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■--国連中心?
++ 伝六 (高校生)…50回          

ある人は国連中心の意味を次ぎのようなことだという。日本国憲法にしたがえば、アメリカと軍事同盟をむすぶことはできない。国連は集団的自衛権を認めているので軍事同盟を結ぶことができる。したがって、安全保障において、国内法たる憲法より国連憲章を優先する。これが国連中心の意味だと。これが国連中心ということの意味かどうかしらないが、あたっているのでないかと思う。人のいい日本人は安全保障条約というのは武力を放棄した日本をアメリカがまもってくれる条約だと信じた。私も人がよいほうらしくて、講和条約締結時にはそういう考えもアメリカには一部あったのでないかと思う。しかし主たる目的はアメリカの国防のためだ。そして国際連合というのは、その発足時においては、日本に対しては国際排日連合であった。政治学者も案外この点を認識していないように思う。「排日の因彼にあり、排日の縁我にあり」反省を忘れてはいけないが、多少は自尊心がないといけない。国連中心でなく、アメリカ中心でなく、日本中心たりうるように努力すべきである。覇的力でなく精神である。
.. 2007年04月12日 22:16   No.65001

++ タク (大学生)…97回       
日本国は可也の国民の税金をこの常任理事国入りのために使っていることでしょう。これだけ増税で苦しむ国民が負担する血税は、客観的にみても、5カ国同様に「拒否権付常任理事国」に就任するに値する拠出をしているのは確かです。
だが、国連を絶対視していいのであろうか。国連そのもの自体第二次世界大戦の戦勝国でその権能に期待して果たしていいのであろうか。日本が税金を使って国連に拠出している年額は、アメリカ以外の常任理事国4カ国の拠出金を全て合算した金額よりはるかに多く、現在191ヶ国が加盟する国連の経費の約2割を、日本からの拠出しているのです。なのに、国連憲章には、日本は、約60年前に連合国と交戦状態にあった国を敵国と定め、それら敵対国への対応について、当時のままの敵国条項での条文が、現存されたままになっているのですよね。

.. 2007年04月13日 05:59   No.65002
++ 伝 (中学生)…32回       
日本にとって、敵国条項の持つ意味は二つと思います。ひとつは日本の北方領土については、ヤルタ協定を是認するということ。(国際法にはよらない)これについては、アメリカとの講和では北方4島は日本の領土となったのですが、ソ連とはついに講和できなかった。ヤルタは米英とソ連の間の約束だから、米英とソ連の間でどこまでが、千島列島かを決めるべきなのだが、もともと講和の前に、日本の領土の千島列島を、参戦したら、ソ連にやるというのだから、野蛮な話だから、アメリカもこれでおしまいということにしたのだろう。この点、国連は出発点において非文明的なことを是認している。二番目は、極東地域で日本の侵略政策の再現にそなえる措置をとることを認めている。このとりきめは歴史の誤解にもとづいているので、あらためねばならない。これはしかしもっとも日本側の資料に接しうる日本の歴史家が侵略一点張りで日本近代史を書くから、そういう論文を英文で発表すれば、西洋の歴史家はやっぱり日本の侵略かと思うであろう。満洲事変以後の歴史については、体験的に認識したウソは言わない石原莞爾の証言を歴史家は研究すべきである。
.. 2007年04月14日 09:53   No.65003
++ タク (大学生)…98回       
日本を「侵略者」として非難する民主主義諸国の世論も純粋に人道的とはいえません。米英両国の軍隊と砲艦が自国民の生命財産を守るために中国の「盗賊」を攻撃したとき、両国の世論は中国人を野蛮人と呼んで非難しました。イギリスとアメリカの国民は忘れているようだが、日本人はよく覚えています。ところが、日本が同じように「盗賊」を攻撃すると、同じ国民が日本人を野蛮人と呼ぶのです。そこで日本人は、こうした非難は日本の行動に対してではなく、人種に向けられたものだという結論に行きつくのです。中国人もリットン報告を読めば、同じ結論に達したでしょう。国際連盟がリットン報告を受け入れ、連盟とアメリカが満州合衆国として承認しなかったことから、日本は連盟を脱退したのです。

.. 2007年04月14日 18:03   No.65004
++ 伝 (中学生)…33回       
参考までに、国連憲章第107条「この憲章のいかなる規定も、第二次世界戦争中にこの憲章の署名国の敵であった国に関する行動でその行動について責任を有する政府がこの戦争の結果としてとり又は許可したものを無効にし、又は排除するものではない」千島列島の占領について責任を有する政府はソ連とアメリカで、連合国はそれが正義と国際法にもとるものであっても認めるというのです。それはちがうという人があったら言ってごらんなさい。日本の降伏後、すぐにアメリカとソ連が喧嘩をはじめたから、北方領土問題はついに今にいたるまで解決していません。したがって第107条は日本にとっては死文とはいえないのでないか。もとはといえば、フランクリン・ルーズベルトが、ソ連が日本との戦いに加わったら千島列島をやると言ったことから、でてきた問題だから、日本が認めなければ、国際法からはソ連の領土にはならない。しかし講和条約で北方4島をのぞく千島列島を放棄したから、日本はもとにかえせとは言わない。しかし北方4島については冷戦のおわった段階でアメリカにご登場ねがって解決してもらったらよかったのだが、それができなかった。大半の日本人は北方領土問題の由来をしらないと思うから書いた。
.. 2007年04月16日 21:24   No.65005
++ タク (大学院生)…100回       
北方領土、尖閣諸島や竹島の問題は日本もきちんとした領土に対する考え方を持っていないといけないと思うのです。だが、北方領土に関しては少し経緯を知る必要があります。ようするに、第三者によってケンカさせられているのです。この認識無しに、北方領土返還と叫んでも、埒があきません。

