返信


■--平和維持にも原発いらない
++ 中村亮嗣 (幼稚園生)…1回          

ひとこと: (青森県むつ市)

 以前、伊方原発ニュースの中での記憶で、
「もし戦争になったら、敵はわが国の弱いところの原を狙いますよ。
 もし私が敵の立場であれば、原発を狙いますけどね」
に対して、「私は今後、戦争は起こらないと思います」
とのやり取りがありました。

 我が国の軍備をいくら増強しても、数カ所の原子力施設をいっせいに攻撃されたらどんな防衛戦術をとっても防ぎようがありません。
 例えば「北朝鮮」をいちおう敵国と見立てて、一挙に山の中に隠されている砲台を壊滅させようとしても、つぶすことは不可能であり、逆にわが国でむき出しになっている数カ所の原子力施設をめがけて通常ロケットを使って、いっせいにつぶすことは不可能ではないと思います。
 「窮鼠猫をかむ」のたとえ通り、どんな戦術を用いても、ベトナム戦争を思い出して、あんなちっぽけな国でつぎつぎとヨーロッパ系の軍、そして大国米軍すら引き上げざるを得なかったことを思い出します。
 かつて、天皇は「平和憲法を守り」、とあいさつしました。軍隊のない国が27カ国もあることを知り、軍隊のない国に誇りをもって、平和を世界に広めていかなければならなくなってきたのです。
                 (週刊 新社会第819号[3月26日]より)
.. 2013年04月06日 15:17   No.522001

++ 山崎久隆 (社長)…289回       
基本的能力に欠ける東電の事故対応−又も福島第一原発3号機を
 |  冷却している電源が落ちた
 |  私の提案=こうすれば、ヒバクせずに作業できるやり方・他の提案
 └──── (たんぽぽ舎)

○ 4月5日午後2時半頃、またしても福島第一原発3号機の使用済燃料プールを冷却している電源系統が落ちた。
 3月18日に発生した1、3、4号機の使用済燃料プール冷却システムの停電の衝撃がまだ続く中で、その復旧作業の一貫で起きたという。3号機のプールの温度は15度程度で、保安規定の上限値68度に達するには2週間ほど掛かると
か、停電は5日中に復旧するとしているが、問題はそんなところにあるのではない。
 福島第一原発の破壊は、まず地震により常用電源設備が破壊されたことから始まる。
 非常用ディーゼル発電機や海水冷却ポンプの破壊は津波によるものとしても、それ以外の津波に襲われることがなかった、標高の高い常用電源設備が全滅したことが、決定的な要因だ。
 例えば福島第二原発でも東海第二原発でも、女川原発でも常用電源設備の最低1回線は生き残ったため最悪の事態を回避できた。
 今回のように浸水により設備が破壊される場合、非常用ディーゼル発電機はほぼ機能しないとみて良い。
 もともと非常用ディーゼル発電機であっても海が最終ヒートシンク(熱の捨て場所)である以上、海水冷却ポンプの破壊は発電機そのものがどんなに健全でも、機能を失うことは紛れもない事実だからだ。
 唯一残るのは空冷式発電機であるが、これもメタクラ(高圧分配電盤)が水没すれば同じこと、他に電力を遅れなくなる。
 冷却を維持することと電力供給を維持することはほぼ同義である。その観点から見れば、福島第一はいまもって全くひどい設備だ。
 3号機の冷却装置に電源を送っていた装置に対し、ネズミなどの侵入を防止するために金網を取り付ける際に電源が落ちたという発表があった。まあ何が起きても驚かないが、そもそもまだ多重化されていないことに恐怖を感じる。
○ 電源設備は、仮設であろうと本設であろうと、多重性と強靱性が必要なことくらいは、現場でもわかりきっている。しかしそれが出来ないほどに被曝線量が
高く環境も悪い。それは十分想像が付くから、電源設備の復旧チームはいくつかのチームに分けて行えばいい。
 汚染のない、どこか遠い広い場所で、電源設備のユニット(もちろん完全密封型のメタクラだ)を構築し、現場ではコネクタの接続だけで系統回路を構成できるようにすればいい。これならば現場で困難な作業は必要ない。ましてユニットに金網をかぶせて動物の侵入防止などといった作業をする必要など一切なくなるはずだ。
 電源装置類をコンテナ状態で現場に運び、据え付けるだけならば、ほとんど被曝をしなくても作業が出来るだろう。
 他にも本設として構築すべき他の構造物もたくさんある。
○ 長くなったので項目だけを挙げるならば、「ビニールホース」「ポリプロピレン」で引き回されている冷却パイプをステンレス鋼に交換することや、石を積めた金網で仮設されている防潮堤を、沖合を埋め立てて頑丈な耐波防潮堤を作る
など、とっくにしていなければならない課題が、依然として実施されていない。
 地下水問題も、建屋外部にドレンピットを掘って流入を止める作業は真っ先に取り組むべきことだったが、周辺に今も残る汚染瓦礫が邪魔をしてほとんど何も出来ていない。これらも専属チームを作って、その対応に特化した作業をすべきなのだ。

