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■--建屋から汚染水漏れか
++ 東京新聞 (社長)…584回          

福島第一 海側井戸 地下水500倍セシウム

東京電力福島第一原発で、海側敷地の汚染を調べる井戸から、1リットル当たり7万6000ベクレルと、放出限度の五百倍を超える地下水としてはこれまでにない高い濃度の放射性セシウムが検出された。東電はタービン建屋と、配管などを収める地下トンネル(トレンチ)の継ぎ目付近から、高濃度汚染水が漏えいしている可能性があるとしており、建屋から外部への直接漏出が濃厚になった。
 この井戸は、2011年の事故発生当初に起きた2号機からの高濃度汚染水の大量流出で、経路のトレンチに沿って設けられた。
 これまでの調査で、トレンチ内では高濃度汚染水の存在が確認され、建屋からトレンチに継続的に汚染水が流れ込んでいる可能性の高いことも確認されている。
 建屋とトレンチの継ぎ目は弱く、外部への漏出元になる恐れも指摘されてきたが、地下水ではこれまで、今回の百分の一ほどの濃度しか検出されていなかった。
(2月13日  より)

.. 2014年02月17日 10:07   No.693001

++ 東京新聞 (社長)…585回       
◆「脱原発を」雪中の抗議  デモ中止 有志集う

 東京・永田町の首相官邸前で毎週金曜日に行われている抗議活動が14日、降雪の影響で中止された。2013年3月の開始以来、正月などを除いてほぼ毎週実施され、前回で90回。中止となったものの、「一人でも」と訪れた有志が脱原発への熱い思いを訴えた。
真っ白な官邸前の歩道には人影もまばら。静寂の中、一人で太鼓をたたいた東京都大田区のアルバイト伊藤幸男さん(62)は「声を絶やさないのが大切」と話した。国会議事堂前では20人ほどの有志が集まり「原発いらない」などとシュプレヒコールをあげた。
                (2月15日  より)

.. 2014年02月17日 10:13   No.693002
++ 東京新聞 (社長)…586回       
脱原発途切れず
   再び「脱原発」結集 選挙で分裂、修復へ

 脱原発を掲げた候補二人が敗れた東京都知事選から一週間がたった十六日、東京・渋谷で「脱原発・出直しDEMO(デモ)」が催された。選挙では脱原発票が分かれる結果となったが、参加者は「選挙が終わればノーサイド。再び手を取り合おう」と運動の継続を誓い合っていた。
 日が傾き、空気が冷え込み出した午後四時すぎの代々木公園。子供からお年寄りまで約百二十人の男女が太鼓やプラカード、チラシなどを持って集結した。
(中略)
 都知事選では前日本弁護士連合会長の宇都宮健児氏(67)と元首相の細川護熙(もりひろ)氏(76)とがともに「原発即時ゼロ」を掲げて立候補。二人の合計票は、元厚生労働相の舛添要一氏(65)の獲得票二百十一万票に十七万票差まで迫った。
 一方で懸念されたのが脱原発派の「分裂」だ。共産、社民の両党が推した宇都宮氏の支持者と、小泉純一郎氏が支援した細川氏の支持者の間に溝が生じた。告示前後には複数回にわたり、一部の文化人が脱原発候補の一本化を模索。両陣営は「政策の優先順位が違う」などとして拒絶したが、支持者の間でかえって亀裂を深める結果になっていた。

 投開票日の夜には両候補が、今後も脱原発の世論を盛り上げることをそれぞれ表明。
 細川氏は「二人の得票を足すと当選した舛添氏に迫る数だ。政府の政策にも影響を与える」と強調し、宇都宮氏も「引き続き脱原発運動を進め、飛躍的に広げていく。選挙が終わればノーサイドだ」と呼び掛けていた。
 この日はデモの参加者からも、「団結」を願う声が上がった。宇都宮氏に投票した渋谷区の無職大河内睦さん(66)は「きちんと最初にまとまってほしかったが、仕方がない。これをいい教訓にして運動を続けていきたい」と力を込める。
 悩んだ末に細川氏に票を投じたというのは、長女(3つ)を抱え、長男(7つ)の手を引いていた三鷹市の主婦杢大(もくだい)美根子さん(42)。「分裂はしたが、そのおかげでそれぞれの候補がより多くの支持者を増やせたと思う。結果的には今後につながる一歩になった。私たちも頑張りたい」と話した。
(2月17日 より抜粋)


