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■--テント日誌
++ K.M (小学校低学年)…7回          

「福島を忘れない!福島を風化させない!福島・首都圏の集い」(3日13時半〜17時、明治大学リバティホール)には400人が集まり、福島から来ていただいた11人の方のお話を聞いた。町長選出馬を断念した井戸川前町長にも来ていただいた。
「今すぐに福島を元に戻せ!」11人の痛切な怒りは、質疑の中で出たこの言葉に凝縮される。
 私は何も分かっていなかったのかも知れない。放射能汚染された土地に住む人々の苦しみを!
 仮設住宅の生活を余儀なくされている人たちの気持ちを!
 長年生産してきた農作物や長年養ってきた動物達が放射能汚染されている人の気持ちを!
 土地を離れられない人々と避難した人たちの間にある微妙なわだかまりを!
 こんな状態なのにまだ原発を再稼働させようとする政府に対する怒りを!
(印象深い言葉のリストアップ)
・除染は業者のため 除染は無駄 除染はまやかし
・健康状態を尋ねると85%の人がなんとなく悪いと応える。
・山下俊一氏は、20mSv/年はたばこ喫煙害や仮設住宅ストレスより安全、と言った。
・一時帰宅してみると120mSv/h。家や土地を補償してほしい。
・情報は隠蔽され後出しされる
・自然界が駄目と言っているのに人はいいのか?
・金で無く皆さんの声が欲しい(東京から声を上げて欲しい)
・嘘がこれ以上続くならこの国はお終しまい
・第2次世界大戦の嘘 と 原発の嘘
・近くの水力発電機は100年ももっている
・今でも子どもは外では遊べない 保養所に感謝
・子どもたちは、放射能が低い道の中央を歩くくせを持ち、保養所で土にさわっていいのかと尋ねる
・ICRPが3.8μSv/以下の地域での居住を推薦している
・裁判に勝っても子どもたちを救うためには市民の力が必要
・原発は今後2度と動かさないと約束してほしい。
・浪江町では、死の街/絶望の街で無念と絶望感にさいなまれる
・私たちの気力を問われている
    
.. 2013年03月06日 13:02   No.506001

++ M/O (大学生)…88回       
テント日誌 2/27日経産省前テントひろば 536日目
 |  あらためて吉岡史郎さんを偲ぶ会があった
 └──

 夕方にテントにつくと大学時代の友人の二人が待っていてくれた。1960年の安保闘争の日々に共に隊列を組み国会前に詰めかけていた友人だ。闘争のさなかや、また後に下宿などを訪ね泊り歩いた仲である。気がつけばもう僕らはいい歳にな
ってしまったのではあるが、テントのメンバーに紹介したりしながら友人の差し入れの酒を飲み談笑をする。

1960年なんて言えば50年も昔で若い人にはそれこそおじいさんの「日露戦争」話になってしまうのだが、あの頃は核実験に対する反対運動が大きな政治課題だった。ソ連《当時》や中国の核実験は社会主義国の核実験だから正しい、いやそれはおかしいというので喧々諤々の議論をしていたのを思い出す。僕らはあらゆる核実験に反対という立場だったが、同じ政治グループでも対立していて議論は白熱していた。ただ、当時の核問題は専ら核兵器の問題で原発のことは討議の俎上に上らなかった。当時の私たちの思考が現在から見れば多くの制約の中にあったことを物語るが、その時点で考えていたことを現在の中で考えてみるのは意味のあることだと思う。過去に考えていたことを見直すことで現在の視界が開かれてくること、ヒントのようなものをつかめることはあるのではないか。

 友人の帰った後はいつもの泊りのメンバーの話になった。話に飽きた頃にテント前ではちょっとした演奏が始まっていて私も参加した。もう電車の本数が少なくなる時刻だが道を急ぐ人もちらっと眺めて行く。更けゆく夜の霞ヶ関に静かな音が流れる。明日の吉岡史郎さん追悼の会のために大阪から上京していたKさんも交えてのことだがこんな風な演奏も楽しいものだ。

