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■--原子力防災に関するパブコメ
++ 山崎久隆 (社長)…307回          

福島事故でまともにモニタリングできなかった.今後はモニタリング設備を多数常設せよ。
     高温高空放出に対応できる体制を  ──   (たんぽぽ舎)  

1 福島第一原発事故では、まともにモニタリングが出来なかったことを教訓とし、モニタリングを行う設備を多数常設するとともに、常時ネットワークに接続して民間監視が可能なようにすべきである。
 情報を国に一元化するというのは、一見すると正確な情報の提供に資すると思われがちだが、実際には情報の提供遅れ、囲い込み、出すべき情報ではなく出したい情報を選別するなど、信頼性のおけない事態を招くことになる。
2 現在行われている地方自治体などによる空間線量の公表等に支障を来すことが無いよう、統制に当たることはしないと明記すべきである。
3 初期モニタリングにおいて、測定するものとしては・原子力災害対策重点区域を中心とした空間放射線量率及び大気中の放射性物質(放射性希ガス、放射性
ヨウ素等)の濃度・放射性物質の放出により影響を受けた環境試料中の放射性物質(放射性ヨウ素、放射性セシウム、ウラン、プルトニウム、超ウラン元素のア
ルファ核種等)の濃度・広範な周辺環境における空間放射線量率及び放射性物質の濃度などとしているが、これらに限定されるものではない。事故のシナリオを幅広く想定し、高温高空放出についても対応できる体制を取るべきだ。特に初期の放射性物質としてはテル、ストロンチウム、セリウム、ジルコニウムなども必要である。また、環境資料中の放射性物質にもストロンチウム、ジルコニウムの他、ニッケル、マンガン、コバルトなどの鉄の誘導放射性物質やプルトニウムの同位体分析も必要である。
4 福島第一原発事故では、自治体の判断で安定ヨウ素剤を飲んだ住民はいたが、国の指示で服用できたケースは無かった。これはいざとなると国の判断は常に後手に回り、結果として被曝の低減にはならないことを意味する。また、全市区町村に国の専門家が居るわけではないし、いずれにしても情報を収集、分析してから服用すべきかを判断することになる。その情報を収集するのは自治体防災担当者である可能性が高い。
それであれば、その自治体が判断をするのが最も早い。
 地域防災計画の責任者は市町村長である。原子力防災についても、自治体の長が具体的に判断をするべきだ。
5 福島原発事故に関して、結局国は住民を守れなかった。
 今も被曝を強いていること、避難の最中に大混乱の中で被曝を余儀なくされたこと、空間線量の高い中を避難も出来ずに寒い山村で何日も過ごさざるを得なか
ったこと、避難経路よりも元の住所に止まった方が被曝が少なかったこと、そして避難指示により津波被害者を救援するべき消防、防災関係者が逃げざるを得なかったことなど、国の情報収集分析は住民の安全に資するものではなかった。むしろ米国の無人偵察機による空間線量情報が、米メディアに公表され、始めて飯館村などへの高い放射性物質の拡散を可視的に現すことになった。この反省に立つならば、空間線量情報の収集と公開についてはリアルタイムで測定できる自動計測システムを中心にして、恣意的な隠ぺいなどが入り込む余地をなくすべきである。また、住民への情報提供や避難等に関する情報の提供が迅速かつ細やかに行えるよう、地方団体の防災担当実務者を事業者が出資する方法で大幅に拡大す
べきである。なお、原子力防災については安易に税金を投入すべきではない。行うならば、原子力防災負担金等の制度を作るべきである。
.. 2013年05月20日 16:29   No.548001

++ 金子やよい (幼稚園生)…4回       
金曜夜は霞ヶ関が音楽に込められた抗議の思いに包まれる
 |  財務省上の交差点、官邸前、国会正門前、ファミリーエリアの4ヶ所
 |  5月17日第55回首相官邸前の抗議行動報告
 └────  (たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア)

