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冷却水を注水する代替注水は建屋の外から消防車のポンプで行いますから、これも火砕流に耐えられる訳がありません。 最大の問題は、人が生き残れないことです。 制御室に立てこもったとしても火砕流の直撃に耐えられるとは考えられません。何人かが生き残ったとしても、フクイチ以上に何も出来ません。 核燃料は建屋が破壊されなくても30分でメルトダウンするでしょう。 規制委員会は、火砕流が川内原発を「絶対に」襲わないという保証をしない限り、審査を通すことは出来ないはずです。 規制委員会は、供用期間中に大規模火砕流に襲われる危険性は「ほとんどない」などと言うべきではありません。それでは一体何のために14−15万年前の断層を調べ、40万年前の地震をも調べる対象にするのでしょうか。 九州のカルデラ火山の噴火は「わずか」7000年(鬼界カルデラ)から30000年前(姶良カルデラ)の出来事です。150,000年どころではないのです。 噴火は予測できるという見方もあるかもしれませんが、必ず出来る保証などありません。また、仮に1日前に予測できたとしても炉心燃料やプールの燃料を「逃がす」余裕などありません。 火山噴火が確実に「起こりえない」とする知見でも出すならばともかく、このようなところで原発を稼働させてはならなかったのです。
.. 2014年03月18日 11:28 No.704011
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