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■--反原発の重点行動に参加しよう
++ 柳田真 (大学生)…79回          

ー3つの行動案内
 |  テントを撤去させるなーハンストと裁判(5/16(木)〜5/23(木))
 |  東電の責任を追及―福島原発事故告訴団集会・日比谷(5/31(金))
 |  反原発国会大包囲 再稼働止めよう(6/2(日)〜6/3(月))
 └──── (たんぽぽ舎)

メルマガを読まれている皆さん(メールアドレス6,000件弱)
5月中旬〜6月2日の3つの大きな行動に参加されるよう、心から訴えます。今秋、「原発再稼働が続出すると予想される中で、この5月〜6月の3つの運動は大事です。それは、現在の原発反対運動の力量を広く示すと共に、秋の原発再稼働への反撃ののろしにもなります。3つは、繋がっています。
第1は、経産省前テントのハンストと裁判応援です。
ハンストは、5月16日(木)〜5月22日、テント広場にて。
「土地明け渡し訴訟第一回口頭弁論は、5月23日(木)、東京地裁に集まろう。
10時 東京地裁前抗議行動
11時 傍聴行動&地裁包囲デモ
13時 報告集会(弁護士会館2F クレオA)
第2は、福島原発事故の厳正な捜査と起訴を求める大集会です。
5月31日(金)13:30〜日比谷野音、16:00東京地裁前、
17:30〜18:00東電本店前
第3は、6月2日(日)16:00〜19:00反原発国会包囲行動です。全国の原発現地からも参加されます。又、芝公園の集会(午後12時30)〜
日比谷公園までのデモも参加します。
○たんぽぽ舎も5月の拡大会議で、この3つの行動に創意工夫で、全力で取り組むことを決めました。チラシ配布もやります。又、これ以外の金曜官邸行動(17日、24日:数千人)や、4Fスペースたんぽぽの諸講座にも努力していきます。
○日刊発行のメルマガは、これらの活動の大きな武器です。この発行の持続のためのカンパも、すでに10数万円寄せられています。
5月18日(土)、19日(日)の再稼働反対柏崎刈羽ツアー(バス2台、乗用車)も100名を超す盛況になっています。
原子力利権共有帝国(いわゆる原子力ムラ)の巻き返しに負けない活動を目指して、3つの行動にたくさん参加しよう。友人、知人を誘って参加しよう。
"再稼働阻止こそ、脱原発の近道"

.. 2013年05月16日 10:43   No.547001

++ 天野惠一 (幼稚園生)…1回       
原子力規制委員会の「基準」づくり自体への批判を (下)
 |  規制委員会の「基準」づくりそのものがインチキでペテンだ
 |  福島事故をふまえずだから
 |  住民に透明な「廃炉組織<防災組織>」をこそつくれ
 └──── 

