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◆「福島に関心持ち続けて」 ビキニも翌年 風化始まった 1954年に太平洋・マーシャル諸島のビキニ環礁で米国が実施した水爆実験で被ばくし、古里を追われた島民の取材を続けるフォトジャーナリストの島田興生さん(73)=神奈川県葉山町=らが東京電力福島第一原発事故で被災した福島とのつながりを深めようと活動している。 昨年4月に「ビキニふくしまプロジェクト」を発足させ、写真上映と講演を中心に各地で開いた集会はこれまで20回近くになる。原発事故から2年5カ月が過ぎても約15万人が避難を続ける福島と、遠く離れた核実験の被災地は重なる部分が多い。「ビキニを忘れるな」「福島を風化させるな」と呼びかけている。(中略) 島田さんたちがプロジェクトに取り組んだのは「ビキニも次の年には風化が始まった。福島と結び付けて何かしたい」と思ったからだ。(中略) 神長倉さんも「福島から離れれば離れるほど、事故が風化しているように感じる。復興はまだ手つかず。関心を持ち続けてほしい」と話している。(8月17日より抜粋)
.. 2013年09月30日 12:31 No.617001
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