返信


■--原発ありき、残る不安
++ 朝日新聞 (部長)…181回          

 赤字4電力、経営優先 10基の再稼働申請

 安全よりも経営を優先する電力会社、将来像を描かぬまま後押しする政権。東日本大震災後に動きを止めてきた原発が、今後、相次いで息を吹き返しそうだ。
原発を抱える周辺自治体には、準備不足のところも多い。安全の門番となる原子力規制委員会が役割を果たせなければ、東京電力福島第一原発事故の教訓が失われかねない。(中略)

 避難計画策定遅れ

 福島第一原発の事故を受け、重大な原発事故を想定した防災計画の策定が必要な自治体は原発8〜10キロ圏から30キロ圏に広がった。市町村や県境をまたぐ避難が必要なため、自治体間の調整は遅れ、具体的な避難計画づくりが難航している。(中略)
 受け入れ側の札幌市も悩みが深い。原発30キロ圏の13町村のうち、9町村が市内への避難を想定。受け入れは最大で5万人になる可能性がある。市の担当者は「どの経路でどれだけ避難して来るかが示されないと支援できない」とこぼす。(後略)(7月9日朝刊から抜粋)

.. 2013年07月10日 10:29   No.576001

++ 朝日新聞 (部長)…182回       
地下水のセシウム、3日前の90倍に 福島第一原発

 東京電力は9日、福島第一原発2号機の海側に掘った観測井戸で8日採取した地下水から過去最高の1リットルあたり2万7千ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。5日に採取した水に比べ、約90倍に急上昇した。東電は「海に漏れているかはわからない。今後データを集めて分析する」としている。
 検出されたのは、事故直後の2011年4月に高濃度の汚染水が海に流出した2号機取水口の近くにある「1―2」井戸の水。セシウム134が法で定める濃度限度の150倍の9千ベクレル。セシウム137は200倍の1万8千ベクレ
ル。5日に採取した放射性セシウムの値の約90倍で、ストロンチウムなどの値は89万ベクレルで横ばい。東電は「セシウムの値だけがなぜ上昇したのかはわからない」という。(中略)
 今回高濃度の放射性物質が検出された井戸の数メートル南側には、2号機タービン建屋と海をつなぐ側溝がある。側溝やタービン建屋から今も汚染水が漏れ続けている可能性について、東電は「現時点ではよくわからない。可能性として確
たるものはなく、データを蓄積して評価したい」と話している。
                  (7月9日夕刊より抜粋)


.. 2013年07月11日 10:13   No.576002
++ 愛媛新聞 (小学校低学年)…7回       
原発NO 「すぐ撤回を」若者ら事故不安訴え
 |  「伊方再稼働申請」四電前で抗議 松山
 └──── 

 「今すぐ申請撤回を」「福島と同じことを伊方で起こすな」―。四国電力が原子力規制委員会に伊方原発3号機の再稼働を申請した8日、松山市の四電原子力本部前では若者からお年寄りまで県内外の約50人が抗議の声を上げた。
 寄せられた申し入れ書や抗議文は約60通。全員が一度に敷地内に入るのを拒まれたため、一人ずつ四電担当者と向き合った。「八幡浜・原発から子どもを守る女の会」の斉間淳子さん(69)は「事故が起きれば故郷を失うのは私であり子であり孫かもしれない。不安が日々大きくなっている」と声を震わせた。
 若者らでつくる「伊方原発を止めまっしょい☆若者連合」のメンバーも横断幕やプラカードを掲げて参加。呼び掛け人の女性(23)=松山市=は「また安全神話にがんじがらめにされてしまう。若い人に原発をもっと知ってほしい」と訴えた。
 一部のメンバーは全国知事会議が開かれている松山市のひめぎんホール前へ。
新規制基準を批判した新潟県の泉田裕彦知事に向け拍手を送り、全国の知事にも「地域住民の声をしっかり受け止め反映する県政を求めている。周辺の知事も再稼働を真剣に受け止めた議論をしてほしい」と県外から呼び掛けた。
 (7月8日より抜粋)


.. 2013年07月11日 10:41   No.576003
++ 朝日新聞 (部長)…183回       
東京・原子力規制委のビルの前にて
 |  「原発、絶対の安全ない」 再稼働申請 地元・被災者ら抗議
 └──── 

 福島の事故から2年4カ月。全国5カ所の原発が8日、新たな規制基準のもとで再稼働への一歩を踏み出した。原発の活用をうたう政権のもと、経営の立て直
しを急ぎたい電力会社。安全対策は十分なのか。住民の不安はぬぐえていない。
 安全審査の申請は、原子力規制委が入る東京・六本木のビルで午前9時半から始まった。初めに申請したのは、泊原発を持つ北海道電力。酒井修副社長は報道陣に「安全対策は考える範囲で対応している。効率的な審査をしていただければ」
と話し、再稼働について「冬の前には、少なくとも1基と望みを語った。
 ビルの外では、午前9時前から約80人の市民らが抗議の声を上げた。集まったのはこの日申請した電力各社の地元で原発反対を訴えるメンバーら。「再稼働は歴史的暴挙だ」などと声明を読み上げた。
 北海道釧路市から来たというマシオン恵美香さん(51)は「防災対策が取られていない原発を動かすとどうなるか、ちゃんと考えてほしい」と話した。
 (7月8日夕刊より抜粋)


