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■--再稼働審査疑問の声
++ 愛媛新聞 (小学校低学年)…9回          

◆『伊方町議会特別委  規制庁・四電の報告受け』

 伊方町議会は9日、原子力発電対策特別委員会(中村敏彦委員長、14人)を開き、四国電力が伊方原発3号機の再稼働に向けて申請した安全審査について原子力規制庁や四電から報告を受けた。委員からは汚染水漏えい対策や東京電力福島第一原発事故の総括がない中での審査を懸念する声が出た。
 篠川長治委員は福島第一原発で放射性物質を含んだ水が海に流れ出ている問題に触れ、伊方原発での対策の必要性を主張。伊方原発の玉川宏一所長は「新基準は事故を起こさない対策を求めており、外部に放射性物質が漏れない対策を考えている」と回答した。
 高岸助利委員は「四電はしっかりと説明してくれている印象だが、そもそも福島事故の原因が分かっていない中で次の段階(安全審査)に進むのはどうか」と国の対応に疑問を呈した。
 委員会終了後、中村委員長は「福島事故の原因がはっきりしていない現時点での再稼働は無理だろう。(四電などから)県や町へ方向があった際には、今後も委員会として対応していきたい」と話した。(9月10日より)
.. 2013年09月11日 12:04   No.610001

++ 日本経済新聞 (幼稚園生)…4回       
水を流すな −あすへの話題―  全駐米大使 藤崎一郎

 危機の際の対応ぶりで人の評価は決まる。大震災のときの被災者の規律正しい対応は、さすがは日本人と世界をうならせた。「自分の国ではとてもああはいかない」と言ってきた外国の友人が多かった。
 だから昨年米国にいたとき、アラスカやオレゴンなどにガレキがたどり着いたという報道を見て、これは正念場だと思った。漂着物の補償責任についての国際条約はない。しかしあれだけ震災時に助けてもらったのにそんな法律論で責任回避すれば品位を疑われると考えた。東京でも理解され、昨秋すみやかに見舞金を拠出した。ハワイや西海岸で責任ある対応と感謝された。
 さて今、汚染水である。地下水、冷却水、タンクの水漏れ、トレンチといろいろある。とても一社で対応できる問題ではない。安倍総理、茂木経産大臣らが東電にまかせておかない、国が前面にでると言ったのはよかった。
 これこそまさにオールジャパンの叡智、技術、資金を結集し、さらには必要に応じ外国、国際機関の協力を得てあたるべき問題だ。海はつながっている。だからこそ日本の取り組み方を世界中が注目している。困難な状態だが国の最優先事項として総力を挙げて取り組んでいると示す必要がある。そしてわかりやすく、かつ科学的な説明を国内外に適時的確にすることによって不安感をぬぐうべきだ。日本が真に責任ある国家、国民なのかはこの問題への取り組み方一つではかられるといっても過言ではない。
 日本の美風に、過去のことは水に流すというのがある。ながく恨みを残さないという先人の知恵である。しかしこの汚染水の問題だけはきちんと対応しないと将来に禍根を残す。この水だけは流してはならない。
 (9月5日、より)

.. 2013年09月12日 14:15   No.610002
++ 茨城新聞 (高校生)…62回       
新基準除外を要請 東海再処理工場の廃液 原子力機構
  20年かかる、耐震性の問題も…

 日本原子力研究開発機構は29日、東海再処理工場(東海村)で保管されたままになっている大量の高レベル放射性廃液などについて、12月に施行予定の再処理工場などの新規制基準を例外的に適用せず、ガラスで固めて安定化させる処理を認めるよう原子力規制庁に要請した。
 ただ保管中の廃液約400立方メートルの処理を終えるには約20年かかるとしており、規制庁は「固化の必要性は認めるが、20年は相当長く、耐震性の問題もある」として難色を示した。(中略)
 新基準施行後は、原子力規制委員会による地震・津波や過酷事故対策などを審査し、基準を満たしていると確認されないと工場は運転できない。(中略)
 東海再処理工場は1977年に本格稼働し、2007年から運転を停止。原発の使用済み核燃料を再処理して発生した高レベル廃液のほか、プルトニウム溶液を約3立方メートル保管している。
 液体では地震などで、漏れる恐れがある上、冷却や換気に多くの設備が必要となる。原子力機構は、廃液に含まれる放射性物質の推定量が10京〜100京ベクレルとしている。(8月30日より抜粋)