.. 2013年04月09日 10:16   No.522002
++ 福島老朽原発を考える会 (幼稚園生)…1回       
原発新規制基準の「5年猶予」と大飯原発特別扱いの
 |  撤回を求める緊急署名 地震や津波は待ってはくれない
 |  こちら
 |  一次締め切り:4月10日(水)朝6時
 └──── 本署名の問い合わせ先/署名集約先:
       
みなさまへ <拡散希望!> 緊急署名のお願い

 ご承知のように、原子力規制委員会は、再稼働に便宜を図り、新規制基準で要求する安全設備のうち、時間がかかる設備に5年の猶予を与えようとしています。
 これを、パブコメも無視し、検討チームにもかけずに、委員長私案という独善的なやり方で強引に突破しようとしています。同時に、大飯原発については、新規制基準ができてもすぐには適用せず、定検までの運転を許そうとしています。
 福島原発事故が収束しておらず、汚染水一つとっても非常に深刻な状況にあります。原因究明は東電の妨害行為もあって進んでいません。そんな中で再稼働の準備が、規制当局によって着々と進められるという異常な状況にあります。この動きに待ったをかけるためにも、緊急署名にぜひご協力ください!

<今すぐクリック!>
署名フォーム→→→https://fs222.formasp.jp/k282/form1/
携帯はこちらから→https://pro.form-mailer.jp/fms/2ca3de1841079

第一次締め切り分(10日朝6時まで)は、規制委の会合で5年猶予問題が話し合われる10日に提出します。<10日は、規制委員会の傍聴の後、署名提出、記者会見、抗議行動を行う予定です>

.. 2013年04月09日 10:28   No.522003
++ 槌田 敦 (小学校低学年)…6回       
4/10【たんぽぽ舎学習会・エントロピー入門】(第4回)
 |  「膨張」を「成長」と勘違いする現代経済学(3章)
  
 エントロピー増大という困難を避ける方法とは、物質循環により余分のエントを捨てることで、これによりエント水準は維持される。
 現代は、失業と貧困にあふれている。貧困者は需要から排除され、失業者は供給から排除され、社会の物質循環は壊されている。エント水準は維持されていない。
 自由貿易が諸悪の根源である。自由貿易で売り込めば儲かるという期待だが、売り込まれて損をすることを忘れている。自由貿易の結果の廃業と失業。失業の結果の貧困。そして貧困は世界を砂漠化する。
 2%成長のアベノミックス、まぜこぜ政策への期待。しかし、自由貿易をそのまにして目標達成は無理。問題は、海外からの低価格商品の過剰供給であって、通貨の縮小(デフレ)での物価下落ではない。したがって、金融政策ては解決でき
ない
 売手と買手共に余剰が残る市場原理へ戻す。関税こそ最良の取引税。関税収入による貧困や失業のない豊かな物質循環社会を目指す。これによりエント水準は維持され、豊かな環境が再現できる。
 政権党に騙されることに気づく必要がある。民主党内閣を作って喜んだことが大失敗だった。良い内閣を作ろうと思うな、また裏切られる。悪い政策を潰し、悪い内閣を倒す以上の政治を望むな。

※槌田ゼミPart2 エントロピー入門第4回
 日 時:4月10日(水)19:00から21:00
 会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
 参加費:800円

.. 2013年04月09日 10:38   No.522004
++ 中村泰子 (小学校低学年)…9回       
書評「みんなで学ぶ放射線副読本―科学的・倫理的態度と論理を
 |  理解する」福島大学放射線副読本研究会(監修)
 |  後藤忍(編著)、合同出版、2013年3月、1200円+税
 └──── (たんぽぽ舎・応援する人)

