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■--東電本店合同抗議へぜひ
++ 柳田真 (大学院生)…108回          

4月2日(水)(第7回)
 |  原子力ムラ(帝国)の中心=東電本店追及こそ肝心
 |  賛同団体が65団体へ.100団体めざし、協力求む(募集中)
 └──── (たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

・福島事故を引き起こした東電への第7回追及行動が4月2日(水)午後6:30−8:00開かれます。ぜひ、多くの個人、団体の参加を希望します。前回3月9日(日)の第6回は、首都圏反原発連合の行動の合間をぬって行われ500名の参加(初参加者かなり)で成功でした。多彩な個人と団体が東電へ抗議しました。
・再稼働反対−原発反対で、全国各地へ行ってみると、どこも電力会社の本支店への抗議・追及(金曜行動)が行われている。が、東京は金曜官邸行動が有名なだけに、事故の元兇=東電への抗議・追及行動がうすい。
日本の原子力ムラ(原子力帝国)の中軸は東電ゆえ、もっと東電を大衆行動で追及すべきだと思う。4月2日(水)はその一つだ。
・東電は福島事故の責任をとっていない。放射能汚染水もダダ漏れ状態。作業員の放射能対策も全く不十分。遂に昨日死者を出してしまった。さらに(新潟県内の)柏崎刈羽原発(1−7号機)の再稼働も計画している。許せない。
・新潟県泉田知事へ激励のハガキを出そう(2枚のハガキと宛名書きで120円)
.. 2014年03月31日 13:33   No.712001

++ 斎藤なぎさ (中学生)…44回       
.「川内原発再稼働反対!」がやっぱり一番の関心に
 |  3月28日(96回)金曜官邸前抗議行動に参加して
 └────  (たんぽぽ舎ボランティア)
 
 今日で金曜官邸前抗議行動が始まって2年目になる。青空が広がり花見に良い穏やかな日和である。官邸前に着くと、スピーチはどこで行われるのですか、と初めてここに来たという夫婦に尋ねられる。陽気とともに新たな参加者が増えることを期待したが、それほど増えない。先週は東京新聞の記者から取材をされそうになったが、以前紙面に載ったことを話したら取りやめになった。今日は赤旗新聞の若い女性記者から取材された。テーマは川内原発であるという。3万年前に川内原発の敷地まで火砕流が来たことや最近活断層が見つかり川内原発は日本一危険だと話した。官邸前のコールも「川内原発再稼働反対!」が一段と熱を帯びていたし、プラカードも川内原発反対が多かった。たんぽぽ舎でも川内原発の現地で反対活動する人に送る寄せ書きを用意して、皆さんに書いてもらっている。また、川内原発再稼働反対の葉書(鹿児島県知事、薩摩川内市長、九州電力社長宛て)を3枚200円で取り扱っているが、完売した。それだけ川内原発の再稼働には多くの人が危機感を持っているということであろう。

 次回4月4日の金曜官邸前抗議行動にご参加ください。

.. 2014年03月31日 13:43   No.712002
++ 柳田 真 (小学校高学年)…24回       
避難計画が不十分なら米国では原子力規制委が
 |  原発停止を指示するだろう−米政府の元原子力規制
 |  委員長グレゴリー・ヤツコ氏の発言
 |  日本の規制委・田中委員長はツメのアカでも飲んでほしい
 |  再稼働は日本を滅ぼす その13
 └──── (たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)