○ 5月17日(金)、朝が肌寒かったので、夜の冷え込みが心配されたが、内幸町の地下鉄出口から外に出ると爽やかな風が並木の青葉を揺らし、気持ちの良い夕刻の一時だ、季節が確実に移り木々の青さが空に映え、美しい。財務省上の交差点で荷物を下ろし、ビラを配る用意をしていると、警官が近寄って来、ここで横断幕を広げるのかと聞く、いつもここで、旗を立て横断幕を広げる事を告げると、何人ぐらい集まるのかなど聞き、いつもの位置で、警備を始めた。ビラを配り始め気が付くと6時をまわっていた。

○ 官邸前方向からコールが、聞こえてくる、程なくここでもMさんがコールを始める。暫く前からここでは、ドラム隊とMさんのコールのコラボが楽しみになっている。ドラム隊の無国籍なリズムとMさんのコールが絶妙のコンビネーションで、官庁街に響き渡るのがナントも楽しい。今日もそのドラム隊が、官邸前から賑やかに下ってくる。リズムの嵐が押し寄せてくる、十分リズムを堪能したので、国会前とファミリーエリアの様子を見に行ってみた。
 国会前へ向かう道は、韓国の太鼓演奏、ブブゼラ、清志郎の歌、キャンドルとアコースティッル/ギターの演奏、とそのグループとグループの間、思い思いの場所に座り、語り合い、歌を口ずさみ、あるいは静かに思いを巡らす、自由でゆったりした空間になっている。

○ 国会前の交差点では、自転車隊が12名、手を振り走り抜けていった、ファミリーエリアに、着くと、30代位の男性がスピーチの途中だった。「今度の選挙に
立候補します。自分が立候補するとゆうことで、頑張ってくださいと言ってくれるが、僕ひとりが頑張るのでは、ダメ、全員参加、みんなでやりましょう」と締めくくられた。ファミリーエリア隣でも、3〜4人のグループが、譜面台を立て演奏していた。

○ 金曜夜は霞ヶ関全体が、音楽に込められた原発反対の思いに包まれる。そんなふうに思いながら、官邸前へ戻る道すがら、ぐみ坂の抗議の列の中に入り、一人で声を上げる男性に声をかけてみた、ジャケットをはおり、60代だろうか、去年の5月から、月に1〜2度来ているそうだ、ここ来る様になって、様々な問題が見えて来、今は、民主主義を守る事が大切と感じてる、と語られた。私が、「自分の時間をさいてまで来られるのは、どんな思いが有ってですか?」と聞くと「そんな、大層な事ではない、来られる時に来る、大仰にしていると、続かないからね」と優しく微笑まれた。
 とかく、意気込みがちで、空回りしてしまう私に、とてもよいアドバイスを頂いた気がした。

☆次回の首相官邸前の抗議行動は、5月24日(金)、第56回です。

.. 2013年05月22日 18:25   No.548002
++ 冨塚元夫 (中学生)…32回       
5/18-19再稼働阻止全国ネットワーク主催「柏崎刈羽再稼働阻止
 |  応援ツアー」に参加して
 |  再稼働阻止−新潟と福島と全国がつながった
 |  多様な人々が全国各地から参加した
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 柏崎刈羽原発はもっとも再稼働の危機が迫っている原発ではありません。愛媛県伊方、北海道泊、鹿児島県川内、これらのほうが先に再稼働される可能性が高いとみられています。再稼働阻止全国ネットは昨年11月10日に東京で300人(50団体・ネットワークと個人)が参加して結成されました。この柏崎刈羽現地行動は結成後もっとも大きな行動ですが、その理由は東電にとって柏崎刈羽の再稼働が死活問題であり、我々にとっては再稼働を許さず東電を前段から攻めるという先制攻撃の意味があります。そして具体的に再稼働の危機が迫ったときすぐに現地に結集できる体制を作るという意味があります。

 このたんぽぽ舎を中心としたバスツアーの案内役は米山さん、柏崎出身で長年戦ってきた菅井益郎さん、同じく伊藤久雄さんでした。
 東京からのバス2台80人に加えて福島からマイクロバスで10人を始め青森、茨城、関西、石川など全国から合計約120人が参加しました。

