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■--原発の再稼働をやりたいため
++ 広瀬 隆 (小学校中学年)…11回          

福島原発は地震の揺れによってメルトダウンに至った・津波ではない
 真実隠しの東電・原子力学者ら
 
○ 国会事故調の協力調査員として、田中三彦さんのパートナーとなって事故解析にあたった弁護士の伊東良徳さんから、重大な報告です。
 岩波書店の雑誌「科学」2014年3月号に、福島第一原発は、まず初めに地震の揺れによって全交流電源喪失に至った経過が論証され、掲載されました。これが、メルトダウンの真相です。津波は、そのあとに襲ったのです。
○ 東京電力で原子炉運転の解析などにあたっていた木村俊雄さんも、未公開だった「過渡現象記録装置」のデータを東電に要求した結果、2013年8月にようやく一部公開されました。
 岩波書店の「科学」2013年11月号に木村さんが発表した解析結果によると、地震発生から1分30秒前後(津波来襲前)に、最も重要な冷却水の自然循環がなくなっていることが判明し、これは、原子炉につながる小配管の損傷による漏洩しか考えられない、としています。
○ 東京電力は嘘の上に嘘を塗り固め、福島原発の事故責任者である原子力関連学者たちが、再稼働を可能にするために、この議論を無視していることが、最大の問題です。彼らには、物理学的に、機械工学的にものごとを考える知性というものがまったくありません。この人間たちが原子炉を動かすのですから、次の大事故は目前、日本破滅もすぐのことです。
○ 伊東良徳さんの「科学」 2014年3月号は、下記で全文が読めます。
 福島原発1号機の全交流電源喪失は津波によるものではないという主張の、東電の反論に対する再反論も含めた最新ヴァージョンが、「科学(電子版)」2014年3月号として昨夜公開され、あわせて、私のサイトにも掲載しました。よろしければご一読・拡散ご協力お願いします。
.. 2014年02月26日 08:23   No.697001

++ 渡辺寿子 (小学校低学年)…9回       
危険な原発を政治判断で再稼働させる規制庁
 |  「規制基準」満たしても事故は起きると明言(上)
 └──── (原発いらない!ちば)

○再稼働進める規制委

 原発をめぐる現在の問題の最たるものは再稼働問題でしょう。中部電力が浜岡4号機の審査申請をしたことにより、再稼働申請がなされている原発は10原発17基となりました。規制委・庁は現在着々と再稼働へむけての審査を進めています。
 2月12日規制委は大飯原発の敷地を横切る(F−6)断層は「将来活動する可能性はない」として活断層説を否定する結論を出しました。大飯原発のこの断層は活断層ではないかと問題になり、規制委が選んだ有識者らが12年11月から現地調査や協議を何回も重ねました。その結果大勢は限りなくクロに近い、活断層の可能性大としたのに、規制委は審査を受ける当事者である関電に再調査を命じる等してズルズルと結論を先送りにしました。田中委員長は大飯原発の運転を止めてもらうこともありうるなどといっていたのに、結局昨年9月の定検まで運転継続を認めたのでした。
 そのあげくここへきて活断層ではないとの結論を出したのです。日経新聞は「大飯原発の再稼働に向け、最大の障害が取り除かれることになる」と報道しました。規制委は全く信用ならない再稼働推進機関であることがまた明らかになりました。

