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4/4講座「わかりやすい放射能の話・2.ICRP解説を中心として」 | 講師:原田裕史さん └──── (たんぽぽ舎ボランティア)
先の講座「わかりやすい放射能の話」(2/28)では、放射線の被害評価をしている機関のお話がありました。 評価が厳しい順にECRR→BEIR→ICRP→WHO→UNSCEAR→IAEAとなっており、よく聞くIAEAは原発推進に立った緩い基準となっています。 この中で、ICRP(国際放射線防護委員会)は放射線防護の国際的な勧告を出しており、日本の法律の基礎ともなっています。非常に使いでがあるということでした。 ICRPの基準は原則として人工放射線に関するもので、正当化、最適化、予防原則、アララの原則を含んでいます。 ・正当化=不当な被ばくはNG、医療被曝と今回の被ばくは全く違う。 ・最適化=害より益のほうが大きくあるべき。 ・予防原則=実際の被害が出たら負け。 ・アララの原則=合理的に達成可能な限り、被ばく量は低く。 これらの原則を含んだICRPの勧告から改めて放射能の基準値を考え、いまの日本の実態と重ね合わせて、放射能の基準値について考え直すきっかけとなればと思います。
講師の原田さんはとてもわかりやすくお話ししてくださいます。 ぜひ聞きに来てください。 また、お話の間に質問があれば遠慮なく手を挙げて聞いてください。 活発な議論の中に新しい発見があると考えています。 どうぞお気軽にご参加くださいませ。
わかりやすい放射能の話 その2「ICRP徹底解析 なぜICRPにこだわるか」 日 時:4月4日(木)18:30開場 19:00より お 話:原田裕史さん(たんぽぽ舎) 場 所:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F 参加費:800円
.. 2013年04月02日 14:42 No.518001
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