 昨年の12月に亡くなった吉岡史郎さんを追悼の会は既にテントでも、大阪ででも行われてきたが、テントのメンバーがきちんとした場所でやろうとい提案があり偲ぶ会として開かれた。彼の人柄か、各地からも多くの人が参集しての会にな
った。彼は経産省前のテントの常連として頑張っただけでなく、大飯や大阪でもテント村をつくるべくその先頭で活動していた。多くの人がその人柄を偲んでありし日のことを述べていたが、おのずと面影が浮かんでくるようだった。彼とは「9条改憲阻止の会」からの付き合いであるが、よく飲みに行った。会議よりは後の飲み会が楽しみだったし誘えばまずは断らなかったが、それも今では懐かしい思い出だ。月並みではあるが僕らの所業を最後まで見守っていてもらいたい。
(M/O)

.. 2013年03月07日 13:11   No.506002
++ テントひろば (幼稚園生)…3回       
経産省前テントは不法占拠ではない!
 |  テント撤去の動きに反撃の声を上げてほしい
 |  【経産省前テントアピール】
 └──── 経産省前テントひろば

 経産省前テントは不法占拠ではない!
 今こそ、福島との連帯を深め、子どもを守れ!
 規制委員会「新安全基準」骨子案反対!
 大飯原発即時停止!
 全原発廃炉!の闘いを強めよう!

1、経済産業省前に、脱原発を掲げた3つの小さなテントが立っている。彼の地は経済産業省が管理する国有地であり、私たちは、「暫し国有地を貸して頂きたい」旨の借用申請を行っている。原発により、命と財産、故郷と未来を奪われた人々の止むに止まれぬ対政府行動の拠り所として不可欠だからである。

2、テントは、2011年9月11日に建てられ、以降500日を越えた。テントには、まず福島の女達が駆けつけ、3間連続の座り込みを行った。それを引き継ぎ、全国の女達の10日に及ぶ座り込みや、未来を孕むおんな達のとつきとお
か連続行動が続き、1ヶ月に及ぶ集団ハンストも行われた。テント前での年末年始行動も行なわれた。
 そこには、原発の再稼働に反対する人々が全国から集った。福島の被災者が集まった。子ども達の避難を求める人、奪われた故郷の繋がりを求める人、健康診断・医療保障を求める人、生活補償を求める人、安全な食を求める人、責任者処
罰を求める人、農業、漁業、酪農、工業の補償を求める人々が全国から集った。
 福島の被災者、避難者の叫びが、止むに止まれぬ行動に転化し、要求を掲げ、総理府、経済産業省、文部科学省、農林省、外務省、環境省・規制庁、国会へと要請行動が繰り返えされ、それが全国の市民の心根を揺さぶったからである。

3、安倍政権が原発再稼働の姿勢を明確にする中、一部のこころない人々による「不法占拠だ!」の声の下、テント『襲撃』事件が起きている。しかし、テントは断じて「不法占拠」などではない。
 福島の方々をはじめとする、人として根源的な要求に基ずく、止むに止まれぬ行動は、まさに憲法が、遍く国民に保障するところの、第11条、基本的人権の普遍性・永久不可侵性をその根拠とし、第13条、幸福追求権、第16条、請願
権、第21条、集会結社・表現の自由、第25条、生存権行使の行使に他ならす、
その拠り所としての国有地の一時的な「占有」がどうして不法などと言えようか!
 経済産業省は、国有地の管理者にすぎない。「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法、その他の国政上で、最大の尊重を必要とする」(13条)のである。憲法でも法律でもなく、条令で
さえない、経産省庁舎管理規定でテント撤去など出来るはずがないのである。