 18日14時から柏崎刈羽原発反対地元三団体が準備したツアー受け入れ集会が行われました。
 地元三団体からは共同代表の矢部忠雄さん、差し止め訴訟原告団の吉田隆介さん、プルサーマルを考える市民ネットの桑山史子さんが挨拶されました。
 再稼働阻止ネットからはたんぽぽ舎の柳田さん、経産省前テントの八木さんが挨拶しました。
 各地からは福島始め、大間、東海村、志賀(羽咋)から挨拶がありました。福島の連帯ユニオンの佐藤昌子さんは除染労働者の過酷な労働条件と不当に低い報酬について話されました。大熊町から避難生活をしている木幡ますみさんは病人や子供が過酷な避難生活のなかで次々と死んでいく実態を話されました。東海村からは2人が再稼働の危険と村長選挙のアピールをされました。
 夜は2つの民宿に分かれて全員で交流・懇親会を行いました。

 翌日は見学コース(バス2台多数)と街宣コース(車2台9人)に分かれて行動しました。
 街宣したのは福島の女性を中心に地元代表とたんぽぽ舎代表でした。
 見学コースは近藤容人さんの案内で、椎谷岬、真殿坂(まどがさか)断層、原発全景、原発交付金で建設した生涯学習センター・ラピカなどを見ました。
 最後に街宣の人も加わって、全員で原発に近い荒浜で集会・再稼働阻止のシュプレヒコールを行いました。

.. 2013年05月22日 18:48   No.548003
++ 橘 優子 (小学校中学年)…11回       
新潟での出張ハンスト報告―柏崎刈羽現地闘争に行ってきました
 |  女たちの交流会−音楽あり、新潟の長い闘いの歴史あり、
 |  福島の女たちの苦闘の活動あり…
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○5月17日から休みを取って経産省前テントひろばのハンストに参加、16日夕飯から食を絶っても折角の休みにやらねばならないことはたくさんあって、さすがに金曜官邸前行動のたんぽぽ舎の旗持ちしていたら、クラクラ…8時前には経産省前テントひろばに戻って、座り込みながらお姉様たちに、柏崎・刈羽遠征にハンスト用のプラカードやはんてんを借りても良いか訪ねたら、「ああ、いいよ出張ハンストで行っておいで」!という訳で、18日の夜の交流集会までの2日程度の短期のどこでもハンストでしたが、集会はもちろん、バスの中でも、休憩のSAのトイレでもはんてんでプラカード、「私にエサを与えないで!」とまわってくるお菓子もさえぎって、夕方にハンストは終了、夜の宿のおいしい食事は半分くらい食べて、交流会に臨むことができました。体は軽くなり、夜も皆がビックリするくらいの寝つきの良さで熟睡。

○東京からの2台のバスの大遠征のこと、青森や福島、東海村、富山、関西からも仲間が駆けつけ、柏崎・刈羽現地の仲間たちとアツい交流の中、再稼働阻止の大集会を成功させたこと、新潟日報にも写真入りで大きく取り上げられて、以降、多数の参加者からもご報告いただけると思いますので、私からは、「女の館」の報告を。
 というのは、私も行ってみてビックリ、宿泊が男女で別々の海の家を兼ねた民宿に別れてとなり、夕食とその後の交流会も、まったく男女別となったのです。
 新宿に帰りついてからの打ち上げで男性の方からは原発いらない福島の女たちの話が聞きたいとかなりのクレームもあったということですが、ああ、そういわれると、そうかしら、ごめんなさいで、女性の宿の方は、皆さっさと夕食を済ませて、入浴して着替えて、さながらパジャマパーティー。