○「規制基準」は最低レベル

 1月20日再稼働阻止全国ネットは規制庁との院内交渉を持ちました。その席で伊方原発50km圏内住民有志の会の堀内美鈴さんは「規制基準を満たした原発でも事故は起きますか?」と質問しました。それに対する規制庁の回答を堀内さんがたんぽぽ舎発メルマガ地震と原発事故情報に投稿した報告から以下引用します。
 規制庁:「規制基準を」満たした原発でも事故は起きます。この基準は最低のもので、あとは事業者の責任です。規制庁の役割は審査することであり、審査結果と審査過程を国民に丁寧に説明していくまでで、地元了解をとることはしません。地元への「説明」と「了解」は切り離すというのが政治的判断です。政治的判断を含む了解手続きに、規制庁はタッチできません。・・・放射能の拡散シミュレーション・モデルにも限界があります。その結果、どうするかは自治体と住民、および事業者で判断してください。
 これは驚くべき回答ですが、本音を吐露していると思えます。政治的判断を含む了解手続きにはタッチできないといいながら、「説明」と「了解」を切り離すのは政治的判断だといっています。何より重要なのは、「この基準は最低のものです。『規制基準』を満たした原発でも事故は起きます」と自ら明言したことです。政府・自民党、財界など原発推進派が常々いってきた規制委の基準は世界一厳しい。規制委の審査を通った原発は安全が保障されたものであるから再稼働させるというのは大嘘だったと規制委・庁自らが認めたことです。規制委・庁は自らの審査は「安全」のお墨付きを与えるものではない、事故が起きたら事業者の責任だと逃げてしまっているのです。規制委・庁とは政治的判断で、安全でない原発の審査を通し、再稼働させるための機関であることが明白になりました。安全の保障のない原発再稼働をきっぱり拒否する権利は住民にあります。堀内さんは再稼働審査の前に、規制庁と日本の原子力行政こそ国民の厳しい審判を受けるよう強く求めたいといっています

.. 2014年02月26日 08:30   No.697002
++ 柳田 真 (部長)…190回       
エネルギー基本計画政府案に全面反対・抗議する
 |  「再稼働進める」は自民党の選挙公約に違反
 └──── (たんぽぽ舎)

 原発新増設なんて、とんでもない話、
 核燃料サイクル−「もんじゅ」温存は、税金をドブに捨てるもの、
 「原発はベースロード電源」は大まちがい。

  ※■4.の東京新聞記事もご参照下さい。
   「エネルギー基本計画政府案」に対する詳細は、後日に掲載します。

.. 2014年02月27日 08:01   No.697003
++ 木原壯林 (幼稚園生)…3回       
.[緊急声明]超高濃度汚染水の漏洩を招いた東電、無策な原子力
 |  規制委員会、安倍政権を糾弾し、抜本的な対策を要求する
 |  −原発再稼働を画策する暇と金があったら汚染水対策に回せ:
 |  汚染水制御もできないときに原発輸出を画策するな− (上)
 └──── 「汚染水問題を憂うる京都府民の会」(代表世話人)
       2・23 緊急討論集会@京都大学「原発再稼働をどうやって
       止めるのか」参加者一同

 東京電力福島第一原子力発電所では、2月19日夜、1リッターあたり2億3千万ベクレル(Bq)のストロンチウム90、9300Bqのセシウム137を含む、超高濃度汚染水約100トンが汚染水タンクを囲う堰の外に流出した。水中法定基準はそれぞれ30、90Bq、天然水中には両者ともほとんど含まれていないことを考え合わせれば、途方もない高濃度である。その原因は、配管の弁の故障あるいは誤操作によって予定したタンクとは別の満杯のタンクに汚染水を移送したためであり、誠にお粗末である。また、この漏洩はパトロール中の作業員が見つけたというが、当該作業員の被爆が懸念される。この漏洩に関して、水産物汚染と風評被害による水産関係者への打撃は察するに余りある。

