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■--たんぽぽ舎あれこれ(近況)
++ 柳田 真 (課長)…161回          

 |  嬉しい来客−金曜行動でビラをもらって−
 |  横浜のAさん、九州のCさん他
 └────  (たんぽぽ舎)

(1)5月○日:横浜市のAさんがたんぽぽ舎にみえて、何冊かの本やサクラパンフを購入して帰られた。金曜行動でもらうビラ(週刊金曜ビラ)を見て、たんぽぽ舎を知って来た、との事。福島県などのサクラの放射能汚染状況にも(今年度は悪い結果)関心をもっておられた。
 金曜行動でまく、2000枚のビラ(1回目〜53回、ずっと配布)がこうしてあちらこちらへ繋がっている事が再度よくわかり、嬉しい思い。
(2)5月△日:T新聞社のBさんがたんぽぽ舎にみえた。(最近、原発の記事、ネタが少なくなっているので)そのネタ、素材探しも兼ねて、との事。
(3)九州のCさんがみえた。九州電力の川内(せんだい)原発の再稼働反対をどう闘うか、九州の皆の最大関心事という。
 再稼働阻止全国ネットワーク(たんぽぽ舎気付)への貴重な諸情報の提供と合わせて、重い宿題をもらった。
メルマガカンパ2000円もいただき、感謝!

.. 2013年05月10日 13:45   No.544001

++ 柳田真 (大学生)…77回       
再稼働阻止こそ“原発ゼロへの近道”
 │ 再稼働阻止のため、現地連帯行動を5つ計画
 │ 柏崎刈羽、伊方、大飯、泊、川内の各ツアーの案内
 └────(たんぽぽ舎)

1、原発ゼロへの近道は再稼働の阻止だ
 いま日本のほとんどの電気は原発の電気ではない。火力、水力発電だ。
「電気の30%は原発の電気、だから原発がないとやっていけない」はまったくの嘘だった。つまり、原発3割神話の崩壊、そして全原発50基のうち動いているのは関西電力の大飯原発2基のみ。さらに、「稼働なしで大丈夫」は、昨年関西地区で証明された。(だから、橋下市長さん、公約通り早く大飯を停止してください)
 原発ゼロへの近道は原発再稼働の阻止だ。これを2年もやれば原発の危険からおさらばできる。原発再稼働阻止の大衆行動こそ、現下の最大課題だ。

2、原発再稼働は、大惨事への道。地震頻発の日本。
 逆に、地震活動期にある日本で原発を再稼働したら、福島事故の再現、大惨事再来の可能性が非常に高い。再稼働した原発を地震が襲わないと言い切れるか? 地震が起こった時、原発は大丈夫とあなた(安倍首相)は言えますか?
 1995年の阪神淡路以後、日本は地震活発期に入ったといわれており、2011年311東日本大震災(モーメントマグニチュードで9.0)は、いまだ、マグニチュードにして7〜8の余震が懸念される、と気象庁は言っている。

3、規制委の本質は再稼働推進。原子力ムラの人ばかり
 原子力規制委の本質は再稼働の推進だ。5人の委員は原子力ムラの人間ばかり。規制委が今年7月18日までに公布するとしている原子力新基準(再稼働基準!)は、福島と同様の免震重要棟設置に5年猶予を認めるなど穴だらけ。電力会社を優遇する姿勢が鮮明だ。私たちは廃炉のための透明な組織を作れと要求したい。

4、今後、再稼働阻止全国ネットワーク主催による5つの原発現地ツアー
 1)6月18日〜19日:新潟県 柏崎刈羽
 2)6月23日〜24日:愛媛県 伊方現地行動
 3)6月29日〜30日:福井県 大飯現地行動
 4)7月13日〜14日:北海道 泊ツアー
 5)8月前半:鹿児島県 川内原発地元応援ツアー

5、現地ツアーなどには行けないが、金銭的な援助だけでも!という方へ
 カンパのご案内
 カンパ送付先:郵便振込 番号【00180-403856】加入者名【たんぽぽ舎】

.. 2013年05月11日 07:05   No.544002
++ 古浦勝久 (幼稚園生)…1回       
浜岡原発を見学していくつもの根本的な疑問を感じました!
 │ 中部電力や規制委にお聞きしたい
 └──(浜岡裁判懇談会、環境を考える市民の会 むさし村山)