○オープニングは国会前でお馴染みの「花の金曜プンムル(農樂)隊」のパフォーマンス、原発いらない福島の女たちの黒田さんもチャンゴをたたき、私も昔ならった鳳山仮面劇の舞で参加、やりたい放題どんちゃん騒ぎをしてからの交流会は、
一気に打ち解けて盛り上がりました。
 おひとりおひとり自己紹介しながら述べられた新潟の闘いの長い歴史、柏崎・刈羽の地域で孤立して闘う困難さ、心打たれるものがあります。そして、大勢で駆けつけた福島の女たち、とりわけ、避難先の会津から4人で揃って来た大熊町
の女たちは、避難先で出会って共に歩み始めたこと、既に大熊町に戻ることは断念する中で、放射能に汚染されたものを移動させることなく、大熊町に中間貯蔵施設を設置すべきと決断するに至ったこと、前を向いて若い世代と共に生きる街づくりを考えていきたい、そう語る彼女らの潔さにも私たちは胸を詰まらせます。
○そして、こういう、雰囲気の中だからこそ、参加者全員が自己紹介をし、人前で語り合い、お開きの時間になっても話は尽きず、深夜まで話し込む人も居れば、寝る人が歯磨きしている洗面所に早起きの人が歯磨きに来たとかで、早朝からの
海を眺めながらのおしゃべり会は、体ほぐしや、簡単ヨガ講習会になったり、7時くらいには、朝飯前のひと騒ぎ、海岸でのプンムル、皆、やりたいように体を動かし、太極拳もやって、最後に気功で深呼吸したら、海の香りが体中沁み渡りました。女たちの闘いは自他共に労わりあいつつ、しなやかに、軽やかに歩んで参ります。

.. 2013年05月22日 19:09   No.548004
++ 相沢一正 (幼稚園生)…2回       
5月柏崎刈羽原発の再稼働NO集会での発言
 |  東海村からのお願い−東海村村長村上達也さんへ激れい文を
 └──── 脱原発とうかい塾代表 東海村議会議員 
 
柏崎刈羽を始め、原発立地地域や首都圏ほか全国で原発再稼働阻止・廃炉を求めて闘っている皆さん、ご苦労様です。連帯の挨拶をしつつ東海村からのお願いを申しあげます。
 この9月初めに、東海村の村長選挙が行われます。現職の村上達也氏は、全国の原発立地自治体の首長としてはただ一人、脱原発を主張しております。そして昨年までの民主党政権下の政府に対して、地元の東海第二原発の再稼働中止・廃炉を強く要求して来ました。その主張を今もって維持しております。
 村上村長は1999年のJCO臨界事故の際には東海村の村長として、国も県も何らの決定も出来ないでいた時に、近隣住民の避難を独自に決定して実行した人です。それ以来、この国は原子力を扱う資格があるのかと疑問を呈してきました。原発は本質的なところは原爆と変わらないと考え、原子力の研究開発に手を染めてしまったことを嘆く科学者に共感する立場に立っていましたが、福島原発事故を踏まえて、村民の命と安全を守らなければならない首長として、原発の存在を許すわけにはいかないと強い確信を持つにいたったようです。東海第二原発から30km圏内にはおよそ100万人、この人たちの避難はできるのか、東海村民3万8千人をどこへ避難させるか、その生活は、と考えてぞっとした、と語っております。
 このような原発に対する考えを持つ村長を、今こそ東海村は必要としています。
村上達也氏でなければ、この現状を乗り切ることはできません。そして東海村の住民としては些か僭越なのですが、全国の脱原発運動、原発再稼働中止・廃炉の運動にとっても、脱原発の旗手として一種のカリスマ性すら備えるにいたった村上達也氏が東海村の村長として断固として存在していることは、大きな励みになることと思います。
 ところで、その村上村長に対して、「原子力ムラ」は、なかんずく日本原電・日本原子力機構や原子炉メーカーの日立製作所、原発推進の自民党勢力は陰に陽に攻撃を仕掛け、村長追い落としを、総力を挙げて図っています。この状況下で
私達は村上達也氏に村長選出馬の表明を明確にするよう求め、そのうえで選挙態勢の隊伍を組みたいと考えています。そこで、全国の、志を同じくする皆さんに以下の事をお願いする次第です。

 村上達也村長に、村長選出馬をはやく表明するようにとのお願いをお手紙してください

 住所 319−1192茨城県東海村東海3丁目7番1号 東海村役場内
 宛名 村上達也 様  (TEL 029−282−1711代表)