.. 2013年09月12日 14:44   No.610003
++ 東京新聞 (社長)…432回       
外洋近く溝に汚染水 「流出阻止」首相説明破綻 裏付け 福島第一

 東京電力福島第一原発の地上タンクから原子炉を冷やした後の処理水が漏れた問題で、東電は12日、外洋に近い排水溝で採取した水から、高い濃度の放射性ストロンチウムなどを検出したと発表した。排水溝の先は外洋で、漏れた処理水の一部が再び流れ込んだのは確実とみられる。
 安倍晋三首相は国際オリンピック委員会(IOC)総会で「汚染水の影響は、港湾内で完全にブロックされている」と強調。すでに外洋への流出が確実視されていた中、発言は事実でないと批判された。今回の検出で国際社会への信用がさらに揺らぐ可能性がある。(中略)
 東電は、出口近くに水の放射能濃度を連続的に検出できる監視用の計測器を設置する計画だが、処理水が溝に流れ込んだ場合、流出そのものを防ぐ対策は打ち出せていない。(後略) (9月13日より抜粋)

.. 2013年09月14日 08:09   No.610004
++ 毎日新聞 (中学生)…47回       
震災関連死、直接死上回る 福島、避難生活疲れ

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の被災者の死亡例のうち、福島県内自治体が「震災関連死」と認定した死者数が8月末現在で1539人に上り、地震や津波による直接使者数1599人(県災害対策本部調べ)に迫っていることが、毎日新聞の調査で分かった。少なくとも109人について申請中であることも判明、近く直接死を上回るのは確実だ。長引く避難生活で体調が悪化したり、自殺に追い込まれたりするケースがあり、原発事故被害の深刻さが裏付けられた。(中略)
 関連死申請の相談を受けた経験がある馬奈木厳太郎弁護士は「原発事故による避難者数が多い上、将来の見通しも立たずにストレスがたまっている。今後も増える可能性がある」としている。(9月8日より抜粋)

.. 2013年09月14日 08:15   No.610005
++ 日刊ゲンダイ (小学校中学年)…16回       
検察 原発事故「全員不起訴」の姑息なタイミング
  "お祭り"に便乗し目くらまし

 うっかりニュースを見落としていた国民も多いのではないか−。
 福島第一原発事故をめぐって、告訴・告発されていた東電の旧経営陣や菅元首相など40人余りが全員、不起訴処分となった1件だ。(中略)
 「検察が『不起訴』を発表したのは9日、東京五輪が決定した翌日のことでした。日本中がお祝いムード一色で、新聞もテレビも五輪関連ニュースで埋め尽くされていた。国を挙げたお祭り騒ぎで、不起訴のニュースは完全にかき消されてしまったのです。おまけに、この日は休刊日。各新聞社は、あふれるほどの五輪記事を夕刊用に準備していました」(中略)
 「結局、夕刊に掲載できなかった新聞もあり、翌朝の各紙の扱いもバラバラ。全国紙が足並みを揃え、『不起訴』を大きく取り上げる事態には至らなかった。 検察はこうなることはすべてお見通しで、都合の悪い発表をこっそり五輪騒ぎに合わせてきたのです。東電本社を家宅捜索せずに不起訴とした検察は、国民から批判されることを怖れていました」
 検察は過去にもメディアを巧みに利用し、時には弱みにつけ込んで情報操作を行ってきた。大マスコミは性懲りもなく、検察の悪知恵に加担したことになる。国民もつくづくバカにされたものだ。(9月13日、より抜粋)

.. 2013年09月14日 08:20   No.610006
++ 東京新聞 (社長)…433回       
汚染水  東電「制御できていない」
     民主党会合 首相発言を否定