 4月20日から21日、たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク主催の浜岡応援ツアーに参加して、浜岡原発を見学しました。最近、たんぽぽ舎メルマガに掲載された吉田隆さんの「中電は現代のドン・キホーテか?」の記事など多くの報告で、浜岡原発に対する疑義が表明されています。私も、見学会で生じた沢山の疑問に連日悩まされています。既存の疑義と重複しないと思われる疑問をいくつか書きました。中部電力や規制委から真摯な答えをお聞きできれば、気持ちが安らぐと思います。よろしくお願いします

(1)プレート境界活断層直上にある浜岡原発は、新安全(規制)基準「活断層上の原子炉設置禁止」に違反するのでは。
(2)規制委による活断層の現地調査において、浜岡原発は「今後、現地調査を検討」の部類に格下げされているのはなぜ。
(3)砂丘高台にある外部電源鉄塔や設置予定の非常用電源、冷却材などは、地震による陥没、土砂崩れ、地滑り、地割れ、液状化や津波の浸食で倒壊するのでは。
(4)マグニチュード6.5(震度6弱)の駿河湾地震で地盤の隆起・沈降が発生した軟弱地盤(破砕帯)上の原子炉は、マグニチュード8〜9の東(南)海地震によって傾斜(倒壊)するのでは。
(5)防潮堤設置は海側のみで、両側は盛土の嵩上げにしたのはなぜ。
(6)3、4号機は、選択可能であったMark2[改]ではなく、Mark1[改]にしたのはなぜ。
(7)東海地震情報が発令された場合、「東海地震観測情報」、「東海地震注意情報」、「東海地震予知情報(警戒宣言)」のどの段階で浜岡原発は運転停止するのか。

.. 2013年05月11日 07:21   No.544003
++ 柳田真 (大学生)…78回       
金曜日3つの行動〜たくさんの知人に出会う
 |  関電東京支社へコール、テント守れ集会、首相官邸前行動
 |毎週金曜の大衆行動が多くの関連行動(小行動.小集会)を生み出している
 └────  (たんぽぽ舎)

1、5月10日(金)54回の金曜行動。今日は三つの行動をやり、いつものようにたくさんの友人、知人に会えた。同時に毎週金曜の官邸前・国会前行動(数千人の大衆行動)が長く持続―継続するにつれて、だんだんと多くの中小行動、集会、独自催し(ビラまきも)活動を活性化させているー運動の弁証法もいちだんと発展―と感じる。
又、たんぽぽ舎のボランティア部隊―参加各人―も着実に大衆行動の中で勉強し、育ち、キタエラレテイルとうれしく感じた。
2、午後1時、たんぽぽ舎で集会の準備。2500枚のビラ(B4版)を折り、2つのB5版ビラ(テント青空放送のビラと再稼働阻止ネットの全国原発現地応援行動一覧と反原発自治体議員市民連盟の5月26日の集会、講演会の案内ビラ)
をはさみこむ活動。それを1班―5班にわける。マイク・横断幕・のぼり旗・ひかりものを1班―5版でわけ、4時出発。
3、地下鉄神保町で乗り、内幸町で下車。富国生命ビル前(このビルの9階に関西電力東京支社)で横断幕=大飯原発をすぐに停止せよ=を広げて、マイクと共にみんなでコール(唱和)。関西電力は市民の声を聞け!大飯原発をすぐ停止せ
よ!規制委は基準通りに大飯を停止させよ!(免震重要棟もない欠陥原発だから)などなど。
4、7〜8分で経産省テント前へ着く。すぐのぼり旗をたてる。1班〜5班で2本ずつ(「原発やめよう たんぽぽ舎」「再稼働反対、テントを守ろう」の2本)をわける。プラス友軍の反原発自治体議員、市民連盟ののぼり旗1本。プラス数
枚のプラカード。このころ仕事を終えてかけつけた仲間もふえる。(30人に)急いで夕食のオニギリ、パン。やがて経産省正門前からテントを守れ、テント撤去するなのコールが聞こえてくる。全員そちらへ移動。(なお、集会の中味は
紙面の都合で省略。テント日誌やユーストリームに詳しい。そちらを参照下さい)
5、午後6時―8時、首相官邸前−国会正門前行動。テントから坂を登って、高速道路との交差点の恒例の場に1班、官邸前の地下鉄出口(2つあり)のところに2班、3班、国会正門前の方に、4班、5班がそれぞれわかれて2本ののぼり
旗、ビラ数百枚ずつ、テントを守ろうハガキを持つ。1班のところは反原連のコーヒー、紅茶サービスコーナーも常設。そこへ反原連のドラム隊(20人強)があらわれて、たんぽぽ舎・議員市民連盟のマイク=むかささんの名コールに合わ
せて、50分〜60分ちかく、コールとドラムが一体の空間が生まれる。ドラム隊にたんぽぽ舎のメンバーと市民も加わり、数十人となり、踊る人ー源八おじさん他―もあらわれて渾然一体のもりあがった不思議な空間が生まれる。警備の機動隊(10人程)もだまって見ている。身体で、全身で“再稼働反対、原発やめろ”を訴える場所が生まれる。コールを続ける武笠さん(元松戸市議)の声がつぶれないかと心配する位にもり上がる。そのあと日音協の皆さんによる原発やめようの合唱。8:00に1-5班でテントを守ろうのハガキ(3枚組と宛名書きで200円)普及とビラを配る。8:25経産省テント前に戻り10数分のまとめの集会をして解散。何人かはいつもの飲み屋へいく。何人かはたんぽぽ舎へ荷物を持って戻る。
 今日はハガキが80組=240枚(これまでの累計で6500枚に達する。)
       カンパ9,000円

