返信


■--原発推進側だけで決める
++ 毎日新聞 (高校生)…66回          

 この決め方はおかしい  毎日社説
  原子力政策 国民の意見を聞け
 日本の原子力政策の基本方針は半世紀以上、国の原子力委員会が策定してきた。以前は「長期計画」、最近は「原子力政策大綱」として、ほぼ5年ごとに見直されてきた。
 福島第一原発の過酷事故後、原子力委の在り方を見直している国の有識者会議は、この「大綱」を廃止することで大筋合意した。今後は、経済産業省が検討中の国のエネルギー基本計画の中に盛り込まれることになる。
 原子力政策は国のエネルギー政策全体の中に位置づけるべきで、その点では合理的だろう。ただし、ここには大きな問題が残されている。このままだと原子力政策が経産省主導で決定されることだ。原発推進の組織に政策決定をゆだねてしまうとすれば、事故の教訓が生かされない。(中略)
 ところが、安倍政権はエネ・環会議を廃止し、「原発ゼロ」を白紙に戻した上で、脱原発派の多くを排除した経産省の審議会で年内に基本計画をまとめようとしている。ここでは推進派の声が強く、事故を経て原子力政策のどこがどう変わるのかが見えてこない。(中略)
 あたかも、原発事故などなかったかのような議論に驚く。
 加えて問題なのは、国民の声がどう反映されているのかがわからないことだ。原発事故の反省のひとつは、排他的な原子力ムラの中で物事を決定したことだ。にもかかわらず、メンバーの選定基準さえ不透明な審議会方式による政策決定の方式が変わらなければ、また同じ過ちを繰り返すことになる。(中略)
 国民は原発政策を安倍政権に白紙委任したわけではない。国民の意見を取り入れた透明性の高い決め方でエネルギー政策を見直すべきだ。
                  (11月4日 より抜粋)
.. 2013年11月17日 09:26   No.651001

++ 週刊誌フライデー (幼稚園生)…1回       
小泉純一郎「脱原発」信じてみようか!
 「脱原発。でかいよ。歴史の大転換だよ。勇気はいるけれど、夢がある」

 小泉純一郎元首相は、赤坂の料理店でとっくりを片手に、こう語ったという。会食相手の山田孝男・毎日新聞専門編集委員がこの話をコラムで公にすると、政界に激震が走った。
「小泉は本気だ」−場合によっては、安倍倒閣に向かう可能性さえある。(中略)
        ○  命をかけてやる
会場の温度が一気に高まったのは、安倍首相について触れたときだ。
「私が郵政民営化をやろうとしたときより、現在のほうがはるかに権力の環境はいい。見てくださいよ。(脱原発は)野党は全部賛成です。自民党だって、本当は(賛成派と反対派は)半々ぐらい。ここで安倍総理が原発ゼロと宣言すれば、反対派は出てきませんよ。国民だって(多くは脱原発を望んでいる)。権力を『こういうふうに使ってください』とお膳立てしてくれている。こんな運のいい総理はいないですよ!」
 安倍はまるで分かっちゃいない、と言わんばかりだ。そして、
「脱原発は郵政民営化の何倍も難しい。だから、命をかけてやる価値がある」と締めくくった。引退した老人の暇つぶしどころではない。
真剣に耳を傾けるに値する迫力がある。
  (11月29日・12月6日号より抜粋)

.. 2013年11月20日 10:07   No.651002
++ 東京新聞 (社長)…507回       
規制委 不可解な転換  柏崎刈羽 再稼働審査へ

