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■--欠陥貯水池に雨水移送
++ 東京新聞 (社長)…476回          

 福島第一、台風対策窮地に
 (10月24日 より抜粋)

 台風27号が近づく中、東京電力は二十三日、福島第一原発のタンク群周りの堰(せき)にたまる雨水を移送する先が十分確保できないため、四月に水漏れが起き、信頼性が失われた地下貯水池を使う方針を明らかにした。池をめぐっては、東電の広瀬直己(なおみ)社長自らが今後は使わないことを約束していたが、他に手段がない状況に陥った。(中略)
 東電は、排出基準を超える放射性物質が検出された堰内の水は、雨水用に用意した四千トン分のタンクと、2号機のタービン建屋地下に移送すれば、十分に対応できると説明してきた。
 しかし、いざ台風が来ると、堰内にはあっという間に雨水がたまり、十六日の台風26号の際にたまった雨水はタンクの容量を大幅に超えていた。(中略)
 貯水池には三層の遮水シートがあるが、危険な処理水を安定的に貯蔵するようには造られていなかった。広瀬社長は今後使わないと明言していたが、守れないほど現場の状況が苦しくなった。
 既に台風26号では、汚れていない池の一つを「緊急的な対応」として移送先に使った。今週末には27、28号が同時に来襲する可能性が高まり、他の二つの池も使う方針を決めた。
.. 2013年10月27日 10:35   No.635001

++ 東京新聞 (社長)…477回       
疑念招く「非公開」 規制委員長、汚染水問題で東電社長と面談へ
 (10月24日より抜粋)

 トラブルが相次ぐ東京電力福島第一原発の汚染水処理で、原子力規制委員会の田中俊一委員長が、東電の広瀬直己(なおみ)社長と初めて面談することになった。非公開にし、疲弊している現場の混乱や抜本的な対策を、率直に話し合うという。ただ、問題は面談で柏崎刈羽(かりわ)原発(新潟県)の再稼働審査にまで触れることだ。密室で再稼働の道筋をつけるようなことがあれば、規制委への信頼は大きく揺らぐ。(後略)

(同)『核心』 なれ合い反省どこに。

・・・公開すると率直な意見交換ができない、協力会社や幹部社員の名前が会話の中で出ることも考えられる--と事務局職員は説明。(中略)そもそもトップ同士の面談は、規制当局としての信頼にかかわりかねないと、規制委側が慎重になっていた。昨年9月までの規制機関だった原子力安全・保安院が水面下で原発推進に手を貸し、強い批判を浴びた反省からだった(中略)。田中氏(委員長)は会見で理解を求めたが、国民の懸念を招きかねない。ぬぐうためにもガラス張りの対応が求められる。

.. 2013年10月27日 12:08   No.635002
++ 日刊ゲンダイ (小学校中学年)…19回       
川や森から…放射能汚染物質大量流出 台風直撃で東京湾が危ない!?
 (10月18日より抜粋)

 この10年で最も強い台風26号が関東を直撃。多数の死者・行方不明者を出したが、その影響は思わぬところまで及んでいた。“東京湾”である。
 京大の研究グループによると、東京湾の放射能汚染は2014年3月まで悪化し続け、その後10年間は同じ状態が続くという。湾口が狭いため、一度汚染してしまうと浄化されるまでに時間がかかるのだ。
 原因となる汚染物質は山から流れてくる。環境ジャーナリストの天笠啓祐氏が言う。「林や森にたまった放射性物質は除染できません。山林は範囲が広いですから人の手で作業していくのは困難です。ずっと汚染されたままになる。木の葉や土と一緒に河川に流れ込むことになります。」(中略)

土砂ごと流され撹拌されて海へ

 しかし、台風で崩されれば、海まで流れ込んでしまう。「特に、今回は相当水量が増えましたから、汚染物質は土砂ごと流された危険性は高い。しかもそれを台風が撹拌するから汚染範囲も広がります。湾内はかなり危ない状況ですね。そもそも、汚染物質についても、測定されているのはセシウムのみ。東電が放出した放射性物質は、1000種類といわれてますから、ストロンチウムやトリチウムなどの影響は計り知れない。細かな調査が必要です」(天笠氏)
 東京湾は規制の対象外。潮干狩りや海水浴、五輪ではトライアスロンの会場になる…大丈夫なのか。

