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■--原発を「重要なベース電源」とする主張は誤り
++ 山崎久隆 (社長)…399回          

   高レベル廃棄物処分場の候補地として南九州南大隅町に白羽の矢
 |  南大隅町は鹿児島湾を挟んで開聞岳などの火山群の目と鼻の先
 └──── (たんぽぽ舎) シリーズ その5(終了)

 2月1日午前10時からの、BS朝日の「激論クロスファイア」で「日本の原発を今後どうする!?」として、京都大学原子炉実験所山名元教授と多摩大学大学院田坂広志教授が議論をしていた。とはいえ、特に原発反対と賛成という論点の違いがあるわけではなく、原子力を利用する立場からの問題点の議論だった。
 しかし議論の前提条件に大きな違和感を感じたので、何度かに分けて原発再稼動への反論として記述する。

○自然を甘く見る国

 以前、高レベル放射性廃棄物処分場の候補地として南九州の南大隅町に白羽の矢が立てられたことがあった。2007年頃から具体的な動きになり、2010年12月に「高レベル放射性廃棄物最終処分場誘致に賛成する陳情」が「中間貯蔵施設誘致の陳情」「核廃棄物についての勉強会予算を求める陳情」とともに町議会に提出され「放射性廃棄物施設等の陳情に関する審査特別委員会」が設置される事態になった。反対陳情も2011年2月8日に提出されている。
 現在も、福島などから出る除染廃棄物を南大隅町で「永久処分」する計画があったりと、止まるところ知らずの放射能押しつけの構図なのだが、南大隅町は鹿児島湾を挟んで開聞岳などの火山群の目と鼻の先、さらに大隅半島や薩摩半島が巨大なカルデラ噴火により形成された地形で、鹿児島県には北から加久藤、姶良、阿多、鬼界と4つのカルデラが並ぶ。およそ世界最大の火山群集中帯といっていいようなところだ。現在噴火している阿蘇と桜島を含め、活動中の火山が4つもある。
 およそ地下に危険物を埋めるなど考えられない場所なのだが、そんなところも候補地となってしまう、この国の恐ろしいまでの自然に対する放漫さに心底怒りが湧く。
 東日本大震災の後に、除染廃棄物の最終処分場の候補地にしたというだけでも、政府の姿勢は無反省と無責任の極みとして非難されるべきだ。
 そのような連中が進める高レベル放射性廃棄物処分場建設計画が如何なるものか、薄っぺらい「知見」とやらを振りかざし、日本にも処分場の適地が必ず見つかるなどと言う向きには、南大隅町への建設計画の、10万年未来の安全性をどうやって保証するかを説明してもらえば良い。

