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燃料費削減 熱い期待 調達「2〜3割安く」中部電 米国の価格は4分の1
米政府が新型天然ガス「シェールガス」の日本向け輸出を許可したことで、日本の電力会社からは18日、輸入価格が中東産の液化天然ガス(LNG)などに比べ「2〜3割安くなる」(中部電力)と期待の声が上がった。原発停止で膨らんだ火力発電用のLNG費用の負担軽減や電気料金値上げの抑制につながる可能性があるためだ。輸入先を分散することで、政情が不安定な地域からの調達に伴うリスクも軽くできると見込んでいる。 ○ 大きく前進 「2017年中の天然ガス液化事業の開始に向けて大きく前進した」 今回の米政府の決定で輸出先となる中部電と大阪ガスは18日、歓迎のコメントを連名で発表した。(後略) ○ 価格4分の1 (前略) 中部電の場合、中東などからのLNGの調達価格は取引で使われる単位の100万BTU(英国熱量単位)当たり16ドル程度だ。これに対して、米国ではシェールガスの増産に伴って価格が下がり、4ドル程度と大幅に安い。この米国産「格安LNG」を日本に運ぶと輸送費や保管費で12〜13ドル程度になるが、それでも現行価格に比べれば相当安くなる。(後略) (5月19日より抜粋)
.. 2013年05月22日 21:28 No.549001
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