返信


■--原発政策 政権「二枚舌」
++ 東京新聞 (社長)…543回          

◆「依存度低減」「重要な電源」
 再稼働方針は不変
(1月10日より抜粋)
 安倍政権の原発政策で矛盾が表面化している。安倍晋三首相や自民党の石破茂幹事長は「原発依存度をできる限り低減させる」と強調するが、昨年末、政府がつくったエネルギー基本計画案では原発を「基盤となる重要なベース電源」と位置付けている。原発再稼動にも突き進もうとしており首相らの言葉は「二枚舌」と批判されかねない。(中略)
 政権は、各電力会社が原子力規制委員会に申請した再稼働の審査が終わる見込みの春ごろから、原発を再稼働させていく方針。現在の「原発稼働ゼロ」の状態を転換し、稼働率を高めていこうとしている。
 だが、エネルギー基本計画案には自民党内からも「東京電力福島第一原発事故を引き起こした過去の原発政策への反省がない」と批判の声が出ている。連立与党の公明党からも異論が出始めている。
 政府は計画案を1月中に閣議決定する方針だったが、ずれ込む可能性もある。
.. 2014年01月13日 07:55   No.675001

++ 東京新聞 (社長)…544回       
大飯・高浜の審査 「先行原発に接近」 規制委
(1月10日 より抜粋)
 原子力規制委員会の更田豊志委員らは9日、再稼働の前提となる新規制基準への適合性を審査している関西電力大飯原発3、4号機(福井県)を現地調査した。更田氏は調査後、大飯と、8日に調査した高浜原発3、4号機(同)の審査が、先行する原発に「かなり近づいてきた」と述べた。(中略)
 更田氏は玄海と川内が「いろいろな意味での工夫から一歩前に行っている印象」と指摘。大飯、高浜は地震の想定などに問題を抱え、実質的な審査入りが遅れていたが、追いついてきたとの見解を示した。

.. 2014年01月13日 10:05   No.675002
++ 東京新聞 (社長)…545回       
金曜デモ「脱原発」歓迎
 |  細川氏出馬へ 国政に一石
 └──── 1月11日より

 「国の政治を変えるきっかけに」−。「脱原発」を掲げる細川護煕元総理(75)が東京都知事選への出馬の意向を固めたことに、首相官邸前で原発抗議活動をしている人々からは十日、歓迎の声が上がった.電力の最大消費地である首都の顔選びで、原発をどう位置付けるのか。一人ひとりの一票が、国の新炉に一席を投じる選挙にもなりそうだ。
 冷え込み厳しい中、この日も官邸前には分厚いコートを着込んだ人らが集まり「原発ゼロを撤回するな」などの声を上げた。
 (略)「日本の人口の十分の一が住む東京の都知事選をきっかけに国民の声を国政に届けたい」と話す。今の政権は特定秘密保護法や原発で、国民の声に耳を傾けないという危機感を抱く。生活保護の削減など、弱者に厳しい政策に苦しむ友人も少なくない。「本来は国政で問うべき問題だが、まずは東京都を都民の声を聞く都政にし、それが国政を変える動きにつながれば」 (中略)
 「原発はもちろんだが、他の政策も見て誰に投票するか決めたい。知名度に流されず、政策で都知事が決まるような選挙になってほしい」    (後略)

.. 2014年01月14日 07:02   No.675003
++ 東京新聞 (社長)…546回       
細川氏都知事選出馬へ
 |   脱原発が争点に
 └──── 1月11日より

 東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)で、細川護煕元首相(75)が立候補の意向を固めたことが十日、分かった。「脱原発」を掲げ、首都から国のエネルギー政策を変えることに強い意欲を示している。同じ主張の小泉純一郎元首相との連携を模索し、近く会談する意向で、それを踏まえて正式に表明すると見られる.高い知名度を持つ元首相の参戦で、脱原発の争点がいっそう強まり、選挙の構図が様変わりする。
 細川氏に近い関係者によると、同氏は無所属で出馬する見通しで、「落選してもいいからやる」と話している。昨年十二月、猪瀬直樹前知事が辞意を表明した時期から、都知事選へ向けて準備を開始。政策の取りまとめや選挙事務所の確保などを進めている。
 細川氏について、民主党都連会長の松原仁・衆院議員が十日、「最有力」と話し、同党が支援に回ることが予想される。
 細川氏は昨年十月、安倍晋三首相に「原発ゼロ」への方針転換を促す小泉氏と会談。同十一月の本紙の取材で、安倍政権の原発再稼働路線を「犯罪的な行為だ」と批判していた。
 電力の大消費地である東京では、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を契機に原発の在り方を問い直し、脱原発を模索する動きが市民レベルで活発化。また都が東電の株主であることから、猪瀬前知事が東電の経営改革などを提唱した経緯がある。 (中略)
 細川護煕元首相が東京都知事選出馬の意向を固めたのは、安倍政権が原発維持政策を推し進めることに危機感を強めたからだ。政界復帰に慎重だった細川氏の背中を押したのは、同じく原発ゼロを訴える小泉純一郎元首相だった。       (後略)