○折り合いはつかない−現代の快適さを求めるために未来の世代に
 ツケを押しつける権利など誰にもない

.. 2014年02月19日 09:30   No.694001

++ 山崎久隆 (社長)…400回       
 推進派と反対派の議論を「結論の出ない議論」などとする評論家もいるが、「安全」であるとの結論など誰にも出しようがないことは、誰もが認めている現実だ。要は「誰が、何処までのリスクを受忍するか」との問題でしかない。
 では、何処まで「未来の人々の」リスクを我々は「受忍する権利」があるのか。と言い換えてみよう。
 原発の場合、典型的な問題は現在の世代では到底解決不可能な時間軸でリスクを残さざるを得ない現実を、既に作り出してしまったことだ。
 これは何も原発に限ったことではないが、原発に匹敵するか、国によっては、それを超えるほどのリスクは、核兵器しか思い浮かばない。
 つまり核兵器と原発=「全ての核」こそが、人類が作り出し、未来の世代を苦しめ続ける最大のリスクだ。
 現代の快適さを求めるために未来の世代にツケを押しつける権利など誰にもないことに合意できれば、結論は出る。核はせいぜい使い続けても数十年、核融合だの増殖炉だのと、ありもしない技術を開発できたとしても数百から千年程度、とうてい万年単位のエネルギー源にすら、なり得ない。
 しかし放射性廃棄物は、10万年の未来世代をも苦しめる。
 ここには折り合いはない。10万年先の世代とは対話不可能なのだから。
 残された道は一つしか無い。10万年先まで連綿と、その時々の人々が責任をバトンタッチし続けることだ。隙間を作らず、人を絶やさず、保管施設を守り続ける「墓守」を置くことだけが、安全を守る唯一の手段だからこそ、その体積をできる限り限定するしかない。
 再処理を行っても全体積は増えることはあっても減ることは無い。プルトニウムを分離すれば、その管理のほうが遙かに困難になるし、再処理施設を含め放射性廃棄物は元の使用済燃料の何倍もの体積にふくれあがってしまう。
 使用済燃料の状態で、長時間安定的に保管し、定期的に収容容器を交換する施設を、いずれかの時期に世界中で作ることになるだろう。
 これを「オンカロ」というのか、「神殿」というのか、その時々の人々が決めることになるだろう。
 小泉元首相が「オンカロを見て脱原発の意思を固めた」という時、一つ重大な問題が生ずる。それは、何処でも良いから最終処分場を「誰か」が「決めてしまう」危険性があるということだ。
 最終処分場さえあれば、原発を推進できるなど、浅はかな結論に飛びつく原子力マフィアが、短兵急な処分場決定プロセスを作り出す危険性がある。今の政府では、そういうことをやりかねない。一番危険なのは幌延だろう。
 私たちに出来るのは核のゴミをできる限り増やさないこと、核のゴミ対策に選択肢を広く残すことである。「地下数百メートルに安全に埋設できる」という幻想を捨てることから始めるべきだ。(終了)

.. 2014年02月19日 09:43   No.694002
++ 豊田直巳 (幼稚園生)…2回       
2月27日(木)講演会のお誘い
 |  映画『遺言〜原発さえなければ』を語る
 └──── (写真家)

 「あの日」から3年になろうとする今、原発震災の不幸と不安はいまだ消えてはいない。しかし、その不安が語られなくなりつつあるのは、その不幸と不安に目をつぶり、耳を塞ぎ、ひと時でも過酷な現実から逃れたい気持ちになっているからだろう。
 仮設住宅を彩るように咲いた満開の桜の木の下で、出会ったお年寄りが「ここでは死にたくないな」と、ポツリと漏らした言葉を私は忘れない。彼女にそんな言葉を吐かせた3・11からの2年3ヶ月、約800日の福島。その映像記録を映画『遺言〜原発さえなければ』にまとめさせていただいた。
 原発震災という引き受けきれない責任を、それでも引き受けたいと思っているからだ。そんな思いに至った映像記録の取材時の備忘録とも言えるお話が、この間、脱原発の流れを牽引している“たんぽぽ舎”でできたらとお誘いを受けて喜んでいる。
 映画『遺言』そのものは、「ポレポレ東中野」でご覧頂くとして、その中に登場する方々の当時と最近の思いもご紹介できると思う。是非、いらしてください。

日 時:2月27日(木)19:00開会
    『映画「遺言〜原発さえなければ」を語る』
     福島の3年間―消せない記憶の物
お 話:豊田直己さん(写真家)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
参 考:豊田さんの新刊『フクシマ元年』(毎日新聞社)
             『福島 原発震災のまち』(岩波書店)
           『豊田直巳編 TSUNAMI 3・11』(第三書館)