アメリカは、ロシアと日本が仲良くなるのが気に食わないのです。アメリカはロシアが日本に日ソ不可侵条約を破って日本に宣戦布告して北から攻めれば北方領土をロシアにあげると約束しました。日本が北方領土を返してくださいとアメリカに頼んでも自分でロシアから取り返せばいいと言いますし、ロシアに返して下さいと頼んでもアメリカから貰ったので返す必要がないと言うのです。

アメリカに助けを求めること自体が、無理な話です。問題は、一体誰のせいでケンカをさせられているのか?正しい認識を双方が理解する事です。ロシアは、北方領土で得したと思っているけど、本当は日本がロシアと仲良くするのが気に食わなくて、アメリカが日本とロシアをケンカさせているのだという認識を広めなくては、北方領土は返還されないでしょう。

.. 2007年04月17日 06:27   No.65006
++ 六 (小学校中学年)…19回       
日ソ中立条約を破って、日本を攻めたことに対して日本人は怒りを感じるわけですが、ロシアは条約を破っても平気な国です。日本は約束を守る国だから、平和条約を結ぶとロシアを攻めることはできない。ロシアは平気でせめる。ロシアとの平和条約はそんな不利な条約です。そのことに対する賢人の忠告がなかったわけではない。だから、そういうことは予想していなければならなかった。でも渦中にいるとなかなかできないのかもしれません。しかしあの戦争ではロシアが単独で約束をやぶったのではない。、ヤルタ協定はスターリンとルーズベルトの密約であって、トルーマン副大統領は知らなかった。たしかルーズベルトがなくなったあとで、金庫をあけたら、その文書がでてきたのだったと記憶しています。それで、ドイツ降伏から三か月たつ頃にスターリンはアメリカ等から参戦の要請をしてほしいという手紙をだします。トルーマンは困ったらしいです。中立条約を破って参戦するようなことをすすめるわけにはいかない。しかし約束は約束だから、参戦の言い分を考えてやって、それに対して認めるというような趣旨の手紙を書きます。そこでスターリンは「連合国の要請により、平和をすみやかならしめんために」とか何とか言って日本に宣戦布告するわけです。つじつま?をあわせるのになかなか苦心しています。それで、日本人のなかには、ソ連は平和のために日本を攻めたと思っているかのようなことを言う人が過去にいました。今でもいるかもしれません。おめでたいのか底抜けのうつけ者だかということになるのですが、おそらくは真面目に考えていなかったのでしょう。または迷信に類することでしょう。条約を守るのは国際常識ですが、連合国はその常識を無視した。それに偽善的理由をつけたのです。国際間には偽善主義がなかなかあります。露悪主義(たしか漱石が露悪などという言葉を製造していたと思うのですが。露というのはロシアの露ではありません)も感心しないけれど、感じが悪いだけで、実害はむしろ少ないと考えます。
.. 2007年04月18日 21:56   No.65007
++ タク (大学院生)…101回       
ソ連が仲介とする和平工作というのは非常に微妙で、日本の敗戦が濃くなってきて急に出たものではなく、戦争が始まって間もなくすでに始めていたのです。日本の当時の政府首脳たちは、実に不可思議なぐらいソ連に対する親近感を持っていて、ソ連とは日ソ不可侵条約を結んでいるのでソ連を仲介とする和平というのが可也早くから考えられています。この中心人物が木戸幸一で、これに反対するのが皇道派の流れをくむ人達です。つまり、近衛文麿以下、小畑敏四郎、石原莞爾、吉田茂です。こういう人たちはソ連を仲介とする和平には反対であるということをはっきりと言っています。

とにかく木戸幸一を中心としたソ連に仲介を依頼する工作が、昭和19年ぐらいから始まっているわけです。そういう工作の一端がこの6人の戦争指導会議に持ち込まれています。そこで、鈴木内閣の戦争指導会議の6人は、いざというときにはソ連を仲介とする和平工作をやるということを6人だけの秘密の条件として決めている訳なのです。

.. 2007年04月19日 06:11   No.65008
++ 伝 (中学生)…34回       
国連憲章第53条には、「・・・この敵国における侵略政策の再現に備える地域的取極において規定されるものは、関係政府の要請に基いてこの機構がこの敵国による新たな侵略を防止する責任を負うときまで例外とする」という文言があります。これによれば中国等は日本に侵略政策の再現とみられる兆候があったならば、武力攻撃を含む強制行動ととってもよいというのです。現実にはないでしょうが、条文によればそういうことです。こういう条項をいまだのこしていることは国連は誠実性を欠いた機関?と言わざるを得ません。この侵略政策ということについては、中国とはちがった意味で、日本人はたしかな歴史認識をもたなければならない。中国では政策によって歴史を曲げているけれど、日本では現在将来のために事実を認識すべきです。
.. 2007年04月20日 20:02   No.65009
++ タク (大学院生)…102回       
リットン報告は日中双方の責任を問題にしています。すなわち、中国は後れすぎであり、日本は行きすぎているというのです。同報告が提示したこのフォーミュラは、民主主義諸国の世論には、平和を促進し侵略に反対するための国際協力の第一歩として受け入れられたようです。しかし、日本には裏切られたと感じ、一方中国は報告が信じられなかった。アジアと中国に覇権と勢力圏を維持しつづける連盟加盟大国が、日本を非難するのは自分の利益がからんでいるからだ、と日本は考えました。日本の立場でみると、欧米自身が侵害しているのです。白人等はいままで日本の勢力圏と認めていた地域に、自分たちの支配を広げたいだけなのです。

.. 2007年04月22日 07:48   No.65010


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