○現在の対策では、汚染水の流出食い止めや除染は不可能
 前述のように汚染水の漏洩は、ますます深刻になっているが、現在の対策(500億円程度のいい加減な規模)では、汚染水流出は止められない。汚染水対策は絶望的とさえいえる。多核種除染装置(ALPS)のような装置で汚染水が除染できるかのように喧伝しているが、このような大型装置を雑多な成分を含む汚染水に連続適用することは不可能であり、長期のメンテナンスも不可能に近い。実際、現在もその性能は発揮されていない。トリチウムを除去する方法はない。
 さらに、汚染水の流出と地下水の流入を止めるために、凍土壁が計画されているが、本当に有効なものができるのか、長期維持できるかは未知である(とくに大地震や大規模停電のとき)。
 一方、俄か作りの汚染水タンクはいつ倒壊するか分からないし、タンクは満杯に近い。今回の漏洩もタンクの不備に原因がある。凍土壁が壊れたり、地震などでタンクが多数倒壊するととんでもない量の放射能が流出する。
 このように深刻な状況にある原発サイトには、放射線レベルが極めて高い場所が随所にあり、被爆労働の強制が行われ、人員不足にもなっている。にも拘らず、事故はコントロールされているとして世を欺きながら誘致したオリンピックとアベノミクスによる投資の拡大で除染対策費(セメント、鉄筋などの資材と人件費)が高騰し、汚染水対策や除染は遅延し、うやむやにされようとしている(海洋投棄や被爆管理の上限の緩和が画策されている)。
 結局、政府、電力、財界は、汚染水漏れに国民が慣らされ、海洋放出が当たり前と考えるようになるように誘導している。

.. 2014年02月27日 08:12   No.697004
++ 木原壯林 (幼稚園生)…4回       
○原子力規制委員会、規制庁、関連委員会に汚染水対策能力はない
 原子力規制委員会は、原発や再処理を推進し、「もんじゅ」を傘下に持つ日本原子力研究開発機構(JAEA)2人、原子力利用推進の日本アイソトープ協会1人と、5分の3が原子力ムラ出身であり、ムラ作りには熱心であっても科学技術の基礎と現状が分かる人たちではない。従って、東電、原発メーカー、ゼネコン、原子力関係者の提案を聴いて判断するだけである。とくに、化学や化学プラントが分かる人はいないことは、汚染水問題にとって深刻である。広く人材を求めれば、もっと有効な提案(肯定的、否定的は問わず)が出るはずであるが、原発推進で「原子力ムラ」を維持しようとする政府や財界の立場は、それを阻害している。
 一方、規制庁は「原子力ムラ」を作った原子力安全・保安院、内閣原子力安全委員会、文科省原子力関連部門からの移動の500人で構成され(これに原子力安全基盤機構の300人程度を吸収予定)、「原子力ムラ」体質は何ら改善されていないから、抜本的な汚染水対策を実施できるところではない。
 規制委や規制庁は、原発導入でCO2を削減しようとする(それ自身誤りで、原発による海水温度の上昇は、CO2の増加とサンゴ礁の破壊を招く)環境庁の外局であるから、汚染水垂れ流しに国民を慣れさせることによって、原発を維持しようとしている。
 汚染水対策関連部署には、経産省傘下に汚染水対策委員会があるが、JAEA、東電などの原発推進者が大半で、東電や原発メーカー、ゼネコンの提出資料を検討するだけである。同委員会の下にはトリチウム特別委員会があるが、トリチウムを海洋放出するための検討委員会である。
 これらの委員会の親委員会は、内閣府原子力災害対策本部・廃炉・汚染水対策チームであるが、チーム長が経産大臣、事務局長が経産副大臣で、内閣官房副長官、関係省庁副大臣、規制委員長が名を連ねているように、経済の負担となる汚染水対策をまじめにやれるはずがない

.. 2014年02月27日 08:18   No.697005
++ 広瀬 隆 (小学校中学年)…12回       
日本政府あて公開質問状の提出行動の呼びかけ (上)
 |  私たちは、原発立地自治体住民連合という名の新しいグループです
 └──── 原発立地自治体住民連合  2014年2月27日

 ※「地震と原発事故情報編集部」より
  たんぽぽ舎も参加する「再稼働阻止全国ネットワーク」もこの計画に
  全面賛同し、3月24日(月)の成功に協力します。
   前段の東京集会が3月19日(水)19時より「スペースたんぽぽ」で
  開催されます。ご参加下さい。