.. 2013年05月13日 09:54   No.544004
++ 渡辺マリ (幼稚園生)…3回       
電気料金の値上げの原因は原発:山崎久隆著
| 「日本経済再生のための東電解体」ブックレットの一部紹介
 └────  (たんぽぽ舎ボランティア )

山崎論文(全12頁)の小見出しを紹介します。
・脱原発東電株主運動を通じて
・値上げの原因は「燃料費の増加」なのか
・止まった原発に電気代を支払う
・巨額のコストがかかる核燃サイクル
・いまだにプルサーマルを前提に燃料を加工
・「将来できるはずだった原発」の建設関連費用
・値上げをめぐる電力会社の対応の違い
○ 論文を読んで:
  東電の戦略。2011年、計画停電を「意図的に起こして」原発がなければ大変なことになると私たちを不安に陥れ(⇒原発は必要だ)、そして今度は「火力発電を増やした結果、燃料費などが大幅に増加した」事を理由に値上げに踏み切った事です(⇒やっぱり原発は安い)。
 「あの」東電のいう事は嘘に決まっている、と分かってはいるものの、では何がどうなっているのかという、きちんとした知識がなければ東電にまたもや騙されるわけです。そんな時、この本をたんぽぽ舎で手に入れ、読みそして分かった事、それは私たちの電気料金が、電力会社=原発=核燃サイクルを支えているという事です。
○内容:値上げの原因は燃料費増加なのか、という問題提起から始まり、各項ごとに分析、その結論としての「原発も火力もという二重投資」が電気料金値上げの本質であると喝破していきます(分かりやすく)。
○ 一部を紹介します。
=止まった原発に電気代を払う=(頁43〜)
 東電、各電力会社が「ぎりぎりのコスト削減をしてもお金が足りない」と訴えている時、日本原電が2012年度、史上最大の黒字決算になったのはどうして?是非とも読んでみてください。(安いし!)
知識を力に東電・電力会社解体=脱原発に挑もう!
  ☆合同ブックレット eシフト・定価本体619円+税
   たんぽぽ舎にも置いてあります。

.. 2013年05月13日 11:03   No.544005
++ 山崎久隆 (社長)…301回       
山崎久隆講演会のご案内
    茨城・原発いらない牛久の会    5月18日(土)
       
 茨城県には、東海第二原発のほかに多くの核・原子力施設があります。1997年に動燃(当時)再処理工場の爆発事故、1999年にJCO臨界事故が発生し、多くの方々が危険にさらされました。
東海第二原発・多くの原子力施設を抱えている茨城県の核・原子力施設の実態を皆様と共に学ぶため、下記の講演会を企画しました。たくさんの参加を呼びかけます。
講師:山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)
 日時:2013年5月18日(土) 13:00開場 13:30―16:00
 場所:牛久市かっぱの里生涯学習センター 第一講座室
 費用:無料
 主催:山崎久隆講演会実行委員会・原発いらない牛久の会
 共催:牛久「環境学習同好会」・常総生活協同組合・脱原発ネットワーク茨城
 問合:藤田茂輝  090-5193-5218

.. 2013年05月13日 11:41   No.544006
++ 山崎久隆 (社長)…302回       
今の原発は全て違法に存在する
 |  原子力規制に関するパブコメ(上)
 └──── (たんぽぽ舎)