 昨年インターネット上に公開され話題になった福島大学放射線副読本研究会「放射線と被ばくの問題を考えるための副読本」が装いを新たに単行本となった。
 オールカラーで美しく、用語解説、コラム、補足説明、巻末資料なども行き届いている。何より解説が簡潔で大変わかりやすい。序文にあるように「中学生でも、先生の指導のもとで理解ができる」ことをめざして書かれているからであろう。2012年度から新学習指導要領に従って30年ぶりに中学理科で義務教育として放射線教育が実施されており、そこで教科書おび文科省から配布された放射線副読本(新副読本)が使われている現状に対して、本書はいま本当に学ぶべきことは何かを提示している。
 偏った教育や広報によって国民の公正な判断力が低下することを、本書は「減思力」と表現する。事故前と後の国の旧・新副読本の内容から、学校教育を利用して巧妙に原発推進へと誘導する国の変わらぬ姿勢がうかがえる。私たちは自ら
「減思力」を防ぎ、判断力、批判力を磨く必要があると痛感させられた。
 国の「減思力」政策は原子力教育だけにとどまらない。安倍政権が掲げる「教育再生」とは教育を国策の刷り込みに利用するということであり、原発推進と同様の手法を使っていることがみえてくる。ぜひご一読を。

.. 2013年04月09日 11:01   No.522005
++ 山崎久隆 (社長)…291回       
東京電力・またも「想定外の」漏えい事件
 |  半月以上も気づかないおそまつぶり
 |  地面に素掘りした穴に、産廃処分場で使うような防水シートを
 |  貼っただけの東電のひどさ
 └──── (たんぽぽ舎)

○ 日経新聞によると、地下貯水槽からの漏えいは、少なくても水位低下が起きていた3月10日頃からだった可能性があるという。それを4月5日まで「漏えいを確認できなかった」というのであるが、にわかには信じがたい。貯水槽に水位計を付けているのは、水位の変化で漏えいや侵入を見つけるためであろう。であれば監視装置があるはずで、水位の変化を警報するシステムになっているはずだ。要は「警報が出ても漏えいかどうかは判断できなかった」または「漏えいしていても水の性質上大した問題が無いと誤解していた」かだろう。
 漏えいしたものと同様の簡易防水シートで造った貯水槽は全部で7箇所もある。
この事件を聞いてすぐに東電の膨大な量の資料を見直してみると、確かに3月28日付「滞留水の貯蔵状況」と名付けられた図面にローマ数字の1から7として「地下貯水槽」という表記があるが、示されているのはこれだけで貯蔵量も貯蔵
されている水の性質なども何ら記載が無い。
 細かい数字などが既述されているのは、既にこれまでも問題になって久しい「貯蔵タンク」の容量などである。量が示されているのは主に原発の地下に滞留する水の量や濃縮廃液貯蔵槽などの量だ。漏えいした地下貯水槽はいわば「眼中にない」あつかいである。その理由は、この施設は昨年11月に「汚染水処理の切り札」として新設され、現時点では一部運用している状態だかららしい。

○ 地面に素掘りした穴に、産廃処分場で使うような防水シートを貼っただけ。大量の水は当然ながら産廃処分ではありえない、シートには高い水圧が常時掛かり、頻発する地震により液面が大きく動き、そのたびにシートは水の動きに引きずられてしわだらけになるだろう。数ヶ月程度の「やむなく使う」ような緊急性の高い場合ならばいざ知らず、2年も経って使うような構造ではない。
 マスコミの目が地上に並ぶタンクに向けられている間に、とんでもないしろものが地下に建設されていた。
 いざ漏えいが見つかっても、移送するだけに一週間もかかり、その間漏れっぱなしなのだから始末に負えない。
 それにしても水中ポンプを急遽何十台も使えば、1日程度で移送が出来るだろうに。敷地内の漏れだから、たいしたことが無いといった発想のままであろうことが容易に推察される。
 それだけで福島の人々にとっては耐えがたい苦痛を引き起こすことを、そろそろ真剣に感じて欲しい。

.. 2013年04月10日 06:50   No.522006
++ 斎藤なぎさ (小学校中学年)…10回       
4/5金曜官邸前抗議行動(49回)に参加して
 |  初参加者が多く活気があった
 |  広島、長崎を体験したのになぜ原発があるのか
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 抗議行動への初参加者はおおむね2割と言われているが、今回も様々な参加者がいて活気があった。テント広場から官邸前に向かう時、初参加という青年と一緒になる。所定の場所に着くと隣には初参加の若い女性たち。さらに彼女たちの
仲間が合流。最近見かけなかった常連さんも今日はいる。
 たんぽぽ舎の顧問弁護士・内田雅敏さんも高校の同級生数名と共に参加。いつも自転車で颯爽と抗議する、たんぽぽ舎の野村さんは初めて参加する先輩、吉野山さん(看板業)を案内。観光バスからは多くの乗客がこちらに手を振っている。
ドイツから参加した女性は官邸前で「さよなら原発」とスピーチとコールする。
 官邸前スピーチは、原発の新規制基準対策に5年の猶予期間を設けるとした原
子力規制委員会への批判や、原子力規制庁審議官を更迭された名雪哲夫が山形大教授になった人事に対する批判が相次いだ。たんぽぽ舎の山田さんは、がれきの焼却処理に反対するお母さんたちを富山市長が刑事告訴したことを批判した。ま
た「安倍さんは原子力のイロハが分かっていない」と批判する女性は「広島、長崎を体験したのになぜ原発があるのかと、日本に来た人に尋ねられるが、安倍さんに尋ねてほしい」と訴えた。それを受け吉野山さんは大きく首肯して、広島原
爆ドームの前にたたずむ少年を描いた絵を一層高く掲げた。核と原発は同根である。
 次回、4月12日(第50回)金曜官邸前抗議行動にご参加ください。