.. 2013年03月08日 11:17   No.506003
++ テントひろば (幼稚園生)…4回       
4、3つの小さなテントが、経済産業省の業務を何ら妨げてはいないことも付言しておかなければならならない。又、テントには国内外から多数の訪問者があり、10カ国、三桁を下らないマスコミ取材を受け、テントが原発に対する全国的・
国際的な討議の場となり、“ひろば”としての役割おも果たしていることを強調しておかなければならない。

5、全国の皆さん!経産省前テントに注目し、経産省前テント撤去を許すな!の声を上げて下さい。
そして、今こそ、福島との連帯を深め、子どもを守れ!逃がせ! 規制委員会「新安全基準」骨子案反対! 大飯発即時停止!全原発廃炉!の闘いを強めましょう。

◆連絡先 経産省前テントひろば 電話(070−6473−1947)
     東京都千代田区霞ヶ関1丁目3番1号 で郵便も届きます。
◆抗議先 経済産業省(代表電話 03-3501-1511)経済産業省大臣官房会計課

◆行動予定―福島月間(2・22−3・24)を成功させよう!

◎3月9日(土)「つながろうフクシマ!さよなら原発大行進!」
◎3月10日(日)「原発ゼロ★大行進」:日比谷公園野音集会・国会包囲行動
◎3月11日(月)「いのちを想う『誓いのキャンドル・ナイト』:経産省前テント
ひろば、

◆郵便振替口座 00160−3−267170 
ゆうちょ銀行 【店名】〇〇八【店番】008(普)5289163
口座名義:経済産業省前テントひろば

2013.02・28、経産省前テントひろば

.. 2013年03月08日 11:30   No.506004
++ M/O (大学生)…89回       
テント日誌 3月6日 経産省前テントひろば543日目 
 |  「福島月間の渦中にて」―私たちがまず目を開こう
 └────      脱原発の運動は持久戦の様相に

○昨日は啓蟄だった。いくらか春めいてきた気候の中で何とはなしに気分もうかれ気味にはなるが、それでももう一つ陰鬱な気持も支配している。政治的な動向がやはり「いやな感じ」というのを実感させはじめているからだ。世界的な金融
緩和政策(国家による金のばら撒き)による世界同時株高が演出され、マスメディアは安倍をオオバケする政治家かもしれないと持ち上げている。が、化けているのはボケはじめているメディアの頭である。こうして表層の気分は世の中に浸透して行くものだが、地金というか強権的な政治動向も見える部分には見えていて鬱鬱とした気分にもなるのだ。「侍ジャパン」が勝った、負けたと騒いでいる向こうでどこか欝なる気分も感じている人の方がまともなのである。
○ これというニュースもあまりない中でこれはと思ったのは吹雪の中で父親が娘を抱き温めながら自分は凍死した事件だった。痛ましい事件に違いないが、命をかけて娘を守ったこの父親の行為に僕は涙した。子供に対するこの父親の行為に素直に感動した人は多いと思うが、この父親と同じように僕らは福島の子供たちの現在と未来を憂えているのだろうか。それとこれとは別だという声も聞こえてきそうであるが、僕には別のこととは思えない。再稼働を福島第一原発事故後の重要戦略としてきた経産省や原子力ムラは事件をなるべく小さくみせるため本当のことを隠蔽してきた。事故の現実とそのもたらしているものも隠し放射能安全神話などで覆ってきた。発見された子供の甲状腺ガンだって因果関係を否定する始末だ。放射能汚染の現実を明瞭に突き出し、そこから子供たちを守るという一番優先さるべき事からも目をそらしてきたのだ。原発を再稼働し、原発保持を
優先させる経産省と原子力ムラ、それに業界、また自民党などの与党に対して揺るぎのない視線で持って対決しなければならない。彼らの野望は血も涙もない所業だということを見なければならない。福島の子供たちのことを心配することは放射能への過剰反応ではない。現実に目を開くかどうかである。経産省前テントひろばは「福島月間」を提起しているが、何よりも私たちがまず目を開かねばならぬことである。
○むかしの運動関係者《1960年安保闘争時の全学連主流派や反主流派の活動家たち》の合同した集まりがあり、その末尾にあった私も顔を出した。高齢者になった面々だが、原発問題に関わっている人も多く心強かった。テントに向かったの
はそれで遅くなったが、テントは変わらぬ光景の中にある。脱原発の運動が持久戦の様相の中にあり、テントの持続も大変だが多くの人もたゆまぬ力で保持されている。朝方の方まで不寝番をしたが、この間の続いていて仕事の疲れもあって
うとうととしていた。3月8日・9日・10日・11日と連続した行動がテントの周辺で予定されており、テントも賑やかになるだろう。下にあるのは3月3日の集会の模様の動画である。

