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■--秘密保全法は原発をさらに危険にする
++ 山崎久隆 (社長)…349回          

   核物質防護が示す情報秘匿の弊害
   この法律は福島第一を含む全国の原発の危険性を高め、住民や自治体が
 |  災害対策を行うことを阻害してしまう、極めて重大な悪法だ
 └──── (たんぽぽ舎)

○ 8月27日に開催された東電と「東電共の会」との交渉で、秘密保全法の先取りとも言える状況が起きていることが分かった。
 現在、福島第一原発の1〜4号機使用済燃料プールには3100体以上の燃料があり、その移送が今年11月から予定されている。予定どおり行えるかどうかも不明だが、それ以上に「事故が起きないか」という懸念が消えない。
 健全な建屋からの燃料移動でさえ事故の危険性は否定できないのに、4号機と3号機は大破状態、2号機のプール周辺の放射線量は殺人的、1号機に至ってはどうなっているかもはっきり分かっていない。
 この状態で燃料移送が始まっても、場合によっては大きな災害が起きないとは言えない。例えば移送作業中の最も危険なつり下げ状態で地震が発生した場合、地下水で溢水状態の4号機が安定を保っているかはわからない。傾動して燃料移送カバーと激突するなどの事態が起こらない保証は無い。
 2010年6月17日の「福島第一原発3号機安全上重要な建物・構築物及び機器・配管系の耐震安全性評価」で耐震バックチェックの際に東電が自ら解析した結果では、地下水位がサブドレン(原発周りの地下水汲み出し井戸)の自動起動水位である地表から7.6mの位置に地下水位があると仮定すると、接地率は67%となる。合格点は65%だから、ぎりぎりクリアしている。地下水を汲み上げるサブドレンは復旧の見通しさえ立たないまま、もう2年半もそのままだ。原発敷地内の地下水位は、4号機の場合、地表から4〜5mほどになっていて、この状態では建屋の浮き上がりが懸念される。接地率は65%を大きく下回るであろう。それは、原子炉建屋の傾きや倒壊につながる極めて危険な事態だ。
 いま、福島第一を震度6〜7の地震が起きれば、広範囲で液状化が起きるだろう。その際、建屋周辺で地上に噴出する水は、地下水だけではなく高濃度汚染水である可能性が高い。
 さらに建屋は液状化の影響を受けて傾く恐れがある。

○ 東電交渉では、燃料移送の装置類の安全性や事対策を尋ねた。
 燃料移送装置の仕様などは比較的すらすらと答えたが、回答を渋るシーンが二つ見られた。一つは使用済燃料プールに貯蔵されている燃料体の位置関係、もう一つは移送が始まる際の事前告知である。明らかに出来ない理由は「核物質防護」例えばこれまでならば、核燃料や使用済燃料、あるいはプルトニウムの輸送情報について「核物質防護上の理由」で明らかにされなかった。
 しかし今回回答を拒否したのは、原発の敷地内で行われる移送と、燃料プール中の位置関係である。際限なく拡大解釈されている核物質防護の「口実」には恐怖感を持った。
.. 2013年08月31日 10:01   No.603001

