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■--(無題)
++ 柳田 真 (課長)…171回          

東電は過度現象記録装置のデータを出すべきだ
 |  (航空機のボイスレコーダーの役割を果たすもの)
 |  都合の悪いことを隠す常習犯の東電体質
 └──── (たんぽぽ舎)

 ○ 9月15日の「プロメテウスの罠=追いかける男(5)すべてをさらけ出せ」(朝日新聞)は注目すべき記事を載せている。過度現象記録装置のデータを東電は隠さないで出すべきだというもの。反原発の運動をしている人はぜひ読んでほしい文だ。
○ その要点を記す(半分ほど省略) 最後の文にも注目
7月10日午後、東京・千代田区。木村俊雄(49)の記者会見。
「何があったのか、東京電力は包み隠さずに出すべきです。なぜこれほど分かりづらくデータを出すのかが理解できない。いったい何があったのか、データで説明してくださいといっているだけです」
 まず出すべきだと考えるのが過度現象記録装置のデータだ。会見で木村は何度もその名を出した。
 プラントの主要データのすべてを100分の1秒周期で記録、保存している装置だと説明し、「航空機のボイスレコーダーの役割を果たすものです」
 さらにこう強調した。
 プラントの挙動を把握するにはこの装置が記録した原子炉の出力、圧力、水位、温度、炉心流量・再循環系データ、給水系データ、主蒸気系データ、格納容器圧力を同一の時間軸上に並べる必要がある。
 福島第一原発で「炉心屋」をしていたとき、木村は毎日のように過度現象記録装置の部屋に行き、生データを見ていた。プラント挙動の把握にはそれが最適だった。
 ところが原発事故のあと、そのデータが断片的にしか出ない。木村は疑問を感じた。原子力規制委員会に過度現象記録装置を知っていますか、そのデータが役に立ちますよ、とメールしたこともある。(中略)
 外国通信社が「なぜこのタイミングで会見を?」と聞いた。木村の言葉に力が入った。「いま原発の再稼働に関する安全審査が始まろうとしています。原因究明が終わっていない段階で再稼働するなんて愚かな行為です」。それを知ってほしいために会見を開いたのだ、と。

.. 2013年09月20日 11:49   No.613001

++ 柳田 真 (課長)…172回       
経産省が嫌がったこと−あるエピソードから
 |  抗議集会の想定外の効果について
 |  9・30行動の想い出
 └──── (たんぽぽ舎)

○ 「スペースたんぽぽ」の講座で時折り出る質問がある。それはデモや集会の効果についてどう考えていますか(思っていますか)というもの。
 それについて、9・30JCO臨界ヒバク事故(茨城県東海村で1999年9月30日に起きた日本最大の原子力事故―3・11後はこちらが最大になったが―)が近づくにつれて想いだす一つのエピソードがある。
○ 8〜10年前、故・望月彰さんと共に私は国会議員の部屋で、経産省の役人1人と打ち合わせをしていた。その打ち合わせが終わり、ホッとした雑談的時間帯に、その役人が言った。「毎年の経産省別館前での9・30集会、あれをやめてもらえませんか。臨界ヒバク事故の担当役所は内閣府なので(当時の役所の分担)、やるとしたら、内閣府の前でやるほうが合っているんではないですか」と真面目な顔でそう言われて、正直びっくりした想い出である。
○ 経産省役人と別れた後、望月さんと2人で話した会話。
  ・あの発言は当時の経産省の空気を代弁してるね。
  ・ウン、そうだね。彼一人の思いつき発言ではなさそうだね、あんなに効果があったんだね。
○ それにしても私たちの抗議集会(最盛時400人、以後毎年減少しつつも毎年9月30日実施)が「天下の経産省に対して、こういう風に響いているんだと、改めて抗議集会の「想定外の効果」について感じさせられた、小さな出来事(エピソード)でした。

○ 今年の9・30行動(14周年)のお知らせ(参加歓迎)

 日 時:9月30日(月)
  第1部 10:00〜11:00 経済産業省別館前で追悼と抗議行動
     参加者の経産省への申し入れ、歓迎します。(地下鉄霞が関C2出口)
  第2部 19:00〜21:00 講演と集会
    講 演:『核の事故、負の連鎖、そして将来への危機』
    講 師:山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表) 参加費:800円
    会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 主 催:9・30臨界被曝事故14周年東京圏行動実行委員会
 連絡先:たんぽぽ舎内 TEL 03-3238-9035

.. 2013年09月20日 14:13   No.613002
++ 盆子原國彦 (幼稚園生)…1回       
日伯原子力協定締結反対運動
 |  ブラジル国内6ヵ所で署名提出
 └──── (ブラジル被爆者平和協会)