.. 2013年03月10日 21:25   No.506005
++ 淵上太郎 (幼稚園生)…3回       
要請書 経産省前テントを撤去させないでください
 |  テントひろばの存在は、深刻なる原発事故問題に対する国民の大いなる
 |  怒りを背景にした民主主義的行為の1つの場
 └──── 経産省前テントひろば代表 
 衆議院議長 伊吹文明 殿
 参議院議長 平田健二 殿

 平成23年3月11日の東北地方太平洋沖地震にともなって引き起こされた東京電力福島第一原子力発電所の事故は未曾有の大事故となり、周辺住民をはじめ多くの国民に甚大且つ深刻な被害をもたらしました。
 この事故は直接には大地震と津波によるものとは言え、そうした自然の威力を過小に評価し、経済と利便性ということから原発建設を40年にわたって推進してきた電力事業者とその安全を確保すべき国の責任は測りがたいほど大きなものがあります。電力事業者や国は繰り返し「原発は安全でる」と主張し、立地自治体等には法外な経済的援助を施すことで、原発の安全性に関する素朴な疑問や反対意見を封殺してきた歴史があります。しかし東京電力福島第一の原発事故は、原発は決して安全ではないことを事実をもって証明するものでした。

 現在においてさえ福島第一原子力発電所の事故そのもについての十分な検証はなされていないばかりか、既成の原発の多くにおいてもともとその疑いがあったにもかかわらず危険な「活断層」の上に建てられていることなどが、すこしずつ暴露されつつあるという状況です。この状況のもとで民主党政権は、原事故の影響と定期点検で全ての原発が停止した直後、関西電力大飯原発の3、4号機を経済と利便性を理由に再稼働させました。その後今日まで他の原発は再稼働していませんが、新たに出来た安倍内閣は「(原発0)は0ベースで見直す」「規制委員会が安全としたものは再稼働させる」と明言しています。自公政権の時代に安全性を無視して54基もの原発をつくり、国民のたった26%の支持による政権交代をよいことに、原発再稼働、新規原発の建設、原発の輸出等を積極的に推進するとは、盗っ人猛々しいという他はありません。

 他方で原子力規制委員会は年7月までに新たな安全基準をつくるとされていますが、その素案は福島原発事故を起こした安全基準との根本的な差異はないまま、その基準に則っての安全宣言を行おうとしています。
 こうした流れは、福島第一の事故を少しでも深刻に受け取るとすれば、到底受け入れられることではありません。


.. 2013年03月15日 10:27   No.506006
++ 淵上太郎 (幼稚園生)…4回       
 もとより経産省前テントひろばは、我が国の原子力発電所及びその推進について根本的に問い直し、経済的事由による安易な原発再稼働に反対してつくられたものです。経産省の管理する空き地にテントが立っているのは、原発推進の中心的省庁としての経産及び旧原子力安全・保安院に対するささやかな抗議、それも緊急避難的な抗議の意志を示すものです。