◎3月15日の朝日新聞の記事は、注目すべき・良い内容だ。朝日新聞の企画力もほめられる。中味は、新潟県泉田知事と東日本大震災発生時に米政府の原子力規制委員長だったグレゴリー・ヤツコ氏との2人の対談。
◎泉田知事が原発事故の避難計画について「形だけで実際には機能しない計画だ」
「国の制度全般を見直さない限り、自治体が有効な避難計画を作るのは不可能だ」と述べている。自らの知事としての体験からの発言で、他県知事と比して、勇気ある・実践的な発言だ。さらに「福島の事故の検証と総括をするまで(柏崎刈羽原発の)再稼働は、手続きも含め議論しない。とも言い切っている(従来からの発言)」(拍手)
◎ヤツコ氏は、司会役の朝日新聞記者の質問に答えて言う、
−米国では、原子力規制委員長と州知事が会うことはありますか。
 ヤツコ氏「定期的にある。緊急事態対応の話や原発の現状の話をする」
−泉田知事は日本の原子力規制委員会の委員長に面会を申し入れ、昨年からずっと断られています。
 ヤツコ氏「会うのはいいことだ」
 ヤツコ氏の最後の言葉は「避難計画が不十分なら米国では原子力規制委が原発停止を指示するだろう」と指摘した発言。当然だがすばらしい。
 一方、日本の規制委・田中委員長は、ヤツコ氏発言のツメのアカ位でも飲んでほしいもの。彼は、自治体避難計画は自分の仕事でない、と逃げている人だ。やはり、原子力ムラ出身の人だ。こういう規制員・規制庁はいらない。

.. 2014年04月01日 08:44   No.712003
++ 新社会 (幼稚園生)…1回       
NHK鹿児島だけが無視して報道せず。ひどい態度だ。
 |  鹿児島での6000人の川内原発反対集会。他局は報道
 └──── 地震と原発事故情報編集部

 週刊「新社会」新聞4月1日号に、NHKのひどさ(安倍任命の会長発言のひどさが現場末端へも悪く影響)が具体的に載っている。記事の内容は次の通り。
 『福島第一原発の原子炉メルトダウン事故から3年が過ぎた3月16日、九州電力川内原発の再稼働に反対する「さよなら原発鹿児島集会」が鹿児島県内80の団体の呼びかけで、鹿児島市中央公園で開かれた。(中略)
 そうした大集会をメディアも地元4つの民放と新聞各紙、共同通信が中央公園を覆うばかりの参加者を取材放映・報道したが、NHK鹿児島だけは完全無視した。県知事の原発発言や九電記者会見については漏らさず放映するNHKだが、「国が右なら左にはなれない」との会長発言の通り職員の末端までその意向が行き届いているのがよくわかった』

→NHKよ、公共放送ならもうすこしまともに平等に報道せよ

.. 2014年04月02日 11:57   No.712004
++ 大今 歩 (幼稚園生)…3回       
.「自然エネルギー」発電はバラ色の未来もたらすか (上)
  
 2月末の東京都知事選挙で、宇都宮健児と細川護煕が脱原発(原発再稼働反対)を掲げて立候補し、両者合わせて約190万票を獲得した。舛添要一の得票(約210万票)に及ばないものの、ほぼ匹敵する票を得たことは、3月中にも予想される再稼働に向けた動きへの橋頭堡となり得る。
 しかし、宇都宮氏・細川氏がともに原発の代替として「自然エネルギー」による発電の拡大を掲げている。
 しかも舛添氏も、選挙公約で「自然エネルギー」発電の拡充を掲げている。「自然エネルギー」発電はバラ色の未来をもたらすかのようにもてはやされ、その拡充が「挙国一致」の目標になっているが、本当か。

▼代替エネルギーにはならず
 まず第一に、「自然エネルギー」は発電のための代替エネルギーにはならない。細川氏は、「国土の7割が山林です。バイオマス発電の余地は十分ある」(2014年1月31日「日刊ゲンダイ」)と述べる。しかし、木質バイオマスの発電効率はせいぜい20%である。「非効率な発電用のプラントであっても、電気の優遇買い取りがある故に成り立つのだとしたら、FLTは悪しき制度である」(『エネルギーを選び直す』小澤祥司、岩波新書)。ちなみにFLTとは、固定価格買い取り制度のことで、2013年度ではバイオマスは材質に応じて5区分され、未利用木材の場合、33・6円。バイオマス発電はコストが合わないし、細川氏が言うように、未利用木材で電力を賄おうとすれば、たちまち日本中がはげ山だらけになってしまう。
 太陽光発電も設備利用率は12%に過ぎず、原子力発電所1基分の100万kWを発電するためには、約5600ヘクタール、つまり大阪環状線の内側くらいの面積が必要となる(「自然エネルギーの罠V」武田恵世、『むすぶ』2013年10月号)。
 夜や雨の日には、発電量がゼロになる、効率の悪い太陽光発電で電力を賄うことは、非現実的である。ところが、太陽光発電も38円という優遇買取制度により繁盛しているのである。