++ 山崎久隆 (社長)…350回       
 燃料プールにある燃料体の位置や燃焼度などは、安全に移送できるかどうかを判断するためには重要な情報であるが、このプールにある燃料燃焼度が明らかになったとして、いかなる核物質防護上の問題が生じるのか、常識的に考えても理解できない。施設はとうに立ち入りが出来ない場所になっており、一般人が入るなどという可能性はないし、核物質奪取あるいは発散などの目的を持って攻撃してくるとなれば、燃料プールそのものの位置などはとっくに明らかであるから、防護すべき情報になり得ない。(グーグルアースでも見える)
 燃料の性質を隠して困ることになるのは、燃料の移送を行う作業員であろう。
どの燃料体が危険かを熟知しないと、間違った燃料体を引き上げでもすれば即死しかねない。
 事故がなければ、コンピュータを使って移送が行われるので、人が確認しながら燃料を動かすと言うことは無いが、今回はいったいどうなるのか、少なくても燃焼度情報を入れたコンピュータによる自動移送は出来そうもない。
 人が管理して移送するならば、その情報は予め伝えなければ極めて危険だ。東電は情報秘匿に固執し、作業員にも教えない危険性が高い。
 移送時期の秘匿は、さらに重大な危険をもたらす。燃料移送が始まれば、その作業中に事故が起きた場合、再び原子力災害特別措置法第10条通報、そして、15条(原子力緊急事態)に基づく住民避難指示が成される恐れもある。
 具体的には移送作業中に落下等の事故が発生し、燃料が容器から飛びだすようなケースだ。この場合でも東電の解析では、敷地境界で5mSvを超えないとしているようだが、その計算根拠は示されなかった。
 仮に落下時点で敷地境界5mSv以下であったとしても、燃料が飛びだすと直ちに回収の措置は出来ない。放射線量が高すぎて、遮蔽をしないと接近さえ出来
ない。その間に燃料は崩壊熱により高温になり、空気中の水蒸気と反応して水蒸気−ジルコニウム反応を起こす。これは水素を発生させると同時に発熱反応であることから、水素の燃焼火災となる。それを消しとめる方法は簡単では無い。
 このような事態になれば、空気中に大量の放射能塵を拡散させることになるので、周辺住民には避難指示が出される。最悪の場合、強風に飛ばされて50km圏まで避難範囲が広がってしまうかも知れない。
 このような事態を想定するならば、(そしてシビアアクシデント対策というのはそういう「あり得なさそうな」事態も想定することを言う)移送作業がはじま
る日から終了する日まで、事前に全世界に告知をするべきだろう。
 そして全世界の監視システムにおいて異常データが出ないことを監視する必要がある。
 とんでもない思い違いだ。情報を秘匿している場合ではない。
 全世界に警告を発して行うことなのだ。
 これが秘密保全法の先取りだ。この法律は福島第一を含む全国の原発の危険性を高め、住民や自治体が災害対策を行うことを阻害してしまう、極めて重大な悪
法だ。

.. 2013年08月31日 10:14   No.603002
++ 柳田真 (大学生)…87回       
被災者といわないで。被害者といってほしい
|  福島県吉岡棟憲さん(円通寺住職)の呼びかけに答えよう
 |  政府や推進派の使う「用語」に警戒心を持とう
 └────  (たんぽぽ舎)
            
1.8月17日(土)から18日(日)、福島を忘れないシンポジウム兼現地見学(飯舘村、川俣町、葛尾村)が行われた。主催は反原発自治体議員・市民連盟(略称は連盟。事務局はたんぽぽ舎内)。連盟は毎年5月に大会、8月にシンポジウム(一泊合宿)を開いています。今年は浜岡(1昨年)、東海村(昨年)に続く3回目。110人強(内訳は自治体議員40人、市民70人強 合計110人強)が参加。

2.8月17日シンポジウムの冒頭の講演で吉岡棟憲氏は東京電力福島第一原発事故について、言葉について、2つの要望を述べられた。
1つは被災者といわないで、被害者といって。2つは福島原発事故といわないで。東電福島原発事故といってほしいと。どちらも加害者を明確に・・・の強いメッセージがよみとれた。
天災なら、被災者でいいが、原発事故は東電(政府も)の人災である。被害者と呼ぶのが正確だ。加害が明確になるから。東電の補償責任も明確になる。

3.しかし、原発推進派と政府とマスコミ(テレビ、新聞)の悪影響力は恐ろしい。反原発を主張し、実践している人々も、つい、被災者といってしまう。先日、著名な反原発学者も公衆の前でそう発言された。講演の後、私は長年知り合いの
反原発学者に近づき、小声で福島の要望を伝えた。「わかりました。次からは被災者でなく、被害者と発言しましょう。」と快諾された。

4.2年半前の東電福島原発事故以降、各種の報道で、いくつも不思議な現象が散見された。たとえば、その一つ、元神戸大学石橋克彦氏の「原発震災」の単語が全くマスコミで使われなかったこと。
前々から 石橋克彦名誉教授が最初に指摘して新しく命名された原発震災。それが事故前まではある程度使われていたのに、いざ原発事故が発生すると、どのTVもどの新聞もこの「原発震災」の単語を使わなかった。そらおそろしい気が
した。日本のどこかで、ヤミの力が全国のTV、新聞報道を「統制」しているのではないかと。