 野田政権も、交替した自民党安倍晋三政権も(「規制委」)もふいれずにきたが、メルトダウン事故の、本当の「収束」は、何十年(あるいは百年)はかかるとされている、まだ実現したことのない「廃炉」を実現するまではありえないことなのだ。すなわち長い長い事故「収束」プロセスは「廃炉」プロセスそのものなのだ。だとすれば、「収束」のために必要なのは、再稼働のための「規制委」などではなく、「廃炉」のための委員会(あるいは<廃炉組織><防災組織>)という日本列島住民に透明な新しい組織だったはずである。
 私たちの運動は、この権力とマスコミの一体化したスリ替え、(新たな「安全神話」づくり)とうまく闘えずにきてしまっていないか。
 今、事ここに至って、経済産業省資源エネルギー庁は、「廃炉作業の安全性監視・検討」のための「規制委」の専門家会合にエネ庁職員を参加させるべく動き出している。
しかし、「廃炉作業」が「規制委」中心の機構で、まともに監視チェックされるなどということはありえないだろうことは、この間の汚染水漏れの事態で、あまりにも明らかではないか。
 私たちは、この「廃炉=事故収束」作業を監視しながら、日本列島住民に透明な「廃炉組織<防災組織>」をこそつくれ! という要求を正面から対置し続けるべきではないか。
少なくとも「規制委員会」の「基準」づくりそのものがインチキでペテンだという批判を鋭く大衆化していく努力をつみあげていくべきではないか。今、福島事故を踏まえた「基準」などつくる条件は、まったく存在していないのだから。
 放射線量が高すぎて「炉」の中を見ることなどまったく不可能で、近づくことさえできない場所だらけの状況で、まともに事故原因など確認できない、そういう客観的状況は誰もが認めざるを得ないのに、どうして「基準」がつくられているのだ。
 もう一点、忘れてはいけないことがある。この人為大事故の「犯罪現場」を管理しているのは犯人であることは、まちがいない「東電」なのである。そして調査はその犯人が提出するデータに基づいていろいろなされているだけなのだ。だから、国会事故調メンバーに「真っ暗闇」で視えないとの嘘をついて、地震で炉自体が破壊されていたであろう事実を隠蔽するような事が絶えないの
だ。(そうだとすれば、「基準」の前提<津波で壊れた>が崩壊し、ペテンの論理そのものが、なりたたなくなってしまうからだ。)
子供たちの間で、嘘つきを「東電マン」と呼ぶことが流行しているらしい。嘘つき専門家「東電マン」のデータに依拠したインチキ「基準」づくり、そのものへの批判にこそ、今こそ私たちは運動の全力を投入すべきではないか。
        (再稼働阻止全国ネットワーク事務局)

.. 2013年05月16日 11:17   No.547002
++ 市民連盟 (幼稚園生)…1回       
反原発自治体議員・市民連盟 記念講演と総会
 │ 5月26日(日)13時30分 開会 どなたも参加できます。
 └────(反原発自治体議員・ 事務局)

○記念講演「原発−放射能と地方自治体住民の苦しみ、闘い」
  〜放射能は地域をどう変えたか、除染費用はどう使われているか〜

 日時 5月26日(日)13:30〜15:00  資料代:800円
 会場 スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4階)
 お話し 菅野清一[かんの きよかず]さん(福島県川俣町議会議員)
 ゲスト 伊達市の議員をお招きします。

(菅野さん紹介)自らが山木屋から避難。地域の実情、行政のカネの流れを熟知し、議会で、村・県・国を果敢に追及。被災者として避難している
  場合ではない!闘うべき相手は東電と経産省(国)だ!!
  ※山木屋地区:旧山木屋村で、1955年に近隣の町村と合併し「川俣町」となった。事故当時、501世帯1246人が生活。

○反原発自治体議員・市民連盟 第3回総会
 (総会は15:30開始予定。どなたでも参加できます)
 情勢・方針・役員・会計報告

.. 2013年05月17日 08:20   No.547003
++ 山崎久隆 (社長)…304回       
事故対策を最優先せよ、耐震設計を見直せ!
 │ 原子力規制に関するパブコメ <中>
 └──(たんぽぽ舎)
(TMM:No1833配信<上>のつづきです)

◇福島原発事故対策を最優先せよ

 日本各地の原発を、直ちに恒久的に安全が確保できる状態に置き、各電力会社の原子力専門要員を福島に集結させるべきである。
 日本ではまだ50基もの商業用原子炉と2基の再処理施設があるが、これらが依然として危険な状態にあることは明らかである。特に使用済燃料の冷却確保が最優先になると思われるが、原子炉の隣に使用済燃料プールを設置し、そこで冷却を続けている限り、原発が過酷事故に遭遇した際、巻き添えを食う危険性は無くならない。
 まず規制庁は、既存の原子力施設について、いかなる災害に遭遇しても福島第一原発または、そこから拡大し「不測事態」に至るような危険性を潜在的に有している状況への対処を指示すべきだ。その上で日本中の知見を集めて福島での放射能を封じ込める作業を徹底して行うべきである。既に福島第一原発事故の現場作業により大勢の労働者が被曝を強いられている。これを出来るだけ
緩和するためには原子力の現場を知る電力各社の技術者を福島第一に結集するほかは無い。そのために福島第一の現場において適用される放射線防護体制の強化と、あらゆる被爆対策設備、装備の研究開発も最優先で行われるべきだ。そのために規制庁は時間と労力を投ずるべきである。