東京電力の山下和彦フェローは13日の民主党会合で、福島第一原発の汚染水漏れ問題について「今の状態はコントロールできているとは思わない」との認識を示した。7日にアルゼンチンで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会で
「状況はコントロールされている」と断言した安倍晋三首相を真っ向から否定した格好だ。  (中略)
 資源エネルギー庁の中西宏典審議官は、山下フェローの発言を受け「今後はしっかりコントロールできるようにする」と述べ、対策を急ぐ姿勢を強調した。
 大畑氏(民主党)は会合後、記者団に「首相の責任問題もある。臨時国会召集を前倒しにして国民に説明するよう求めたい」表明した。民主党は首相発言の根拠を厳しく追及する構えだ。   (後略)
(9月13日より抜粋)

.. 2013年09月15日 17:47   No.610007
++ 東京新聞 (社長)…434回       
あす「原発ゼロ」 「絶対に再稼働させない」
    大飯4号機定期検査 国内全て停止

 全国で唯一稼働中の関西電力大飯原発4号機(福井県おおい町)が15日に定期検査入りし、全国で稼働する原発が1年2カ月ぶりにゼロになる。今後は原子力規制委員会による安全審査を経て、どの原発がいつ再稼働するかが焦点となる。
「原発ゼロ」により、原発政策をめぐり、ふたたび国民的な議論を呼びそうだ。
 電気事業連合会によると、国内の商業用原発が稼働ゼロになるのは、黎明期の1970年4-5月と、東京電力福島第一原発事故後の昨年5-7月に続き3回目。
        (中略)
 関電によると、4号機は15日夕から出力を下げ始め、同日午後11時頃に発送電を停止。16日未明には原子炉を完全に止める。
 配管の交換や新規制基準の安全対策工事などに取り組む。 (中略)
 全国の商業用原発では、関西電力の大飯原発3、4号機や高浜原発3、4号機など、電力会社四社が6原発12基で再稼働のための審査を申請している。
(9月14日 より抜粋)

.. 2013年09月15日 18:08   No.610008
++ 日刊ゲンダイ (小学校中学年)…17回       
最悪事態 汚染水 トリチウム濃度15倍に急上昇
   どこが「完全にコントロール」なのか

 安倍首相がIOC総会で「完全にコントロールされている」と豪語した汚染水が、最悪の事態になっている。トリチウムの濃度が急上昇しているのだ。(中略)
 「トリチウムは厄介です。“三重水素”とも呼ばれ、水と構造がよく似ているため、除去装置を使っても汚染水から分離することができない。水から水は分けられない。そのトリチウムの濃度が上昇しているのは深刻です」
 海に流れたトリチウムは、雨として陸地に戻り、水道水にまじる恐れもあるという。しかも、ベータ線なので簡易型のガイガーカウンターでは計測できず、汚染に気づかずに飲んでしまう可能性がある。「汚染水は完全にコントロールされ
ている」という安倍首相のウソが早くもばれてきた。
                 (9月13日 より抜粋)

.. 2013年09月15日 19:51   No.610009
++ 東京新聞 (社長)…435回       
15メートル防潮堤建設  東電に設置要求  規制委
  津波で汚染水流出恐れ  

 (前略) 東京電力福島第一原発が再び大津波に襲われた場合、建屋地下などにたまる高濃度汚染水が大量流出する恐れがあることから、原子力規制委員会は12日の会合で、東電に対し海側に高さ約15メートルの防潮堤を建設するなどの対策
が必要と指摘した。東電も対策を検討中だと明かした。(中略)
 規制委は1〜4号機の海側敷地に防潮堤を設置するほか、タービン建屋の防水を強化し、津波の流入と汚染水の流出を防ぐ対策が必要と指摘した。さらに、海水が建屋に流れ込んで汚染水が急速に増え、流出する危険が高くなった場合に備
え、移送先のタンクを確保することも対策に挙げた。
        (9月13日 より抜粋)

.. 2013年09月15日 20:02   No.610010


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