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高レベル放射性廃棄物処分のパブコメへの意見提出のお願い | 小泉元首相のオンカロ見学と反原発の意思表明は、この高レベル | 放射性廃棄物問題からでした └──── (たんぽぽ舎)
高レベル放射性廃棄物の処分について、小委員会の中間とりまとめがパブコメに掛けられています。 『総合資源エネルギー調査会電力・ガス事業分科会原子力小委員会放射性廃棄物WG中間とりまとめ(案)に対する御意見の募集について』 小泉元首相のオンカロ見学と反原発の意思表明は、この高レベル放射性廃棄物問題からでした。 これに対する政府・経産省など原子力ムラの「反撃」として、とにかくどこかに永久処分場を作ってしまえば良いという無責任極まる対応が懸念されます。 小委員会の中間とりまとめは、いわば「両論併記」となっていますが、従来の地層処分を「しない」考え方を「無責任」としてきた、これまでの考え方の影響を色濃く受けていることは変わりはありません。しかし米国などでは地層処分の見直しや中止が相次いでいることや、東北地方太平洋沖地震の発生で安定した地層など本当に有ると言えるのかといった根源的疑問が広がったことで、「可逆性・回収可能性」といった言葉が各所にちりばめられています。 しかし批判すべき点はまだ多くあります。原子力を続けながら発生する高レベル廃棄物を「適切に」処分できるのだとして原発推進に「障壁にはならない」と主張する可能性があります。つまり、この中間報告を突破口に、高レベル廃棄物処分を原子力の延命策として急遽推進される風潮が出てくる危険性があり、ことは極めて危険でもあります。 10回程度のワーキンググループ会合で、重大な方向性を出すことについても大きな問題があります。また本文中に繰り返し出てくる地層処分に対する「社会的支持の不足」との表現は、ともすれば「科学的には安全性が確立している」との新たな安全神話を持ち込んでいると思います。 いろいろと考えるべき点は多くあると思います。4月18日までに是非、お送りください。
.. 2014年04月10日 08:56 No.715002
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