(東海村長選挙を全国が注視していること、その中で、村上達也氏が断固として村長選挙に臨むことは、全国の脱原発運動、立地自治体の原発再稼働阻止の運動を奮い立たせること、そして当選することでさらに大きな励みになることを伝え
てください)

.. 2013年05月23日 15:54   No.548005
++ 柳田真 (大学生)…80回       
国破れて 山河あり
 |  原発破れて 山河なし
 |  戦争よりひどい原発惨事=再稼働阻止の重大性
 └──── (たんぽぽ舎)

第2次大戦に敗れたあと「国破れて(も)山河あり」と言われた。戦争に負けても美しいふるさとの大地や山や河はある、という希望的な意味だった。だが、2011年3月の福島大惨事は「原発破れて山河なし」=原発が壊れてふるさとの大地は放射能まみれになった。原発は戦争よりずっとひどい、子々孫々代々まで苦しめるということがはっきりした。今も本来人間が住んではいけない放射
能管理区域に福島の過半の人が住まわさせられている。
そんな中で原発の再稼働が推進側から言われるようになった。原子力規制委の規制基準は「最低の基準」なのに、安倍首相はそれを「安全が証明された」と拡大するインチキさ。気象庁も警告する余震・地震が再稼働原発をおそったとき、原発は無事、と安倍さんは証明できますか?再びの大惨事になったら、首相辞任くらいではすまないですよ。日本が傾くのだから。6月は再稼働阻止の正念場の始まりだ。6月2日(日)の官邸行動と再稼働阻止ネットの4波の全国ツアーに参加し成功させよう!原発ゼロへの近道は再稼働阻止から。

≪4つの全国応援ツアー≫
(1) 6月23日(日)〜6月24日(月) 愛媛県・伊方現地行動
(2) 6月29日(土)〜6月30日(日) 福井県・大飯現地行動
(3) 7月13日(土)〜7月14日(日) 北海道・泊現地行動
(4) 8月初旬には、鹿児島県・川内現地行動も計画中(詳細は近日)

.. 2013年05月24日 08:45   No.548006
++ 川辺寛子 (幼稚園生)…1回       
再稼働阻止全国ネットワーク柏崎・刈羽連帯集会に参加して
| 「第2の福島をつくってはいけない」という言葉が私の心の内に響い
ています。
 └────  (連帯ツアー参加者)
  
 何とか、原発が当たり前であることをなくしたい、東北なかでも福島の方々の被災をしっかり受けとめたいと思っていたところ、メールマガジンで学習会と現地ツアーを見つけ参加させていただきました。以前、足尾銅山跡のフィールドワークの案内を菅井先生がして下さり、大変勉強になった記憶がありました。
今回のツアーの感想は、一言で言えば、「人間として素晴らしい人々に出会えた」ことです。一人一人の話の内容が、まさに人間としての声で、中身の重さ・的確さが心に沁みました。なかでも「第2の福島をつくってはいけない。福島は住んではいけない。除染しても2.2。人の住まない土地になってほしい。どうしようもないジレンマ。除染は線引きの根拠・アリバイづくりで政府のストーリーに乗せられている。・・つながって下さい。」という言葉が私の心の内に響いています。
 美しい山々と海を前にした、最大出力をもつ7基の柏崎・刈羽の原発建設をめぐる闘いは、地域振興だ、安全だという「東京電力・下請け業者・行政」のごまかし・圧力・作られた物語と毎日向き合い続けることであったことが、ラピカや住民投票の話からうかがえました。
 一人の人間として出来ることは限られているが、出来ることはしなくてはと改めて思っています。
 語り・運動を進めてくれる人々の健康が心配です。ご自愛ください。

.. 2013年05月24日 09:31   No.548007
++ 槌田 敦 (小学校高学年)…21回       
電気料金の過払い返還請求行動を開始します
 └────  原発の電気料金負担を拒否する会 代表 

