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「脱原発」求めるうねり
参院選東京選挙区では脱原発を訴えた無所属新人の山本太郎氏が当選した。圧勝した自民党は、原発の再稼動や原発輸出に前のめりだが、原発ゼロを求める有権者の意思を謙虚に受け止めるべきだ。 山本氏は、NHK大河ドラマにも出演した俳優だ。2011年3月の東京電力福島第一原発事故を機に脱原発運動に身を投じ、昨年12月の衆院選では東京8区に立候補。次点で落選したが、7万票余りを集めた。 今回の参院選にも立候補し、「今も原発を続けようと思うことが理解できない。 原発事故の影響がはっきり伝えられていない。どうして国会ではっきり言う人がいないのか。ぼくは被ばくしたくない、愛する人にも被ばくしてほしくない」などと訴え続けた。 政党や大組織に属さず、ボランティアとカンパが戦いの支えだった。67万票近くを集め、自民党現職の武見三氏を上回る堂々の4位当選は、脱原発を求める有権者がいかに多いかを物語る。 全国的には65議席を獲得した自民党の「圧勝」が報じられるが、東京選挙区では改選数5のうち、原発「容認」派は自民党の丸川珠代、武見両氏の2人にすぎ ない。 公明党の山口那津男氏は、「原発ゼロを目指す」、共産党の吉良佳子氏は「即時原発ゼロ」をそれぞれ掲げた。山本氏を含め東京では脱原発派が過半数を占め る。(後略)(7月23日社説より)
.. 2013年07月25日 08:17 No.581001
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