に出てきて『逃げろ』と言われた」と2011年3月11日当時の体験を紹介。町民には県や町から情報が入らず、翌日早朝になって避難指示があったことなどを報告した。
3年を超す避難生活の実態も説明。「(自民党政権の幹部が)原発事故による死者はいないと発言したが、ふざけるんじゃないという思い。避難所の体育館は夜になるととても寒く、高齢の男性が亡くなった」と過酷さを訴えた。
講演会は、南予の住民らでつくる「伊方原発50キロ圏内住民有志の会」が企画し、市民ら約30人が参加した。
                (4月12日より)

.. 2014年04月15日 09:15   No.718007
++ 東京新聞 (社長)…637回       
原発停止が主因じゃない 貿易赤字

 エネルギー基本計画は、東京電力福島第一原発の事故後、全国の原子力発電所が停止し、火力発電のために必要になった原油やガスなど「化石燃料の輸入が増加」したことが、貿易収支を悪化させたと強調した。原発の停止により、輸出でお金を稼ぐ日本の経済成長モデルが崩れてしまった、という理屈だ。だが、民間シンクタンクは貿易収支の悪化の原因が原発停止ではなく、企業が海外生産を増やした産業構造の変化の影響だと分析する。政府の説明からは、原発停止の影響を強調し再稼働に結びつけたい思惑がにじむ。・・・・・・・・
 大和総研はリーマン・ショック後の急激な円高をきっかけに進んだ産業空洞化が主因だと指摘する。
        (中略)
 燃料の輸入増加で四兆円の影響も加わるが、斎藤勉エコノミストは「原発が再稼働しても、大幅な貿易赤字は解消しない」という。京都大学経済学部の植田和弘(うえたかずひろ)教授は「新エネルギー産業の振興など、新しい経済モデルを模索するべき時期に来ている」と分析。「エネルギー戦略も新しいモデルに合わせて練るべきで、貿易赤字だから原発を再稼働しようというのは本末転倒だ」と再稼働ありきの政府の姿勢を批判した。 (4月12日 より抜粋)

.. 2014年04月15日 09:23   No.718008
++ 東京新聞 (社長)…638回       
小泉・細川氏共闘第2章 脱原発国民運動へ

 小泉純一郎(72)、細川護熙(もりひろ)(76)両元首相が、脱原発を目指す一般社団法人「自然エネルギー推進会議」を設立する。安倍政権が原発推進路線を明確にする中、学者や文化・芸能など幅広い分野の著名人が参加、脱原発の国民運動を起こす狙いがある。再生可能エネルギー普及に向けた活動のほか、今秋の福島県知事選や来春の統一地方選などでの脱原発候補の支援も視野に入れる。
 設立総会は五月七日に東京都内で開く。発起人には小泉、細川両氏のほか、哲学者の梅原猛氏や作家の瀬戸内寂聴氏らが名を連ねる。賛同人には俳優の吉永小百合氏らが加わる。法人の代表理事は細川氏が務める。
 法人は、東京電力福島第一原発事故が収束しない中で、政府が原発推進のため十一日に閣議決定したエネルギー基本計画の問題点を訴え、再稼働や原発輸出に反対を掲げる。設立後、小泉、細川両氏は新潟県や青森県など原発関連施設がある地域を中心にタウンミーティングを開く予定だ。(後略)
 (4月15日夕刊より抜粋)

.. 2014年04月16日 10:20   No.718009
++ 新潟日報 (小学校低学年)…6回       
新潟の人々が東京で「原発再稼働反対」で都民と連携

 東京電力柏崎刈羽原発の運転差し止めを求める訴訟の原告・弁護団が12日、首都圏の住民と連携して活動しようと、東京都内では初めてとなる集会を開いた。 東京近郊の住民約180人が参加し、柏崎刈羽原発の現状について情報を共有し、デモ行進して再稼働反対を訴えた。
 集会では、原告団の大西しげ子共同代表が「柏崎刈羽の再稼働を阻止するには、電力消費地である首都圏の住民の意識が変える必要がある」と強調した。ほかの原告・弁護団のメンバーも、柏崎刈羽原発が2007年の中越沖地震で想定を超える揺れに襲われたことや、運転差し止め訴訟の経過などを報告した。
 参加者は集会後、東電本店前などをデモ行進。「東電に原発を動かす資格はない」「柏崎刈羽原発を廃炉にしろ」などと声を上げた。(4月13日より)


.. 2014年04月16日 10:45   No.718010


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