|
.「福井から」大飯原発が9月15日停止。これ以上、大地や海を汚さないで | 原発停止で核燃料の熱量が下がる.安全になる。これに再び火をつけてはいけない。
○私が住む福井市のマンションの裏には、田園が広がっています。稲の取り入れが済んだ田の縁には、もみ殻の袋が積み上げてあり、その先にはそばを植えた田があります。福井の秋の田園風景です。この、のどかな風景と、原発銀座と呼ばれ、311後に唯一原発の再稼働を許してしまった県という存在とのミスマッチに戸惑います。 ○若狭という狭い地域にもんじゅを含めて14基の原発がある福井県。この若狭で重大な原発事故が起きれば、近畿の水がめである琵琶湖を汚染し甚大な影響が出ます。以前、美浜原発近くから飛ばした風船は、5時間強という短時間内で群馬・栃木などの関東圏にまで飛んで行きました。もし放射能だったらと思うとぞっとします。 大飯原発が稼働していた1年3ケ月、「福井の豊かな大地・海・山を汚染させてはならない。福井が放射能を振り撒く加害県になってはならない」と思いながら運動をしてきました。でも、どの様にしたら、県民がこの危うさに気付くのだろうと考え悩む日々でもありました。それは今も同じです。 ○9月15日の福井集会に来て下さった広瀬隆氏から「今、大飯原発が日本で一番危ない。燃料の熱量が恐ろしい。1年止めれば熱量は100分の1にまで下がる。大飯が昨年7月に再稼働していなければ、今頃は燃料をドライキャスクに入れることもできた。福島ではキャスクに入れた燃料棒は海水を被っても無事だった。再稼働とは再び燃料に火をつけること」という話を聞きました。原発を止めておくことがいかに重要であるかを改めて認識しました。大飯3,4号以外の48基の原発の燃料棒は今なら、キャスクに入れる事ができる程に熱量が下がっているということになります。それに火をつけようとする再稼働の動きを阻止しなければなりません。未来を守るために。 ○原発の再稼働、特定秘密保護法、憲法改正などの一連の動きで、日本の民主主義の根幹が崩されようとしています。日本の未来を本当に守ることができるか否かの瀬戸際に今、私達はいるのだと思います。先ずは諦めない。できることを、力を合わせてやっていくしかないと思っています。
.. 2013年11月11日 08:13 No.646001
|