 またテントひろばの存在は、深刻なる原発事故問題に対する国民の大いなる怒りを背景にした民主主義的行為の1つの場でもあります。民主主義は国民の一人一人が様々なところで声を挙げる、行動を起こすというところから始めることが
最も大事なことでさえあります。相当に形骸化しているとは言え国会の両院も我が国民主主義の場でありますが、民主主義は国会の両院だけに、またその選挙における投票行動だけに留めておいてよいわけではありません。
 テントに関して経産省は違法テントだと言い、右翼勢力の一部は「撤去できないなら我々が」などと嫌がらせが行われていますが、私たちは福島第一の大事故という緊急時において、決して違法だとは思っていません。

 福島第一の大事故を受けて深い反省をしつつ、我が国の民主主義を育てていくためにも「経産省前のテント」を撤去させないでください。
 民主主義的な国会と両院議員の名誉にかけて「テント撤去」に荷担することは絶対に止めて下さい。

 平成25年3月10日 福島第一原発事故後まる2年経過した日に


.. 2013年03月15日 10:41   No.506007
++ Toku-san (小学校高学年)…27回       
テント日誌3/10(日)経産省前テントひろば 547日目
 |  〜日比谷・霞ヶ関・国会周辺に多くの人が集まった一日
   人々の「脱原発」の思いは強く〜
 

 この日は、日比谷公園で、首都圏反原発連合主催の「原発ゼロ☆大行動」が予定されていた。前日、明治公園で行われた「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」には、1万5千人が参加し、東日本大震災と福島第一原発事故によってもたらされた苦しみ、怒りを被災者の方々の生の声で聞き、デモ行進で原発反対、福島の救済、子供たちを守る事を訴えた。私たちは、福島も、原発事故も風化させてはいけない!忘れかけている人達にもう一度認識を持ってもらうためにも、多くの人に集まってもらいたい。

 この日の東京は、朝から天気が良く、初夏を思わせるような陽気。天気予報を確認すると、最高気温は25度くらい、5月中旬くらいの陽気だという。ただ、デモ行進が始まる15時くらいから低気圧の影響で、急速に天候が変化し、夜は真冬並みの寒さになるという事だった。薄着をしていくつもりだったが、泊まり番もあるので、防寒用のフリースジャケットをカバンに入れて、テントへ向かった。
 13時過ぎにテントに着くと、すでに多くの方がいらした。今日は、テントにも多くの方が寄って下さるので、スタッフの方達がせわしなく準備をされていた。
 デモとその後に行われる抗議集会へ参加するためにトラメガを用意し、テントで少し休んでいると、急に風が強くなり、砂埃の影響か、あたりが急に暗くなった。予報より少し早いが、怖いくらいにあたっている。デモの出発時間の14時少し前に日比谷野音に着く頃には、薄着では寒いくらいの天気になっていた。
 日比谷野音に着くと、まだ集会中だったが、デモ隊が出発する霞門から公園の中に続く歩道には、すでに物凄く多くの人達が、出発に備え並んでいた。一通り周囲の状況を確認し、野音の中を確認すると、通路にも人があふれていた。本当
に多くの人達が原発を止める声を届けるために集まっている。報道にはデモの様子、参加者の声をきちんと伝えてもらいたいと思う。


.. 2013年03月15日 11:38   No.506008
++ Toku-san (小学校高学年)…28回       
 その後、デモ隊の出発を霞門付近で見送り、15時からJパワー前で開催される抗議集会に参加するために日比谷公園を後にした。公園から東銀座に向かう途中、集会に参加されたらしき人達が有楽町駅に向かって歩いていた。寒くなって来た
ので、デモに参加するのを諦められたのか、天候の急変が恨めしい。
 Jパワー前の抗議は、最初は人数が少なかったものの、最終的には70名くらいの方が参加し、Jパワーが進める大間原発の建設中止を訴えた。参加者の中には、函館で大間原発の中止運動をされている男性もいらっしゃり、大間原発の危険性
を訴え、現地での活動の状況を説明して下さった。危険なMOX型プルサマ―ル燃料を使用する大間原発は日本で唯一火山地帯に作られる原発であり、何かあったら、影響は日本の食料の多くを生産する北海道、復興に取り組んでいる三陸沿岸
にも及ぶ。直ちに建設を中止してもらいたいと心から思う。

