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テント日誌 1月8日(水)・1月9日(木) | 経産省前テントひろば851〜2日目 商業用原発停止119〜20日目 | 今年こそは脱原発への力をあらゆる場所から集めよう
「雀は結構ずるいよ」、「うん〜、おりこうなのだ」。Fさんはにこにこして、「俺のこと知っているのかな、えさを催促するんだよ」と。僕もえさはやるけど、そんなことはないよ、と言った。丸裸にされたプラタナスの木の横の「雀の指定席」とある椅子には雀が群がっている。ずるいよ。といいながらFさんはえさをやったのだろうか(?)こんなのんきな会話を交わしているのがテント前の風景だ。新年と言っても気の引き締まらないのだが、少しずつエンジンも掛っていくのだろうか。今年も「記者会見」や「餅つき大会」などを終え、「伊方の家」からの通信も届くが、やはり、気持に張り詰めたところが戻ってくるにはもう少し時間も必要なのか。それともこれは少しぼけてきた僕自身の問題か(?) ○テントには全国各地からの年賀状が届いている。身辺で起こったことの報告とテントへの激励の言葉が綴られている。テントが立った年の年賀状に比べると幾分か落ち着いた文面と思えるが、これはテントが三年目を迎えているということだろう。静かな落ち着いた中にも、今年はという思いをそれぞれは抱いているのだろう。「テント死守」という短い言葉だが、印象的な岐阜のKさんの賀状はそれを象徴しているといえようか。 ○それにしても夜のテントは寒い。日本だけでなく、アメリカも襲っている寒波らしいが、ずうっとむかし、寒波と到来の中で大学占拠のバリケードを築き、椅子をたたき壊して燃やし暖を取ったが寒かったのを思いだす。寒波という言葉にまつわる記憶である。毎年、年の終わりになると大学をバリケード封鎖していたが、貸布団屋から借りた毛布が大教室にあってそこで寝た。毛布を何枚か重ねたがなかなか暖まらなかった。当時は若かったから寒さなんてそれほど気にしなかったとはいえ、それでも寒かったのを思いだす。テントでの寒さを凌のがせてくれるのは、湯たんぽである。これは毛布を温めてくれるし、実に心地のいいものだ。当分の間はお世話になるのだろうと思う。
.. 2014年01月14日 08:13 No.676001
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