◇耐震設計を見直せ

 耐震設計は、現実には原子炉設置段階で想定し、解析した地震動を超えては、信頼性は期待できない。日本の原発は2006年の耐震設計審査指針改定前に設計が終わり、ほとんどが建設も済んでいた。新指針で作られた原発は一つも無いのである。
 にもかかわらず保安院は、新指針をバックフィットせず、単に電力会社の自主的対策「耐震バックチェック」で良いとしてしまった。この結果、日本の原発ではマグニチュード6.5以上の地震が起きる度に、近くの原発で基準地震動を超える事態が続出し、ついに2007年には7基の原発が震度6強から7の揺れに遭遇、火災が発生し地下室に地下水が流れ込んで水没するなど、福島
第一原発の前触れのような事故になった。しかるにそれでも東京電力も国も、危機感を持たず、漫然と「耐震バックチェック」でよしとしてきた。
 福島第一原発震災(人災)が起きてしまった以上、もはや従来の対応が許されるはずはない。全原発を新しく作る耐震設計審査指針にバックフィットし、最初から認可をやり直すほかは無い。それを行うにあたり、今の基準地震動の考え方も全部やり直す必要がある。少なくても地震地体構造を最大に評価した基準地震動で評価するとともに、過去の地震で記録された最大の揺れによって
も深刻な破壊は起こらない程度の耐震設計を求める基準とすべきである。

.. 2013年05月17日 08:51   No.547004
++ 山崎久隆 (社長)…305回       
◇地震・津波はあらゆる破壊を引き起こす

 依然として想定においては「単一故障」を仮定している。しかし地震より引き起こされるのは、多様な破壊現象である。福島がどうなっていったかを見れば分かるとおりである。
 非現実的な「単一故障」の想定はやめて、共通要因による多重故障を前提として、基準を策定すべきである。
 津波についても同様に、例えば高さ20mの津波というのは、それだけ大量のエネルギーを有するだけでなく船舶など重量物の漂流を考えなければならない。さらに船舶以外にも流出するガスや石油タンクが引火爆発する事態も同時進行で起こる。気仙沼や市原で起きた船舶やコンビナートの火災事故を見れば、単に20mの高さの津波を防げれば良いなどと言えないことは子どもにも分か
る。これらに耐えられる保証ができるというのだろうか。

.. 2013年05月17日 08:59   No.547005
++ 田中稔 (幼稚園生)…1回       
.「原発の影に光を当てたら、原発スラップ(恫喝)訴訟」
 │ 原発警備会社社長・白川司郎氏は、原発関連事業で巨額の利益を得た
 └────(救援連絡センターニュースより)

原発をめぐる言論と報道の自由を侵害する悪質な言論妨害事件!

 社民党機関紙「社会新報」の編集次長を務める私・田中稔は「週刊金曜日」
二〇一一年一二月一六日号に「『最後の大物フィクサー』白川司郎氏 東電原発利権に食い込む」というタイトルの記事を執筆した。