 Jパワーでの抗議を終え、国会議事堂包囲に参加するために、抗議集会に参加者した皆さんと歩いて霞ヶ関に戻る頃には、日は沈みかけていた。それにしても猛烈に寒い。参加者の人数が気になったが、官邸前の坂・国会議事堂前にはすでに入りきれないくらいの多くの人達が集まっていた。見上げると、空撮のためのヘリが上空を旋回している。明日の朝の朝刊の一面でも抗議集会の様子をきちんと取り上げてもらいたい。その後、テントに戻り経産省前で行われている抗議集会に参加をしたが、寒い中、50名位の方が最後まで残って抗議を続けられていた。

 明日11日は、震災からまる2年、早いもので、3年目を迎える。2年経った今でも、未だに福島原発事故は終息せず、多くの被災者の方達への補償は十分に行われず、子供たちの健康被害の問題は無視をされ続けている。この国の為政者、官僚達には、昨日と今日の風景がどのように映ったのであろうか?
 アベノミクスという幻想で、国民を騙すのでなく、人々の声を聞き、本来の職責を全うするよう、心を入れ替えて仕事にあたってもらいたい。

.. 2013年03月15日 11:44   No.506009
++ 朝日新聞 (大学院生)…101回       
国会事故調に対する東電「真っ暗」虚偽説明 検証委の結論
 身内聴取で故意を否定
 (3月14日)

 東京電力が国会事故調査委員会に真っ暗と虚偽説明をして福島第一原発の現調査を妨げた問題で、東電の第三者検証委員会が13日に出した結論は、担当者は事実に反する説明をしたが故意ではないというものだった。朝日新聞が入手した音声ファイルには、東電の担当者が事故調の委員に「おやめいただいた方がよろしいんじゃないでしょうか」と迫る声が記録されている。調査を断
念させようとする意思は明白なのに、なぜこのような結論になったのだろうか。
(中略)
・・・検証委は、故意にうその説明をしたわけではないと結論づけた。調査断念させる目的をもって事実に反する説明をしたわけではないということだ。
 検証委の筋立てはこういう倫理で構成されている。−−−玉井氏(当時・東電企画部部長)は、現地調査が実施されて現地に行けばすぐに露見するようなうそをあえていう必要性はない。仮にうそを故意に言ったら、後の対応に苦しむ事態を自ら招くので、故意にうその説明をしたとみるのは相当無理がある−−−。(中略)
 このような理屈を立てる検証委の一番の問題は、聞き取りをした延べ26人がすべて東電関係者、すなわり「身内」からしか事情を聴いていないことにある。
 国会事故調の元委員らは検証委側から調査協力の打診を受けた際、国会事故調の設置期間である国会に、調査協力を申し入れて許可をとってもらえば応じると伝えていた。
 しかし、検証委は、国会に申し入れることはせず、国会事故調側からの聞き取りを省略した。検証委はまた、報道内容を検証対象に入れたと説明しつつ、玉井氏の「今日、ご判断をいただきたい」など故意性の有無にかかわる発言部分は報告書に盛り込まなかった。
 説明のやりとりを録音した記録の検証もしなかった。(後略)

※東京電力 平成25年2月18日 プレスリリース 
「国会事故調への当社の対応に関する第三者検証委員会」の設置について
 こちら
※東京電力 平成25年3月13日 プレスリリース 別添資料
 国会事故調への東京電力株式会社の対応に関する第三者検証委員会「検証結果報告書」
 こちら


.. 2013年03月17日 08:55   No.506010


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