.. 2013年04月10日 06:56   No.522007
++ 木村雅英 (小学校低学年)…8回       
地震列島日本に原発はなじまない 活断層だけを警戒していても不十分
 |  基準地震動が小さすぎる 世界の地震の2割以上が日本でおきる
 |  ―島村英紀(地震学者)の学習・討論会から―
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク事務局)

 4月3日(水)の夜、約50人が地震学者島村英紀さんのお話を聞き、日本列島に原発を置くことが如何に危険であるかを知った。その一部を紹介する。(「再稼働阻止全国ネットワーク」主催)

○東北地方太平洋沖地震は海溝型地震

 3.11福島原発事故を起こした地震は海溝型で、4つのプレートがぶつかりあう日本列島周辺は海溝型地震が起こりやすい。海溝型地震は起きる場所も起きるメカニズムもかなり分かってきている。関東大震災の原因となった関東地震、2003
年9月の十勝沖地震が海溝型で、近い将来の発生が指摘されている駿河トラフにおける東海地震、東南海・南海沖の南海トラフ、根室沖の千島海溝などでも発生する。

○内陸直下型地震が大震災を起こす

 1995年の阪神・淡路大震災を生んだ兵庫県南部地震は内陸直下型地震で、メカニズムが多様な上、日本のどこを襲っても不思議ではない。そのうえ直下型ゆえマグニチュードが7程度でも大震災を起こすことがある。

○活断層だけを警戒していても不十分

 大飯、敦賀、東通、…と活断層についての調査がなされているが、活断層が「地震を起こした地震断層が地表に顔を出しているもの」であるから、活断層調査だけでは不十分である。現に、近年に起きた日本の大地震はすべて活断層として政府がマークしていなかったところで起きた。2000年の鳥取県西部地震、2004年の新潟県中越地震、2005年の福岡県西方沖地震、同じく2005年の首都圏を直下型地震として襲った千葉県北西部の地震、2007年の能登半島地震、2008年の岩手
・宮城内陸地震などである。
活断層が再び地震を起こす可能性があり調査することは大事だが、日本には分かっているだけで2000の活断層があり、調査しきれない。また、地滑りでも危険である。

○基準地震動が余りに低すぎる

 原発の設計の基準では、地震動の基準の加速度を想定してきたが、これらの基準加速度をはるかに超える実測値が日本各地で記録されている。たとえば2004年に起きた新潟県中越地震では2516ガル、2008年の岩手・宮城内陸地震では岩手県一関市厳美町祭畤で4022ガルを記録した。また新潟県の柏崎刈羽原発が2007年の中越沖地震で停止してしまったときは、構内にある地震計が記録した加速度は1500ガルにも達していた。
 すなわち、面積ではまわりの海を入れても世界の0.6%しかない日本で、マグニチュード6以上の世界の大地震の2割以上が起きるという日本では、原発はなじまない。数万年以上の管理が求められる原発や核廃棄物を考えれば、日本では原発を動かすべきではない。

.. 2013年04月10日 07:29   No.522008
++ 柳田真 (大学生)…73回       
規制委のお粗末さとテントひろばへの攻撃
 |  福島第一原発汚染水の対応に後手、
 |  それなのにテントひろばへは明け渡しと1100万円攻勢
 |  4月12日(金)テントを守る集会に参加しよう
 └──── (たんぽぽ舎)

1.東京電力福島第一原発の汚染水で東京電力はあいかわらずひどい。地下貯水槽の脆弱な作り、後手後手の対応、スピード感まるでない対応などなど。漁師たち(全漁連)が怒って抗議文を東京電力へ出すのは当たり前だ。
 同時に規制委員会の対応も「苦しい釈明」ばかりで、規制委員会への信頼が大きく揺らいでいる。