 東京電力が申請していた柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の再稼働について、原子力規制委員会は13日、審査を始めると決めた。この日の会合で、田中俊一委員長が突然、「審査は法的な義務」などと切り出し、各委員の同意を取り付けた。「福島第一原発の事故収束が最優先」とし、審査を凍結してきた姿勢からの転換となり、規制委は不可解な手続きで再稼働へと一歩を踏み出した。
○ 提案
再稼働審査入りはあっさりと決まった。(中略)
「福島と柏崎刈羽を別々に考えることはできない」とし、福島の対策が終わるまで、柏崎刈羽の再稼働審査は行わない、という姿勢を通してきた。
 ところが、先月下旬に田中氏と東電の広瀬直己社長が面談してから風向きが変わり始めた。
○ 規則
「審査は法的な義務だ」と田中氏は会合で他の委員に述べた。審査をいつまでも凍結することはできないという意味で、他の委員が反論しにくい空気が流れた。(中略)
新しい原発を審査するのは相当な負担になる。理由なく申請を放置することは許されないとしても、柏崎刈羽の審査を急ぐ大義名分にはならない。
○ 批判
政府からは、柏崎刈羽の再稼働を求める圧力が強まっている。(中略)
突然の審査開始決定は、そうした声に押されたのか。田中氏は会見で問われると「政治的なことは関係ない」と否定。(中略)
それでも不透明感はぬぐえない。再稼働審査という重要案件を、定例会合の議題に事前に加えなかったことで、傍聴席からは批判が噴出。規制委への不信を招く結果になった。
                  (11月14日より抜粋)

.. 2013年11月20日 10:21   No.651003
++ 電気代不払いタイムス (幼稚園生)…1回       
東電は、分社化して都合よく生き残らせるのではなく、
 |  破綻処理をしなくちゃなりません!! (続き)
 |  東電と銀行の裏取引について(松田公太)
 └────  (11月16日号)

 東電と銀行の裏取引について こちら

 私たちが「東電は法的整理にするべきだ!」と主張をすると、安倍政権の閣僚たちは決まって「そんな事をしたら、東電が発行している一般担保付社債(=会社の資産を担保にした借入)の債権者が優先的にお金を回収することになっているので、被害者に賠償金を出したり、取引先企業に支払いをしたりができなくなってしまう」と反論します。
 しかし、その裏では銀行が東電に出していた「無担保融資」を次々に「担保付の私募債(=上記の一般担保付社債と同じことです)」に転換していた。今回、会計検査院の調査で、そのような事が発覚したのです。
 何故このようなことが行われていたのか?
 私は以下のような考えがあるのではないかと思っています。
・ 最近、法的整理を要求する世論の声も高まりつつあるので、万が一そうなった場合を想定し、少なくとも銀行の債権だけは守ろうとしている。
・一般担保付債務を高い水準に維持し、「やはり法的整理は無理」と、既成事実をかためようとしている。
 いずれにせよ、身勝手極まりない行為だと言わざるを得ません。
 私は2年前の「原子力損害賠償支援機構法 」審議の時も、民衆はどうせ気付かないだろうと、半永久的な国民負担(電気料金値上げ、税金)で一部の特定利権者やステークホルダー(経営陣、株主、銀行、族議員)だけを救うものだと、強く反対をしました。本来は破たん処理するべき会社をこのような形で救済してしまうと、法治主義・資本主義の理念も踏みにじることになってしまいます。しかし、結局は民・自・公の電光石火で、マスコミに大きく取り上げられる事も無く、可決してしまいました。それが全ての始まりだったのです。
 最近で言うと、10月7日の閉会中審査で指摘した「会計基準ルールの変更 」も同じような発想の下に行われたものです。
 今後もこのような事が、水面下で起こり続けると思われます。それを防ぐ為にも、もう一度我々は東電の法的整理を真剣に考え、あらゆるオプションを検討し、国民と日本経済の中長期的な発展のためのベストな方法を選択しなくてはいけないのです。

.. 2013年11月20日 11:07   No.651004
++ 週刊「女性自身」 (幼稚園生)…1回       
作業員がこぼした『あと100年かかる!』
  "福島第一原発"4号機の使用済み核燃料取り出し開始目前