.. 2014年04月02日 12:06   No.712005
++ 大今 歩 (幼稚園生)…4回       
▼環境破壊が著しい
 第2に、「自然エネルギー」は自然破壊が著しいことである。風力発電は丘上・山上に建てられることが多く、その建設のための道路を作るために、丘陵や山が壊される。騒音や低周波音による地域住民の健康被害も深刻である。昨年11月、福島県沖で出力2000kWの浮体式洋上風力発電施設が稼働した(2013年12月2日「日本経済新聞」)。しかし、洋上風力発電に対しては、漁業関係者などの反対は根強い。稼働中の騒音(低周波音を含め)によって音でコミュニケーションをとる多くの水中動物が被害にあう恐れがあるからである(『巨大風車はいらない、原発もいらない』鶴田由紀、アットワークス)。当然、野鳥も衝突するし、自然条件が過酷な洋上風力発電は事故も深刻である。
 また、エネルギー効率の低い太陽光発電は、緑の大地を食いつぶす。昨年6月、安倍政権は「日本再興戦略」で、風力発電の「環境アセスメント」の期間を半減という被害の深刻化につながりかねない決定を下した。新たな「日本再興戦略」では、産業界の要請により、現在は禁止されている耕作放棄地や休耕田への太陽光発電の展開を容認しかねない。
 日本の食糧自給率は、すでに40%を切っている。私の暮らす山村では、「中山間地直接支払制度」の補助金をもらって、休耕田や耕作放棄地の雑草を刈って、いつでも田畑を再開できる状態を保っている。太陽光発電設置を認めることは、こうした努力を無にしかねない。
 「自然エネルギー」という言葉に魅かれるが、実際には「自然エネルギー」は環境破壊をもたらす。(下につづく)(2014年3月5日人民新聞 通巻1508号より)

.. 2014年04月02日 12:35   No.712006
++ 冨塚元夫 (中学生)…45回       
.「世界規模の国営廃炉企業を作り作業員は国家公務員にして、
 |  有能な人材を集める必要」
 |  3/26明石昇二郎さん学習会(東電解体講座第4回)に出席しました
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 明石昇二郎さんはルポライターで「週刊プレイボーイ」「フライデー」「週刊現代」などで長年執筆されています。2011年7月に、作家で反原発活動家の広瀬隆さんとともに、福島第一原発事故にかかわる責任者・学者32名を東京地検特捜部に刑事告発しました。これを参考にして福島県と全国のひとが参加する福島原発告訴団の運動に発展しました。
 この日の学習会では、週刊プレイボーイに3度連載したルポルタージュについてお話しされました。12月13日号のルポは福島第一原発作業員の「給料ピンハネされる悲惨すぎる実態」についてでした。
 東電社長が「危険手当の中抜き」防止を発表したあとも、東電社員の実務者は大幅ピンハネを容認しています。特にインターネットの求人欄をみてやってきた人々は、あまりの待遇条件の違いに抗議しても、やくざの舎弟企業に脅され、別の企業への再就職も妨害される悲惨な状態です。12月28日号は東電の「賠償金支払い打ち切りと返還請求」という理不尽なやり方が明らかにされました。「原子力損害賠償法」によって延命を可能にされた東電は限りなく税金をつぎ込まれる一方、ADR和解金を拒否し被災者に一度支払った賠償金を移転したからなどの理由で返還請求しています。(3月3日号)
 有能な社員は東電を見限って転職しています。このままでは、作業労働者の労働条件はますます悪くなり、廃炉作業も進みません。
 最後に明石さんから「世界規模の国営廃炉企業を作り作業員は国家公務員にして、有能な人材を集める必要があります。」という提案がされました。