 日本とブラジルの原子力協定締結への反対運動の一環として9月13日、ブラジリアにある日本国大使館、それにブラジル各地にある日本国総領事館、また東京都のブラジル大使館に反対署名文を届ける運動が、「原発のないブラジル連合と」日本の市民団体が連携し、1987年にブラジル、ゴヤス州ゴイアニア市で発生したセシューム137汚染事故の日に合わせて行われた。
 署名は日本115団体、ブラジル107団体、世界20か国のノーベル受賞者など30人の合計252に上がっている。
 サンパウロでは、12:30分からパウリスタ通の、ガゼッタ新聞社の前で、署名文を配り、一般の方々の署名を集め、その後2時頃サンパウロ日本国総領事館に3人の代表が署名を届けた。

署名文は次の通り

「日本とブラジルの原子力締結に反対します。日本政府はブラジル政府と共にブラジルでの原子炉新設などの為の、原子力協定を結ぼうとしていると報道されています。
 しかし、未だに福島、東電原発事故の事故原因すら満足な究明が行われておらず、これまでの原発事故の総体を問い返さなければならない段階にあります。日本の世論は原発の新設は勿論、既存の原発再稼働に反対しています。
 日本は福島、東電原発事故による放射能汚染により、世界の環境に深刻な被害を与えました。今なお、福島原発からは大量の放射能が世界に放たれており、日本政府は放射能汚染を制御できていません。
 このような中でなぜ日本の原発技術で国外に原発を作ろうとすることができるのでしょうか?
 世界はこの原発輸出を国内で原発を作れなくなった原発メーカーのための、日本政府による救済策としてみることでしょう。
 ブラジルでは最大の人口集中州であるサンパウロ州とリオデジャネイロ州の真ん中に位置する、アングラドスヘイスにおける原発での事故にたいする懸念が高まっています。そのような中で、人々は原発ではなく、より危険の少ないエネルギーの発展を求める声が高まっています。
 日本がブラジルや世界に貢献できる技術は再生可能エネルギーの協力など他にあるはずです。この運動に賛同した日本とブラジルの市民組織は日本政府とブラジル政府による原子力協定の締結に反対します」

.. 2013年09月20日 14:22   No.613003
++ 柳田 真 (課長)…173回       
.20人の集会・デモを何年も続けて
 |  …東京圏の2011年3・11以前(例えば1月、2月)のデモの人数です)
 |  全国各地で苦労している多くの皆さんへ!  
 └──── (たんぽぽ舎)

○私は2011年11月の再稼働阻止全国ネットワーク結成以来の1年弱、全国各地に出かける機会が格段に増えた(いかざるを得ない例もあり)。多くの知人、友人が全国各地にできて嬉しいが、同時に全国各地で苦労して反原発、脱原発の行動
をしている人々のナマの声、悩み(喜び)も聞いた。
○その悩みの一つは、東京の首相官邸前行動(毎週金曜行動)や経産省前テントにならって、全国各地でも創意工夫して金曜行動(または○曜日行動)を続けているが、当初と比べて最近はデモ参加人数が減って、悩みつつやっているーと。
○実はたくさん集まっているようにみえる東京でもいろいろな悩みがあります。
首都圏反原連の毎週金曜行動も最近は人が減少して、2〜3000人台だし、(たんぽぽ舎が1班〜5班体制でまく当日ビラも最近は1500〜1600枚へ減少。現在72号です)、内容がマンネリとの評も出ています。東京圏は何しろ人口が多い。東京、
千葉、埼玉、神奈川県の首都4県で2200万人以上。一つの国並みです)。
○2011年3月11日、東京電力福島原発事故後は参加人数が1000人⇒1万人⇒6万人(9月の明治公園)⇒10数万人と爆発的に伸びたが、しかし、3月の前=1月、2月の東京の定例デもでも(東京圏の主な反原発団体共同で実施していたもの)
は平均20人くらいでした。(たんぽぽ舎も2〜数人で参加)。これが当時の実力であった。それをこりずに数年間〜10年間以上続けてきた。持続する志であった。
CO2の問題に移行するグループも出て人数が減って苦労しつつ、20人くらいでやり続けた時代があって、その上に今の時代、今のデモ人数がある。

.. 2013年09月21日 06:47   No.613004
++ 上岡直見 (幼稚園生)…1回       
.皆様 最近の情報をお知らせします。
 | 【記事】「2020年東京オリンピックは原発再稼動が目的」
 └──── 環境経済研究所(技術士事務所)