 決して失敗の許されない作業が今月中旬から始まる−。東京電力は6日、解体作業が進む福島第一原発4号機を報道陣に公開。
 そこで、本誌記者が原子炉建屋の現状、過酷な状況で働く作業員の"リアル"をリポートする。
○(前略)原発に近付くと、一部崩壊したままの雑草に覆われた家屋やガラスが割れたままのパチンコ店、商品が置きっぱなしのホームセンターが点在する。(中略)
○ 免震重要棟では、防護服を脱いだ作業員たちとすれ違う。20代と思われる年若い作業員も少なくない。作業を終えたばかりか、顔を上気させた青年の姿も。廊下には「Jビレッジ」と同じように所狭しと「がんばれ!福島第一」「負けるな同志たち」などの激励の寄せ書きや千羽鶴で埋め尽くされている。その下の目立たないところには『不当な労働条件、賃金の方は連絡下さい』と厚生労働省からのお知らせが。過酷な労働条件で働かされている作業員たちの目に入っているのだろうか。
○ 報道陣に公開されたのは4号機原子炉建屋。(中略)
その燃料貯蔵プールは、まるで地底湖のように青く、妖しい光を放っていた。濁りのないプールの底には核燃料が整然と。神秘的にさえ感じたが、水がなければ一瞬で死亡するほどの放射性物質を放出する核燃料であることを思い返したら、身震いがした。
この核燃料を、巨大なクレーンで一つ一つつり下げて取り出す。放射線が漏れ出すリスクもあり、「世界で最も危険なUFOキャッチャー」ともいわれるが、4号機建屋で寡黙に働く作業員たちを見ていると、なんとか成し遂げてほしいと強く祈るしかない。(中略」
○ 30歳代の男性に、「作業は時間かかりますね」と声をかけると、紫煙をくゆらせながら「あと100年はかかるんじゃねえか…」
  現場を知っている作業員たちの声に説得力があった。
   (11/12号より抜粋)

.. 2013年11月20日 11:22   No.651005
++ 茨城新聞 (大学生)…88回       
核燃料4体取り出し 廃炉工程、第2期
  1533体移送に1年余 福島第一の4号機

「想定外」は許されず
 福島第一原発4号機の使用済み核燃料プールからの燃料取り出しが始まった。汚染水問題や予期せぬ停電などで「見通しが甘い」と批判を浴びてきた東京電力は、今回の取り出しを「廃炉工程が順調に進んでいる」とアピールできる数少ない機会ととらえ、当面の大きな目標に位置付けてきた。
 作業で懸念されるのは、燃料輸送容器の落下だ。プールのある建屋5階から落ちると燃料が破損する恐れがある。容器が壊れれば、大気中への放射性物質拡散という極めて深刻な事態となる。
 東電は容器の落下以外に、プールの冷却停止や水の漏えい、大地震、火災、容器運搬中のトレーラーの事故など、さまざまなトラブルを想定して対策を講じ、それぞれのケースごとに対応を決めている。だが、トラブルが同時多発したらどう対処するのか。東電は「そんなことは起こるはずがない」という。(中略)
 2年8カ月前の事故は最悪の事態がいくつも重なって起きた。来年末まで続く作業の計画に抜かりがないか、東電には慎重に確認することが求められる。
もう「想定外だった」では済まされない。(11月19日より抜粋)

.. 2013年11月22日 10:38   No.651006
++ 南海日日新聞別冊 (幼稚園生)…1回       
再稼働1号へ 活断層無視
  伊方原発 敷地から6キロ

