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赤字4電力、経営優先 10基の再稼働申請
安全よりも経営を優先する電力会社、将来像を描かぬまま後押しする政権。東日本大震災後に動きを止めてきた原発が、今後、相次いで息を吹き返しそうだ。 原発を抱える周辺自治体には、準備不足のところも多い。安全の門番となる原子力規制委員会が役割を果たせなければ、東京電力福島第一原発事故の教訓が失われかねない。(中略)
避難計画策定遅れ
福島第一原発の事故を受け、重大な原発事故を想定した防災計画の策定が必要な自治体は原発8〜10キロ圏から30キロ圏に広がった。市町村や県境をまたぐ避難が必要なため、自治体間の調整は遅れ、具体的な避難計画づくりが難航している。(中略) 受け入れ側の札幌市も悩みが深い。原発30キロ圏の13町村のうち、9町村が市内への避難を想定。受け入れは最大で5万人になる可能性がある。市の担当者は「どの経路でどれだけ避難して来るかが示されないと支援できない」とこぼす。(後略)(7月9日朝刊から抜粋)
.. 2013年07月10日 10:29 No.576001
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