.. 2014年02月18日 09:20   No.693003
++ 茨城新聞 (大学院生)…103回       
福島第1原発の汚染水濃度 事故直後から過小評価 東電説明、信頼揺らぐ

東京電力が福島第1原発の事故直後から昨年10月まで、汚染水の測定でストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質の濃度を過小評価して公表していた可能性があることが判明し、信頼性を損ないかねないなどと批判の声が出ている。
  田中俊一 (たなか・しゅんいち) 原子力規制委員長は会見で「東電には測定に関する基本的な知識が欠けている。指導、監督を強めていく」と語った。
 東電は6日、昨年夏に採取した汚染水で濃度の過小評価があったと公表。14日には汚染水や土壌などの試料167体で過小評価した可能性があることを明かした。
 昨年8月に発覚した地上タンクからの約300トンの汚染水漏れに関する試料も含まれており、最高8千万ベクレル検出という数値はさらに大きくなる可能性がある。
 東電は昨年7月、事故直後に高濃度汚染水の流出があった2号機海側で新たに掘った観測用井戸の水から、ストロンチウム90を含むベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり90万ベクレル検出されたと発表した。
 その後、9月にはストロンチウム90だけで同500万ベクレルを検出したが、5カ月後の今月6日まで公表しなかった。
(中略)
 原子力規制庁が昨年、分析結果の報告を求めたが、東電はデータに疑義があり調査のため公表を見合わせると説明。
 都合の悪いデータを隠していたとも受け取られかねない一連の経緯に、東電の 尾野昌之 (おの・まさゆき) 原子力・立地本部長代理は会見で「違う対応もあり得た。反省したい」と陳謝した。
 過小評価の原因は誤った測定方法だった。高濃度の汚染水の場合、薄めて測らないと検出器に入る放射線が多すぎて数え切れなくなるが、昨年10月に手順書を整えるまで対応が徹底されていなかったという。
(2月16日 より抜粋)

.. 2014年02月18日 11:20   No.693004
++ 東京新聞 (社長)…587回       
ウソと危険の製造器−本音のコラム−  鎌田 慧

 16日、JR佐賀駅に近い、どんどんどんの森で、「原発再稼働にno!さようなら原発集会」が開かれた。2年前の2月26日、おなじ場所だったが、そのときは舞台の上で寒さに震え上がっていた記憶がある。
 が、こんどは雪の東京から行ったこともあってか、穏やかで和やか、2200人ほどが集まった。九州にある玄海と川内原発の再稼働を止める集会と県庁包囲デモだった。
 日本にある全原発が止まり、困っているのはもうけが少なくなった、という電力会社と関連産業くらいで、原発停止の平和に皆ホッとしている。電力会社にしたって、再稼働をして大事故になれば、極端な破産状態だ。
 福島原発3基が連続してメルトダウンしてからもう3年になる。故郷を追われて不安定な生活続きのひとたちが14万人もいる。いつ帰れるかその保証はない。せっかく止まっている原発を無理やり動かして、また大量の難民をつくるのか。
 「夢の増殖炉」といわれていた「もんじゅ」は永遠に核物質を増殖させ続ける、という机上の空論原子炉だったが、政府は一兆円も浪費したあげく、ようやく諦めた。
 「もんじゅ」にプルトニウムを供給する六ケ所村の「核燃料サイクル」は、30年間に3兆円も掛けたが、完成の見込みはない。それでもだれも責任をとらない。原発はウソと危険の製造器だ。(ルポライター) (2月18日より)

.. 2014年02月20日 08:16   No.693005
++ 毎日新聞 (大学生)…82回       
優先原発絞り込み 再稼働審査 「規制委」2〜3週間後に