.. 2013年09月02日 14:58   No.603003
++ 工藤わかめ (小学校中学年)…10回       
お薦め書籍 「原子力ムラの陰謀」朝日新聞出版
 |  今西憲之+週刊朝日取材班 1700円
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 ついに出ました!待望の「もんじゅ・西村事件」についての本です。
 1996年1月13日早朝、当時 動燃総務部次長の西村茂生さんが自殺。これによって前年1995年12月に起こった「もんじゅ」事故は、動燃のビデオ隠しなどに対する世間からのバッシングを逃れて、急速に終息しました。しかし、西村さんの死は謎が多く、これを遺族の西村トシ子さんが裁判に訴え、17年間にわたって追及し続けたのです。裁判は敗訴となりましたが、事件が終わったわけではありません。西村茂生さんは膨大な資料を持っていて、それをトシ子さんが保管していました。それには原子力ムラの数々の不正の記録があったのです。
 資料を読み解き、裏付の取材をし、原子力ムラの驚くべき陰湿な体質を暴露したのがこの本です。もんじゅ・西村裁判を応援する会に関わってからというもの、件が怪奇で、説明してもなかなか分かってもらえず、わかりやすく書かれた本
があったらと思っていました。
 しかし、事件についてわかりやすくなど話すなどということは到底ムリなことだったと、この本を読んでわかりました。選挙への介入、反対派への嫌がらせ。
反原発の運動に参加してきた人であれば、こういうことがあると、ある程度はわかっています。しかし、この本に書かれたことを読めば、「ここまでやるか。」と呆れかえってしまいます。
 しかも、原子力ムラの住人には反省の色など、どこにも感じられません。まさにこのことが、東電福島第一原発事故を引き起こすことになっただろうと思うのです。是非、ご一読ください。

  プロローグ 「3.11福島原発」の序曲
        それは「もんじゅ」事故から始まった
  第1章 ウランの里「人形峠」で行われた戦慄の住民思想調査
  第2章 動燃裏工作部隊「K機関」を暴く
  第3章 梶山静六を大臣に押し上げた原子力ムラ組織ぐるみ選挙
  第4章 科学技術省が指示したNHKへの「やらせ抗議」
  第5章 プルトニウム輸送船「あかつき丸」の日米密約
  第6章 動燃「工作」体質の起源
  第7章 「もんじゅ事故」前夜の「安全神話」
  第8章 もんじゅ事故隠蔽極秘記録と西村氏「怪死」の真相

.. 2013年09月02日 15:15   No.603004
++ 冨塚元夫 (中学生)…35回       
.NHK BS1の番組「WISDOM」激論TPP世界はどう見る
 |  感想:「アメリカ大企業の利益が減っているので世界中に強行に
 |  “自由化”を無理強いしているのがTPP」
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○ アメリカの大学教授はアメリカ大企業の利益の代弁者。理由抜きに貿易自由化は多くの人の利益になるなどという。日本は1%の農業にこだわるべきでない。99%の利益を考えろなどと偽一般論を言っているだけ。この1%というのもGD
Pを言っていると思うが他の観点はない。農業人口とか農村人口、農村経済は1%ではない。ISDS条項のひどい例にたいし、国民の健康に関することは例外にすべきなどと、ISDS条項そのものは守りたいだけの取り繕いをいった。こ
れは伊藤元重東大教授も同じ意見だった。
○ オーストラリアの市民団体代表は ISDSの実例(実害)を述べた。
日本の農業の関税は風前のともしび、どこの国も認めない。オーストラリアとニュージーランドは特に認めない。
 鈴木宣弘東大農学部教授はTPP反対の第一人者らしく、淡々とTPPの害をのべた。(中略)
 どこに投資してもかつてのように利益が出ない世界的資本主義の段階をアメリカはTPPのような政治力で突破しようとしているが、これだけ多くの市民をワーキングプアにしてもまだ利益率が低いというのは、資本の奴隷だ。この資本の奴隷がアメリカの政治家だけでなく、伊藤元重も同じとわかった。市民の視点はどこにもない、あるのは投資した資本をいかに守るか(増やすか)という観点のみ、これが経済学者?!
○ リーマンショック以来、アメリカ大企業の利益が上がらないのを、何とかしようと他国の主権を侵害して、他国の国民をアメリカ国民のように貧乏にして、資本の利益率を増やそうとするのがTPPです。