.. 2014年02月19日 09:52   No.694003
++ 冨塚元夫 (中学生)…42回       
.「スペースたんぽぽ」講座会議メンバーになりませんか?
 |  ―自分の好きな学習会を企画できます
 |  ―自分の好きな映画が上映できます
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 たんぽぽ舎のあるダイナミックビル4階の集会室は「スペースたんぽぽ」と呼ばれています。
 たんぽぽ舎が、2011年3月11日以来広がってきた反原発運動の深化・継続のために学習会・講演会をいつでも開催できるように、新たに借りたスペースです。始まってからすでに3年近く経過しています。毎月10回ほど講演会・学習会を開催していますので、300回ほど行っている計算になります。
 私が初めて自らの企画で参加したのは2011年11月です。その数か月前に、時々読んでいた岩波書店の「世界」に肥田舜太郎医師のインタビュー記事があり、「いろんなマスコミが事故による放射能の影響について聞きに来るが、記事にしたのは『世界』だけだ」という発言がありました。政府に都合の悪い発言が多くの人々に知られないのは残念だと思って、「スペースたんぽぽ」で講演してほしいと思うようになりました。
 初めはどのようにコンタクトしたらよいかわからず、時間がかかりましたが、たんぽぽ舎の皆さんのご協力で実現できました。その後さまざまな講師をお呼びすることができました。
 都心から離れた地元で運動されている団体の方は、会場の確保に苦労されていますが、「スペースたんぽぽ」は自由に利用できます。たんぽぽ舎には相談できる人が多数います。
 こんなテーマの学習会があればいいのに、あの講師を呼んでじっくり聞きたい、などの希望のある方は講座会議にご参加ください。講座会議は3〜4週間に一度開かれています。会議の参加者は最近7〜8人です。自分の考え・希望を話して協力を得られます。最近も初めて自分の企画する学習会を実現した方がいます。
 以前月に一度開かれていた「ワンコイン上映会」がいま中断しています。担当していたメンバーが減って一人しか残っていないためです。私はこの上映会で、これまで見る機会のなかった古い名画を見ることができました(新藤監督の「第5福竜丸」、「チャイナシンドローム」など)。映画の好きな人はぜひご検討ください。もう一人担当者がいれば再開できるようです。

.. 2014年02月19日 10:03   No.694004
++ 木村雅英 (小学校高学年)…25回       
イチエフ危機を隠すな、「再稼働ありき」の審査をやめろ
 |  2・19規制委前抗議行動 報告
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

○ 2月19日(水)夜、再稼働阻止全国ネットワークは、「原子力規制委員会は再稼働促進委員会だ、再稼働適合審査を止めろ、規制委は100mSv/年以下の安全・20mSv/年以下の帰還を押しつけるな!」と訴える抗議行動を原子力規制委員会ビル(六本木ファーストビル)前で実施した。
 新規制基準が施行された昨年7月8日以来、断続的に実施してきた規制委への抗議行動、6回目の今回は夜に開催し約40名が抗議の声を上げた。
 まず、再稼働阻止全国ネットワーク共同代表の柳田さんが、規制委員会が、イチエフの水汚染対策を放っておきながら原発再稼働に向けて多数のサイトの原発の再稼働審査を実施している現状を批判し、全国の立地・周辺住民の強い怒りを表明した。続いて、この日午前中に行われた規制委員会定例会議の傍聴者から、定例会議で再稼働審査の今後の進め方が論じられ、「審査書案」の作成、科学的・技術的意見募集、立地自治体からの要請に基づく「公聴会」の実施などが決まったことを報告した。
○ 次に、昨年11月から愛媛県の「伊方の家」に行っているYさんから、伊方原発の再稼働審査で570ガルという非常に小さな値が四電から提出され、専門家の意見を無視して規制委がそれを容認したことへの怒りをぶつけた。
 19時過ぎに、規制庁の広報担当に申入書を提出した。まず、福島原発事故緊急会議の抗議声明「浜岡原発そしてすべての再稼働審査をやめよ!『20ミリSv』基準を撤回せよ!を読みあげて提出。続いて、再稼働阻止全国ネットワークも申入れ書「再稼働審査を止めてフクイチ汚染水対策・廃炉化に専念せよ!UPZ30km、年間100mSv安全、年間20mSv帰還を撤回せよ!立地・周辺地域の事前了解を得よ!」を読みあげて提出した。
○ それにしても、規制委は、東電が1リットル当たり500万Bqのストロンチウム汚染を半年間も隠し通すことに「汚染水対策検討ワーキンググループ」を3カ月間止めてまでして加担し、茂木経産相からの審査見通しの圧力に対して理解を示して独立性を放棄した。20日にも新たな高濃度汚染水漏れが報道されている。
 続けて規制委を監視し抗議し追及していかねばならない。

.. 2014年02月21日 10:09   No.694005
++ 広瀬 隆 (中学生)…31回       
IAEAと福島県による放射能の危険性の隠ぺいを許すな!
 │ <3月行動のお知らせ>
 │ 3/1(日)東京・池袋(豊島公会堂)、3/9(土)日比谷野音、国会周辺
 