こちら

 安倍首相はIOCで「状況は制御されている」と述べたが、破損燃料がどうなっているかさえ確認できていないことは世界中の人が知っている。いかに好意的に解釈しても虚偽説明である。これだけ恥も外聞もなくオリンピックを招致した
目的は、祝賀ムードで福島の問題を覆い隠すためであることは誰でも察知していることだが、より大きな目的は原発再稼動である。なぜわざわざ屋外競技に不適な、しかも日本人選手にとっても有利ではない猛暑の時期に開催するのかを考え
れば推定がつく。
 電力の需要予測がどのように決まるかは筆者の過去記事[1][2]で解説したことがあるが、電力会社の長年のノウハウの蓄積があり非常によく当たる。曜日や気温などだけでなく「高校野球の決勝戦」といった要素も電力需要に相当な影響を及ぼすので、電力会社では事前に供給力を準備している。これがオリンピックになればどのようなことになるか容易に想像がつくだろう。「電力不足で競技に支障を来たしたら国の恥」という理由がつけられる。今年の夏は猛暑でも「でんき予報」が話題にならないほど電力需給は安定したが、これでは原発を再稼動する説明がつかない。「経済が崩壊する」という脅しも2年目になりほとんど説明がつかない。あとはオリンピックだ。

<上岡直見記者のプロフィール>
JanJanニュース創立から参加している。交通政策・環境政策がテーマ。
「政治談議」でなく論理と数字で評価することを重視。

.. 2013年09月21日 06:57   No.613005
++ 原田裕史 (小学校高学年)…21回       
現在、日本で動いている原発はありません!
 |  (壊れて収束作業中の原発はあります)
 └──── (たんぽぽ舎)

事故の危険性

 日本列島は世界でも最も地震の多い地域です。そこに50基もの原子力発電所がひしめいています。狭い日本、一度事故が起きれば、避難も困難であることは福島第一原発事故で経験した通りです。
 原発から30km圏内は避難計画は「未策定」6割超となっています。
 (東京新聞 7/9)
 福島第一原発事故でさえ、最悪の事態は避けられたというのが多くの専門家の意見です。もしも事故が起きたら避難できるのでしょうか。住民の健康と財産を守ることができるでしょうか。

そもそも福島第一原発事故はまだ収束していない

 貯水タンクからの汚染水漏れが連日報道されています。クレーンが倒れたり作業によっては周辺地域の放射線量が増えたりもしています。
 放射線作業は5年平均で年20mSvの制限があります。制限を超えると働きたくても働けなくなります。再稼働しようとすると、検査等で人が必要です。その分福島第一原発収束作業に携わる方の負担が増えることになります。再稼働より福島第一原発事故の収束が優先でなければ困ります。

「トイレの無いマンション」

 原発で使用した核燃料はその後の始末に困ります。地層処分を検討中ですが、地震も多く地下水も豊富な日本列島に適地があるかすら怪しいものです。50年も研究して具体的な処分方法が決まりません。そのような状態で使用済み燃料を増やしてはいけません。

規制庁になって新しい基準で審査しているんじゃないの?

 原子炉圧力が高くなった時に中の蒸気を外に出す(ベントと呼ばれます)時にフィルターを付けて放射能を減らす予定になっていますが、実際にはまだ出来てません。作る「予定」で審査をしているのです。他にも重要な安全設備が出来ていなくても「予定があれば」動かしても良いというのです。「事故は起きない」という安全神話がまた蔓延しています。これで動かしていいはずがありません。福島第一原発事故で現在問題になっている汚染水の対策なども盛り込まれていません。事故が起きたら同じ事が繰り返されるのではないでしょうか。

.. 2013年09月22日 07:55   No.613006
++ 原田裕史 (小学校高学年)…22回       
福島第一原発事故で、誰も責任を取らず、賠償も除染も進まず。帰りたい人は帰れず、逃げたい人は逃げられず。そんななか原発を動かすのは言語道断ではないでしょうか。

世界有数の地震国
原発を動かすべきではありません


.. 2013年09月22日 08:13   No.613007
++ 山崎久隆 (社長)…359回       
.電力総連は自分の組合員を死出の旅に送りたいのか
 |  労働組合って何のためにあるのだろう
 |  再稼働を訴える会長あいさつに、異議あり
 └──── (たんぽぽ舎)

