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東電は過度現象記録装置のデータを出すべきだ | (航空機のボイスレコーダーの役割を果たすもの) | 都合の悪いことを隠す常習犯の東電体質 └──── (たんぽぽ舎)
○ 9月15日の「プロメテウスの罠=追いかける男(5)すべてをさらけ出せ」(朝日新聞)は注目すべき記事を載せている。過度現象記録装置のデータを東電は隠さないで出すべきだというもの。反原発の運動をしている人はぜひ読んでほしい文だ。 ○ その要点を記す(半分ほど省略) 最後の文にも注目 7月10日午後、東京・千代田区。木村俊雄(49)の記者会見。 「何があったのか、東京電力は包み隠さずに出すべきです。なぜこれほど分かりづらくデータを出すのかが理解できない。いったい何があったのか、データで説明してくださいといっているだけです」 まず出すべきだと考えるのが過度現象記録装置のデータだ。会見で木村は何度もその名を出した。 プラントの主要データのすべてを100分の1秒周期で記録、保存している装置だと説明し、「航空機のボイスレコーダーの役割を果たすものです」 さらにこう強調した。 プラントの挙動を把握するにはこの装置が記録した原子炉の出力、圧力、水位、温度、炉心流量・再循環系データ、給水系データ、主蒸気系データ、格納容器圧力を同一の時間軸上に並べる必要がある。 福島第一原発で「炉心屋」をしていたとき、木村は毎日のように過度現象記録装置の部屋に行き、生データを見ていた。プラント挙動の把握にはそれが最適だった。 ところが原発事故のあと、そのデータが断片的にしか出ない。木村は疑問を感じた。原子力規制委員会に過度現象記録装置を知っていますか、そのデータが役に立ちますよ、とメールしたこともある。(中略) 外国通信社が「なぜこのタイミングで会見を?」と聞いた。木村の言葉に力が入った。「いま原発の再稼働に関する安全審査が始まろうとしています。原因究明が終わっていない段階で再稼働するなんて愚かな行為です」。それを知ってほしいために会見を開いたのだ、と。
.. 2013年09月20日 11:49 No.613001
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