1.「過払い電気料金返還請求および明細書」を集める。(用紙はFAXで送ります)。
2.集めた請求書に「表書き」をつけ、東京電力にまとめて請求する。
3.東京電力に対して「文書回答を求める事項」を提出し、回答を求める。
4.さらに、東京電力に訪問して上記文書回答につき、説明を求める。

文書回答を求める事項
(1) 返還請求書に書いた当方の主張について、東京電力の見解を述べよ。
(2)特に、「原発による損失は事業の失敗であり、消費者負担は筋違いであるから、その補填は資産の売却などでおこなえ」に対して、詳しく見解を述べよ。
(3)2012年度電気料金値上げの認可に際し、その積算根拠とした下記項目について、具体的な金額を明らかにせよ
 a.原発関連人件費、b.福島第一発電所の経費、c.福島第二発電所の経費、
 d.柏崎刈羽発電所の経費、e.原発関連他社への支払い、f.再処理関連費用、
 g.現地寄付金、h.事故保障費、i.事故対策費用、j.その他原発関連費用
(4)2012年度において、実際に支出した下記項目の金額を明らかにせよ。
 a.原発関連人件費、b.福島第一発電所の経費、c.福島第二発電所の経費、
d.柏崎刈羽発電所の経費、e.原発関連他社への支払い、f.再処理関連費用、
g.現地寄付金、h.事故保障費、i.事故対策費用、j.その他原発関連費用
 なお、東電が電気料金の値上げにあたって根拠を示して請求し、またこれを徴収した以上、東電には実際の支出内容を明らかにする義務がある。
(5)料金徴収に際して、東京電力は「送電停止」の脅しをおこなった。この脅しは、憲法第25条1「すべて国民は、健康で文化的な最低限の生活を営む権利を有する」を攻撃するものである。また、送電停止にあたって100w送電を通知した
が、現代社会において100w送電では「健康で文化的な最低限の生活」は不可能である。憲法違反の送電停止の脅しを取りやめよ。
(6)東京電力は一部利用者に対して、郵貯払込取扱票の発行を拒否している。その理由は金額修正が可能である為だが、この金額修正の行為は違法ではなく払込者の自由である。東京電力の行為は不当であり、差別的扱いを取りやめよ。

原発の電気料金負担を拒否する会
連絡先:たんぽぽ舎気付 FAX 03-3238-0056

.. 2013年05月25日 08:58   No.548008
++ 山田 (幼稚園生)…3回       
小出裕章さんインタビュー (その1)
 |  人間の手に負えない事故であることを再認識すべき
 |  溶け落ちた核燃料の取り出しは不可能でしょう
 └──── 小出裕章さん(京大原子炉実験所助教)

 昨年12月、野田佳彦首相(当時)による「事故収束宣言」とはいったい何だったのか?、汚染水の漏洩、停電による冷却ポンプ停止など、「収束」とはほど遠い現実が次々と明らかになっている。
 小出裕章さん(京大原子炉実験所助教)に現状を聞いた。
 質問項目は、1.事故原発の現状、2.事故現場と除染の被曝労働、3.再稼働について、4.廃炉計画についての評価と見通し、5.予想される大地震について、など。分けて掲載する。
 「人間の手に負えない事故が起こってしまったのです」と小出さんは語る。1〜3号機の事故原発建屋には、今も人が近づくことすらできず、ロボットも猛烈な放射線で電子回路が破壊され、帰還できずに討ち死にするものが多数。私自身も含めて危機感が薄れていることをあらためて痛感した。(編集部)

