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第2陣も見通せず
原子力規制委員会から優先的な審査を受けている九州電力の川内原子力発電所1、2号機(鹿児島県)の審査合格が、当初見込みの5月から6月以降にずれ込む見通しとなった。合格に必要な書類の提出準備に時間がかかっているためだ。 川内原発に続く原発再稼働の第2陣も、まだ見通しにくい状況だ。 「地震想定の見直しがあったため、再解析の作業に時間がかかる」―。規制委が10日に開いた審査会合。九電は川内1、2号機の審査合格に必要な書類が、すべて準備できるのは5月末との見通しを明らかにした(中略)。 ただ、詳細な設計内容を記した工事計画などの申請書づくりが遅れている。審査の過程で地震の想定値を引き上げたため、耐震評価のやり直しに時間がかかるという。(中略) 一連の手続きにかかる時間を逆算すると、夏の節電期間が始まる7月1日までの再稼働は困難な情勢だ。電力需要がピークを迎える8月以降にずれ込む可能性もある。 川内原発に続く再稼働の第2陣もまだ見えてこない。有力候補とされる四国電力の伊方3号機(愛媛県)の審査は、規制委からの厳しい注文で一進一退が続く。昨夏に動いていた関西電力の大飯原発3、4号機(福井県)は、規制委から地震の想定で厳しい指摘を受けており、今夏の再稼働は絶望的な状況だ。(後略) (4月11日・より抜粋)
.. 2014年04月14日 09:33 No.718001
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