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福島の3高校 NPOが測定
東京電力福島第一原発の事故後、水を抜かないままになっている福島市内とその近郊の県立高校2高のプールの底の汚泥から、1キロあたり10万ベクレルを超える放射性セシウムが検出され、もう1校からも同8000ベクレル超が出た。教員や学校側の協力のもと、朝日新聞が泥を入手し、福島市内のNPO法人「市民放射能測定所」(CRMS)で測定した。 泥が高濃度に汚染されていても水が放射線を遮る効果が大きいため、3校ともプールそばの空間放射線量は周辺と比べ高くない。野口邦和・日大准教授(放射線防護学)は「水に封じ込められている泥は高濃度でも排出しない限り問題はない」と話す。 8000ベクレルを超える放射性の汚泥などは特別措置法により国が処理する対象。 県はプールの泥について「どんな除染方法があるか検証実験をしている。その結果を検討した上で、環境省に連絡し、処理方法を協議する」としている。(中略) 県教委によると、県立校70校にプールがあり、排水していなかったのは計7校。 朝日新聞はそのうち、現在通常に運営しているほかの2校についても今月、校長や教頭の許可と立ち会いのもと泥を採取。測定の結果、福島市に近い地域の高校で11万9461ベクレル、南相馬市の高校で8468ベクレルが検出された。 (4月22日より抜粋)
.. 2013年04月23日 09:35 No.532001
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