 茨城新聞(4月9日号)は次のように報じている。
○「計画や施工段階で入念にチェックすることが望ましいが、(汚染水への)対応が遅れれば、かえってリスクが高まる。バランスの問題だ」8日に東電幹部を呼んで漏洩への対応を指示した後、規制委の更田豊志委員は記者会見で苦しい釈明を強いられた。
○規制委は第一原発を「特定原子力施設」に指定し、検討チームを設けて事故収束や廃炉作業の妥当性を議論しているが、トラブルが多発。停電による燃料プールの冷却停止や汚染水の漏えい問題では、事後に東電に再発防止策の徹底を指示するしかない苦しい規制当局の姿も目立った。「収束作業の危険性を東電が解析し(規制委が)評価するのでは、昔と何も変わらない“規制の虜(とりこ)”だ」。

2.規制委員会・東電がこういうお粗末な実状の中で、つまり、福島第一原発事故は「なんら収束していない」ことが誰の目にも明らかになっている中で、しかし、その福島第一原発事故後の国民の声を届けてきた「経産省前テントひろば」へは、「土地を明け渡せ」と「1100万円請求」の2つの攻撃が経産省から来ている。

3.「経産省前テントひろば」は、この攻勢に対して、4月12日(金)17時から18時に反撃の集会を経産省正門前で開きます。ぜひみんなで参加しよう。
なお、同日は、反原発首都圏連合主催の首相官邸前抗議行動=第50回も開催されます。
たんぽぽ舎は、「テントを守る」集会参加の後、金曜官邸前行動に参加します。

.. 2013年04月10日 12:21   No.522009
++ 木村雅英 (小学校低学年)…9回       
地震列島日本に原発はなじまない 活断層だけを警戒していても不十分
 |  基準地震動が小さすぎる 世界の地震の2割以上が日本でおきる
 |  ―島村英紀(地震学者)の学習・討論会から―
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク事務局)

 4月3日(水)の夜、約50人が地震学者島村英紀さんのお話を聞き、日本列島に原発を置くことが如何に危険であるかを知った。その一部を紹介する。(「再稼働阻止全国ネットワーク」主催)

○東北地方太平洋沖地震は海溝型地震

 3.11福島原発事故を起こした地震は海溝型で、4つのプレートがぶつかりあう日本列島周辺は海溝型地震が起こりやすい。海溝型地震は起きる場所も起きるメカニズムもかなり分かってきている。関東大震災の原因となった関東地震、2003
年9月の十勝沖地震が海溝型で、近い将来の発生が指摘されている駿河トラフにおける東海地震、東南海・南海沖の南海トラフ、根室沖の千島海溝などでも発生する。

○内陸直下型地震が大震災を起こす

 1995年の阪神・淡路大震災を生んだ兵庫県南部地震は内陸直下型地震で、メカニズムが多様な上、日本のどこを襲っても不思議ではない。そのうえ直下型ゆえマグニチュードが7程度でも大震災を起こすことがある。

○活断層だけを警戒していても不十分

 大飯、敦賀、東通、…と活断層についての調査がなされているが、活断層が「地震を起こした地震断層が地表に顔を出しているもの」であるから、活断層調査だけでは不十分である。現に、近年に起きた日本の大地震はすべて活断層として政府がマークしていなかったところで起きた。2000年の鳥取県西部地震、2004年の新潟県中越地震、2005年の福岡県西方沖地震、同じく2005年の首都圏を直下型地震として襲った千葉県北西部の地震、2007年の能登半島地震、2008年の岩手・宮城内陸地震などである。
活断層が再び地震を起こす可能性があり調査することは大事だが、日本には分かっているだけで2000の活断層があり、調査しきれない。また、地滑りでも危険である。

○基準地震動が余りに低すぎる

 原発の設計の基準では、地震動の基準の加速度を想定してきたが、これらの基準加速度をはるかに超える実測値が日本各地で記録されている。たとえば2004年に起きた新潟県中越地震では2516ガル、2008年の岩手・宮城内陸地震では岩手県一関市厳美町祭畤で4022ガルを記録した。また新潟県の柏崎刈羽原発が2007年の中越沖地震で停止してしまったときは、構内にある地震計が記録した加速度は1500ガルにも達していた。
 すなわち、面積ではまわりの海を入れても世界の0.6%しかない日本で、マグニチュード6以上の世界の大地震の2割以上が起きるという日本では、原発はなじまない。数万年以上の管理が求められる原発や核廃棄物を考えれば、日本では原発を動かすべきではない。

.. 2013年04月10日 12:27   No.522010


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