全国のみなさま  広瀬隆です。
 原発立地自治体住民連合による「日本政府に対する公開質問状」の賛同議員さんは、本日74人に達しました。100人突破も、もうすぐの勢いです。

 昨夜、東京の弁護士会館で福島原発告訴団による懇談会が開かれて、私も出席しました。福島県民の置かれた状況が、どれほどすさまじいものかを聞いて、打ちのめされました。そこで語られたことは、IAEAと福島県のタッグで、いかにして放射能の危険性を隠蔽しようとしている かという現実の具体例の数々でした。これは福島県内に住んでいないと、知ることができないことばか
りでした。いよいよ200億円ほどをかけて、子供たちに放射能無害を宣伝する大々的な活動が展開されようとしているのです。おそるべき出来事が報道界でまったく伝えられずに、オリンピック騒ぎをしているこの国が、すでに暗黒社会に突入しているのだと寒けがして、昨夜は眠れませんでした。
 それで、首都圏にお住まいの人は、3月1日(土)に東京・池袋の豊島公会堂で開催される福島県民の被害者証言集会に、きっとおいでくださいと、お願いします。「私たちは棄民だ」という言葉が昨夜、福島県のみなさんから聞かれましたが、棄民の言葉でも軽すぎます。福島原発が爆発した直後に、机にしがみついて、「どうしよう!」と叫んだ時と同じ心境です。
 3/1(日)詳細 (2月10日配信TMM:No2086にも掲載)
 こちら

まず、この証言を聞いてから、3月9日の首都圏大集会に参加してください。
 3/9(日)詳細 こちら

 3月には、全国各地で大きなレジスタンス集会がおこなわれます。
山下俊一が逃げ帰った長崎でも・・・「福島の仇を長崎が撃つ」計画です。
全国みなさまの現地で開かれる集会に、大きな結集をお願いします。


.. 2014年02月24日 08:40   No.694006
++ 広瀬 隆 (中学生)…32回       
全国の原発立地の議員が連名で迫る!
 │ 原発立地自治体住民連合 <日本政府に対する公開質問状>
 │ −質問(6)を更新しましたのでぜひお読みください
 

 2月18日の朝日新聞・朝刊に大きく書かれたように、原子力規制委員会の新規制基準で安全対策費が1兆6千億円を超えることが明らかになったので、公開質問状の質問(6)を書き直しました。火力発電の燃料費の増加分は、現状でもこ れで吹き飛び、いまだほとんど手の付けられていない今後の対策費の激増を見込むと、電力を生まない原発のコストが、はるかに高くなります。
新しい公開質問状を送りますので、質問(6)をお読みください。
(文末のURLから日々雑感ホームページを参照してください)

賛同議員さんは74人に達しました。

今回の現職議員さんへの呼びかけは、北海道(泊原発)、青森県(東通原発・六ヶ所再処理工場)、宮城県(女川原発)、福島県(福島 第一・第二原発)、茨 城県(東海第二原発)、静岡県(浜岡原発)、新潟県(柏崎刈羽原発)、石川県(志賀原発)、福井県(美浜原発・大飯原発・高浜原発・ 敦賀原発・もんじゅ)、島根県(島根原発)、愛媛県(伊方原発)、佐賀県(玄海原発)、鹿児島県(川内原発)、

 当初、それぞれ原子力発電所を有する13の道県に限ってきましたが、その風下地帯の周辺都道府県の議員さんからは、私も賛同・参加したいとの声がそちこちであがっています。
 たとえば玄海原発の風下になる長崎県と福岡県、島根原発の30km圏内にある鳥取県、柏崎刈羽原発の直撃を受ける長野県・山形県、伊方原発の直接の被害地・高知県など、切実な危機感が全国に広がっています。大間原発の対岸にある函館市が訴訟を起こす動きにある通りです。

