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■--25自治体、大手に随意契約で売電 新電力の参入進まず
++ 朝日新聞 (大学院生)…110回          


 発電事業を進める全国の自治体で、水力発電所を持つ26の都道府県・市のうち、25自治体は2013年度も地元の大手電力会社に随意契約で電気を売ることが分かった。原発事故後、大手以外からの電力の購入先として人気が高まる新規参入の電力会社(新電力)は、入札で買えずにいる。
 政府は電力の自由化を進める方針だが、すでに自由化された分野でも変革の動きは鈍い。(後略) (4/1より抜粋)
.. 2013年04月05日 10:05   No.520001

++ 朝日新聞 (大学院生)…111回       
<危うい40年廃炉> 特別点検すれば最長20年延長
 先行きがはっきりしない原発の40年制限、「例外」増える恐れ
 (東京新聞 4月4日 一面から)

 原発の運転期間を原則40年に制限する制度(40年廃炉)に関し、原子力規制員会が3日、例外的に最大20年間の延長を認める場合の基準を明らかにした。原子炉や建屋の健全性を、これまでより詳しく調べる「特別点検」を電力会社に義務づけるという。ただ、老朽化で原子炉がどのくらいもろくなるかなど重要な基準が固まっていない問題もあり、運用しだいでは制度が形骸化する恐れも
ある。(後略)

解説「原発の40年廃炉」:
 2012年1月末、当時の民主党政権が原発への規制強化の目玉として、原発の運転期間を40年とすることを表明した。細野豪志原発事故担当相(当時)は「もともと原発の想定運転期間は40年」と述べたが、電力業界から「科学的根拠が不明」など強い反発を受け、最大20年間延長できる例外規定も設けた。
 12年6月に原子炉等規制法が改正された。今年7月までに延長認可の基準をつくることになっている。

 ★関連情報:
  塩谷喜雄・著『「原発事故報告書」の真実とウソ』182頁より
 現在の電力供給システムでは、老朽原発をできるだけ長く稼働させれば、儲けが大きくなる仕組みになっている。廃炉には膨大な費用がかかる。
 廃炉を先延ばしにするだけで、相対的な利益はふくらむ。電力会社にとっては老朽原発の稼働は、やめるにやめられない禁断の蜜なのである。


◆「口止め拒否で解雇」 作業員、労基署に申告 除染手当問題
 (4月4日 朝刊より)

.. 2013年04月06日 15:41   No.520002
++ 東京新聞 (社長)…310回       
水位低下と放射性物質検出 東電 予兆問題視せず 福島第1
別貯水池も汚染水漏出

 東京電力福島第1原発の地下貯水池から、高濃度汚染水を処理した水が漏れた事故で、東電は先月20日ごろには、貯水池の水位がじりじり下がり、池の遮水シートの近くで微量の放射性部物質も計測しながら、水漏れの予兆を見逃していた
ことが分かった。
早期に水漏れを疑って対応していれば、漏出量は最小限にとどめられた可能性が高い。東電の危機管理のありかたが問われる。(中略)
 2つの小さな異変を「水漏れの予兆」と疑うべきだが、東電は逆に、水漏れを否定する方向で調査を進めていた。(中略)
 一方、東電は水漏れがあった貯水池の東側に隣接する別の貯水池でも、処理水が漏れていると明らかにした。

貯蔵危機 やっと認識

 高濃度汚染水を処理した後の水をためる、東京電力福島第1原発の地下貯水池で、水漏れの可能性が相次いでいる。(中略)
 水漏れ問題が起き、貯水池が使えなくなる可能性が浮上。地上タンクに換算すると60基近くの残り容量が一気に失われる恐れもある。(中略)
 東電はもっと急ピッチで汚染水発生を減らす手だてを講じる必要がある。
 (4月8日より抜粋)

.. 2013年04月09日 10:48   No.520003
++ 東京新聞 (社長)…311回       
原子力報道 チェック甘く 元記者、戦後から検証
  推進側発表うのみを反省

