返信


■--もんじゅ停止命令へ
++ 朝日新聞 (平社員)…136回          

 規制委 点検放置を問題視
 └──── 

 原子力規制委員会は近く、日本原子力研究開発機構に対し、原子炉等規制法に基づき、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の使用停止を命じる方針を固めた。内規に違反し、1万個近い機器の点検を怠っていた問題を重くみた。
期限はつけず、安全管理体制を全面的に見直すまで運転再開を認めない。
 もんじゅは2010年8月に核燃料交換装置が落下したトラブル以降、再開しないままになっている。使用停止処分は長期化するとみられ、同機構が目指す今年度
中の運転再開は不可能となり、核燃料サイクル政策に与える影響は大きい。(中略)

 規制委は2月に立ち入り検査に踏み切り、機構関係者の事情聴取を進めた。担当職員らは「設備が健全で問題ないと思い、上司に報告しなかった」などと説明。
点検担当の部長や課長らは「(未点検を)知らなかった」と答えたという。
 規制委は、安全管理体制に重大な問題があり、「動かせる状態にない」として同機構に使用停止を命じることとした。安全管理の手順などを定める保安規定の変更命令も出す方針で、すべての機器の点検の実施のほか、点検計画と安全管理体制の全面的な見直しも求める。

 同機構によると、3月末時点で点検を終えていない機器は1956個。もんじゅの広井博所長は朝日新聞の取材に「年内にすべての点検を終えるのは難しい」と説明。点検計画の全面見直しについても「来春以降になる」と述べ、今年度中の運転再開は困難との認識を示した。

 もんじゅでは、原子炉施設直下の断層が近くの活断層「白木―丹生断層」と連動する可能性が指摘されている。規制委は、7月に施行される新規制基準への対
応も求める方針だ。(室矢英樹) (5月13日より抜粋)
.. 2013年05月14日 20:39   No.545001



▼返信フォームです▼
Name
Email
ホームページ    
メッセージ
( タグの使用不可 )
Forecolor
アイコン   ICON list   Password 修正・削除に使用