 原発立地自治体でなくとも、こ の周辺自治体の声を無視してはなりません。
質問主意書の提出によって得られる日本政府からの公式回答を待って、第二弾の質問状の段階から全土47都道府県に呼びかけるつもりですので、みなさんの身近な議員さんには、日々雑感ホームページに掲載の公開質問状をお知らせいただき、賛同議員を募ってください。
 言葉足らずですが、取り急ぎ要用のみにて失礼します。

.. 2014年02月24日 08:47   No.694007
++ 柳田真 (大学院生)…102回       
再稼働は日本を滅ぼす―連載(7)
 │  3月に再稼働原発第1号が決まりそう−規制委の策動
 |  再稼働阻止が最重点課題に、日本史を左右する2月−6月の闘い
 |  全力を再稼働阻止へ−多数の参加を、現地闘争を
 └──── (たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)

○2月20日(木)の毎日新聞報道によれば、「規制委は再稼働審査で優先原発を絞り込む…2−3週間後に(3月上旬に事実上の合格第1号が提示されそう)」と報じました。
 田中俊一委員長は記者会見で「合格の見通しが立った原発ととらえていい」との見解を示した。それは次の5つのうちの一つです。
 「…四国電力伊方3号機(愛媛県)、九州電力川内1,2号機(鹿児島県)、玄海3,4号機(佐賀県)、関西電力の大飯3,4号機、高浜3,4号機(いずれも福井県)の5原発が有力とされる。…」

○再稼働阻止を「緊急で最重点課題」に
 原発の再稼働を許せば、「原発の流れ」(現在・原発ゼロ)が大きく変わります(悪化します)。1つの再稼働を許せば、続々と再稼働の流れは強まります。
 今は原発ゼロで電気は大丈夫です。日本は原発なし=ゼロでやれるのです。再稼働は日常的な放射能放出と原発大事故・大惨事を呼び寄せます。特に日本は今、地震・火山、(+津波)の活発期ですから。第2のフクシマ大惨事を起こさせない闘いが緊急で最重要です。

○再稼働阻止全国ネットワークはいくつかの取り組みを進めています。
《それを紹介》全国で取り組もう−再稼働の阻止を目指して
 1.再稼働阻止の緊急性、重要性を全力で広くアピールする。
 2.3月11日を基準日に全国の原発現地で、東京で、風船上げ行動を行う。
 3.3月9日(日)と15日(土)、日比谷公園の大集会に参加する。
 4.再稼働予定の原発現地の応援に、全国から全力参加する。
 5.3月16日(日)の九州−鹿児島での「川内原発さよなら1万人集会」に全国から参加する。
 6.広瀬隆さんが進めている、安倍首相・日本政府宛ての全国自治体議員の「公開質問状」の運動を支援していく。
 7.その他 創意・工夫

.. 2014年02月24日 12:27   No.694008
++ 柳田真 (大学院生)…103回       
たんぽぽ舎第26回総会、賑やかに開かれる
 │  25年間の反原発の活動、再稼働阻止めざし全力
 └──── (たんぽぽ舎)
1.2月23日(日)たんぽぽ舎第26回総会(25周年)が1部−3部を通して、延100人弱の参加で開かれた。主な内容は1部:総会−方針、財政、役員−、第2部:2人の記念講演(山崎久隆、鈴木卓馬(浜岡原発を考える静岡ネットワーク))、第3部:懇親・交流会。
 “原発やめようひとすじ”で1989年以来、25年間努力を続けてきた中で、当日は午後1:00−8:00近くまで、7時間の長丁場に参加いただきありがとうございました。
2.方針の重点7本柱は次のとおり。(総会議案書はB5版24頁)
原発推進か、再稼働阻止か−日本の原発のわかれ道−2014年
  東電福島過酷事故は収束せず、放射能汚染が各地へ広がる中で、
  又、大地震が近づく中で、原発推進政策は許せない
  市民の力を集め、つないで、原発再稼働を阻止しよう
2014年度活動方針(案)
―――――7つの柱―――――――――――――――――――――――――
 1. 原発のひろばとして・・・機能を充実する
 2. 原発即時ゼロをめざして〜再稼働を阻止する、東電本店合同抗議を続ける
 3. 日本核武装(原爆保有)に反対する
 4. 「福島」を忘れない活動
 5. 多くの団体と協力、共同します
 6. 2つの研究会、4つのネットワークに協力
 7. たんぽぽ舎の充実・・・人員増と財政確立
 8. その他の活動