.. 2014年01月14日 07:12   No.675004
++ 東京新聞 (社長)…547回       
核兵器転用も可能 原発・武器輸出 
地震国トルコに これが成長戦略?

 原発の海外輸出に積極的な安倍政権は、トルコとの原子力協定の国会承認を急いでいる。協定には使用済み核燃料からプルトニウムを取り出すことが可能になる条項が含まれている。政権は、戦車用エンジンのトルコとの共同開発ももくろむ。「原発輸出」と「武器輸出」。これが安倍政権の目指す成長戦略なのか。
 「(今月開会の)通常国会での最優先課題として取り組みたい」
 安倍晋三首相は7日、来日したトルコのエルドアン首相との会談で、トルコとの原子力協定の国会承認手続きに全力を挙げることを約束した。(中略)
○ 協定で再処理へ道
シノップ原発は、黒海沿岸に出力110万キロワット規模の原発4基を建設する計画で、総事業費は2兆円とされるビッグビジネス。福島原発事故の影響で、日本国内での原発新増設のめどは立っていない。原発メーカーを中心に、原発輸出に活路を見いだそうとしているのだ。
だが、トルコへの原発輸出には、いくつもの問題点が指摘されている。
トルコとの原子力協定には、核物質について「両政府が書面で合意する場合に限り、トルコにおいて、濃縮または再処理することができる」と定めている。ウランの濃縮や使用済み核燃料からプルトニウムを取り出す再処理は、核兵器への転用につながりかねない。(中略)
トルコは世界有数の地震国。NPO法人「環境・持続社会」研究センターの田辺有輝氏は「トルコでは建物や社会資本の耐震補強が進んでいない。大地震で周辺インフラが寸断される可能性が高く、事故対応は難しい」と指摘する。シノップ市長も原発建設に反対しているという。地元自治体の協力がなければ、住民の避難計画づくりも困難だ。
○ 狙いは中国包囲網? 三原則見直しの露払いか
(中略)安倍政権の「原発輸出」と「武器輸出」。狙いはどこにあるのか。前日本軍縮学会会長の黒沢満大阪女学院大教授(国際安全保障論)はこう指摘する。

.. 2014年01月14日 07:30   No.675005
++ 東京新聞 (社長)…548回       
「安倍政権の基本姿勢は『強い日本』であり、強硬な対中路線。親日国と手を結び、中国包囲網をつくろうとしている。表向きは経済対策を装っても真の狙いは軍事的な連携。経済政策なら反対意見が出ないと思っているのだろうが、決してだまされてはいけない」
  (1月10日 「こちら特報部」よ

.. 2014年01月14日 07:36   No.675006
++ 東京新聞 (社長)…549回       
核燃料溶融 実験で再現 原子力機構、3月下旬に
   東海村研究炉 福島事故の経緯解明へ

 東京電力福島第一原発事故で起きた燃料溶融がどのような経緯をたどったか解明するため、日本原子力研究開発機構(原子力機構)が3月下旬、全長約30pの小型核燃料棒1本を溶かす小規模な再現実験を茨城県東海村の研究炉で行うことが9日、分かった。
  福島第一原発の廃炉作業は原子炉で溶けた燃料をどのように取り出すかが最大の課題だが、溶融した経緯や燃料の状態は分かっていない。原子力機構の杉山智之研究主幹は「実験で得られたデータを福島の事故解析の精度向上に役立てたい」と話している。
 原子力機構によると、実験を行うのは東海村にある原子炉安全性研究炉(NSRR)。(中略)
 NSRRは過酷事故時の原子炉の状態を解明するため1975年に運用が始まった。第一原発事故以降運転を停止していたが、昨年12月に再開した。(後略)
  (1月10日 より抜粋)

.. 2014年01月14日 07:43   No.675007
++ 東京新聞 (社長)…550回       
.「原発ない東京が国変える」 小泉氏、細川氏支援 都知事選
 |  会談後、細川氏が出馬表明
 |  「原発ゼロでも日本は発展できるというグループと、原発なくして
 |  日本は発展できないというグループの争いだ」(小泉元首相)
 └──── 

