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先月の産経新聞に、中国・内モンゴル自治区出身の静岡大学教授・楊海英氏(48歳)が北京市内の古本屋で見つけた地図の話が載っていました。中国でもっとも権威ある国営の「地図出版社」が公刊した『世界地図集』という豪華本に、「尖閣諸島(表記では魚釣島・尖閣群島)」が日本領土であることを示すものであることを紹介しています。 発行年は1958年(昭和33年)で、台湾まで「中華人民共和国」にすり替えられているわけですが、しかし、海洋の境界線は台湾と与那国島の中間に引かれ、だれがどう見ても、「尖閣諸島」がわが国の領土であることは明々白々です。しかも、中国が主張し続けている「釣魚島」の表現はどこにも見当たらないのです。 こうした厳然たる事実をひた隠すために、中国政府は今、過去の地図の回収運動を強力に押し進めて、大規模な「焚書坑儒」を実行しているわけですが、ウソで塗り固めた化けの皮は、いずれ引き剥がされる運命にあります。 昨年の10月、中国の楊潔篪・外相は、恥知らずにも国連の場で「日本が尖閣諸島を盗んだ」と強弁しましたが、それに反論した玄葉光一郎・外相が公表したものと、今回楊海英・静岡大学教授が公開した地図は全く同じもので、発行年は楊教授のほうが外務省が所持するものより2年ほど早いものです。 昨年の10月には、中国西安の公園に設置されている阿倍仲麻呂の石碑が何者かにペンキで汚される事件が起きました。こうした破廉恥な「文化破壊活動」が頻発しても、中国政府はテンとして恥じていません。「厚顔無恥に付けるクスリ無し」の状態ですが、因果の「苦い良薬」は必ず飲まされるに違いありません。 (^-^)M・S
.. 2013年03月17日 09:24 No.511001
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