 福島第一原発事故を契機に、多くのマスメディアで「原発フィクサー」と呼ばれた人物の実態を書いてもらえないかと、週刊金曜日編集デスクから強い依頼を受け、しばらく躊躇したが、引き受けて執筆した。登記情報や契約書など公開資料を基に客観報道に徹した。 ところが、これでも訴えてきた。記事掲載から三カ月後、原発警備会社会長の白川司郎氏が私個人を相手に「名誉が棄
損された」として総額約六七〇〇万円もの法外な賠償を求める民事訴訟を東京地裁に提訴した。この裁判は、原発関連事業により巨額の利益を享受してきた者による、ジャーナリスト個人に対する明白な“原発スラップ”(恫喝訴訟・SLAPP)である。
 法外な請求金額に加え、記事の掲載誌を発行した出版社を提訴せずに、執筆した個人のみを提訴するというやり方は、スラップの常套手段。しかもヤメ検を代理人に据える。
 パリに本部を置く「国境なき記者団」や「全米ジャーナリスト保護委員会」はこの訴訟を、原発を巡る言論と報道の自由を侵害する悪質な言論妨害事件と表現したが、日本の大手マスコミは一切無視する。
 スラップとは、政治的・経済的に優位に立つ公共団体・企業・個人などが、市民の運動や言論表明に対して民事訴訟を起こし、「裁判対応」という膨大な手間と費用を負わせ、挫折・抑止させる手法である。
 白川氏が社長を務める警備会社「ニューテック」のグループは、東京電力が最大株主である日本原燃から巨額の警備事業等を請負い、さらに東京電力から福島第二原発残土処理事業等を受注するなど、東電原発事業において奥深い利害関係を持ってきた。西松建設の外為法違反事件や水谷建設巨額脱税事件で、東京地検特捜部は白川氏の系列企業に強制捜査を行なっている。
 第八回口頭弁論は、五月二七日午後一時半から東京地裁六一五号法廷で。
 ぜひ傍聴を。

.. 2013年05月17日 09:22   No.547006
++ たんぽぽ舎 (社長)…769回       
2013福島県郡山市と会津の桜の花の調査結果
 |  昨年よりも空間放射線量が下がったのに、調査結果は2倍以上に悪化
 |  年間放射線量が減ってきても、放射線の影響は段々多くなって
 |  きている事実
 └──── 近藤恭彦(たんぽぽ舎会員、福島県)

 昨年に引き続き、桜の一種であるソメイヨシノの花の異常花調査を、郡山市と会津で行いました。ソメイヨシノで調べる理由は、全国に分布している事も大きな理由ですが、もう一つ重要なことは、ソメイヨシノは基本的に接ぎと挿し木で
増えるので、日本全国のソメイヨシノが基本的に同じ遺伝子を持ったクローンと考えられるからです。

 調べた場所は、福島第一原発から直線距離でおよそ60kmの郡山市開成山公園で、北、南、西側の3か所、それから福島第一原発からの距離が100km前後の福島県の西部、会津地方の、会津若松市、喜多方市、磐梯町です。会津地方は、郡山市のある中通地方との間に山脈があり、中通地方と比べると、土壌の放射性物質の量も空間放射線量も郡山市よりはずっと低い値です。(数分の一レベル)
 全て昨年と同じ木で調査しました。有為の調査になるように、高校生や大学生と共に、人海戦術で、毎回8人くらいで調査しました。各地点の木1本につき、800〜2500の花を調査しました。

 昨年の異常花率は、郡山市で1.6から2.6%、会津で1.6から2.2%で、意外に大きな違いはありませんでした。今年は昨年よりも空間放射線量が下がったので、昨年よりも低い値ではないかと予想して、調査しましたが、予想外の結果となりました。

 異常花率は磐梯町慧日寺の一か所で1.1%と昨年(1.8%)よりも減りましたが、他の調査7地点では全て増えていました。
 会津では、会津若松市鶴ヶ城で3.4%(昨年2.2%)、喜多方市熊野神社長床で4.1%(昨年1.9%)と、それぞれ昨年の1.5倍、2倍となりました。
 郡山市の調査結果は更に極端で、空間放射線量が最も低い[0.28μSv]西口の老木でも3.4%(昨年1.6%)で、北側[0.34μSv]で9.4%(昨年1.6%)、南側[0.42μSv]で13.3%(昨年2.6%)と、大幅に増えました。どの地点も2倍以上に増
え、北側と南側では、共に5倍以上になりました。