 東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)に無所属で立候補の意向を固めていた細川護煕元首相(76)は14日昼、小泉純一郎元首相と都内のホテルで会談した。「原発ゼロ」を訴えている細川氏は、同じ主張をしている小泉氏に協力を要請し、小泉氏は全面支援を約束した。細川氏は会談後、記者団に「都知事選に立候補する決断をした」と表明した。
 細川氏は記者団に「原発問題は知事としてやりがいのある仕事だ。全力でやりたい」と述べ、一両日中に出馬会見して公約などを発表する考えを示した。
 小泉氏は記者団に「細川さんの決意に心から敬意を表したい。喜んで、積極的に当選のため頑張る」と述べた。都知事選の位置付けに関し「原発ゼロでも日本は発展できるというグループと、原発なくして日本は発展できないというグループの争いだ」指摘。「東京が原発なくしてやっていける姿を見せると、必ず国を変えることができる」と強調した。
 細川氏は昨年10月、安倍晋三首相に「原発ゼロ」への政策転換を促す小泉氏と会談。細川氏はその中で「核廃棄物の最終処分場がないのにもかかわらず、原発の再稼働を進めることに反対なのは小泉さんと同じだ」と連携に意欲を見せていた。(後略) (1月14日より抜粋)

.. 2014年01月15日 08:13   No.675008
++ 東京新聞 (社長)…551回       
胆大心小=本音のコラム=鎌田慧
 |  「とにかく勝ちたい」−都知事選と再稼働について
 

 「とにかく勝ちたい」
 これが新年を迎えた、原発廃絶を願うひとたちの共通の想いである。勝ち負けというより、原発の恐怖から脱却したい、という祈りでもある。
 いま、全国の原発50基が全面停止中である。もしも福島大爆発事故のあと、市民の運動があれほどの盛り上がりを見せなかったら、もうとっくに再稼働されていた。
 原子力規制委員会がそれなりに慎重でいるのは、その前身の「再稼働屋」といわれていた、原子力安全・保安院が、あまりにも電力会社に迎合的だった反省からだ。
 規制委がいつまた再稼働を認めるか判らない、という不信感は根強い。この地震国で、安全の根拠をしめせないのに、「安全」を保障することなどできるのだろうか。
 東京新聞の都知事選に関する世論調査によれば、「原発ゼロ派」が6割、という。わたしは、もう少し多いとの感触をもっているのだが、それはともかく、脱原発運動が分裂しなければ、勝てる選挙である。
 このめちゃくちゃな政権の、勝ち誇った暴力的な攻勢に歯止めをかけられるチャンスである。猪瀬氏失脚がもたらした最大のチャンス、天佑だ。胆大心小。勝利の女神が優しく見守っている。
 統一候補によって都政を変え、福島の原発被災者に対する援助は、電力の大消費者だったわたしたちの共通の責任でもある。 (1月14日より)

.. 2014年01月15日 08:19   No.675009
++ 茨城新聞 (大学生)…99回       
閣議決定、来月以降に 原発推進、自民内に反発 エネルギー計画

 政府が策定中のエネルギー基本計画の閣議決定が2月以降にずれ込む可能性が高まっていることが9日、分かった。原発の活用を強く打ち出した内容に、自民党内で反対があるためだ。当初は1月中の決定が見込まれていた。政府・与党の調整次第では表現の修正も考えられる。
 有識者らによる経済産業省の分科会が昨年12月に了承した計画案は、原発を「基盤となる重要なベース電源」と位置付け、安全性が確認された原発の再稼動や核燃料サイクル政策の推進を明記。原発の新増設も事実上、道を残した。
 しかし、2012年の衆院選で自民党は「原子力に依存しない社会の確立」を公約した。このため一部の議員から「整合性がとれない」と批判が噴出。脱原発を目指す議員らによるエネルギー政策議員連盟が月内にも、計画案の修正を求める反提言をまとめるなど反発の動きが出ている。
 また、東京都都知事選を控えていることから、党幹部の間でも「原発推進を強行している印象を持たれるのはマイナスだ」との慎重意見がある。(中略)
 議連の柴山昌彦衆院議員は「計画案は公約に反する。『重要なベース電源』という表現は改めるべきだ」と話している。(1月10日より抜粋)

.. 2014年01月15日 09:42   No.675010


▼返信フォームです▼
Name
Email
ホームページ    
メッセージ
( タグの使用不可 )
Forecolor
アイコン   ICON list   Password 修正・削除に使用