○ 私たちは、原発立地自治体住民連合という名の新しいグループです。
 その名称の通り、北海道(泊原発)、青森県(東通原発・六ヶ所再処理工場)、宮城県(女川原発)、福島県(福島第一・第二原発)、茨城県(東海第二原発)、静岡県(浜岡原発)、新潟県(柏崎刈羽原発)、石川県(志賀原発)、福井県(美浜原発・大飯原発・高浜原発・敦賀原発・もんじゅ)、島根県(島根原発)、愛媛県(伊方原発)、佐賀県(玄海原発)、鹿児島県(川内原発)、それぞれ原子力発電所を有する13の道県において、住民の命と生活を守るために立ち上がった、現地の現職議員です。
 すでに参加議員は、本日105人に達しました(この文末に議員リストがあります)。
○ 私たち地元では、原発の再稼働計画を目前にして、大変な危機感を抱いています。私たち13の道県では、再稼働に「賛同する」、 あるいは「反対する」、あるいは「判断を保留する」、といういずれの意見を持った住民にとっても、「原発の無事故」が100%保証されない限り、目前に迫った再稼働を認めることができません。そこで、日本政府に対して公開質問状(別ファイル参照)を提出して、「原発の無事故100%の保証」を求めることにしました。これは、日本政府に対するお願いではなく、現地住民の生活を守る責任を持った現職議員からの命令として出す強い要求です。
 現在は、2014年2月25日に、日本政府がエネルギー基本計画を決定し、そこに「原発を重要なベースロード電源と位置づける」ことが明記されました。つまり今、完全に運転ゼロとなっている原子力発電所の「再稼働」を推進するという文言です。この政府決定についての報道を見ていると、私たち現地住民がさらされている切迫した危険性が、日本全体にまったく理解されていないように感じられます。危険性について、議論がなされていないからです。原発を再稼働するということは、使用済み核燃料を新たに原子炉内に生み出すことを意味します。

.. 2014年02月28日 08:12   No.697006
++ 広瀬 隆 (小学校中学年)…13回       
○ それは、こういうことです。忘れもしない2011年3月に、原子炉の運転を停止していながら「燃料の高熱」のため爆発事故を起こした福島第一原発4号機と同じように、再稼働によって原発に大量の「高温度の使用済み核燃料」を発生させ、またしても私たちの道県の現地住民が「第二の福島」になる危険性が高まります。時計の針を「原発運転中」に戻すと、折角冷やしてきた使用済み核燃料が、再び超危険物になってしまうのです。
 それだけではありません。公開質問状に書いた通り、現時点で「原発の無事故100%の保証」があるのかどうか、私たちには基本的な7つの重大な疑問があります。日本政府には、この疑問すべてに即刻答える義務があります。それを具体的に答えさせ、公式の回答を引き出す必要があります。そしてそれがテレビと新聞で大きく報道されなければなりません。危険性の迫っている現地の「黙っている一般住民」にも、危険性を広く知ってもらう必要があります。政党や、個人の主義主張とは無関係に、住民の命と生活を守るために、最低限の事実について、日本政府の公式見解を求める第一歩を踏み出しましょう。
○ 3月24日(月)午後1時から、東京の参議院議員会館1階講堂(入口から入って一番奥・右手。340人)にて、私たちがマスコミ記者会見・院内集会をおこないます。会場は朝9時から終日確保してあります。そして記者会見では、私たち議員が公開質問状の内容について、パワーポイントを使って具体的なプレゼンテーションをおこないます。…(中)に続く。

.. 2014年02月28日 08:25   No.697007
++ 槌田 敦 (小学校低学年)…7回       
福島原発事故3年・科学技術は大失敗だった (上)
 |  失敗を教訓としない規制委員会。これで再稼働は許されない
 └────(中間報告2014年3月)(元理化学研究所研究員、
                      元名城大学経済学部教授)

○ 福島原発事故では3つの原子炉建屋が次々と爆発した(2011年3月12〜15日)。
1号機は横に広がる白雲爆発で、3号機は垂直に昇る黒雲爆発、4号機は爆発が数日続き、6月でも発熱していた。爆発の形はすべて違う。
 だが、東電は、これらをすべて水素爆発として、事故経過を曖昧にした。
一事が万事、福島原発事故は、3年経っても未だ闇の中にある。
 そして、すべての事故調と規制委は福島県民大量被曝の原因となった2号機で
ベントはしていないと唱和するなど、東電の主張を大筋において支持した。
 そこで、疑惑の少ないトレンドデータ(注1)、重要事実が点在するテレビ会議(注2)、その他運転記録などの事実により事故を詳細に再検証したところ、
原子炉空焚きや底抜けの時期を特定し、また臨界爆発の概要を知ることができた。