 福島原発事故は、これまでの原子力報道の失敗の結果だ。元新聞記者で、科学部長などを務めた柴田鉄治さん(78)が、戦後から福島事故まで原子力をめぐる報道を検証し、本にまとめた。そこで挙げた5つの失敗とは。
 メディアは原発推進側の発表に沿って報道することに慣れ、原子力ムラにも、原子力行政にも、チェック機能を果たすことができなかった」 
 柴田さんは自省を込めて、こう振り返る。(中略)
5つの失敗とは何か。被爆国ながら原子力の「軍事利用は悪、平和利用は善」と位置付け「核ゴミの処理技術はない負の面を知っていたが、精神論を掲げて負けた太平洋戦争の反動で、科学技術への信仰があった。自分も原爆のエネルギーが
平和利用できたら、すばらしいと思っていた」
 第2に、原発に反対する住民運動が70年代に起きてもメデイアが推進側を支持した。(中略)
 第3に79年のスリーマイル島や86年のチェルノブイリの事故で流れが変わり、報道は原発批判を強めたが、ムラの意識を変えることができなかった。(中略)
 第4は原子力行政を厳しく批判できなかったことだ。作業員2人が死亡した東海村のJCO臨界事故を契機に、2001年に原子力安全・保安院が新設されたが、原発を推進する経産省の傘下に。「規制役と推進役が一体となることはおかしい
のに、ほかの省庁再編に目が奪われていた」。
 第5は福島事故の報道だ。「多くは、国の発表による戦中の大本営発表と同じだった。住民はまだ原発近くにいるのに、危険だと現場に入らなかった。何が福島で起きているか分からなかった」
 こうした分析をまとめたのが「原子力報道」(東京電機大学出版局)だ。柴田さんは「失敗を将来に生かすために、自らの報道を常に検証していく作業を繰り返すべきだ」と訴えた。(後略) (4月8日より抜粋)

.. 2013年04月10日 07:01   No.520004
++ 日刊ゲンダイ (小学校中学年)…10回       
東電の大ウソ証明 やっぱり原発汚染水ダダ漏れ続いていた

 やっぱりだ。福島第1原発の汚染水をめぐる東電の発表が、大ウソだったことが改めて分かった。
 「汚染水の海洋流出は止まった」と発表しているが、東京海洋大の研究グループによると、その後の1年間で16兆1000ベクレルのセシウム汚染水が原発の専用港にタレ流された可能性があるという。事故前の排出限度の73倍の数値だ。これま
で、海水の放射性セシウム濃度がほとんど変わらないことに疑問の声が上がっていたが、案の定、汚染水はダダ漏れだったわけである。(中略)
 先月、原発港内のアイナメから1キロ当たり51万ベクレルの放射性セシウムが
検出されたが、きのう(15日)はさらに、同74万ベクレルもの汚染アイナメが見つかった。これは基準値の7400倍で、過去最高だ。
神田教授によると、今回はじき出した試算からも、これほど高濃度に汚染魚が出てくることは考えられないという。(後略)(3月18日より抜粋)

.. 2013年04月10日 07:08   No.520005
++ 朝日新聞 (大学院生)…112回       
経産省敷地の「脱原発」テント 明け渡し求め国が提訴 東京地裁

 東京・霞が関の経済産業省前でテントを張って脱原発を訴えるグループの代表2人に対し、国が土地明け渡しを求めて東京地裁に提訴したことが分かった。
 提訴は3月29日付。訴えによると、グループは2011年9月11日、同省北側の敷地内にテントを設置。椅子や机、発電機を持ち込んで原発再稼働などに反対する活動を始めた。(中略)
 この裁判のほかに、同省は今年3月までの使用料相当額として約1100万円の損害金の支払いを代表らに求めている。(後略)(4月8日夕刊より抜粋)

.. 2013年04月10日 07:50   No.520006
++ 朝日新聞 (大学院生)…113回       
脱原発テントを国が提訴 避難者「なくさないで」