.. 2013年07月11日 10:46   No.576004
++ 東京新聞 (社長)…384回       
再稼働申請 「この国は何も変わらない」
 |  古里追われた避難者 福井県敦賀市
 └──── 

 3・11から二年余り。原発再稼働に向け、新規制基準による安全審査の申請受け付けが八日、始まった。東京電力福島第一原発事故で古里を追われた人たち。避難先でも近くの原発が申請対象となり、やるせない思いと不安を抱えている。
 「国に声が届かず、もどかしい」。嫁ぎ先の福島県南相馬市から日本原子力発電敦賀原発のある福井県敦賀市に避難した主婦鈴木美紀さん(四四)はそう話す。
 原発事故後、中学教諭の夫を福島に残して高校二年の娘と始めた避難生活だが、もともと敦賀市の隣町で関西電力美浜原発がある福井県美浜町で生まれ育った。
それだけに、敦賀原発の先行きが見えないことで地元に漂う閉塞感はよく分かる。
一方、原発を動かそうとする国や電力会社に強いいら立ちを覚える。(中略)
 申請された関西電力大飯原発3、4号機などが並ぶ"原発銀座"も近い。新規制基準は原発の安全神話復活を導くのではないかと思う。「原発以外の道を探して」と願っているのに、一向に声が届かない。「時間がたっただけで結局何も変わら
ない。この国も生活も」
 安全審査申請を報じるテレビを見ながら次女が「どうせ私たちは切り捨てられて、原発を動かすんでしょ」と言った。突き刺すような言葉。鈴木さんは返す言葉が見つからなかったという。(後略) (7月9日より抜粋)

.. 2013年07月11日 10:51   No.576005
++ WEB NEWS (幼稚園生)…1回       
高濃度の汚染水 海に拡散か
(7月10日 17時10分 より)

(中略)福島第一原発では、ことし5月以降、海に近い観測用井戸の地下水から放射性物質が高い濃度で検出され、2号機近くで新たに掘った井戸では、採取した水に含まれる放射性のセシウム137の濃度が9日、1リットル当たり2万2000ベクレルと、4日間で100倍余りに上昇しています。
 東京電力は、事故直後のおととし4月に2号機の近くで海に流れ出た高濃度の汚染水が地面にしみ込み検出された可能性があると説明していましたが、原子力規制委員会は、10日の会合で、土に吸着されやすいセシウムが3号機や4号機近くの井戸でも検出されているとして、ととしの汚染水だけを理由とするのは疑問があるとしました。
 そのうえで、放射性物質が港で採取した海水からも高い値で検出されているとして、「高濃度の汚染水が地中に漏れ出したうえで、海へ広がっていることが強く疑われる」という見解を示し、近く専門も参加したワーキンググループを立ち上げ、原因究明や対策を検討することになりました。
 規制委員会の田中委員長は、記者会見で、「原因を突きとめないと適切な対策ができない。最優先で対策を立てるために、専門的な検討を重ねていく必要がある」と述べました。(後略)

.. 2013年07月12日 21:44   No.576006
++ 週刊朝日 (幼稚園生)…4回       
驚愕! 東電幹部 原発再稼働へ向けて猛暑を念じ、経産省幹部へメール
(dot.  7月19日号より)

 電力4社は7月8日、原発の再稼働を申請する。その直前、経済産業省幹部が「柏崎は、やはり反発がきましたね。根回し、ウラでどの程度、されたのでしょうか?」などというメールを東京電力幹部に送っていたことがわかった。
本誌が入手した10通のメールには安倍政権の“再稼働シナリオ”が赤裸々に記されていた。ジャーナリストの今西憲之氏と本誌取材班が取材した。
 冒頭のメールを出した経産官僚が気にしていたのは、東電が再稼働を目指す新潟・柏崎刈羽原発6、7号機についてだ。福島原発事故の当事者である東電だけに、再稼働のハードルは高いため、6月に東電幹部に宛てたメールでこう危惧していた。
〈反発、怖いのは御社がKK(柏崎刈羽)で動かれる時でしょうか。一気に世論が高まり、地元もNOというしかない状況になりかねません。過去の
 裏での積み重ねが、一気に壊れてしまう。そのところ、いかがでしょうか? 巧妙にされておられるとは、思ってはいますけれど〉(経産官僚)

 後に経産官僚の不安は的中した。
 東電は7月2日、柏崎刈羽原発の再稼働申請の意向を表明したが、これに対し、新潟県の泉田裕彦知事がこう猛反発したのだ。「地元に何の相談もなく申請する。こういう態度で、立地地域との信頼関係を築けるはずがない」
 翌日の新聞、テレビ各社がトップで泉田知事の発言を大きく取り上げたが、それを読んだ東電幹部はメールでこうぼやいていた。
〈どの新聞もトップで、新潟県知事でほとほと、まいりました〉(中略)