3.財政は5Fのたんぽぽ舎が1150万円の決算、これに4Fのスペースたんぽぽ600万円と各種ツアー(実費参加)他を加えると2000万円を超える規模になる。メルマガのカンパなどがあり、25年間で初めての「借入金なしの運営」ができた1年だった。今年もご支援よろしく。
4.山崎久隆さんの講演は、あらためて、原発の恐ろしさ、東電福島第一原発の放射能のひどさを浮き彫りにした(9頁の資料)。浜ネットの鈴木卓馬さんの報告(6枚の資料)は浜岡原発の危うさと、その再稼働阻止をめざして闘う静岡の皆さんの諸々の活動を示された。4月26日(土)の浜ネットの総会へ今年もみんなで行こう。
5.3部の懇親・交流会は、新たに参加された人も含めて、5:00−7:30まで続いた。参加者全員から諸々の発言があり、和やかな中にも多くの運動のヒントのこもった交流会であった。みんなよく飲み、おいしく食べ、楽しく懇談した。
懇親会では、都知事選で宇都宮さんを支持した人何人か、細川さんを支持した人何人かから、それぞれの感想、今後の方針が述べられた。『両者で200万人近い支持があった。この力で迫りくる再稼働の嵐に立ち向かおう」と司会者からも述べられ終了。
6.☆当日決まった方針・人事(役員)などを数回に分けて掲載します。
 ☆当日の資料は希望者へ送ります。(送料100円)(1)総会資料(24頁)(2)山崎久隆講演のレジュメ(9頁)(3)各種ビラ
 ☆たんぽぽ舎25周年の集いは8月31日(日)午後1:00−5:00 全水道会館(東京水道橋)を予約(250名)
  記念講演は、アーサービナードさん他。 名刺意見広告も行う予定。ご協力を。


.. 2014年02月25日 09:19   No.694009
++ 渡辺秀之 (中学生)…30回       
残雪の中、熱く響き渡る反原発の抗議スピーチ
 │  世界中の人々が、「福島」を、そして「日本の原発事故」を注目している
| “福島”を忘れない  原発再稼働を許さない
| 2/21 第92回金曜官邸前抗議行動に参加して
 └────  (たんぽぽ舎ボランティア)

1)2月21日(金)、恒例の金曜首相官邸前抗議行動が行われました。残雪の中、参加者の反原発、脱原発を願う熱い叫びが、霞が関の夜空に響き渡りました。
今回は、国際環境NGOグリーンピース関係の外国人による、国会前でのスピーチを紹介します。
 グリーンピースは、2月中旬、東電福島原発事故の被害者の証言を直接聞いてもらうため、世界5カ国(インド、韓国、ドイツ、ポーランド、フランス)から11人の反原発活動家らを日本に招きました。
 活動家らは「福島の証言」を母国に持ち帰り、世界のあらゆる場所で二度と原発事故を起こさせないよう活動を続けることを、被害者に誓うと同時に、原発を推進する日本政府を強く批判しました。
・ドイツ:原発は、人間が発明した最悪のものである。日本政府は、事故の被害者を支援するのではなく、原子力産業を守ろうとしている。ドイツと連帯して、原発をなくしましょう。
・フランス:東電福島原発事故を忘れないよう、フランス国民に伝える。原発事故は、日本だけの問題ではなく、世界的規模の問題である。
・ポーランド:現在ポーランドには原発は無いが、政府は原発を新設しようとしている。東電福島原発事故の事実と、金曜官邸抗議行動を、ポーランド国民に伝える。
・インド:東電福島原発事故以来、インドでは母親を中心に原発反対運動が高まっている。福島の事故被害者たちは、私たちに、きれいな自然環境で生活する権利を有することを教えてくれた。
2)東電福島第一原発事故を風化させないためにも、私たちは抗議の声、知恵、力を出して行きましょう。  あせらず、あわてず、あきらめず。私たちは、“福島”を忘れない。原発再稼働を許さない。

.. 2014年02月25日 10:39   No.694010


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