 東京・霞が関の経済産業省前にある「脱原発」テントの撤去を求め、国が市民団体代表らの提訴に踏み切った。団体の関係者からは「必ず守る」との声が上がっている。
 「脱原発の声を集約するテントの重要さを訴えたい。」被告の1人でグループ代表の渕上太郎さん(70)は全面的に争う考えだ。8日でテントの設置は575日になった。設置直後のような大勢の訪問は減ったが、各地から激励が届く。この日も静岡県の60代男性が孫を連れ、自作のイチゴを持ってきたという。
 都内で避難生活を続ける福島県双葉町の亀屋幸子さん(68)は週1度,ここを訪ねる。「ふるさとを奪われた私たちの声が発信できる唯一の場所。ぜったいになくしてほしくない。」
 6日には双葉町長を2月まで務めた井戸川克隆さん(66)も訪問。在任中、原発事故への国の責任を追及してきた。「国有地は国民のもの。本来の国民の意見がどういうものか、国は耳を傾けてほしい」と話す。(後略)
                  (4月9日朝刊より抜粋)

.. 2013年04月10日 08:01   No.520007
++ 東京新聞 (社長)…312回       
危機管理に不信感 全漁連が抗議文

 全国漁業協同組合連合会(全漁連)は8日、東京電力福島第一原発構内の地下貯水池から汚染水が漏れた問題を受け、東電に対し「設備の脆弱性と危機管理に対する意識の低さに強い不信感を持たざるを得ない」などとする抗議文を渡した。

 抗議文では漏出事故が繰り返されていることを批判し、「汚染水の厳重な保管と管理に総力をあげて取り組むこと」を強く求めた。
 8日午前、東電の内藤義博副社長が都内の全漁連の事務所を謝罪に訪れた際に、全漁連幹部が手渡した。(4月9日より)

.. 2013年04月10日 08:29   No.520008
++ 東京新聞 (社長)…313回       
汚染水計画破綻 貯水池 構造上の欠陥 福島第1
 1日400トン増量 タンクも限界
 
  東京電力福島第1原発の地下貯水池で相次いでいる汚染水漏れ事故で9日、3件目の水漏れが起きた。池に構造的な欠陥があるのは明らかで、東電の汚染水貯蔵計画は破綻した。東電は池の汚染水を数少ない地上の空きタンクに移す検討をし始めたが、しのげるのはわずかな期間で、毎日発生する汚染水の処理にも影響が出てくるのは必至だ。
  同日昼、すでに水漏れが確認されている貯水池(2番)から、放射性ストロンチウムなどが残る塩水を移送していた池(1番)の遮水シートの中で濃い塩分を検出。2、3番の池に続き、水漏れしていることが確定的となった。
  東電はこれまで、満水近くなった貯水池の上部から水漏れが起きたと推測。
 水位を8割ほどに抑えれば、貯水池は問題なく使用できると説明してきた。
 しかし、今回の水漏れは水位が半分ほどの場所で起きており、貯水池の水漏れは構造上の欠陥である可能性が高まった。(後略)
                     (4月10日 より抜粋)

.. 2013年04月11日 09:31   No.520009
++ 東京新聞 (社長)…314回       
規制委 危機感薄く
 破綻した汚染水処理 「移送先なし」 「漏れ少ない」
 地下貯水池 容認のまま 海に流出の恐れ
 
  東京電力福島第1原発の地下貯水池で9日、3カ所目の水漏れが確実となり、貯水池は汚染水を長期間貯蔵できるようなものではないことが明白になった。
 放射性セシウムはおおむね除去されているとはいえ、有害な放射性ストロンチウムなどが含まれ、地中に漏れた汚染水が海を汚さないか、地元の不安は強い。
 しかし、監視役の原子力規制委員会の危機感は薄く、貯水池の継続使用を認める考えだ。大丈夫なのか。(後略)
                     (4月10日より抜粋)


.. 2013年04月11日 09:49   No.520010


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