○TPPについては、金子勝教授の学習会が
 9月5日(木)「スペースたんぽぽ」で開催(予約優先)されます。
 19時から(参加費800円)上記のNHK番組よりずっとおもしろいと思います。

.. 2013年09月04日 18:43   No.603005
++ 原子力規制を監視する市民の会 (幼稚園生)…1回       
再稼働より汚染水対策!
 |  9・11規制委前抗議行動 参加を呼びかけます
 └──── 再稼働阻止全国ネットワーク

○フクイチ事故は拡大している!

 東電・福島第一原発の大量の汚染水流出問題は、規制委自らレベル3の重大な異常事象と確認する非常事態となっている。フクイチ事故は収束どころか、「レベル7+3」へと拡大している。
 海に流れ込む大量の高濃度汚染水=毒の水は、福島をはじめとする東日本の漁民を恐怖と絶望へ陥れているのみならず、今では全地球的問題として海外メディアも注視している。一刻の猶予もならない、今現在日本の最大問題なのだ。

○規制委は汚染水問題に責任を負え!

 規制委は発足以来、この問題に見て見ぬ振りをしてきた。だから規制基準の中に汚染水対策は一言も盛られていない。そしてこの問題が重大問題として明るみに出たとき、田中委員長の発言は、人ごとのような海洋投棄を容認するものだった。
 原発の安全と事故に責任を負うと自負する規制委は、今この汚染水問題に全面的に責任を負って、全力で取り組むべきだ。

○再稼働適合審査を中止して、全人員を汚染水対策に注ぎ込め!

 汚染水問題が非常事態となっている今も、規制委はその対策よりも再稼動推進のために適合審査を急いでいる。人員配置も適合審査には約100名を配置し、さらに増員を予定しているが、フクイチにはたったの50人(現地には10人)しか配置していない。
 事故が拡大している事態の中で何が再稼働審査だ!今はそのすべての人員とエネルギーを汚染水対策、そして事故収束に向けるときだ!一丸となって新チームを作って、現場にはりつくべきだ!

9・11規制委前抗議行動に多数の参加を! 怒りの声を叩きつけよう!
「再稼働より汚染水対策!」9・11規制委員会前抗議行動

日時:9月11日(水)12時〜13時
場所:原子力規制委員会ビル(六本木ファーストビル)前
こちら
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
協力:原子力規制を監視する市民の会

再稼働阻止全国ネットワーク
     こちら
メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
TEL 070-6650-5549
FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク宛、と明記下さい)
 (東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付け)

原子力規制を監視する市民の会
こちら
@kanshi_chu


.. 2013年09月05日 07:55   No.603006
++ 成瀬伊佐夫 (幼稚園生)…1回       
汚染水問題で国会審議延長?????
 |  オリンピック招致に悪影響ということで国会審議延長という
 |  あきれてものが言えない、国会議員の低レベルさに。
 └──── (メルマガ読者)−投稿−

1.オリンピックは、ヒットラーが全くクーベルタンの理想とするオリンピックの性格を変えた。国家主義、ファシズムのためのものなった。1936年に開催された第11回ベルリン大会は、オリンピック史上、最初に政治の直接的な影響を受けた大会として知られている。
2.ヒトラー率いるナチス政権が、オリンピックを国家宣伝の道具とした。ドイツの国家的イベントとして「成功」した「ヒトラーのオリンピック」とは、ナチスによる大会の政治的利用が徹底された。ベルリンオリンピックとナチスのプロパガンダは、表裏一体だった。何しろオリンピックの映画を作った女性映画監督は同時にナチの宣伝映画も作ったのだ。ヒットラーの愛人だったといわれている。 1934年のナチ党大会の記録映画『意志の勝利』が、ナチによる独裁を正当化し、国威を発揚させるプロパガンダ映画 。監督はレニ・リーフェンシュタール。『オリンピア』も。『民族の祭典』『美の祭典』の2部作も同じ監督。
3.その後は、国家の威信をかけ、メダルの争いになり、国家主義の宣伝の場になったオリンピック。
 まさかと思ったいたがあらゆる政党が賛成とはこの国は恐ろしい。あきれた。
それより原発事故の問題の方が国際社会から注目されている。汚染水対策は時を争っている。そんな時に国会審議延長に共産党も大賛成なのか?。あきれてものが言えない。開いた口が塞がらない。この国の政治家は、ほとんど無能だ。危機感もない。地球規模の環境破壊であり、汚染だ。その対策すら立たない。
 あるいは日本は、地球死滅のために先導者になるかもしれないという危機感は全くない。本当に世界の英知を集めて対応策を練る時に、情報を隠蔽してはならない。オリンピックだと騒いでいる。あきれてものが言えない。天に唾する日本の政治家。

