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書籍の紹介 | └──── (たんぽぽ舎ボランティア)
「脱原発の経済学」(熊本一規・著:緑風出版)について
1)「原発は安全で、発電コストが安く、CO2を出さないので地球環境にもやさしい」と言うのは、原子力ムラの大ウソであったことは、東電福島原発事故が証明しています。 資源エネルギー庁は、1980年代から原発の発電コストを都合良く、でっち上げていました。 それは、設備利用率(稼働率)を実態より高く設定することや、算定方法を恣意的に改める小細工を繰り返すことで、計算上は原発の発電コストを安く見せていました。 約27年前に、この原発の発電コスト計算のウソ・カラクリを見破った経済学者がいました。(過剰社会を超えて:八月書館、1985) その人が、本書の著者・熊本一規(明治学院大学)教授です。 この本は、現在の私たちが必要とすべき情報と知識がわかり易く解説されています。 とりわけ、脱原発に向けて、感情論ではなく、冷静な経済論及び技術論が展開されています。脱原発を目指す人必読の書と思われます。
2) 「脱原発の経済学」の目次
第1章 電力自由化と発送電分離は必要か 第2章 「原発の電気が一番安い」は本当か 1.発電費用の内訳 2.電源のベストミックス論 3.電源別発電原価のモデル試算のカラクリ 第3章 原発は地域社会を破壊する 第4章 脱原発社会を如何に創るか
.. 2013年06月06日 14:05 No.557001
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