この福島事故では、科学技術はまったく無能だったのである。

○ たんばぼ舎データを読み解く会および日本物理学会福島原発事故研究グループでの議論を経て、福島原発事故3年の機会に、槌田私案として「大失敗だった原子炉科学技術」をまとめ、中間報告する。
(注1)保安院と基盤機構がIAEAに提出した報告書(2011年4月4日)
(注2)『東電テレビ会議49時間の記録』宮崎知巳他編(2013年9月27日)

○ 今後、福島原発事故のさらなる究明により、原発再稼働について多くの方々の論争がなされるよう期待し、さらに、この論争を被災者救済の損害賠償と汚染処理に反映させ東電の無過失責任ではなく、業務上過失責任と汚染者負担の原則により、福島原発事故の外部不経済を東電の業務に内部化させるため、東電資産(発電所、送配電施設など)の売却についての理論的根拠としたい。

○近日発行されるパンフレットの目次を紹介
 (たんぽぽ舎より3月中旬に発行予定。No93、B5判、32頁、予価400円)

目次
第1章 福島原発・冷却材喪失事故の詳細
 1−1 非常事態との認識なくECCSを何度も止めた1号機
 1−2 風向き考えずベントして福島県民を被曝させた2号機
 1−3 データ空自の15時間、事故最終段階だった3号機
第2章 福島原発・臨界爆発事故の詳細
 2−1 使用済み燃料プールが臨界となり、水蒸気爆発した3号機
 2−2 蓋の開いた原子炉が核暴走し、熱水を吹上げた4号機
第3章 科学者・技術者の責任を問う
 3−1 基本データの計測不能が大事故にした
 3−2 使い物にならなかったECCS
 3−3 失敗を教訓としない規制委員会
(下)につづく

.. 2014年03月03日 08:23   No.697008
++ 広瀬 隆 (小学校中学年)…14回       
日本政府あて公開質問状の提出行動の呼びかけ (中)
 |  私たちは、原発立地自治体住民連合という名の新しいグループです
 └──── 原発立地自治体住民連合  2014年2月27日

○ そのあと、公開質問状を首相に提出します。下記の議員6人が共同代表です。
   柏崎市議会議員・矢部忠夫、いわき市議会議員・佐藤和良、
   岩内町議会議員・佐藤英行、敦賀市議会議員・今大地晴美、
   愛媛県議会議員・阿部悦子、鹿児島市議会議員・小川美沙子、

○ 新潟県中越沖地震による柏崎刈羽原発の大破壊以来、耐震性の問題にくわしい矢部忠夫、福島県の悲惨な現実と葛藤している福島原発告訴団の佐藤和良、原子力規制庁との直接交渉にあたってきた佐藤英行、現在の再稼働候補のトップグループである原発銀座・福井県の今大地晴美、伊方原発(愛媛県)の阿部悦子、川内原発(鹿児島県)の小川美沙子です。
 今まったく電力を生んでいない原発にかかっている巨額の費用については、静岡県(浜岡原発)の議員から説明します。

○ この日には、首都圏の市民に「できる限り多数」の参集を呼びかけます。私たち地元民と、再稼働の危険性を共有してください。また、みなさんが信頼できる報道機関の方々に、全国紙・地方紙とも取材を強くお願いしてください。もう一つ、原発立地自治体の現職議員は、毎日、続々と増え続けていますが、私たちのグループは市民からの任意の呼びかけでスタートしましたので、みなさまのお知り合いの原発地元議員さんでまだ下記の議員リストに入っていない方がいらっしゃれば、どんどんお声をかけて、賛同議員を増やしてください。
 質問状にある通り、原発地元民の命と生活の危険性が無視されたまま原子力規制委員会による再稼働のゴーサインが出されようとしていることは、絶対に許すことができません。

