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規制庁幹部 情報漏えい 原電に評価報告書案
原子力規制委員会事務局の名雪哲夫原子力規制庁審議官(54)が1月22日、敦賀原発(福井県)の活断層問題で揺れる日本原子力発電(原電)幹部に対し、公表前の評価報告書の草案を渡していた。事務局の森本英香次長が1日の記者会見で明らかにした。規制委はなれ合いの原子力行政に終止符を打つために設立されたが、発足から半年もたたずに大きな不祥事となった。 名雪氏は事務局のナンバー3で、地震・津波対策部門を取り仕切り、評価書草案の内容を書き直す職務権限を持っている。内部調査に名雪氏は「軽率だった」と話したという。規制委は1日付で名雪氏を訓告処分として更迭、出身の文部科学省に出向させた。(中略) 規制委内のルールでは、電力会社など規制される側とは必ず2人以上で面談し、面談内容も後に公表することになっている。名雪氏は面談翌日に担当者に報告した。 事務局の調査は、ほぼ名雪氏本人への聞き取りだけで、原電側からは事情を聴こうともしていない。だが、森本次長は「本人は金銭の授受などはないと言って いる。内規違反だが法律違反はない。名雪氏個人の問題だ」と述べ、追加調査委はしない考えだ。(後略) (2月2日より抜粋)
.. 2013年02月05日 13:02 No.494001
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