次回の東電解体講座第5回は、4月23日(水)です。
講師は伊藤久雄さんです。どうぞご参加ください。

.. 2014年04月03日 08:23   No.712007
++ 藤原節男 (幼稚園生)…2回       
.「国際賞をとっても報道されない、
 |  日本人が作った福島の子どもを描いたアニメ」
 └──── [原子力安全:187]

 頭書の件、フェイスブック投稿で人気があった記事です。紹介します。
『 国際賞をとっても報道されない、日本人が作った福島の子どもを描いたアニメ』次のURLをクリックすると動画
      →こちらこちら
 ドイツ在住の日本人学生の作品「abita」は、国際的な評価を受け、賞を総なめにしている福島原発事故をテーマにした作品だが、日本のマスコミは一切報道していない。
 少女の夢と現実、放射能の恐怖。静かながら衝撃のある描写に、胸が締め付けられました。海外で評価されているにも関わらず、日本では報道すらされない意味とは...? 考えさせられたらシェアお願いします。

.. 2014年04月04日 08:08   No.712008
++ 槌田 敦 (小学校高学年)…22回       
東電には原子炉運転資格なし その運転免許を剥奪せよ
 |  各電力を個別に再点検せよ
 |  東電のデタラメ運転が苛酷事故にした
 └──── 

  参考文献:パンフNo93『福島原発事故3年 科学技術は大失敗した』
                  (発行:たんぽぽ舎 頒価400円)

 事故は地震で始まり、東電の過失、業務上過失、未必の故意で苛酷事故災害となった

○【1号機】

1.事故の初期、ECCS非常用復水器が何度も自動起動した。しかし、事故とは考えていない運転員は通常運転の手順書に従い、その度に手動停止した。事故初期の大きい発熱で原子炉は空焚きになった。非常用復水器にまかせていれば事故はなかった。
2.原子炉空焚きの結果水素ガスが発生した。これが原子炉よりも高い位置にある非常用復水器に溜まって、非常用復水器は機能しなくなった。水素ガスが溜まる欠陥については安全委員会の点検があったが、東電は非常用復水器の点検結果を申告せず、また水素逃し弁をつけるなど水素ガス対策もせず、この欠陥を放置していた。
3.その結果、非常用復水器に水素ガスが溜まり、原子炉の冷却は不能となり、放射能の大量放出により公衆に被曝障害を与えた。これは東電による業務上過失の犯罪である。

○【2号機】

1.2号機には非常用復水器は存在しない。しかし、同じ機能を持つECCS蒸気凝縮系があった。東電は安全委員会の点検の際、水素が溜まる欠陥を申告して、このECCSを削除してしまった。削除せず水素逃し弁をつければ、2号機の事故はなかった。
2.2号機では、ECCS隔離時冷却系が働いて原子炉を3日間も冷却できた。しかし、その水源を復水貯蔵タンクから圧力抑制室に変更して失敗した。圧力抑制室には原子炉の熱が流れこみ沸騰状態となってポンプで吸引できず、原子炉への注水不能となった。水源を復水貯蔵タンクに戻せば炉心の冷却ができたのだが、その発想はなかった。
3.さらに、消防ポンプを使う目的で原子炉逃し弁を開放した。これは人為的大口径破断を意味し、大失敗である。大口径破断の対策には、ECCS低圧注水系しかない。事故発生から3日も余裕があったのに、非常用電源車を用意せず、大事故にしてしまった。
4.東電は、陸地向け風なのに、2号機格納容器の大量放射能を120メートル高の排気塔から排出(ベント)して、福島県民を大量被曝させた。しかも、放射能大量放出の事実を福島県民に知らせなかった。これは、業務上過失を超えて未必の故意の犯罪である。

○【3号機】

1.2号機と同様に、蒸気凝縮系を削除していなければ、そもそも事故はなかった
2.運転員は隔離時冷却系を何度も手動起動したが、その度に通常運転条件で装置は自動停止した。ECCSの設定失敗である。そして、津波後40分間、隔離時冷却系を起動せず、原子炉を冷却しないまま放置したので、原子炉は空焚きの最終段階に突入した
3.しかし、3号機では非常用電源は津波に耐え、初期に高圧注水系、後期に低圧注水系が使用可能だった。これらにより3号機を苛酷事故から救えたのに、残念である