 四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)は再稼働第1号の最右翼とみられている。その理由の一つが、現時点で敷地内の断層が問題にされていないことだ。しかし、原発の目の前には日本最大の活断層が走る。
 伊方原発も活断層問題を抱えている。原発の敷地からわずか6キロの伊予灘沖には、中央構造線が存在する。西日本を縦断する全長約800〜1000キロメートルに及ぶ日本最大の活断層帯だ。これが動いた時はマグニチュード8級の地震になるともいわれている。(中略)
 だが、四国電は、独自の海底音波調査を盾に、活動時期について「過去1万年は動いていない」と主張した。(中略)
 1996年、岡村真・高知大教授(当時)による海底音波探査調査がこれを覆した。「伊方沖断層は過去6000年間に3回の活動をしている」ことが分かったのだ。四国電は「当時の機械の精度が低かった」と誤りを認めた。(中略)
 そもそも国の新規制基準自体が、福島事故の原因が解明されていない中で作成された不十分なものだ。新規制基準が施行された7月以降の動きも「異常に」早い。「再稼働ありき」の姿勢を感じてならない。
(11月8日より抜粋)

.. 2013年11月22日 10:47   No.651007
++ 東京新聞 (社長)…508回       
福島市長選 現職が惨敗 3大市 全て首長交代
  進まぬ除染 強い不満

 ・福島県内で首長が交代した市:郡山市、いわき市、福島市
                (11月18日より抜粋)

.. 2013年11月22日 10:56   No.651008
++ 東京新聞 (社長)…509回       
JNES統合法成立

 独立行政法人原子力安全基盤機構(JNES)を廃止し、原子力規制委員会の事務局である原子力規制庁と統合する法が15日、参院本会議で賛成多数で可決、成立した。統合は来年3月1日を予定、規制庁は現在の職員約500人から1000人規模に増強される。(後略)(11月16日より抜粋)

.. 2013年11月22日 11:03   No.651009
++ 月刊誌「選択」 (幼稚園生)…1回       
原子力規制委に「不正入札」疑惑
  活断層調査を食い物にする「東大地震閥」

 9月6日(中略)、<本事業は以下の採択事業者との随意契約により実施することといたしました>。
 本事業とは、下北半島の地下構造を解明する物理探査のこと。下北半島の太平洋沖には、南北84キロにわたる長大な「大陸棚外縁断層」があり、それが活断層か否か、国が自ら現地調査に乗り出したのである。その結果次第で、下北半島に立地する東北電力・東通原子力発電所や日本原燃・六ケ所再処理工場は存廃を左右されるとあって、日本のエネルギー政策を揺るがしかねない重要な調査といえる。
○"出来レース"の随意契約
 規制委事務局の原子力規制庁は8月、調査委託先を公募したが、手を挙げたのは「地球科学総合研究所(以下、地球研)」一社しかなく、この時点で随意契約が決まった。(中略)
 ベテラン地質学者が指摘する。「地球研の随意契約には過大見積もりの疑いがある。そっちの狙いの方が大きいだろう」
というのも、過去に同じ地球研へ委託した電力会社の物理探査の費用は3.5億円程度であり、今回の5.3億円の予算額は不自然に過大なのだという。(中略)
 同社の一社応募の結果、随意契約になるよう仕組まれた計画書と言っていい。むしろ、計画書を書いたのは地球研と見た方が自然であり、"出来レース"の疑惑は濃厚なのだ。
○私怨、功名心、そして利権
 活断層の全国調査は04年度までの10年間に138億円の予算がつき、このうち40億円以上が物理探査に費やされている。(中略)
 そこに利権が生まれるのは自然な成り行きだ。下北半島の物理探査も同じ構図の中にあるのだ。
 規制庁によれば、調査報告書は地球研が有識者3人の支援を得て作成するが、その人選、支援内容、謝礼支払いも地球研に一任されるという。(中略)
 電力会社への私怨、学者の功名心、さらには調査費利権が縄のように絡んだ物理探査に、日本のエネルギー政策が翻弄されようとしている。
(11月号より抜粋)

.. 2013年11月22日 11:40   No.651010


▼返信フォームです▼
Name
Email
ホームページ    
メッセージ
( タグの使用不可 )
Forecolor
アイコン   ICON list   Password 修正・削除に使用