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福島第一 原発沖1キロ 汚染水漏れ影響か
東京電力は10日、福島第一原発の港湾外の海水で、放射性セシウム137が1リットル当たり1.4ベクレル検出されたと発表した。陸側から漏れた汚染水の影響の可能性がある。東電は国に通報した。(後略) (10月11日茨城新聞より抜粋)
◆海洋汚染制御できず 港湾外セシウム 国際的信用問題にも
東京電力福島第一原発の港湾外で放射性セシウム137が検出された。「影響は港湾内で完全にブロックされている」と世界に向けて表明した安倍晋三首相の発言が否定された形で、事態を放置すれば国際的な信用問題に発展しかねない状況だ。(中略) 第一原発では1日推定300トンもの汚染水が港湾内へ漏れ出ており、東電は放射性物質の汚染拡大を抑えるため「シルトフェンス」と呼ばれるカーテンを港湾内に複数設置。しかし、シルトフェンス外側の港湾内東側で8月、セシウム137が1リットル当たり6.6ベクレル検出。港湾内の海水の半分は1日で港湾外と入れ替わっており、専門家の間では外洋への流出が指摘されていた。 東電は8月中旬に港湾外の3カ所で測定を開始。これまで検出限界値未満が続いていたが、今回初めてセシウムが検出されたことで、港湾内で「完全にブロック」できていないことが数値でも裏付けられた。 大規模な汚染水の海洋流出を指摘してきた東京海洋大の神田穣太教授は「早急に海への漏出ルートを突き止めるべきだ。凍土遮水壁の建設を待つのではなく、海へつながるトレンチから汚染水を抜き取る対策を検討してほしい」と訴えた。(10月11日より抜粋)
.. 2013年10月12日 07:01 No.625001
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