 今の原発は全て違法に存在する

 まず、現在の原発は全て原子炉等規制法(炉規法)に違反をしていると言わざるを得ない。そもそも炉規法第24条で認可をされるためには立地審査指針等の専門審査会による審査を経て安全性が確認されているはずである。
 しかるに、現在耐震設計審査指針を含め、全ての指針類を見直さざるを得ない事態になっているのは周知の通りである。
 すなわち、炉規法24条の要件を満たすことが出来る原発は、大飯原発を含め一つも存在せず、稼働中の3、4号機を含めて全て違法に立地している。それを再稼働させるなどは、違法の上に違法を重ねる極めて深刻な事態であり、およそ
法治国家とは言えない暴挙としかいいようがない。
 規制基準を論ずる前に、全原発について設置許可を取り消し、全ての原発について改めて立地指針を含む全ての指針を改定してから、あらためて再度原発を建設するかどうか議論をすべきである。
 このような「そもそも」論を一切しない、この国の真剣さの欠如は、あらゆる安全性の欠如となって現れており、もはや猶予ならぬ事態である。

 パブリックコメントの意見はどうなった

 大量の意見が出された前回の法改正パブリックコメントに対し、規制庁や規制委員会は何をどのように調査、審議を行ったのか公表すべきである。何もしていないのであれば、パブリックコメントを集めた意味がないのではないか。今回も
そうだが、原子力の規制を全面的に見直そうという際には、市民からの意見を最重視するべきである。福島原発で被災した人々はもちろんのこと、原子力推進体制により痛めつけられてきた全ての人々に対しても、せめてパブリックコメントを通じて表明された意見に耳を傾け、返事をすることが最低限の礼儀である。
 コメントを求めておいて、そのまま無視をするなどと信義にも悖る行為であると思わないのか。


.. 2013年05月14日 19:28   No.544007
++ 山崎久隆 (社長)…303回       
 事故の究明が最優先

 事故を起こしておいて、その原因究明が終わってもいないというのに再稼働あるいは既に稼働をしている大飯原発など、本来あり得ないことである。航空機事故調査でも、原因がわかるまで飛行禁止措置をとる。今回の場合、単にBWR型だけの欠陥であるという証拠は無い。地震や津波に襲われればPWRも同じことになる危険性が否定できないから、保安院が緊急安全対策を指示したのではないか。
 このことからも、福島原発の事故及び東日本太平洋沖地震により被災をした全15基の原発の詳細な事故経過が解明されるまで、規制方針は作れないはずである。
 原因も分かっていないのに、例えば建屋に水素抜きの穴を開けるなどとする工事が行われたり、フェールセーフ設計そのものが事故を拡大させた恐れが否定できない2号機の実態があるのに代替注水設備の強化を持って対策を「した気にな
る」など、工学的安全性の考え方もおかしい。
 いずれも事故原因の究明が全く進んでいないことが、次に起き得る過酷事故においてもミスリードを引き起こす恐れが否定できないのではないか。
 まず福島第一原発で発生した事態を正確に究明せよ。(つづく)

 ☆山崎久隆さんが原子力規制に関するパブコメを提出しました(5月10日)。
  長文なので、上・中・下の3回に分けて掲載します。
 (中)の見出しは、福島原発事故対策を最優先せよ、
          耐震設計を見直せ、
          地震・津波はあらゆる破壊を引き起こす。
 (下)の見出しは、格納容器は全部失格である、
          制御棒駆動機構が作動しない危険性。
  また、「原子力防災に関するパブコメ(5月9日提出)」は、(下)の次に
  掲載する予定です。


.. 2013年05月14日 20:12   No.544008
++ 山田 武 (幼稚園生)…2回       
富山ガレキ阻止のお母さんらを市長が刑事告訴した その後 1
 |  ガレキ反対の看板が2度も破壊、街宣車が「非国民」と怒鳴り散らす
 |  池多の未来を守る会の抗議声明です
 └────  (たんぽぽ舎会員)