 異常花率が高くなったばかりではなく、1つとカウントする異常花1つあたり、複数(多くて5種類)の異常を持った花が沢山観測されました。例えば、花弁の数もがくの数も通常の5枚ではなく、さらに一部の花弁が重なっていて、異様に
小さい花弁が1つ2つ混ざっていて、更に雄しべやがくが花弁化していたりと、極端な異常花が、郡山市で沢山見つかりました。
 郡山市を含む中通り地方は、まだまだ住むのには危険ではないか?と再認識致するとともに、空間放射線量が減ってきても、放射線の影響は段々多くなってきている事実もわかりました。

☆[地震と原発事故情報]編集部注:たんぽぽ舎は、2004年以来、毎年、『サクラと環境・原発−異変桜見つかる−環境悪化・原発放射能か?』の調査をしてきて、その報告集(1から9集)を発行してきました。今年は10年目の調査です。その調
査結果の一部分(福島県の場合)の報告です。
 全体の調査報告は、5月下旬の北海道の調査報告を待って、6月にたんぽぽ舎のホームページで発表する予定です。(今年は印刷物の調査報告集は財政上、人手上の理由で発行しませんのでご了承ください)


.. 2013年05月20日 12:48   No.547007
++ 渡辺秀之 (小学校低学年)…6回       
5/10経産省前テントひろば集会と金曜官邸前行動に参加して
 |  土地明け渡し訴訟に、みんなで抗議
 |  金曜官邸前行動に、若者たちの参加が
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

(1)5月10日(金)、午後5時から経済産業省正門前で、テントひろば主催の「土地明け渡し請求訴訟に抗議する大集会」が開かれ、約300人が参集した。
 発言者は、これまでの国、経済産業省の不誠実な対応、及び「脱原発テントといのちを守る裁判」について、熱い思いをアピールされた。
 発言者:渕上太郎(テントひろば)、上杉さん(30名を超す弁護団の一人)、高野さん(富岡町出身)、落合恵子さん(クレヨンハウス)、当事者の方々(6名)、柳田さん(たんぽぽ舎)、国富さん(福島原発事故緊急会議)、けしば誠一さん(反原発自治体議員・市民連盟)
 最後に主催者から、5月23日の東京地裁での第1回口頭弁論を見据えた今後の行動予定が紹介され、午後6時過ぎの閉会となった。
 なお、たんぽぽ舎は他2団体との共催で、「テントを守ろう」のハガキ運動(3枚+宛先メモ紙で200円)を行っていますで、是非、ご協力をお願いします。
(2)その後、官邸前抗議行動に移った。普段は、年輩者の多い参加者の中に、元気いっぱいの若者たちの姿があった。話を聞くと、千葉県流山市から来た専門学校に通う学生と先生の約20人のグループであった。金曜官邸前行動は今回が初めての参加であり、参加者の熱い思いと、リズミカルなシュプレヒコールに驚いたとのこと。官邸前抗議行動が、年輩者から若者たちへ、若者たちから若者たちへ広がっていく予兆を感じた抗議行動であった。


.. 2013年05月20日 13:00   No.547008
++ 山崎久隆 (社長)…306回       
格納容器は全部失格、放射能を封じ込めない
 |  制御棒駆動機構が作動しない危険性
 |  原子力規制に関するパブコメ <下>
 └──── (たんぽぽ舎)
         