○ 電気新聞の9月6日号に次のような見出しの記事が掲載されている。
『「原子力再稼働、早急に」−電力総連、沖縄で定時大会』
 記事の概要は、那覇市で開かれている全国電力関連産業労働組合総連合(電力総連)の第33回定時大会であいさつした種岡成一会長は、1300人の代議員を前に『原子力発電所の停止が長期化し、電気料金値上げや需給逼迫を招いている現状について「復興、経済再生の足かせとなるばかりでなく、電力の安全・安定供給を支える基盤を揺るがしかねず、憂慮すべき事態だ」と強調。
安全が確認された原子力発電所の再稼働が、早急かつ根本的な解決策になると訴えた。』というもの。
 電力総連が名だたる原発推進機関であることはよく知られているが、ここまで経営一体となって原発推進なのかと恐ろしくなる。
○ 電力逼迫などしてはいないが、仮にそうなっているというならば、今年の夏は関西電力と九州電力に限られている。この二社は電力設備の半分を原発にしたため、全機停止により「逼迫」した。つまり原発が原因で電力不足になった責任を経営に問うのでは無く、再稼働に反対する私たちに押しつけようとしている。本末転倒も甚だしい。
 さらに料金値上げや需給逼迫を招いた(しつこいようだが逼迫はしていない)原因は現在の9電力による独占体制にあるわけだから、まともな労働組合ならば巨大な独占資本である9電力体制の解体を言うべきであろう。
 労使一体となって労組員の命運を企業の経営と同列視してしまうと、組合員の命よりも会社の安定が大事になる。これを翼賛体制というのでは無いのか。
○ 福島第一の後始末は、命と健康を危険にさらす行為であることは明白だが「誰かがやらなければならない」ことでもある。電力総連も原発を推進してきた責任がある。そのことへの懸念と共感をのみ言うべきところだ。事故を起こしていない原発を、命の危険を冒してまで再稼働する意味などは全く無い。
 電力総連会長は、自らの組合員を危険にさらしても会社が大事と叫ぶ御用組合の姿を、わかりやすい形で世に示した。この姿勢が貫かれるのであれば、9電力と共に解体すべき組織である。

.. 2013年09月22日 08:31   No.613008
++ 山崎久隆 (社長)…360回       
組織内で激しい議論になるべき問題だが、そういう声は聞こえてこない。
 電力総連は、大会冒頭の発言として、こんな恐るべき会長挨拶では無く福島第一原発の運転員だった人の声を、まず聞くべきであった。

.. 2013年09月22日 08:46   No.613009
++ 柳田 真 (課長)…174回       
東京電力つぶせば、原発汚染水(毒水)は止められる
 |  東京電力抗議共同行動の緊急性、重要性
 └──── (たんぽぽ舎)

1.東京電力福島第一原発の汚染水(放射能猛毒水)が、日本でも世界中でも(オリンピック開催国を決める時にも)注目と心配を集めている。この問題に「どう対応するか」が反原発運動にも問われている。

2.汚染水は単純な家庭の汚染水とは全く違う。原発放射能を高濃度に含んだ水であり、猛毒水である。人が近づけば死に至る水である。この汚染水問題は、2011年3月11日の福島第一原発事故発生の時から続いて今に至っている問題でもある。きのう、今日始まったのではない。その上、対策方針が2011年6月に出ながら、それを1000億円支出は「東京電力がつぶれるから…」としておこたったり、サボタージュプラス諸々の策謀をめぐらしてきたのが東京電力である(それを支える原子力ムラ=原子力帝国の集団)。

 その証拠文は、2011年6月に東京電力が作成した資料にある。その資料は次のように述べている。
 《「地下バウンダリ(発電所の周りに壁を構築し遮水するもの)」は現在、最も有力な対策と位置づけ。ただし、対策費用は現状不確定であるものの、今後の設計次第では1000億円レベルとなる可能性もある。》
《仮に1000億円レベルのさらなる債務計上を余儀なくされることになれば、市場から債務超過に一歩近づいた、あるいはその方向に進んでいる、との厳しい評価を受ける可能性が大きい。これは是非回避したい》
 3月の事故直後の6月に遮水壁が最も有力(その際、凍土壁案は退けられた−馬淵証言)と認識しながら、東京電力をつぶさないために、不採用=建設しなかった。この点はいくつもの証言・証人がいる。このことから「東京電力をつぶせば=東京電力を破綻処理すれば、汚染水は止まる」ということがわかる。
 これを私たちの方針にしよう。東京電力をつぶせば、汚染水は止まるのだ。

3.東京電力抗議合同行動が、いくつかの団体の共同で始まる。
 ◆第1波は、10月2日(水)18:30より20:00 東京電力本店前に集まろう!
 ◆第2波は、11月6日(水)18:30より20:00 東京電力本店前に集まろう!
 ◆第3波は、12月4日(水)18:30より20:00 東京電力本店前に集まろう!

.. 2013年09月26日 08:56   No.613010


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