.. 2013年10月28日 06:07   No.635003
++ 東京新聞 (社長)…478回       
核不使用ようやく誓い 日本、国連声明に初参加
  3度見送り、被爆者ら批判

 核兵器の非人道性と不使用について訴える、日本やニュージーランドなど125カ国が参加した共同声明が21日午後(日本時間22日午前)国連総会第一委員会(軍縮)で発表された。唯一の戦争被爆国である日本の参加は初めて。
   「核の傘 依存転換を」 「原発も廃絶すべき」
 日本が核兵器不使用と非人道性を訴える声明へ初めて参加したことに、被爆者らからは「日本もやっと参加した」と評価をする一方で、一刻も早く核廃絶への道筋を示すよう求める声が上がった。
 「今まで参加していなかったことが異常で、遅かったくらいだ」。日本原水爆被害者団体協議会(被団協)事務局長の田中てる巳さんは強く批判。「日本の参加は当たり前。日本は米国の核の傘に依存する政策を改めるべきだ。核抑止力とは核を使うということなので、転換する必要がある」と指摘した。(後略)
(10月22日より抜粋)

.. 2013年10月29日 10:53   No.635004
++ 東京新聞 (社長)…479回       
6カ所基準値超え ストロンチウム最大71倍 堰流出汚染水

 東京電力福島第一原発の地上タンク群の周囲に設けた堰から、降雨の影響で水が相次いであふれた問題で、東電は21日、東電が定めた排出基準を超える放射性のストロンチウム90がうち6カ所の堰で検出されたと発表した。放射性物質を含む汚染水が付近の側溝に流れ込み、外洋に流れ出た可能性がある。
 最も濃度が高かったのは、1リットル当たり710ベクレルで東電の基準(同10ベクレル)の71倍。6カ所中、4カ所では法定の基準(同30ベクレル)も超えた。降雨の後に測ったため、いずれも漏れ始めた時点より濃度が薄まっているとみられる。(中略)
 しかし、堰の高さは約30センチしかない。しかも、区画の面積の多くはタンクが占めるため、堰内の水位は降雨量のざっと3倍のペースで上がる。(後略)  (10月21日より抜粋)

.. 2013年10月29日 10:58   No.635005
++ 週刊金曜日 (幼稚園生)…1回       
東電破綻処理の議論再燃か
  凍土方式の杜撰さ浮き彫り ―実績なし、長期的メンテナンスは困難―

 福島第一原発の汚染水問題で、経済産業委員会の閉会中審査(9月27日、30日)において、政府の目玉対策である「凍土方式」の杜撰な決定過程が明らかになった。320億円の国費が投入される「凍土方式」は、同原発をはじめ原発建設を多数受注してきた鹿島が提案、今年5月の汚染水対策委員会で最終決定したものだ。
 しかし原発事故当時、首相補佐官だった民主党の馬淵澄夫元国土交通大臣は、汚染水対策の責任者として「粘土の地下遮水壁」(推定事業費1000億円)に決定したが、2011年6月の記者発表は延期され、補佐官の辞任後、計画自体の実行も見送りとなった。
 "馬淵案"を予定通り進めておけば現在のような深刻な汚染水漏れを招くことはなかったのは明らかだが、30日の委員会で馬淵氏は、入れ替わるように浮上した「凍土方式」の決定過程について問うた。(中略)
 政府の報告書には「(凍土壁を造っても)長期的なメンテナンスは困難になるがゆえに、その後は比較的高い遮水能力があり、維持管理が簡単な粘土による遮水壁に入れ替えを行うことも検討するべきだ」と書いてあることも判明。「凍土方式」はあくまで"一時しのぎ"の対応だったことも露呈した。
 不適切な工法選定を招く諸悪の根源は破綻処理の議論を再燃させたくない政府の場当たり的姿勢と、安全よりもコストを重視する東京電力の経営体質にある。(中略)
 6日の民放番組「新報道2001」では、馬淵氏がリスクの過小評価につながる現在の東電の経営形態を問題視すると、自民党の塩崎恭久政調会長代理は分割案を提案。秋の臨時国会で、東電破綻処理の議論が再燃するのは確実だ。
  (10月11日963号より抜粋)