一方の経産官僚は冷静に事態を分析し、その先の展開をこう予測している。
〈柏崎は、やはり反発がきましたね。(略)先に地元の了承をとりつけろとの論になるでしょう。それやっちゃったら、永遠に再稼働は無理なこ
 とは明白。わが社OB、新潟県知事(泉田氏は経産省OB)、次の選挙はまだ先。つめたいでしょうね、きっと。他の事業者の動向を眺めつつ、
 申請となるのでしょうか〉(中略)

 事故の反省もなく両者が「猛暑」の話でこうも盛り上がる背景には、原発再稼働の命運を決める“一大イベント”を前にしても再稼働に否定的な世論へのいら立ちが垣間見える。(後略)

.. 2013年07月12日 21:50   No.576007
++ 東京新聞 (社長)…385回       
住民犠牲の「再稼働」 新規制基準は電力会社優先

 原発の新規制基準が8日、施行され、即座に10基の原発が再稼働申請された。
福島原発事故の収束はおぼつかない。事故原因も判明していない。地元では。憤りが渦巻くばかりだ。さらに新基準には従来あった「立地評価」が削られていた。
これは重大事故が起きた際に、住民の安全を考慮する評価だ。電力会社の経営優先で、住民に犠牲を強いる原子力行政はなんら変わっていない。

 海奪われた漁師 怒り隠せず 「人の手足をもいでおいて…」

 操業自粛が続く福島県いわき市の久之浜漁港。犬の散歩に訪れた漁師の男性(74)が東京電力への怒りに声を震わせた。
 岸壁にずらりと並ぶ漁船に人影はない。福島原発事故から2年半の間、地元漁師たちは汚染検査のための魚をとることを除いて、海に出ることができないでいる。海を奪われた漁師たちの疲労の色は濃い。(中略)

 汚染水漏出疑いが浮上

 その矢先に原発の汚染水が漏出している可能性が浮上。敷地内の観測用井戸から高濃度の放射性トリチウムが見つかり、専用港内の海水の放射性トリチウム濃度も上昇していた。海際の井戸からはストロンチウムなどのベータ線を出す放射
性物質が検出された。(中略)

 東電、地下水放出も要望 収束どころか拡大恐れ

 (前略)そんな福島の被災地を置き去りにするかのように、新規制基準の施行により、原発に"安全"のお墨付きが与えられようとしている。(後略)
 (7月9日より抜粋)

.. 2013年07月13日 08:03   No.576008
++ 朝日新聞 (部長)…184回       
除染予算6割使われず 国が市町村に制約 東電の意向に配慮

 福島県の市町村が行う除染のために国が昨年度用意した復興予算2550億円のうち、6割以上の1580億円が使われず、今年度に繰り越されたことがわかった。国が最終的に費用を負担する東京電力に配慮して除染方法を厳しく制約していることが要因とみられ、安倍政権が公約する「除染の加速」との整合性が問われる。

 国は原発周辺の直轄除染と別に、県内36市町村が行う除染の費用を支払うため県が管理する「基金」に積み立てている。県の開示資料によると、昨年度中に使ったのは4割未満の970億円。32市町村で繰り越され、17市町村で執行率が5割に満たなかった。それでも国は今年度予算に県の基金などを積み増すため新たに2047億円を計上した。
 市町村の担当者に聞くと、廃棄物の仮置き場確保の遅れや作業員不足に加え、環境省が除染方法を示す「ガイドライン」を厳しく運用し、市町村が求める手法が認められにくいとの指摘が相次いだ。(中略)
 実際、東電は除染の基準が不明確として国から請求された212億円のうち159億円を支払っていない。東電が応じない分は国が負担する可能性が高い。
 昨年度の協議は284件。結論が出るまで半年かかる例もあり、福島市は「判断の権限を市町村に与えれば除染は加速する」。復興予算の流用が相次ぐ一方、国の責任で進めるという除染の予算は大量に余っており、市町村には「細かなルールを口実に予算執行が抑えられている」との不信が強い。東電は「除染について環境省と話し合っているが、内容は公表できない」としている。(後略)
 (7月12日朝刊から抜粋)

.. 2013年07月13日 08:24   No.576009
++ 朝日新聞 (部長)…185回       
核兵器「軍事的には無用な存在」 パウエル元米国務長官

 米軍制服組トップと国務長官を務め、米国の外交・安全保障政策の中軸を長年担ったコリン・パウエル氏が朝日新聞のインタビューに応じ、核兵器は「極めてむごい兵器」であるために使えず、軍事的には無用な存在だと語った。
 北朝鮮の核の脅威には核兵器を使う必要はなく、強力な通常兵力で抑止力は足りるとの見方を示した。(7月10日デジタルより)

.. 2013年07月13日 08:58   No.576010


▼返信フォームです▼
Name
Email
ホームページ    
メッセージ
( タグの使用不可 )
Forecolor
アイコン   ICON list   Password 修正・削除に使用