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原発を止めて欲しい、僕たちの未来がかかっていますと訴える16歳の少年 | 7月19日金曜官邸前抗議行動(第64回)に参加して └──── (たんぽぽ舎ボランティア)
この日は参院選の二日前ということもあって、かなりの熱気と人出があった。官邸前に向かうと、いつも日の丸の旗を掲げている男性がこの日は棒の先にNO GENPATUのお扇子をつけている。日の丸の旗を忘れたとのこと。すかさず私の友人が「那須与一を思い出す」と言うと、男性が「公安に矢を放たれるのではないかと心配している」と笑った。黄色い扇子の真ん中は、的になるような赤いシンボルが描かれているので、さもありなん。 官邸前の抗議スピーチ一人目は、16歳の少年。原発をゼロにしたいと思っているが、票を入れることができない僕たちに選択の余地がないので、皆さんで原発を止めて欲しい。僕たちの未来がかかっています、と訴えた。その後、少年は国会議事堂前でもスピーチをしていて、そこでは拍手とともに「国会議員になれよ!」と励ましの声があがった。 ファミリーエリアでは、六ヶ所村から来たという男性がスピーチをしていた。再稼働するとかしないとかと言う以前の問題で、原発は発電することにより放射能が一億倍になるので、廃棄処理ができないと指摘。選挙はとても大事であるけ れども結果がどのようになろうとも、確実に進んでいく。例えば1989年の選挙では、'86年のチェルノブイリ事故の後で反原発が盛り上がったけれども、議席に結びつかなかった。しかしその後、六ヶ所村の村長選に、そのときに運動していた人たちが駆けつけて応援してくれるなど、つながることができた。これは財産であり、(モンダイを)変えることができるのも人間である、と希望があるこを断言した。 終盤の国会議事堂前では「パンク坊主です」と黒い衣をまとった僧侶がスピーチをしていた。参院選候補者のスピーチあり、今日は最初から最後まで活気があった。忌野清志郎の音楽をかけているコーナーでは「地球最後の参院選!」と書かれた電光板が置かれている。 本当に今回の選挙は原発、TPP、憲法と命に関わるような問題があるのに、あまり争点にされず崖っぷちに立たされているような状態にある。それだけに、この言葉は身にしみる。
次回の7月26日金曜官邸前抗議行動(第65回)では参議院選挙の結果が出ています。是非また、ご参加ください。
.. 2013年07月23日 16:30 No.580002
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