.. 2013年10月29日 11:08   No.635006
++ 東京新聞 (社長)…480回       
事実を隠す首相の発言  田畑かず子

 また安倍晋三首相が国際的な舞台で事実誤認発言を行った。本紙によると、熊本県水俣市で9日開かれた「水銀に関する水俣条約」の外交会議の記念式典で、「日本は水銀被害を克服した」旨をビデオメッセージで発言したのである。
 水俣病被害者から反発の声が出たが、当然である。発生時から関心を持ち続けた私も怒っている。途上国に約1950億円の援助を約束したが、自国では水俣病をまともに認定せず多くの被害者を絶望させてきたのだ。自国の国民を粗末に扱い、国際舞台で見えを切る人は首相として信頼できない。
 首相は2020年夏季五輪招致のプレゼンテーションの場でも、福島原発の汚染水漏えい問題で「状況はコントロールされている」などと大言壮語した。だが、各新聞社の世論調査によると、国民のほとんどがそうは思っていない。政治家として「ウソも方便」は恥ずべきことだ。(10月19日「読者の声」より)

.. 2013年10月29日 11:18   No.635007
++ 朝日新聞 (部長)…218回       
東電、除染費支払い拒否 74億円 国も黙認 2月時点
  公費投入 責任棚上げ
         (10月27日1面トップ記事の見出しのみ)

.. 2013年10月29日 15:09   No.635008
++ 東京新聞 (社長)…481回       
除染費負担を全面拒否 「賠償と二重払い」主張 東電

 東京電力が、数兆円に上ると想定される福島第一原発事故による放射能汚染の除染費用を全面的に返済しない方針を政府に伝えていることが分かった。費用は政府が復興予算から立て替え払いし、東電が後に返済することが法律で定められている。しかし、東電は「家や土地に対する損害賠償に加え、除染費用まで払えない」などと主張。このまま返済が滞れば、復興予算に穴があく事態もあり得る。
 東電は政府が4回にわたって請求した除染費用403億円のうち67億円しか払っていない。(後略) (10月28日より抜粋)

.. 2013年10月29日 15:16   No.635009
++ 東京新聞 (社長)…482回       
東電責任逃れ 除染費用支払い拒否 賠償との重複は一部

 「除染費は賠償に含まれているから、これ以上は払わない」。東京電力は、福島第一原発事故に伴う除染費用の支払いを拒否するため、こんな理屈を持ち出している。だが、費用が重複しているとの東電の主張が正しいとしても、それは除染のごく一部の話。それを根拠に、全体の責任を免れようというのは筋が通らない。
 東電は、汚染された土地や住宅に対し、価値の目減り分の損害賠償を始めている。目減り分は、除染によってある程度回復するから、さらに除染費用も負担すれば、賠償した分が「二重払い」になるとの主張だ。
 確かに、個別の家屋だけなら理屈は通るかもしれない。ただし、避難を強いられている住民たちが帰還できるかどうかは、公園や道路、公共施設、農地など生活圏全体の汚染が取り除かれてこそ。
 大きな袋に詰められた除染廃棄物は各所に山積みになっており、その処分が終わって、初めて、除染が終わったといえる。
 これらは不動産への賠償とは別の話で、東電はまだ責任を果たしていない。
 たとえ家屋の除染が終わっても、周辺の山林や沢などが汚染されたままでは、家の中まで放射線が飛んできてしまう。一度除染しても、水の動きなどで再び汚染されてしまう事例もある。
 国の最初の請求から1年近くたっても、東電が支払ったのはごく一部。万が一、東電の理屈が通るようだと、政府が予算を立て替えている除染費用は、政府が被害者に請求するおかしな事態にもなりかねない。(10月28日より)

.. 2013年10月29日 15:23   No.635010


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