池多の未来を守る会より抗議声明

 昨夜10時ごろ、北押川に設置した汚染ガレキ反対の看板が再度破壊されました。
本焼却を前に、このような卑劣な行為を絶対に許すことはできません。
 昨年12月、私たちは池多の自然と子ども達の未来を守るため、汚染ガレキ受け入れに絶対反対の意思を示す大看板を、池多地区5か所に設置しました。ところが、4月25日、北押川に設置した看板が何者かによってスプレーで落書きされ、穴が開けられました。私たちは27日警察に被害届を出し、翌28日に新しい看板を再設置しました。
 即座に新看板を設置した池多住民に対し、犯人は大きな打撃を受け、更に新看
板への破壊行為へとエスカレートしたと思います。
 しかし、犯人たちは破壊行為の現場を住民に目撃され、捕まる恐怖から逃走しました。彼らの行動は、何ひとつ正当性を持たないことを自覚した行為です。
 正月にも街宣車が池多町内を「非国民」と走りました。池多住民に恐怖と不安を与え、住民の声を潰そうとする妨害行為です。
 地元住民の声が無視され、このような暴力行為がまかり通る異常な事態が起きていることに、ガレキ持ち込みの賛成・反対を超えた「正常な感覚での危機感と抗議」が必要だと思います。こうした行為が公然とまかり通るならば、とんでも
ない社会になってしまいます。
 私たちは、有害物質の拡散、官僚主導の復興予算の流用、巨額予算のばら撒きに対して、生活と環境、子どもたちの未来を守る立場から、一方的な権力行使を行わないことを求めて、これに屈しない運動を続けています。刑事告訴に対して
も、不当であると声を上げています。
 今回の看板破壊行為は、住民の不安感を増幅させ、大きな力には逆らってはいけないと萎縮させることが最大の目的だと思います。犯人には一片の正義もありません。私たちは、池多と子ども達を守るために、卑劣な妨害行為に強く抗議し、
どんな力にも屈せず頑張る決意を改めて表明します。
                             2013年5月11日
                   池多の未来を守る会 代表 中山郁子
    こちら

.. 2013年05月14日 20:20   No.544009
++ 再稼働阻止全国ネットワーク (小学校低学年)…6回       
原子力規制委員会の「基準」づくり自体への批判を (上)
 |  私たちの<再稼働反対=規制委批判>の運動論理の原則を
 |  再確認することが必要
 └──── 

○ 四月十日、原子力規制委員会は、原発の「規制基準案」なるものを提示した。
この日は、福島第一原発の地下貯水池で相次いでいる放射能汚染水の水漏れ事故は、池の構造的欠陥がもたらしているものであり東電の汚染水計画が全面的に破綻したものであることが、その恐ろしく無責任な実態が明らかになった日でもあった。それは「規制委」と「東電」のなれあいという現実を、あらためて露呈するものである。「規制委」はこの構造的欠陥をまったくチェックしていなかったのであるから。
 四月九日の『朝日新聞』の「社説」は、こう論じている。
「汚染水の一部が漏れた。/ 先月に起きた長時間の停電を含め、原発事故がなお継続していることを物語る」。
○ 「規制委」の成立それ自体を正面から批判することは決してしないマスメディア、その代表の一つともいえる『朝日』ですら、事故はまったく終っていないという、あたりまえの事実を公言せざるをえなくなっている状況がそこにある。
 この決定的な局面で、私たちの<再稼働反対=規制委批判>の運動の論理の原則を再確認することが必要である。原発再稼働への公然たる動きがスタートしたのは、野田民主党政権下であった。2012年月8日、野田は関西電力大飯原発の3・4号機再稼働手続きを進めると宣言。彼は2011年12月16日に早々と「事故収束」を海外に向かって宣言していた。「収束」などしようもない事態を前に、「冷温停止状態」になったのだから、「収束」したと強弁してみせた。
このデタラメの政治的強弁をテコに、再稼働政策は一気に現実的プロセスとされてしまったのである。大飯の再稼働はスタートし、原子力規制委員会はつくりだされてしまったのだ。(2012、9月19日)。そして「規制委」は「安全基準」という再稼働のための基準づくりに、中立の立場をよそおいながら突き進んだのである。
○ いったい、「冷温停止状態」なる言葉を、メルトダウンしてしまっている原発(それも三基もだ)に使うことは可能なのだろうか。核燃料が溶けてしまい、(一号機はまるごと)ほとんどの部分が「格納容器」の外に流れ出してしまっており、二号機、三号機に残っているのがどれくらいかさっぱりわからず、確認する方法がまったくない状態の空前の大事故を前に、「冷温停止状態」だから「収束」などという論理が成立するわけもないのだ。私たちの運動は、このスタート時点でのとんでもないインチキと政治操作への原則的批判を持続する努力が不足していた。(次号に続く) (天野惠一・再稼働阻止全国ネットワーク事務局)

※事故情報編集部より−
 再稼働阻止全国ネットワークの石川県羽咋合宿(4月)で出された文章。
 問題点を指摘していて、今後の運動上の参考になる文章ですので、了解を得て上下2回に分けて掲載します。パブコメ募集の前に出された文章ですが、パブコメの受付が終了したので掲載します。

.. 2013年05月15日 08:08   No.544010


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