福島原発事故は、ECCSの欠陥を改良せず、また装置の誤使用で深刻化した。
東電には原子炉運転資格なし。その運転免許を剥奪せよ。
各電力を個別に再点検せよ。

.. 2014年04月05日 08:02   No.712009
++ 山崎久隆 (社長)…408回       
地下水バイパス計画に反対する(その1)−演出された危機
 |  放射能を海に捨てるな  再稼働よりも汚染水問題の解決を
 └────  (たんぽぽ舎)
       
 東京電力は地下水バイパス計画について、相馬双葉漁協と交渉を続けてきたが、同漁協は24日に「実施を認める方針」を決めたという。茨城沿海地区漁業協同組合連合会(茨城漁連)も同調するという。漁協は「苦渋の選択」とのコメントを出している。被害者に「苦渋の選択を迫る」加害者とは、いった何物だろうか。それを受け入れさせる圧力はどこから来ているのだろう。おそらく政府からも圧力がかかっているだろう。そんなことを許す社会とは一体何なのだろう。
○しかしいかなる言い分があるとしても、汚染物を海洋に捨てるのと変わらない「地下水バイパス計画」には反対だ。
 これまで何度もこのメルマガで記述してきたように、そもそも地下水に汚染水が含まれる構造を作ってきたのは東電であり、今現在も原因不明の汚染水漏れが続いている。汚染水対策がまともに出来ない会社に、地下水バイパスを容認することなど、できるはずがない。
 公害企業が有害廃液を垂れ流しているのに、さらに敷地内の有害物が混じっているかもしれない地下水の海洋投棄を容認できる理屈が立つわけがない。
 タンクの増築も地下水の流入防止も、事故発生直後からの課題であり、十分な資金と資機材を投じていれば十分構築可能であった。吉田所長は最初から水問題を指摘していた。事故直後から小出、槌田、小倉、後藤氏らが繰り返し警告してきたし、方法はいくらでもあった。単に東電の経営が圧迫されるからという理由だけで放置されてきた結果が、今の深刻化する汚染水問題だ。

○演出された危機
 事故後の東電の対応は、故意に事態を悪化させているとしか思えない。
 これまでも繰り返し汚染水問題が深刻化していることは指摘をされてきたのに、一向に対策がされてこなかった。常に問題となったのは資金面だ。
 事故直後の2011年に、大きな転換点があった。止水壁を、現在のような凍土方式ではなく恒設の土中壁を作ることが政府と東電の間で合意されかけていたのに、コストが掛かり過ぎるという理由で見送られたことを馬淵元首相補佐官が証言している。
 ほうっておけばどうなるかなど、誰にでも分かっていたのに、あえて放置を続けたのは「危機的状況になる」のを待っていたとしか思えない。
 実際に2012年7月に高濃度汚染水が海に達したことを示すデータが分かっていたのに隠ぺいし、さらに昨年夏には1リットルあたり300万ベクレルを超える汚染が4メートル盤の観測井戸で見つかっても事実上放置された。
○一方で、地下水対策のバイパス井戸建設と、その排出ラインの策定と、地元漁協などへの「協力要請」という名の圧力が強まっていた。
 IAEAや汚染水対策委員会などの「基準値以下の地下水は海に排水すべき」との意見に加え、規制委員会も同様の主張をして、いわば外堀を埋める作業ばかりが続いていた。肝心の地下水バイパスの安全性や有効性の議論はほとんどされていない。
 タンクからの漏えいは、地下水バイパスをしたところで解決しない。にもかかわらず地下水バイパスを行えばあたかも問題解決になるかの異常な主張が東電などからされている。
 抜本対策を行えば、資金が足りなくなって経営破たんに近づく。ならば最悪の事態まで起こるような危機を見せつけ、最も経費のかからない方法に世論を誘導する。そんな仕掛けが最初からあったとしか思えない。

.. 2014年04月07日 08:05   No.712010


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