編集部…汚染水の漏洩の実態と影響からお願いします。
小出…福島第1原発の1〜3号機では、溶け落ちた炉心がこれ以上溶けないようにするために、ひたすら水を入れるという作業を2年間続けています。ただし、溶けた炉心は、鋼鉄製の圧力容器の底を抜け、格納容器の中に落ちています。格納容器にも穴が開き、入れた水が漏れ出て、原子炉建屋・タービン建屋の地下は、汚染水で水浸しになっています。こんな状態が2年続き、冷却水が溜まり続けています。
 東京電力は、溢れてくる水を浄化して、冷却水として再使用する計画を立てましたが、コンクリート構造物(原子炉建屋、タービン建屋、トレンチ、ピットなど)にも割れがあり、地下水が流れ込み、1日に400〜500トンも汚染水が増えている状態です。
 東京電力は、敷地内にタンクを作り、これを保管してきたのですが、追いつかなくなって、池を掘り、遮水シートを敷いて、汚染水を入れたのですが、それもまた漏れてしまいました。
 やることが本当にお粗末だと思いますが、事故現場があまりにも酷い汚染状態だということです。放射能さえなければ、ゆっくり確実に工事もできるのですが、全てが猛烈な被曝環境でやらなければいけないのです。
 私は放射線業務従事者ですが、その私すらが行きたくないと思うほど猛烈な汚染地帯なのです。そういう状況で汚染水は溢れ、現在も海に向かって流れているでしょうし、今後は、意図的に海に流すという日が遠からずくる、と私は思います。
 私は、汚染水が地下水を汚染しないよう、周囲に防壁を張りめぐらすべきだと今も思っています。

.. 2013年05月27日 14:57   No.548009
++ 渡辺秀之 (小学校低学年)…7回       
.「海は、竣功認可までは公共用物」、「漁民に補償しなければ工事は着
 |  工できない」、上関原発と漁業権・・海はだれのものか・・
 |  熊本一規(明治学院大学)教授学習会(5/22)の要旨の報告
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○「脱原発の経済学」の著者・熊本一規(明治学院大学)教授の3回目の学習会「上関原発と漁業権・海はだれのものか・」が、「スペースたんぽぽ」にて、5月22日(水)に開催されました。
 2013年3月1日付け中国新聞の記事(抜粋)に、「中国電力の山口県上関町への原発建設計画で、山口県漁協は2月28日、県漁協祝島支店(旧祝島漁協)が受け取りを拒否している漁業補償金約10億8千万円の取り扱いを協議する集会を開き、支店組合員による無記名投票の結果、過半数が受け取りに賛成した。祝島支店は原発計画に反対し、これまで補償金拒否を貫いてきたが、過去の採決を覆す結果となった。今回は11人分の委任状を含めた全組合員53人が議長を除いて無記名投票し、賛成が31人と、反対の21人を上回った。今後は、祝島支店と本店が組合員への補償金の配分額の決定方法を協議する。県漁協幹部は「受け取る意思が確認できた」と話し、手続きを進める考えを示した。」とありました。
自由民主党:安倍晋三首相の地元、山口県上関原発の建設の行方はどうなるのだろうとの不安を持つ中で、本学習会は開催されました。

○学習内容は、「上関原発と漁業権・海はだれのものか・」を中心テーマに、基礎知識(入会集団、漁業補償、漁業の種類、共同漁業権、公共用物等)、関係する法律(漁業法、公有水面埋立法等)、及び熊本教授が関わられた反対運動の体験
談などを織り交ぜて、丁寧に解説されました。結論として、「魚業補償を受けるのは漁協ではなく、漁民集団」であり、「埋め立て免許を得ていても、補償しなければ着工できない」のであるから、原発建設工事を止めるには、「海浜や海面
は、竣功認可までは公共物」、「漁民に補償しなければ、工事に着工できない」ことを、中国電力に主張することが大事であると述べられました。また、関わられた反対運動の体験から、住民一人ひとりが、学習し、自分たちが強い権利を有していることを自覚することが必要であると強く主張されました。

○熊本教授の冷静な理論構築、及び現場体験は、具体的かつ説得力があり、私たちの今後の再稼動阻止運動に対して重要な示唆となりました。休憩後、約20分間、活発な質疑応答も交わされ、有意義な学習会となりました。閉会後、先生を囲ん
での交流・懇親会が行われ、約20名の参加有志と共に、夜更けまで議論は続きました。
なお、次回の学習会(案)については、熊本教授と打ち合わせしてからご案内致します。

.. 2013年05月27日 15:05   No.548010


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