 原子力規制委員会は19日、原発の再稼働に向けた安全審査を申請している10原発17基のうち、審査を優先させる原発を2〜3週間後に絞る方針を決めた。この方針について、田中俊一委員長は記者会見で「合格の見通しが立った原発ととらえていい」との見解を示し、来月にも事実上の「合格第1号」が提示されそうだ。
 審査を優先させるのは、想定する地震と津波の大きさについて、規制委が妥当と判断して確定し、他に重大な安全上の問題がないと確認された原発。四国電力伊方3号機(愛媛県)や、九州電力の川内1、2号機(鹿児島県)、玄海3、4号機(佐賀県)、関西電力の大飯3、4号機、高浜3、4号機(いずれも福井県)の5原発が有力とされる。この中から一つの原発に絞り込むことを視野に検討している。
(中略)
 事務局の原子力規制庁は審査書案作成に1カ月程度かかるとみている。(中略)
 その後、規制委は詳細設計など残った課題について審査を進めながら、国民から審査書案への意見を約1カ月間募集する。期間中、原発の立地自治体や周辺自治体から要請があれば、公聴会も行う。寄せられた意見は、必要があれば審査書に反映する。(後略) (2月20日より抜粋)

.. 2014年02月21日 10:17   No.693006
++ 東京新聞 (社長)…588回       
東電、3つの兆候見逃す 高濃度汚染水100トン漏れ

 東京電力福島第一原発のタンクで、またも大量の処理水漏れ事故が起きた。漏れた水約100トンには、1リットル当たり2億4000万ベクレルもの超高濃度の放射性ストロンチウムが含まれていた。「なぜ送られてくるはずの水がこない?」などと、気付づくチャンスは少なくとも3回あったが、東電はいずれも見過ごした。甘い危機管理により、ただでさえ疲弊する現場の作業員たちは、汚染土壌の除去など余計な作業に追われる結果になった。
 今回漏れた水は、本来は別のタンク群に送られるはずだった。いつになっても受け側のタンクの水位が上がってこないことに疑問を感じていれば、漏れは最小限に抑えられた。(中略)また、水漏れが発見される約9時間半前には、水位異常を知らせる警報が鳴っていた。実物のタンクで満水を確認してさえいれば、送水を停止し、事故は防げた。
 しかし、東電は計器の故障と安易に判断していた。東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は「直接見るという思いに至らなかった」と話した。(後略)
(2月21日 より抜粋)


.. 2014年02月24日 09:04   No.693007
++ 茨城新聞 (大学院生)…104回       
高濃度汚染水100トン漏れ  福島第一 せきの外2億4000万ベクレル

(中略)原子炉等規制法に基づく報告を受けた原子力規制庁は、漏えい量や
範囲を特定した上で、汚染土壌の回収を東電に指示した。
(2月21日 より抜粋)


.. 2014年02月24日 11:08   No.693008
++ 朝日新聞 (部長)…245回       
増える汚染水、処理後手 福島第一 高濃度の100トン漏出
 配管弁操作ミスか (2月21日 見出しより)


.. 2014年02月24日 11:26   No.693009
++ 東京新聞 (社長)…589回       
◆「核燃サイクル撤退を」 自民・脱原発議連が提言

 自民党で脱原発を掲げるエネルギー政策議員連盟(代表世話人・河野太郎副幹事長ら)は23日、政府が来月以降の閣議決定を目指すエネルギー基本計画を抜本的に見直すよう求める提言をまとめた。(中略)
 提言は自民党が2012年の衆院選で「原子力に依存しない社会の確立」を公約したことを踏まえ、依存度を下げる行程表を示すべきだと訴えた。原発の新増設や、古い原子炉の新型炉への置き換えを認めない姿勢を鮮明にした。使用済み核燃料は「再処理を行わない」と明記した。
 会合後、河野氏は政府のエネルギー基本計画案を「党の公約とも相当、乖離した文章だ。原発事故の反省すら見えない」と批判した。政府が昨年12月にまとめた計画案は、原発を「重要なベース電源」として再稼働推進を明記、核燃料サイクルについては「着実に推進」としている。
(1月24日 より抜粋)


.. 2014年02月24日 12:07   No.693010


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