.. 2013年09月05日 08:05   No.603007
++ 斎藤なぎさ (小学校高学年)…28回       
8/30金曜官邸前抗議行動(70回)に参加して
 |  小出裕章さんの参加とトーク、男性のプラカード
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○ この日はテント広場の青空放送で京都大学の小出裕章さんが話された。高濃度放射能汚染水の漏れは既に3.11フクシマ事故の後に報道されたが、それ以降今回まで東京電力はまともに対策せず、マスコミは言及しなかった、と指摘。「東電、情報はせき止め、放射能はダダ流し」である。
 その後、小出さんは官邸前抗議行動に参加され、国会前とファミリーエリアでスピーチをされた。缶ビールを片手にドラム隊と一緒に官邸前、財務省上、国会議事堂前、ファミリーエリアと順に回り、各エリアでスピーチに耳を傾け一緒にシュプレヒコールを上げ、打楽器を奏でるなどリラックスされているようだった。
 国会前で小出さんは、公害Gメンとして公害問題と闘ってこられた田尻宗明さんのことを話された。「『燃えて燃えてやり遂げる気持ちがなければ何もなりたたない。運動と言うのは数ではない。一人です、二人です、三人です』という言葉を残して、田尻さんは各地の住民を激励し、何人も仲間ができ、私もその中に入りたいと思い原子力の中で闘い続けてきました。皆さんも自分一人でもいいと思ってここに来られたのでしょう。こんなにたくさんいてくださることを嬉しく思います。原発を廃絶させるまで闘いたいと思います。」

○ 官邸前では「去年の夏に告ぐ!あの時のあなた方の美しいうねりは一体何処に消えたの・・・再び共に廃炉の声を上げよう!」というプラカードを掲げた男性がいた。
 フクシマ原発震災は収束どころか悪化の一途をたどり、事故原因の検証もされなければ被害者の補償もされない。
 国民の声を無視して原発の再稼働をもくろみ輸出しようとする。東電の責任は一切問わずに、税金を投入して高濃度放射能汚染水を止め、廃炉費用として電気料金に上乗せする。
 半沢直樹に倣って、やられたら倍返しにして反撃したいところだ。

.. 2013年09月05日 08:38   No.603008
++ 冨塚元夫 (中学生)…36回       
テレビ朝日「避難・除染政策はどうなっている?」の内容紹介
 |  3人の方が語っています−吉田邦博さんは9月10日(火)に
 |  「スペースたんぽぽ」で講演されます
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 8月29日朝8時からのテレビ朝日の番組、そもそも総研;原発問題「避難・除染政策はどうなっている?」を見た方からメールがたくさん来ました。
私は仕事で見れませんでしたが、親切なかたが「ふくしま集団疎開の会」のMLにユーチューブのURLを流してくれましたので、夜それを見ました。

○ 始めに登場した浪江町長の馬場有さん曰く、「若い人たちは浪江町に帰らずに新しい生活を始めようとしている。しかし国は戻そう戻そうとしている。原発事故をなかったことにしようとしている。役人は現実を無視している。」

○ 次にインタビュー受けて登場したのは、南相馬市の住民で安心安全プロジェクト代表の吉田邦博さん、「除染の効果を確かめるために除染活動をやってきた。しかし、効果がない場所が多いことが分かった。瓦のコンクリートは高圧水かけてこすっても放射能は離れない。拡散した放射能が風に乗って飛んできて洗濯物を汚染する。実際にやってみて、効果ある除染は不可能とわかった。除染は住民が県外に出て行かないように、国が魔法をかけているようなものだ。こんなことにカネかけるなら、子供の避難に使うべきだ。放射能は子供だけに影響あるわけではないが、子供には事故の責任がないのだから」