○ 日本政府が質問状を無視しようとしても、そこから第二段階の「国会議員による質問主意書の提出」に移ります。質問主意書に対して、日本政府は、閣議決定された回答をしなければならない義務がありますので、公式回答を引き出し、そこから高次元の再々の質問攻勢によって、日本政府の不条理を徹底的に追及します。
 国会事故調査委員として問題を追及してきた田中三彦さんに、この段階から専門的なアドバイスをいただけることの了解をいただきました。
 以上を、マスコミで「前代未聞の大事件」として取り上げてもらわなければなりません。ここから先、「知性ある報道陣と日本政府の戦い」にならなければなりません。体験のない作業ですが、必ず実績・成果を引き出す決意です。
 みなさまのスケジュールを空けておいていただけるよう、伏してお願い申し上げます。(下につづく)

.. 2014年03月03日 08:29   No.697009
++ 槌田 敦 (小学校低学年)…8回       
福島原発事故3年・科学技術は大失敗だった (上)
 |  失敗を教訓としない規制委員会。これで再稼働は許されない
 └────(中間報告2014年3月)(元理化学研究所研究員、
                      元名城大学経済学部教授)

○ 福島原発事故では3つの原子炉建屋が次々と爆発した(2011年3月12〜15日)。
1号機は横に広がる白雲爆発で、3号機は垂直に昇る黒雲爆発、4号機は爆発が数日続き、6月でも発熱していた。爆発の形はすべて違う。
 だが、東電は、これらをすべて水素爆発として、事故経過を曖昧にした。
一事が万事、福島原発事故は、3年経っても未だ闇の中にある。
 そして、すべての事故調と規制委は福島県民大量被曝の原因となった2号機で
ベントはしていないと唱和するなど、東電の主張を大筋において支持した。
 そこで、疑惑の少ないトレンドデータ(注1)、重要事実が点在するテレビ会議(注2)、その他運転記録などの事実により事故を詳細に再検証したところ、
原子炉空焚きや底抜けの時期を特定し、また臨界爆発の概要を知ることができた。

この福島事故では、科学技術はまったく無能だったのである。

○ たんばぼ舎データを読み解く会および日本物理学会福島原発事故研究グループでの議論を経て、福島原発事故3年の機会に、槌田私案として「大失敗だった原子炉科学技術」をまとめ、中間報告する。
(注1)保安院と基盤機構がIAEAに提出した報告書(2011年4月4日)
(注2)『東電テレビ会議49時間の記録』宮崎知巳他編(2013年9月27日)

○ 今後、福島原発事故のさらなる究明により、原発再稼働について多くの方々の論争がなされるよう期待し、さらに、この論争を被災者救済の損害賠償と汚染処理に反映させ東電の無過失責任ではなく、業務上過失責任と汚染者負担の原則により、福島原発事故の外部不経済を東電の業務に内部化させるため、東電資産(発電所、送配電施設など)の売却についての理論的根拠としたい。

○近日発行されるパンフレットの目次を紹介
 (たんぽぽ舎より3月中旬に発行予定。No93、B5判、32頁、予価400円)

目次
第1章 福島原発・冷却材喪失事故の詳細
 1−1 非常事態との認識なくECCSを何度も止めた1号機
 1−2 風向き考えずベントして福島県民を被曝させた2号機
 1−3 データ空自の15時間、事故最終段階だった3号機
第2章 福島原発・臨界爆発事故の詳細
 2−1 使用済み燃料プールが臨界となり、水蒸気爆発した3号機
 2−2 蓋の開いた原子炉が核暴走し、熱水を吹上げた4号機
第3章 科学者・技術者の責任を問う
 3−1 基本データの計測不能が大事故にした
 3−2 使い物にならなかったECCS
 3−3 失敗を教訓としない規制委員会
(下)につづく

.. 2014年03月03日 09:08   No.697010


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