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台湾で市民10万人デモ、ドイツ2万人 | 世界各地で反原発活動 └──── (3/10より抜粋)
◇市民10万人デモ 台湾
東京電力福島第一原発の事故から2年になるのに合わせ、台湾各地で9日、大規模な反原発活動があり、台北では市民団体主催のデモに約10万人が参加した。 世論の高まりに伴い、原発建設の是非を問う住民投票が争点として急浮上している。 台湾では1999年に建設が始まった第四原発(新北市)が与野党の政治対立で建設が一時凍結され、完成が先延ばしされて安全性に疑問が持たれている。(中略) 第四原発には2800億台湾ドル(約9千億円)以上を投入済み。江宣樺・行政院長(首相)は「原発を止めたら電力料金が上がる」と弁護するが、公営企業の台湾電力に対しては経営努力が足りないとの批判がつきまとう。 投票は今年後半に行われる見通しだ。デモ参加者には「原発には反対しないけど第四原発は心配」(台北・輔仁大3年の鄭馨宣さん)といった穏健な声が目立った。第四原発は6割以上が反対とする世論調査もあり、住民投票は国民党政権の 思惑を超えた結果が出る可能性がある。
◇追悼と非核集会 韓国
(前略) 環境保護団体などが呼びかけ、韓国各地から数千人が参加。広島・長崎の被爆者やその子孫らも参加し、合唱で「核兵器も、核発電所(原発)もない世界を」と呼びかけた。
◇事故想定し訓練 ドイツ
ドイツの反原発市民団体が9日、北西部ニーダーザクセン州のグローンデ原発の事故を想定した訓練を行った。「大災害が9千キロ離れたところではなく、あなたの家の前で起きたと想像して」と呼びかけ、原発の即時運転停止を訴えた。 長年、反原発デモが盛んなドイツでも実際の事故を想定した訓練は珍しい。放射能漏れで原発の周囲40キロが立ち入り禁止になったとの想定で、主催者によると約2万人が参加。原発周辺の町で、避難してきた人の車を防護服を着た人たち が除染したり、子どもたちがペットの犬を連れて避難したりする訓練をした。
.. 2013年03月15日 09:22 No.510002
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