○ 3番目に登場した、北海道がんセンターの西尾正道医師は「20mSv/年以下なら住める、というのはとんでもない。5mSv以上で明らかに癌による死亡率がふえるという学術論文はいくつも出ている。そうした論文に対しICRPは全く反論してない。ICRPは実は科学的根拠を何も持っていない。政府は神学論争をやめて、せめてチェルノブイリ基準を適用すべきだ、つまり5mSv以上は強制避難、1−5mSvは移住の権利にすべきだ」

番組のキャスターたちも3人の発言者の意見に同意していました。
YoutubeのURLは下にあります。どうぞご覧ください。
<http://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=Nzm5ocHh418&desktop_uri=%2Fwatch%3Fv%3DNzm5ocHh418%26feature%3Dyoutu.be>&v=Nzm5ocHh418&desktop_uri=%2Fwatch%3Fv%3DNzm5ocHh418%26feature%3Dyoutu.be

☆2番目に登場した吉田邦博さんは9月10日(火)19時に「スペースたんぽぽ」でおこなわれる学習会の講師です。

 吉田邦博さんは、除染以外にも、放射能測定、保養避難支援、疎開裁判支援(原告側証拠としてデータ提供)などを行うほか、昨年11月に訪日した国連特別報告者アナンド・グローバーさんの案内者として3日間付き添いました。郡山市のモニタリングポスト、伊達市小国町小学校近くの高線量地域、相馬市、南相馬市の現状を見てもらい、資料を提供して子供たちを助けてほしいと訴えました。
皆さま、学習会に参加されてもっと詳しい彼の話を聞いてください。

.. 2013年09月05日 11:30   No.603009
++ 中村泰子 (小学校中学年)…10回       
今からでも、液体窒素で福島第一の格納容器冷却を!
 │  <槌田敦さんが311事故後すぐ保安院へ送った提案>
 │ 高濃度に汚染された非人間的な作業環境を、直ちに改善せよ!
 └────( たんぽぽ舎応援する人)

 東電・福島第一原発の収束現場は、事故で飛び散った放射能で地雷原のような危険地帯であるうえに、核燃料冷却のため発生した汚染水が地下水と混じり合って地表に迫り、しかも貯蔵タンクがチャチだったため、あちこちから高濃度汚染水が漏れ出すという想像を絶する状況になっている。このような非人間的な作業環境で、毎日3000人の労働者が働いている。これは第二の緊急事態だ。
この2年半、東電は汚染水問題に対して、場当たり的対処のみで放置してきた。
東電の無策、愚策の結果、作業員は不必要な被ばく労働を強いられ、海はどんどん汚染される。あらゆる手段を尽くして悪化をくい止めるべきだ。

 先月31日のスペースたんぽぽ講座で、槌田敦先生が「格納容器(建屋)を液体窒素で冷却することが汚染水流出抑制の要」と再び言及された。槌田先生は事故後(2011年)3月16日、当時の寺坂信昭原子力安全・保安院長宛てにFAXで「使用済み燃料プールには鉛を投入し、液体窒素で冷却する」という提案をしたが、無視された。昨年7月のスペースたんぽぽ講座でも「格納容器を液体窒素で冷やせば、もはや冷却水は不要、赤さびの進行は止まる、水分が氷となって全体に張り付くので放射能漏れは止まる」という話をされた。液体窒素による冷却はチェルノブイリ原発事故時に実施された方法だという。
 急冷すると脆性破壊が起こるようなら、建屋全体を液体窒素で冷やせばよいとのことだ。外からの地下水に対しては何重にも堀を作るなど別の対策が必要だが、原発内部の放射能をこれ以上外に漏らさないために、今からでも液体窒素は有効とのことだ。

 私は技術的なことはわからないが、水で冷却する限り汚染水が発生し続けるわけだから、液体窒素で冷やすという方向に頭を切り替えて、専門家の叡智を結集し、最善の道を追求するべきではないかと思う。また、山崎久隆さんによる次の指摘も全くそのとおりだと思う

.. 2013年09月08日 16:23   No.603010


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