◇格納容器は全部失格である

 もともと放射能を封じ込める「唯一の壁」であった格納容器も、想定外の高温高圧環境に置かれた福島第一原発では、壁の機能を喪失した。特に2号機はずたずたにされたに等しいであろう。このように、格納容器が破壊されれば、もはや放射能を封じ込める術はなくなる。そのことはチェルノブイリ原発事故で嫌というほど見せつけられたのではないか。TMI(米国スリーマイル島原発事故)では格納容器は破壊を免れたが、それは耐久性が通常の原発より高かったからである。
 要は、格納容器こそ守るべき最後の砦である。そのためにベントを強化するとしているが、それは本末転倒であり反対である。もともと放射能を封じ込めるために存在する格納容器にわざわざ穴を開けるなど、設計思想がばらばらではないか。
 その対策は、第二格納容器の設置であろう。原発の隣に格納容器と同程度の体積を有するタンクを設置し、このタンクに格納容器と同程度の冷却性能を持たせておけば、格納容器を守ることが出来る。原子炉を覆う格納容器と第二格納容器を太い配管で接続をしておけば良い。これで耐圧が変わらなくても二倍の耐久性が期待できる。
 格納容器の強化は、再稼働をしなくても原子炉に燃料がある限り必要である。
逆に原子炉から燃料を全て抜き出し、乾式貯蔵に移行していれば必要なくなるであろう。フィルタベント装置のタンク設置は、タンクが容積不足であることと、結局は希ガスを中心に大気中に放射能を放出することになり、認められない。

◇制御棒駆動機構が作動しない危険性

 福島第一原発の場合は、地震により発した「地震加速度大による原子炉停止信号」が、設計どおり原子炉を停止させた。しかし常にそうなってくれる保証はない。
 現実に浜岡原発5号機は、2009年8月11日に発生した駿河湾の地震(マグニチュード6.5)で、震源から40キロも離れているのに250本の内実に30本もの制御棒駆動機構が故障した。このときの揺れは「わずか」426ガルである。これで制御棒が挿入できなくなる危険性がある事態になるとは、実際に南海トラフで地震が起きれば、揺れの大きさも時間もこの程度では済まない。
 さらに今回の地震は震源から40キロも離れているので、横揺れ(S波)が大きかったと思われる。南海トラフの地震では大きな縦揺れ(P波)がまず襲ってくるであろう。制御棒駆動にとって、遙かに厳しい条件が加わり、駆動機構が作動
しなければ、原子炉は停止出来ず、さらに炉心の燃料体も激しく揺れることになり、出力振動を起こして冷却材喪失前に炉心の損傷に発展する恐れもある。
駆動機構を含む制御棒の耐震性を全面的に見直す必要がある。 

.. 2013年05月20日 13:25   No.547009
++ 堀内美鈴 (小学校低学年)…6回       
四国・伊方原発の地元で進む:住民との話し合い=6月7日(金)−10日
(月)
 |   フクシマの話を会津弁で聞こう*木田節子さん巡回懇談会
 └──── (愛媛県松山市在住)

◎ たんぽぽ舎のみなさま、
 2012年10月8日(月)付のたんぽぽ舎メルマガ【TMM:No1602】で、四国・伊方原発の20km圏を一軒一軒チラシを配って歩いたこと、そして、そこで出会った住民の方から「小さな集会でもいいから、この町で」と言っていただいたことを取り上げていただきました。
 このたび、愛媛県の南予地域(伊方原発から30圏)の皆さまと一緒に、「フクシマの話を会津弁で聞こう」木田節子さん巡回講演会(主催:「ほんとはいかんと思とんよ」の会)を開催することになりました。
 地域住民の皆さんがデザインしたきり絵の、素敵なポスターとチラシも完成いたしました。みなさまの温かいご支援のおかげです。本当に感謝申し上げます。
 声に出したくても出せない「地元」の人々が、ほんとうに身近な場所で、福島の声を聞くことができるこの機会を、どれほど、待っていてくださるか…と思います。
 なにより、チラシまきで出会った、南予のお一人お一人、そして、この巡回公演会を一緒に計画し、準備している30km圏の住民の皆さまとの出会いとつながりは、原発のない社会へ向けての大きな力になると思います。
             「ほんとはいかんと思とんよ」の会   世話人 
※「ほんとはいかんと思とんよ」の会:愛媛県の南予地域で月に1回程度、住民同士で茶話会をしながらよもやま話をしています。どなたでも参加大歓迎です。
いっしょに地域や暮らしのことをお話ししましょう。

.. 2013年05月20日 16:20   No.547010


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